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洗濯場の蛇口から水漏れ!タイプ別の修理方法と応急処置をプロが解説

洗濯機の蛇口から水漏れ!タイプ別の修理方法と応急処置をプロが解説 水栓・蛇口
水栓・蛇口洗面・洗濯場

濯機に給水するための蛇口は、常に開けっ放しの状態にしている方が多いかもしれません。

ですが、この洗濯機の蛇口から突然水漏れが発生することがあります。

水漏れがひどくなると洗濯機周辺だけでなく、床にも被害が広がりますので、蛇口から水漏れが起きた時は早めの対処が必要です。

この記事では、「洗濯場の蛇口から水漏れする原因」について解説します。

併せて、「洗濯場の蛇口から水漏れが起きたときの応急処置と直し方」についてもご紹介します。

洗濯機の蛇口からの水漏れにお困りの方はぜひ最後までご覧ください。

【この記事を読んで欲しい人】

  • 洗濯場の蛇口から水漏れしている
  • 水栓の水漏れを自分で修理したい
  • 蛇口の部品交換をするのがはじめてで不安
  • 修理か水栓本体の交換で迷っている
  • 別のタイプの蛇口に交換したい

洗濯場の蛇口から水漏れした場合の応急処置

洗濯場の蛇口から水漏れした場合の応急処置

水漏れが発生したときは水漏れの被害が拡大しないために、まずは止水栓か大元の元栓を閉めて対処します。

通常トイレやキッチン、洗面台などの水回り設備には止水や水量調整を行うための止水栓が設置されています。

この止水栓を時計回りに回して締めれば、一時的ではありますが水漏れを止めることができます。

ですが洗濯場の蛇口を設置してから長い年月が経過している場合、止水栓がサビて固くなっていることがあります。

サビによって固着している止水栓を無理に回そうすると、誤って給水管を破損させてしまう恐れがあるため危険です。

止水栓が回せない状態で水漏れを止めるためには、大元の元栓を締めます。

元栓を締めている間は自宅内の水道の給水が全て停止するため、水道を使用できません。

水道の元栓の位置

水道の元栓は水道局が検針を行う水道メーターと同じ箇所に設置されています。

元栓の位置は建物のタイプによってそれぞれ異なりますので、設置個所を確認しておくようにしましょう。

止水栓の場所がわからない方は、コチラの記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

戸建ての場合

戸建ての場合は、敷地内の地中にメーターボックスが埋められています。

多くは長方形の形をした金属製の蓋で、「量水器」と記載されたフタがあるはずです。

住まいによってはすぐ近くに丸く小さなマンホールで「止水弁」と書かれているものが設置されています。

その中のレバーでも家全体への給水をストップすることが可能です。

ボックスの中にはメーターボックスと元栓が収められています。

通常2カ月に1度水道局が検針に訪問するため、開けにくいということは少ないはずです。

フタが開けにくい場合はマイナスドライバーなどを使用して、てこの原理でそのまま持ち上げます。

または、蓋の周りがサビている場合、ハンマーなどの工具を使用してサビを叩いて落とすこともおすすめです。

マンションや団地の場合

マンションや団地などの集合住宅の場合には、玄関のドア横にあるPS(パイプシャフト)というスペースに水道メーターやガスメーターが設置されています。

この扉は建物によって鍵や専用のハンドルが必要なこともあるため、そういった場合には管理会社へ連絡してみるようにしましょう。

アパートの場合

アパートは戸建てと同じように、地面に水道メーターが設置されています。

または、共用部分に各住戸の水道メーターなどが設置されているケースが多いです。

各部屋番号が書かれているため、間違えて他の部屋の元栓を閉めたりしないように注意しましょう。

比較的新しいタイプのアパートなどはマンション同様、玄関扉横のパイプシャフトスペースに設けられていることがあります。

どうしても見つけられない場合大家さんか管理会社に問い合わせてみましょう。

