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混合栓の水漏れの原因と対策:効果的な修理方法を解説

水栓・蛇口
水栓・蛇口

水とお湯を簡単に足して使う事ができる蛇口の、混合栓からの水漏れトラブルにお困りではありませんか?

混合栓(蛇口)は主に浴室や台所で使われているので、トラブルが起きると日常生活に支障をきたしてしまいます。

従来の蛇口とは造りや部品も異なるため、水漏れしたときはどうすればいいのかわからずに焦ってしまいますよね。

この記事では、「混合栓のトラブルでこんなときはどうしたらいいの?」とお困りの方に向けて、「混合栓が水漏れする原因」「修理方法や依頼先」をご紹介します。

混合水栓は、水漏れの箇所水漏れの原因によってはDIYで修理することが可能ですので、是非参考にしてみてください。

【この記事を読んで欲しい人】

  • いま混合栓から水漏れしている
  • 自分で混合栓を修理したい
  • 水道修理業者に頼むか迷っている
  • 蛇口が水漏れする原因を知りたい
  • 混合栓の分解方法を知りたい

混合栓の水漏れ原因ランキング

混合栓の水漏れ原因ランキング
キッチンや洗面台、お風呂など場所によって使われている混合栓には種類があります。

水漏れの原因や修理方法を確認する前に、まずは既存の蛇口の種類を確認しましょう。

例えば、キッチン洗面台では、『シングルレバー混合栓』『ツーハンドル混合栓』
お風呂ではシャワーと吐水口を切り替えて使う、『サーモスタット混合栓』が一般的によく取り付けられている蛇口のタイプです。

それぞれ混合栓のタイプは異なっても、水漏れが発生する主な原因は共通しています。

水漏れの原因になりやすいトラブルについて知っておくことで、混合栓から水漏れが起きたときに、焦らず対処できるかもしれません。

以下では混合栓でよくある水漏れの原因を、ランキング形式でご紹介します。

水道が水漏れする原因をランキング形式でまとめて解説
お家の水道設備は必ず経年劣化していき、いずれは水漏れなどのトラブルが発生してしまいます。 水道の寿命はおおよそ10年~15年が目安となります。 この記事にたどり着いているあなたは、いま水道のトラブルがおきているのかもしれませんね。 この記事では、水道の蛇口から水漏れが発生する主な原因をランキング形式でご紹介します。

1.パッキンの劣化

混合栓から水漏れが起こる大きな原因の1つが、『パッキンの劣化』です。

パッキンは、ネジの隙間などから水漏れするのを防ぐ役割を持つ部品です。水の流路をふさぐ部分や、金属部品との接続部分に使用されます。

パッキンはゴム製品なので、経年劣化によって徐々に硬化し、ひび割れてしまうことがあります。

とくに可動域に取り付けられているパッキンは、吐水や止水の操作を行うたびに、変形や摩擦が生じて劣化が進みやすくなってしまいます。

蛇口からの水漏れトラブルのリスクを下げるためにも、パッキンは定期的に新しいものに交換する必要があります。

水道の蛇口からの水漏れ!原因はパッキン?交換方法と注意点
水道の蛇口からの水漏れは、よくある水のトラブルの一つです。 その中でも、蛇口の水漏れの原因として名前が上がるのが「パッキン」です。 そこで今回は、「水道の蛇口からの水漏れ!原因はパッキン?」という問題に焦点を当て、蛇口のパッキンの交換方法や注意点について詳しくご紹介します。

2.カートリッジの故障

シングルレバータイプやサーモスタットタイプの混合栓には、バルブカートリッジと呼ばれる部品が内蔵されています。

バルブカートリッジは水量や温度調節を行う、混合栓の心臓部といえる部品です。

カートリッジが経年劣化によって故障してしまうと、蛇口を締めても水がポタポタと垂れてくることがあります。また、蛇口のスパウト部分から水が滲んで水漏れしてくることもあります。