古い賃貸マンションの場合などには、すべての住戸の元栓を1つで管理していることもあります。

賃貸物件では、経年劣化による水道設備からの水漏れは一般的に大家さん負担で修理交換を行ってもらうことが多いです。

他の階へ漏水トラブルが発生するリスクを避けるため、即日で対応してもらえる可能性もあります。まずは急いで相談してみましょう。

自分で部品を交換して症状が悪化してしまった場合は、責任問題が問われてしまうこともあるので注意しなければなりません。

元栓に残った水を捨てる

水道の元栓を締めると家全体の給水が停止されますが、蛇口の配管には水が残っていることがほとんどです。

配管に残った水がそのままだと修理中に水が噴き出してくる恐れがあるため、元栓を締めた後はこの配管内に残った水も出し切って捨てます。

元栓の配管内に残った水を捨てる手順は以下の通りです。

【配管内に残った水を捨てる手順】
  1. 洗濯機の蛇口からホースを取り外す
  2. ホースの中に残っている水を捨てる
  3. 蛇口を全開にして、タオルやバケツを当てながら水が出なくなるまで待つ

3タイプの元栓の閉め方

水道メーター付近に設けられている水道の元栓のタイプには大きく分けて3つあります。

バルブやレバータイプもあるため、それぞれ閉める方法が異なります。

ボールバルブ

戸建てに設置されている元栓の主流となっているタイプで、つまみを90度回すことで水道の供給を止めることができます。

「止」と書かれている方向に合わせるだけなので簡単に閉めることができます。修理が完了した後の開け具合も分かりやすいです。

ゲートバルブ

蛇口と同じようにハンドルが付いているタイプでゲートバルブと呼ばれています。

時計方向に回すと元栓が閉まり、反時計方向に回すと開くことができます。

回す方向で悩んでしまった場合にはドライバーで締め付けを行う方向と同じだと覚えておきましょう。

バルブが固着して固くなってしまっているときは、モンキーレンチを用いて閉めます。

住まいによってはバルブが2つついているケースがありますが、2つ目も同じように閉めておけば安心です。

メーターユニット

メーターユニットという台座に元栓が取り付けられています。

こちらもボールタップと同じようにつまみを90度回すだけで元栓を閉めることができます。

元栓を閉めたと思っていてもきちんと閉めきっていないことが原因で、給水ホースを取り外した時に水が噴出してしまうことがあります。

元栓を閉めたときには、水道メーターについているパイロットと呼ばれる小さなコマ部品を確認するようにしましょう。

元栓をきちんと閉めていれば、パイロットは動いていないはずです。

元栓を閉めたにもかかわらずパイロットがクルクルと回っている場合は、見えない部分からも水漏れが生じている可能性があります。

水道修理業者に依頼して漏水調査を行ってもらわなければなりません。

洗濯場の蛇口が水漏れする5つの原因

洗濯機の蛇口が水漏れする5つの原因

それではここから、水漏れが生じてしまっている箇所ごとの原因についてご紹介していきます。

水漏れは部品のちょっとした劣化や取り付けの些細な不具合からも発生してしまうという特徴があります。

そのため、水漏れが生じてしまっている原因をしっかりと理解しておかなければなりません。

主な水漏れ発生個所は以下の5つです。

ニップル

一般的な単水栓を万能ホーム水栓といいます。

この水栓のスパウトの先端に、ニップルというアタッチメントを4つネジで取り付けて給水ホースを接続しているという方も多いのではないでしょうか?

このニップル部分からジワジワと水漏れしている場合に考えられる水漏れの原因は「ネジの緩み」もしくは「ニップル内部のゴムパッキンの劣化」です。

ネジの緩みは締め付けることで水漏れを改善することができます。

ニップル内部のゴムパッキンが劣化している場合にはニップル本体を交換するようにしましょう。

ニップルは汎用性のあるものが家電量販店やホームセンターで1,000円前後で購入することができるので急いでいる方はネットショップではなく実店舗での購入がおすすめです。

蛇口のナット部分

蛇口のナット部分は吐水する口の金具の根元についている角張った部分です。

ここから水漏れしている場合には、主に「ナットの緩み」か「Uパッキンの劣化」が考えられます。

ナットの緩みはモンキーレンチで締め付けを行えば対処することができます。

ただ、Uパッキンが劣化している場合には部品を交換しなければなりません。そこまで難しい作業ではないので自分で交換することが可能です。

Uパッキンはサイズがあるため、必ず確認してから購入して下さい。

蛇口と壁の接合部分からの水漏れ

洗濯機用の蛇口と壁の接合部分から水漏れしている場合には「シールテープ」の劣化が原因である可能性が考えられます。

壁から水漏れしているような症状であるため、深刻なトラブルに思われる方も多いかもしれません。

ですが、蛇口と壁の接合部分からの水漏れは、ネジ山に巻いている水漏れ防止のためのシールテープが劣化していることがほとんどです。

ただ、この症状が出ているときにはすでに水栓本体の寿命を迎えてしまっている可能性も高いため、蛇口の交換を検討する時期でもあります。

ハンドル部分

蛇口のハンドル部分から漏水しているときに考えられる原因は「コマパッキン」と「三角パッキン」の劣化です。

この部品の劣化が原因である場合には水栓本体の摩耗がかなり進んでいることが考えられるため、本体を交換することをおすすめします。

部品交換を行う場合は、それぞれ300円~500円程度の価格でホームセンターで購入できます。

また、これらの部品を交換する場合はスピンドルと呼ばれる部品を取り外さなければなりません。

三角パッキンを単体で購入して交換するよりもスピンドルセット(袋ナット/三角パッキン/座金/スピンドル)を購入して交換する方がコスパが良いです。

スピンドルセットはおおよそ500円~1,000円程度で購入できます。

スピンドルセットはコマパッキンは付属していないため、別途購入するようにしましょう。

給水ホースの取り付け部分(ニップル付き水栓の場合)

4つネジを必要としない洗濯機用のニップルが付いている単水栓を使用している場合に、蛇口と給水ホースのつなぎ目から水漏れが生じてしまうことがあります。

この場合に考えられる原因は「留め具の劣化」「給水ホースの破損」です。

どちらの場合にも給水ホースを新しく交換する必要があるため、お使いの給水ホースの長さに適したものを新しく購入して交換するようにしましょう。

基本的に販売されているものは汎用性があるタイプのものを選べば安心です。

部品を購入するときには品質が高く水まわりの部品を数多く取り扱っているカクダイがもっともおすすめです。

価格帯も安く取扱店舗も多いため容易に見つけることができるでしょう。

洗濯場の蛇口の種類と水漏れの特徴

洗濯場の蛇口の種類と水漏れの特徴

洗濯場の蛇口を修理する前に必ず確認しておかなければならないことは「洗濯水栓の耐用年数」です。

水栓本体の寿命はおおよそ10年~15年です。

そして水漏れしている原因が部品の劣化によるものだとすれば、その水栓は設置してから相当の年数が経過している可能性が高いと思います。

そのため1つの部品を交換にしても、他の部分からトラブルが生じてしまう可能性も高くなるということだけは理解しておかなくてはなりません。

現在4つネジタイプのアタッチメントを取り付けている方も、近年主流の水漏れしにくい蛇口は3,000円~5,000円程度の価格帯で販売されています。

自分で蛇口を交換すれば部品代だけしかかからないため、安く抑えることが可能です。

蛇口には一般的な万能ホーム水栓と自動止水機能付き水栓の2つがあるため、それぞれの特徴を知っておきましょう。

万能ホーム水栓

昔ながらの蛇口で、もっとも安くメンテナンスが容易だということから学校などの水栓設備として利用されることが多いタイプです。

先端部分に4つのネジで締め付けて、給水ホースを取り付けるためのニップルを接続して利用します。

ただ、このニップルを締め付けるネジが緩んでしまったり、バランスがずれてしまったりすると水漏れが生じてしまいます。

洗濯機を使っていてそのまま外出しているときに、ニップルが外れてしまったりすると多大な被害が生じてしまうことになります。

近年ではこういったトラブルを防ぐために自動止水機能が付いた蛇口が洗濯機用の水栓として一般的になってきています。

自動止水機能付き水栓

洗濯機の水道を常時開けっ放しにしているという方も多いのではないでしょうか?