カートリッジの故障や劣化が原因で水漏れする場合は、新しいカートリッジに交換することで水漏れを解消できます。

カートリッジは汎用性のものが少ないです。新しく交換する際は、既存の蛇口の製品番号をきちんと確認した上で、正しいものを購入する必要があります。
ホームセンターで購入できない場合は、ネットショップやメーカーから取り寄せましょう。

3.切替弁の故障

サーモスタット混合栓や、シャワーとカランの2つを切り替える2ハンドル式混合栓は、お風呂で使われるのが一般的な水栓です。

この上記2つの水栓には切替弁(切替バルブ)が付いていますが、切替弁が故障していると、以下のような水トラブルが起きやすくなります。

  • 『シャワーとカランの両方からお湯もしくは水が出てくる』
  • 『十分な水量が出ない』
  • 『水漏れ』

2ハンドル式混合栓の場合は金属劣化の可能性も考えられるため、基本的には部品のみの交換ではなく、水栓全体の交換を行って対処します。

サーモスタット混合栓は、水栓の右側に内蔵されているシャワーとカランの切替弁を交換することで、水漏れなどの症状を改善できるケースがあります。

切替弁は混合栓のメーカーや種類によって選ぶべき部品が異なるため、製品番号を確認して、正しい切替弁を選ぶ必要があります。
部品の製造が中止されていたり、新しい部品が見つからない場合は、サーモスタット混合栓ごと交換して対処する必要があります。
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4.シールテープの劣化

シールテープが経年劣化によって傷んでしまうと、接続部分からジワジワと水漏れが発生するため注意する必要があります。

シールテープが劣化している場合は、新しいテープを巻きなおす必要があります。

シールテープはねじ込み式になっている水道管や、水栓の繋ぎ目部分に巻き付けることで、水漏れを防止するための道具です。水栓の繋ぎ目などの、凸凹がある部分にもしっかりと密着します。

5.各部のナットの緩み

給水管に接続される混合栓は各部にナットが取り付けられていますが、時間の経過と共に徐々にナットが緩んで水漏れが発生することがあります。

ナットはどれだけ強く締め付けても、給水管を通る水のわずかな振動や、日常生活の衝撃などで少しずつ緩んでしまいます。

ナットの緩みが水漏れが起こる原因の場合は、ナットを再び締め直すことで対処できます。

ナット自体が破損していたり接続部分に亀裂が入っているときは、部分的な部品交換を行って水漏れを修理する必要があります。

水漏れ箇所や症状から原因を特定する

水漏れ箇所や症状から原因を特定する
混合栓から水漏れする原因を特定するためには、水漏れ箇所や症状をチェックします。

以下では、『水漏れ箇所や症状』から水漏れが発生する原因を特定する方法についてご紹介します。

混合栓を閉めても水が出る原因

混合栓を閉めても水が出る場合に考えられる原因は、以下の3つです。

  混合栓を閉めても水が出る場合に考えられる原因
ツーハンドル混合栓 パッキンの劣化
シングルレバー混合栓 バルブカートリッジの故障
サーモスタット混合栓 混合栓切替弁の劣化