もしも地震がきたりしたときには、はずみで給水ホースが外れてしまうこともあります。

そのときに自動止水機能が付いた蛇口を使っていれば、不測の事態が生じたときに自動で水が止まるため安心して利用することができます。

値段も通常の蛇口とほぼ変わらず、リーズナブルな価格帯で販売されているためおすすめです。

洗濯場の蛇口が水漏れする場合の部品交換方法

洗濯機の蛇口が水漏れする場合の部品交換方法

実際に、洗濯機の蛇口から水漏れが生じてしまった場合に必要となるものと修理方法についてご紹介します。

単水栓の部品交換は、正しい手順で行えば難しいものではないので自分で行えば費用を安く抑えることができます。

ただ、水まわりに関することなので万が一のことを考えると不安だという方は業者に依頼するようにしましょう。

ニップルからの水漏れ修理方法

一般的な単水栓の万能ホーム水栓に洗濯機用のアタッチメントである4つネジニップルを接続していて、その部分から水漏れが生じてしまっている場合には新しいニップルに交換しましょう。

準備するもの

ニップルはホームセンターや家電量販店で購入することができます。ほぼ同じ規格であるため特殊なモノでない限りは対応できます。

念のために取り外したニップルを持参するのが確実でしょう。

・新しいニップル
・プラスドライバー
・タオル

タオルは給水ホースを取り外した時に水が垂れてくるのを防ぐために利用します。

ニップルだけでなく給水ホースも古くなっている場合には一緒に交換するのがおすすめです。

手順

ニップルを交換するには以下の手順で行います。蛇口を閉めるだけではなく、元栓をしっかりと閉めておくのが確実です。

【ニップルの交換手順】
  1. 元栓を閉める>
  2. 水まわりの修理を行うときには必ず水道の元栓を閉めるようにします。

    蛇口だけを閉めていてもきちんと閉めていなかった場合には水が噴出してしまい二次被害に繋がってしまうため注意するようにしましょう。

  3. 給水ホースを外す

  4. 給水ホースをニップル部分に引っかけているツメを持ち上げて取り外します。このとき給水ホース内の水圧で水が一瞬だけ勢いよく出てくることがあります。

    タオルを準備して床が濡れないように気を付けましょう。

  5. ニップルを新しいものに交換

  6. 古いニップルのネジを反時計方向に回して取り外します。取り外すとパッキン部分が劣化していることが確認できるでしょう。

    新しいニップルに交換しますが、4つあるネジをすべて均等に締めなくては斜めになってしまったりズレてしまって水漏れが生じてしまう危険性があります。

    根元まで押し付けた状態でバランスよく締め付けてください。ある程度仮止めしてから1回転ずつしめていくと均等に取付けすることができるはずです。

  7. 元栓を開けて水漏れ確認

  8. 給水ホースを取り付けるときには「カチッ」と音がするまで押し込みます。このときタイプによっては最後に回して固定するものもあるので注意してください。

    取り付けが済んだら元栓と蛇口を開けて水漏れしないか確認します。不具合がなく水漏れもしていなければ作業完了です。

    4つネジタイプのアタッチメントは前述した通り、万が一給水ホースが外れてしまった場合などに水が漏れ続けてしまう危険性があります。

    水栓本体を交換するのがハードルが高いという方でワンタッチタイプに変更することができる方法があります。

    それは「スパウト部分のみを交換する」という方法です。

    この方法ならナットを緩めてスパウトを交換するだけでそのまま給水ホースを取り付けることが可能になります。見た目もスッキリするので印象がかなり変わりおすすめの方法です。
    →ニップルを違うタイプに交換

    Uパッキンの交換方法

    Uパッキンは蛇口のスパウトの根元にある部品で、クルクル回る可動部分にあるナットの中にあります。

    ここからジワジワと水が漏れてくる場合にはUパッキンを交換すると水漏れが直ります。

    準備するもの

    Uパッキンを交換するときには以下のものを準備します。

    パッキンはホームセンターで購入することができますが、サイズが合わない場合には取付けできないので取り外したものを持参するようにしましょう。

    ・新しいUパッキン
    ・モンキーレンチ
    ・マイナスドライバー
    ・タオル

    マイナスドライバーはナットからUパッキンを取り外すのが難しい場合に使用します。小さなものでも大丈夫です。

    手順

    Uパッキンの交換方法はとても簡単に行うことができますが、ナットがどうしても取り外すことができない場合もあります。

    その場合には無理すると水栓本体を破損させてしまうこともあるので注意しましょう。

    【Uパッキンの交換手順】
    1. 元栓を閉める

    2. Uパッキンを交換するときに蛇口だけ閉めて作業すると、誤ってハンドルに手があたり水が出てしまうことがあります。

      必ず元栓を閉めてから作業しましょう。

    3. 給水ホースを取り外す

    4. 給水ホースを取り外すときに給水ホース内に残った水が溢れないようにタオルで対処しましょう。

      ニップルは取り付けたまま作業しましょう。 1度取り外してしまったニップルを再度取り付けると水漏れの原因になる場合があります。

    5. ナットを取り外す

    6. スパウト根元のナットを反時計方向に回して取り外します。固い場合にはモンキーレンチを使って緩めます。 スパナは大きさが合わない可能性があるため、サイズ調整が可能なモンキーレンチが確実です。

    7. 新しいUパッキンに交換

    8. ナットを取り外してUパッキンを取り外しますが、外しにくい時にはマイナスドライバーで引っかけて取り外しましょう。

      新しいものと交換が済んだら再びナットを締めて取り付けを行います。

    9. 元栓を開けて水漏れ確認

    10. Uパッキンの交換が終わったら元栓を開けて水漏れしないか確認します。 不具合があった場合にまた取り外さなくてはならないので、バケツなどに水を出して漏水を確認すると二度手間になりません。

      シールテープの巻き付け交換方法

      蛇口と給水管の継ぎ目部分から水漏れしている場合は、シールテープが劣化していることが考えられます。

      古いシールテープを取り除き新しいシールテープを巻き付けて対処しますが、蛇口を取り外さなくてはなりません。気を付けて作業するようにしましょう。

      シールテープの交換に必要なものと手順は以下の通りです。

      準備するもの

      シールテープはホームセンターで購入することができます。蛇口を取り外すためにモンキーレンチを使用しますが、滑り止めが付いた軍手を準備しておくと便利です。

      ・新しいシールテープ
      ・モンキーレンチ
      ・ブラシ
      ・雑巾(掃除用)
      ・タオル(水拭き用)
      ・滑り止め付きの軍手

      ブラシは歯ブラシなどでも代用できますが、汚れをしっかりと取り除くために固めのブラシがおすすめです。

      手順

      シールテープを巻き付ける手順は以下の通りに行います。

      【シールテープを巻き付ける手順】
      1. 水道の元栓を閉める

      2. 必ず水道の元栓を閉めてから蛇口の取り外しを行います。元栓を閉めたことを確認したら給水ホースを取り外しておきます。

      3. 蛇口を取り外す

      4. 既存の蛇口を反時計方向に回して取り外します。根元をしっかりと固定した状態で力を込めながらゆっくりと回すのがコツです。

        一気に回してしまうと給水管を破損させてしまう危険性があるため注意しましょう。固着して手で回せない場合にはモンキーレンチを使って取り外しましょう。

      5. ネジ部分の掃除をする

      6. 取り外した給水管の入口部分には水垢などが付着しているため掃除します。

        取り外した蛇口のネジ山には古く劣化したシールテープが付着しているため、ブラシを使ってしっかりとすべて取り除きましょう。

        濡れているとシールテープの巻き付けをうまく行うことができないためしっかり乾かします。

        この時に段差になったり、歪んでしまった場合にはもう1度巻き直します。水漏れを防ぐためにもっとも重要な部分なので丁寧に行いましょう。

        蛇口の吐水口部分が下になるように締め込みますが、調整として反対方向に回して緩めてしまった場合にはシールテープを巻き直さなくてはなりません。

        1度でも逆回ししてしまうと水漏れの可能性が一気に高くなってしまいます。無理やり最後まで回すのではなく丁度いい位置でしっかりと固定できていれば心配いりません。
      7. 水道の元栓を開けて水漏れ確認