ツーハンドル混合栓の場合は、パッキンの経年劣化によって摩耗していることが原因で水漏れが発生している可能性が考えられます。

シングルレバー混合栓の水漏れは、温度や水量を調節する役割を持つバルブカートリッジの故障や不具合が原因となっている場合がほとんどです。

サーモスタット混合栓の水漏れは、内部部品の切替弁(切替バルブ)の劣化が原因でトラブルが発生しているかもしれません。

これらの症状に当てはまる場合は、対応している部品を新しいものに交換して修理しましょう。

混合栓の根本や設置面から水漏れする原因

混合栓の根本や接地面から水漏れする原因は以下の3つです。

混合栓の根本や接地面から水漏れする原因

  • シールテープの劣化
  • ナットの緩み
  • バルブカートリッジの故障

混合栓給水管を繋ぐ接地面から水漏れする場合、ネジ山に巻き付けているシールテープの劣化が原因の可能性が考えられます。

接続部のナットからポタポタと水漏れしているときは、ナットの緩みが生じて隙間から水漏れしている可能性が高いです。

シングルレバー混合栓の根本から水漏れが起こる場合は、内部のバルブカートリッジの故障や不具合が原因の可能性があります。

ハンドルやレバーの下から水漏れする原因

ハンドルやレバーの下から水漏れする原因は、以下の3つです。

ハンドルやレバーの下から水漏れする原因

  • パッキンの劣化
  • カートリッジの故障
  • ケレップ(コマパッキン)

ツーハンドル混合栓ハンドル部分から水漏れする場合、ハンドル下の三角パッキンが経年劣化している可能性が考えられます。

シングルレバー混合栓レバー下からの水漏れは、バルブカートリッジの故障や不具合が原因であるケースがほとんどです。

ツーハンドル混合栓から水が出ない場合は、ケレップ(コマパッキン)やスピンドルの摩耗が原因の可能性が高いです。また、ハンドルを回しても水が止まらない場合も、この原因に該当します。

ハンドルやレバーが空回りする原因

ハンドルやレバーが空回りする原因は、以下の3つが考えられます。

ハンドル自体に不具合が発生している可能性も考えられるので、空回りする場合は根本的なトラブルの原因を、しっかりと見極める必要があります。

ハンドルやレバーが空回りする原因

  • スピンドルの摩耗
  • バルブカートリッジの故障

ツーハンドル混合栓は、ハンドルを回すことでスピンドルのネジ山が上下し、水の吐水・止水を行います。
ですが、このネジ山が経年劣化によって摩耗していると、空回りしてしまうことがあります。

スピンドルは金属製で、ケレップ(コマパッキン)と対になっているため、ツーハンドル混合栓で空回りの症状が出る場合は、どちらの部品も交換して対処します。

シングルレバーで空回りに似た症状が起こることがありますが、この場合の原因のほとんどはバルブカートリッジの故障によるものです。
カートリッジ本体が故障、もしくは劣化しているとレバーハンドルの操作感にも影響を与えることがあります。

自分でできる混合栓の直し方

自分でできる混合栓の直し方
混合栓から水漏れが起きたときは、正しい手順で作業すれば自分で修理もできます。

ただし、混合栓のタイプトラブルの原因によっても、修理の難易度や注意点は異なります。

修理を実際に行うときは、必ず修理の正しい知識を身に着けておくようにしましょう。

ここからはDIYで作業を行う前の準備と、混合栓ごとの水漏れの直し方を詳しくご紹介します。

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作業前の準備

実際に自分で混合栓の修理を行うときは、事前に作業前の準備をきちんと済ませておくようにしましょう。

必要な工具と補修部品

修理を行うときに必要な工具や補修部品は、以下の通りです。

必要な工具

  • モンキーレンチ
  • ウォーターポンププライヤー
  • マイナスドライバー
  • プラスドライバー
補修部品

  • シールテープ
  • パッキン
  • バルブカートリッジ

混合栓の種類や、水漏れの原因によって必要となる工具や補修部品は異なります。

補修部品を購入するときは、必ず既存の混合栓のメーカーや製品に合わせたものを選ぶようにしましょう。

また、水栓本体を設置してから10年以上が経過している場合は、水栓本体の交換を検討することをおすすめします。

部品を探しても見つからない場合や、製造が終了しているときは、混合栓全体を交換する必要があります。

必ず水道の元栓を閉める

水道の元栓を閉めずにそのまま作業を始めてしまうと、混合栓の部品を取り外した瞬間に、多量の水が噴き出すリスクがあります。

水道の元栓を時計方向に回しきることで、家全体への給水を一時的に止めることが可能です。

以下では一般的に元栓が設置されている場所について、各住居ごとにご紹介します。

  • 戸建ての場合

玄関外の道路側の地中に埋設されているのが一般的です。
長方形の金属製、もしくはプラスチック製のフタに『量水器』『水道メーター』『止水栓』と刻印されているものを探してみましょう。
中には水道メーターと、水道の元栓(バルブかレバー)が格納されています。