      8. 蛇口の取り付けを行ったら元栓を開けて水を出して水漏れの確認を行います。

        水漏れしている場合にはすぐに水漏れしてくる箇所ではないため、しっかりと観察するようにしましょう。水漏れしていなければ作業は完了です。

        コマパッキンと三角パッキンの交換方法

        ハンドル部分からの水漏れはコマパッキンと三角パッキンの交換を行って対処します。どちらか一方をこうかんするのではなく、かならずどちらも交換するようにしましょう。

        スピンドルセットを購入すればその他の部品も一緒に交換することができるので安心です。

        その場合には「スピンドルセット+コマパッキン」を購入しましょう。

        準備するもの

        これまでと比べて準備するものが多いですが、あらかじめしっかりと準備しておくようにしましょう。

        ペンチはハンドル上部のビスを取り外すために使用します。ウォーターポンププライヤーがあればより取り外しやすいでしょう。

        ・新しいコマパッキン
        ・新しい三角パッキン
        (スピンドルセット)
        ・マイナスドライバー
        ・プラスドライバー
        ・ペンチ
        ・モンキーレンチ

        手順

        コマパッキンと三角パッキンを交換する手順は以下の通りに行います。スピンドルを交換する場合も交換する部品が増えるだけで特別な作業が必要なわけではありません。

        取り外しとは逆の手順で行えば取り付け可能です。

        【コマパッキンと三角パッキンを交換する手順】
        1. 水道の元栓を閉める

        2. 作業前には必ず元栓を締めておきます。作業中に誤って家族が元栓を開けてしまわないようにしっかりと伝えてから作業するようにしましょう。

        3. ハンドルを取り外す

        4. ハンドル上部についているビスをペンチなどで取り外します。

          ビスの上にキャップを被せて隠しているタイプもあるため、そういった場合にはマイナスドライバーを使って外しておくようにしましょう。

          ⊴li>ナットを緩めてスピンドルを取り外す</li>
          ハンドルを取り外したらキャップナットと呼ばれる角張った金属部品があります。そのキャップナットをモンキーレンチで取り外します。

          部品の順番が分からなくならないようにあらかじめ把握しておくと「ビス→ハンドル→※キャップナット→※三角パッキン→※座金→※スピンドル→コマパッキン」となっています。

          ※が付いた部品がスピンドルセットの部品です。

        5. コマパッキンを交換する
        6. もっとも蛇口に近い部分にあるコマのような形をした部品がコマパッキンなのでこれを新しいものに交換します。

        7. 三角パッキン(スピンドルセット)を交換する
        8. モンキーレンチで取り外したキャップナットのすぐ下にあるパッキンが三角パッキンです。見た目が少し三角になっているので分かりやすいはずです。

          この部分を新しいものに交換します。スピンドルセットを交換する場合には手順3で※印のついた部分を交換します。

        9. 部品を元に戻してナットを締める
        10. すべての部品を元に戻して、モンキーレンチを使ってキャップナットを締め付けます。

        11. ハンドルを取り付ける
        12. 取り外したハンドルを元に戻しましょう。ビスが固くはめ込みが難しい場合には軽くドライバーの柄の部分でコンコンと叩くようにして挿し込みます。

        13. 水道の元栓を開けて水漏れ確認

        14. 元栓を開けて水漏れがないか確認します。問題なければ作業完了です。

          ※注意
          ビスなどの細かい部品がいくつもあるため、誤って防水パンの排水口などに落としてしまわないように気を付けましょう。取り外した部品を置いておくためにタッパーなどを準備しておくと紛失する心配もなく安心です。