  • マンションや団地などの集合住宅

玄関横に、パイプシャフト(PS)と呼ばれるスペースがあります。
ガスメーター、水道メーター、各種配管がまとめて設置されていることが多いのが特徴です。

  • アパートなどの賃貸物件

アパートなどの賃貸物件の場合、階段下や駐車場スペースなどに各戸の水道メーターがまとめて設置されているのが一般的です。それぞれの水道メーターに部屋番号が記載されています。
水道の元栓を閉めるときは、誤って他の部屋の元栓を閉めないように注意してくださいね。

ツーハンドルタイプの直し方

以下では『ツーハンドルタイプの混合栓の水漏れ』が起きている場合の、症状別水漏れ箇所ごとの修理方法についてご紹介します。

混合栓を閉めても水漏れする場合

ツーハンドルタイプの混合栓の『ハンドルを閉めても水漏れする場合』は、ケレップを新しいものに交換します。

ケレップはコマパッキンと呼ばれることも多い部品です。既存の混合水栓にサイズが合うものを選ぶようにしましょう。

ケレップの交換方法は、以下の通りです。

【ケレップ(コマパッキン)の交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. ハンドルキャップとネジを取り外し、レバーを引き抜く
  3. レンチでカバーナットを取り外す
  4. スピンドルを取り外し、ケレップを引き抜く
  5. 新しいケレップに交換する
  6. 逆の手順で元に戻す
  7. 最後に止水栓を開けて、水漏れがないか確認する
ナットを外すときは、反時計方向に回して取り外します。

ハンドルの下から水漏れする場合

ツーハンドルタイプの混合栓の『ハンドルの下から水漏れする場合』は、三角パッキンの劣化が原因である可能性が考えられます。

三角パッキンの交換手順は、以下の通りです。

【三角パッキンの交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. ハンドルキャップとネジを緩めて、ハンドルを引き抜く
  3. カバーナットをレンチで取り外す
  4. カバーナットの下の三角パッキンを交換する
  5. 逆の手順で元に戻す
  6. 最後に止水栓を開けて、水漏れがないか確認する

ハンドルが空回りする場合

ツーハンドル混合栓の『ハンドルが空回りする場合』は、スピンドルコマパッキンを交換して対処します。

スピンドル・コマパッキンの交換手順は、以下の通りです。

【スピンドル・コマパッキンの交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. ハンドルキャップとネジを取り外し、レバーを引き抜く
  3. レンチでカバーナットを取り外す
  4. スピンドルを取り外し、コマパッキンを引き抜く
  5. スピンドルとコマパッキンを交換する
  6. 逆の手順で元に戻す
  7. 最後に止水栓を開けて、水漏れがないか確認する
ナットを外すときは、反時計方向に回して取り外します。
コマパッキンを上手く取り外せない場合は、ピンセットを使って引き抜きましょう。

壁の設置面から水漏れする場合

壁付きタイプのツーハンドル混合栓の『接地面から水漏れする場合』は、シールテープの巻き直しで対処します。

少しでも逆方向に回してしまった場合は、シールテープの巻き付けを1から行う必要があるため注意してくださいね。

シールテープの巻き直す手順は、以下の通りです。

【シールテープの巻き直し手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. 蛇口をクランクから取り外す
  3. 壁からクランクを取り外す
  4. 給水配管の汚れを歯ブラシで取り除く
  5. クランクを仮設置し回転数や高さを確認する
  6. シールテープを巻き直す
  7. 逆の手順で取り付けを行う
  8. 止水栓を開けて水漏れがないか確認する
シールテープを巻き直すときは、時計方向にピンと張るようにして巻き付けるようにしましょう。
クランクの取り付けを行うときは、逆方向に回さないように注意が必要です。
巻き付けたシールテープが歪んで、水漏れの原因になってしまいます。

部品の繋ぎ目から水漏れする場合

壁付きタイプのツーハンドル混合栓の『部品の繋ぎ目から水漏れする場合』は、クランク管と水栓本体を接続しているナット内のパッキンを交換します。

【壁付きタイプのパッキン交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. 水栓本体とクランク管を接続しているナットを緩める
  3. ナットに入っているパッキンを新しいものに交換する
  4. 逆の手順で元に戻す
  5. 止水栓を開けて水漏れがないか確認する
クランク管の位置がずれると、水漏れの原因になってしまいます。
ナットに水栓本体を接続するときは手で軽く仮締めを行って、左右交互にバランスよく締め付けるようにしましょう。

混合栓の根本から水漏れする場合

ツーハンドル混合栓の『スパウト根本から水漏れする場合』は、Oパッキンを交換して対処しましょう。

水漏れが起きているナットが緩んでいるかどうかを確認して、ナットが緩んでいるようならナットの増し締めも行います。

手で回すことができるタイプのナットもありますが、レンチを使って増し締めするのが確実です。

ツーハンドル混合栓のOパッキンの交換方法は、以下の通りです。

【パッキンの交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. スパウト根本のナットを緩める
  3. スパウトを引き抜く
  4. 本体側のパッキンを取り外して交換する
  5. 逆の手順で元に戻す
  6. 止水栓を開けて水漏れしないか確認する
パッキンは上下の向きが決まっているので、取り外すときに正しい向きを確認しておくようにしましょう。
【ナットの増し締め手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. ナットの緩みを確認する
  3. レンチでナットを反時計方向に回す
  4. 止水栓を開けて水漏れしないか確認する
ナットを締めるときは、力を入れて締めすぎないように注意しましょう。
力を入れすぎてしまうと、ナットが破損して水漏れが止まらなくなってしまいます。

レバー・サーモスタットタイプの直し方

以下では、『レバーハンドル・サーモスタットタイプの混合栓』から水漏れが起こる場合の症状別、水漏れ箇所ごとの修理方法についてご紹介します。

混合栓を閉めても水漏れする場合

レバーハンドル・サーモスタットタイプの混合栓の、『混合栓を閉めても水漏れする場合』は、カートリッジを交換します。

浴室水栓でカランとシャワーを切り替えても『どちらからも水漏れする』『蛇口を閉めても水漏れする』場合は、切替弁(切替バルブ)を交換しましょう。

カートリッジの交換手順は、以下の通りです。

【カートリッジ交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. ハンドルを取り外す
  3. カバーナットを取り外す
  4. カートリッジを引き抜いて新しいものに交換する
  5. 逆の手順で元に戻す
  6. 止水栓を開けて水漏れがないか確認する
カートリッジは向きを間違えると、温度調節の仕組みが反対になってしまいます。
シングルレバー混合栓のカートリッジ交換を行うときは、水栓本体をウォーターポンププライヤーで固定しましょう。
水栓本体を動かしてしまうと台下の給水・給湯管が破損するリスクがあります。

切替弁の交換方法は以下の通りです。

【切替弁の交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. 切替レバーのビスをドライバーで緩める
  3. 切替レバーと六角インサートを取り外す
  4. 切替弁のナットをレンチで取り外す
  5. 新しい切替弁に交換する
  6. 逆の手順で元に戻す
  7. 止水栓を開けて水漏れがないか確認する
※浴室の止水栓の場所が分からない場合は、水道の元栓を閉めておくと安心です。