          蛇口を交換せずにニップル付きのスパウトに交換する方法

          4つネジタイプのニップルで給水ホースを接続することに不安を感じている方は、ニップル付きのスパウトに交換するのがおすすめです。

          交換方法はUパッキンを交換するときの手順と似ています。

          以下ではスパウト部分を交換して洗濯機用ニップル付き水栓に手軽に変身させる方法をご紹介します。

          準備するもの

          スパウト部分のみを交換する方法なので、ホームセンターなどで対応している部品を購入しましょう。

          ・洗濯機用ニップル付き水栓部品
          ・モンキーレンチ
          ・タオル

          手順

          シンプルなタイプの見た目の万能ホーム水栓を吐水部だけ取り替えて洗濯機用ニップル付き水栓にする手順は以下のように行います。

          【洗濯機用ニップル付き水栓に交換する手順】
          1. 水道の元栓を閉める

          2. 蛇口のハンドルだけではなく、元栓をしっかり閉めます。そうしなければ作業中に誤ってハンドルを回したときに水が噴出してしまう危険性があります。

          3. 給水ホースを取り外す

          4. 給水ホースは元栓を閉めてすぐだと水圧が高く取り外した瞬間に水が一瞬だけ噴出することがあります。

            少量の水なのでタオルでしっかりと保護して取り外すようにしましょう。シャンパンのコルクを開けるように手を添わせるイメージです。

          5. ナットを取り外す

          6. ナットを緩めますが、手で回すことが難しい場合にはモンキーレンチを使って取り外しましょう。反時計方向に回せば取り外すことができます。

          7. 新しいスパウトに交換

          8. 新しい洗濯機用ニップル付き水栓部品に交換します。このときUパッキンがしっかりと取り付けられているか確認するようにしましょう。パッキンがない場合には水漏れの原因になります。

          9. 水道の元栓を開けて水漏れ確認

          10. 部品交換が済んだら元栓を開けて水栓本体から水漏れしないか確認します。

          11. 給水ホースの接続確認

          12. 今回の作業で4つネジタイプのニップルが必要なくなりました。給水ホースを取り付けてみましょう。

          13. 水漏れの最終確認
          14. ハンドルを回して給水ホースと蛇口から水漏れしていなければ作業完了です。

          洗濯場の蛇口から水漏れした場合の修理代の目安

          洗濯機の蛇口から水漏れした場合の修理代の目安

          パッキンを交換して水漏れ修理を行う場合は5,000円~10,000円程度が費用の目安です。

          ナットの締め付けなどの部品調整でも3,000円程度の基本料金がかかってしまうため、高いと感じてしまう方も多いかもしれませんね。

          自分で部品交換を行えば、わずかな部品代と工具代だけで修理することができるので安く抑えることが可能です。

          しかし、水まわりで厄介な症状が「自分で修理したのに水漏れが直らない」ということです。

          水漏れが起きるときは、一つの部品だけが原因ではなく別の部分にも問題が生じているケースも多いです。

          そのため、専門業者に正しい判断をしてもらうことは、これから先安心して洗濯機を利用し続けるためにはとても重要なことなんです。

          症状に応じて適切に判断するようにしましょう。

          sns上の洗濯蛇口の水漏れに関する感想や口コミ

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          まとめ|洗濯場の蛇口から水漏れ!タイプ別の修理方法と応急処置をプロが解説

          まとめ|洗濯場の蛇口から水漏れ!タイプ別の修理方法と応急処置をプロが解説

          洗濯場の蛇口から生じた水漏れは気付くのが遅れてしまったり、そのまま放置してしまうと水道料金が高くなるだけではありません。

          2階以上のアパートやマンションの集合住宅にお住まいの場合は、下の階への漏水や腐食などの二次被害を引き起こす恐れもあります。

          この記事では、洗濯場の蛇口から水漏れする原因と修理方法について徹底的にご紹介しました。

          1つずつ手順とポイントを押さえて対処することで水漏れを修理することは可能です。

          まずは焦らずしっかりと原因を把握して対処するようにしましょう。

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