スパウトの下から水漏れする場合

スパウトの下から水漏れする場合』は、パッキンの劣化、もしくはバルブカートリッジの故障が原因の可能性が考えられます。

スパウトはレバーの下にある金具部分です。スパウトの上下から、水漏れしてくることがあります。

以下では、パッキンの交換方法についてご紹介します。

パッキンの交換で対処しても水漏れが起こる場合は、バルブカートリッジも交換するようにしてください。

【パッキンの交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. レバーを取り外す
  3. カートリッジの保護カバーを取り外す
  4. 露出した部分のパッキンを交換する
  5. 逆の手順で元に戻す
  6. 止水栓開けて水漏れがないか確認する
シングルレバー混合栓のパッキンを取り付ける際は、向きに気を付けましょう。
上下のパッキンが向かい合わせになるように取り付ける必要があります。

レバーが固い・動きにくい場合

レバーが固くて操作しにくい動きにくい場合』は、カートリッジが故障している可能性が考えられます。

バルブカートリッジの交換はパッキンの交換と比較すると、難易度が高いです。

カートリッジの交換は、以下の手順で行います。

【カートリッジの交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. ハンドルを取り外す
  3. カバーナットを取り外す
  4. カートリッジを引き抜いて新しいものに交換する
  5. 逆の手順で元に戻す
  6. 止水栓を開けて水漏れがないか確認する
カートリッジは向きを間違えないように注意しましょう。温度調節の仕組みが反対になってしまいます。
シングルレバー混合栓のカートリッジ交換を行うときは、水栓本体が動かないようにウォーターポンププライヤーで固定します。しっかり水栓を固定しないと、水栓本体が動いて台下の給水・給湯管が破損するリスクがあるためです。

壁の設置面から水漏れする場合

壁付きタイプの混合栓の接地面から水漏れする場合』は、シールテープの巻き直しで対処します。

少しでも逆方向に回した場合は、シールテープの巻き付けを1から行う必要があるため、注意してくださいね。

シールテープの巻き直し手順

【シールテープの巻き直し手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. 蛇口をクランクから取り外す
  3. 壁からクランクを取り外す
  4. 給水配管の汚れを歯ブラシで取り除く
  5. クランクを仮設置し回転数や高さを確認する
  6. シールテープを巻き直す
  7. 逆の手順で取り付けを行う
  8. 止水栓を開けて水漏れがないか確認する
シールテープを巻き直すときは、時計方向にピンと張るようにして巻き付けるようにしましょう。
クランクの取り付けを行うときに逆方向に回してしまうと、巻き付けたシールテープが歪んで水漏れの原因になります。

部品の繋ぎ目から水漏れする場合

シングルレバー混合栓の『部品の繋ぎ目からジワジワと水漏れする場合』は、パッキンが経年劣化で摩耗している可能性が考えられます。

パッキンを交換しても水漏れが止まらない場合は、カートリッジの交換が必要です。

パッキンの交換手順は以下の通りです。

【パッキンの交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. レバーを取り外す
  3. カートリッジの保護カバーを取り外す
  4. 露出した部分のパッキンを交換する
  5. 逆の手順で元に戻す
  6. 止水栓開けて水漏れがないか確認する
シングルレバー混合栓のパッキンを取り付けるときは、パッキンの向きに注意しましょう。上下のパッキンが向かい合わせになるように取り付けます。

混合栓の根本から水漏れする場合

シングルレバー混合栓の『根本から水漏れする場合』は、ナットの増し締めを行って対処します。

まずは、水漏れが起きている場所のナットが緩んでいないか確認してみましょう。

混合水栓本体下のナットは手で閉められるものもありますが、モンキーレンチを使って増し締めを行うのが確実な方法です。

ナットの増し締めは、以下の方法で行います。

【ナットの増し締めの手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. ナットの緩みを確認して手で軽く回す
  3. モンキーレンチで時計方向に回して増し締めする
  4. 止水栓を開けて水漏れがないか確認する
ナットの増し締めを行う場合でも、止水栓を必ず閉めておくようにしましょう。
回す方向を誤ってしまったり、増し締めするときにナットが破損すると、水が噴き出してしまうリスクがあります。

不安な方は水道修理業者へ依頼する

不安な方は水道修理業者へ依頼する
混合栓の水漏れ修理は正しい手順で行えば、比較的簡単に自分で行うことが可能です。

ただ、水栓本体が劣化していたり、対応している部品を探すことが難しい場合もあります。

そんなときは水道修理業者に依頼して修理してもらうことが、もっとも確実な対策です。

以下では、水道修理業者を選ぶポイント修理費用の目安についてご紹介します。

水道修理業者を選ぶポイント

水道修理業者を選ぶときに、『どの業者を選べばいいのか分からない』という方も多いのではないでしょうか?

水道修理業者を選ぶときには、以下の3つのポイントに注目するようにしましょう。

料金設定が分かりやすいかどうか?

水道修理業者に混合水栓の修理を依頼するときは、料金設定が分かりやすい業者を選ぶようにしましょう。

見積もりは依頼主にとって、『どの作業にどれくらいの費用がかかるのか』を提示するものです。見積もり時にできる限り、料金設定が分かりやすいかどうかを重要視するようにしましょう。
悪質な水道業者を見極めるポイント6選|ぼったくられないために
キッチンやお風呂の蛇口から水漏れが発生したり、トイレが詰まってしまう事があります。 依頼するときに心配なのが『悪質水道業者』の存在ですよね。 「どうやって水道修理業者を選べばいいのか分からない」方も多いかもしれません。 この記事では悪質水道業者の見極めポイントについてご紹介します。

対応スピードが早いかどうか?

水道修理業者に混合水栓の水漏れ修理を依頼するときは、対応スピードが早い業者かどうか?も重要です。

混合栓の水漏れを放置しているとその間、無駄な水道代が常にかかってしまうことになります。

業者によっては24時間365日対応も珍しくなく、深夜を問わずいつでも水漏れ修理を依頼することができます。

ただし、緊急対応が可能な業者でも時間外対応『深夜料金・早朝料金』が別途必要になるケースもあります。

ホームページや問い合わせで、事前に別途料金が必要か確認しておくと安心です。

水の救急隊では、出張費は無料です。時間や曜日で追加料金をいただくことはありません。
年中無休で、最短15分からお伺いすることが可能です。

アフターサービスが整っているかどうか?

混合水栓の水漏れを業者に依頼してもらっても、わずか数時間~数日の間に同じ水漏れの症状が現れてしまうことがあります。

そんなトラブルを防ぐためにも、業者を選ぶときには必ずアフターサービスを行っているかどうかを確認しておくようにしましょう。

アフターサービスが整っている業者に依頼することで、一定期間内のトラブルは無料で対応してもらうことができます。

水の救急隊では、万が一作業箇所に不具合があった場合、お客様窓口にご相談いただければ即時対応が可能です。

混合栓の修理費用の目安

ツーハンドル混合栓などシンプルなタイプの蛇口の場合、パッキン交換だけなら10,000円前後が修理費用の目安です。

シングルレバーやサーモスタット混合栓などのカートリッジ交換の場合は、10,000円~16,000円前後の修理費用がかかります。

ただし、この場合の費用は、すべて作業料金基本料金を併せた価格の相場です。

混合栓の種類や交換部品によって、修理費用の目安は異なります。

実際には、修理に必要な部品の本体価格も合わせた金額がトータル費用になります。

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まとめ

まとめ
この記事では、混合栓の水漏れトラブルの原因修理方法について詳しくご紹介しました。

蛇口は日常生活の中で毎日使うものですので、部品の劣化や故障によって水漏れはいつ起きてもおかしくはありません。

この記事でご紹介した方法を参考に、水漏れの原因を特定して、正しい手順で対処してみてくださいね。

自分で修理するのは難しい、不安だと感じられた際は、ぜひ水道修理業者に相談することもご検討ください。