トイレが古くなってくると、水漏れやつまりなどの症状が出てきたり、汚れも気になってくる方が多いと思います。
中には20年以上トイレを交換したことがなくて「トイレをリフォームしてなにが変わるの?」と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
とくにトイレの不具合が起きていないのであれば、わざわざ高いリフォーム費用を支払ってまでトイレリフォームをする必要なんてないんじゃないかという方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、20年前の従来型のトイレと最新型のトイレの違いや進化している部分についてご紹介します。
さらにトイレをリフォームするときに知っておくべき、リフォーム費用の相場やメーカーごとの特徴についても詳しくご紹介するのでぜひ最後までご覧ください。
【この記事を読んで欲しい人】
- トイレリフォームにかかる費用を知りたい
- 少しでも安くトイレリフォームしたい
- トイレリフォームするメリットを知りたい
- メーカーごとの特徴やおすすめを知りたい
- トイレの節水をして水道代を下げたい
最新トイレと20年前のトイレの大きな違い
最新のトイレも20年近く前のトイレも用を足すための設備で、本来の目的は変わらないため「進化してもそこまで大きな差はないんじゃないの?」と思われる方も多いかもしれません。
実は、従来型のトイレと比較するとかなり大きな違いがあるため、何も考えずに古いトイレを使い続けているとかなり損している可能性が高くなるため注意しましょう。
具体的にどう違うのかを紹介していきます。
最新型のトイレと従来型のトイレの違いは大きく分けて以下の4つです。
節水効果の違い
一番の大きな違いは「トイレを流すのに必要な水量」です。
20年ほど前のトイレは、1回のトイレ洗浄に約13Lの水を使用します。
近年の節水型トイレは、1回のトイレ洗浄で使用する水量は少ないものだと4L程度です。
1回の大洗浄を行うだけで生じる水量の差は9Lにもなってしまうため、年間にかかる水道料金の差はなんと約15,000円にもなります。
10年間使い続ければ15万円になり、水道代が浮いた分でトイレ交換費用も元が取れるほどです。
20年前のトイレから節水型のトイレに交換すると、わずか1年でお風呂の水236杯分もの水を節水することができます。
10年前のトイレは1回の洗浄に約8Lの水が必要ですが、それでも年間に7,000円の差が生じてしまいます。
トイレに不具合が生じることなく長年使い続けることができてラッキーだと思っていませんか?
実はその逆で、長く使えば使うほど無駄な水道料金を支払い続けていることになるので注意しなければなりません。
節電効果の違い
水道代の次は電気代についてです。
トイレで電気代を消費するイメージがあまりないという方もいらっしゃるかもしれませんが、温水洗浄便座はあなたが思っている以上に多くの電気を使用しています。
温水洗浄便座に備え付けられた温水タンクに湯水を溜めておく貯湯タイプのウォシュレットやシャワートイレなどは、年間で電気代が4,000円~5,000円かかります。
温水を使うときだけお湯を作り出す瞬間式の温水洗浄便座は年間で1,500円~3,000円程度の電気代なので、水道代ほど大きくはありませんが差が生じてしまいます。
古い温水洗浄便座を使用している場合には、現在のものと比較して7%以上の電気料金に差が生じてしまうということを覚えておくようにしましょう。
古い温水洗浄便座を使われている方は、少しでもトイレを早く交換すると電気代も安くなります。
逆に「温水洗浄便座は使っていないよ」「温水洗浄便座はなくても不便でないよ」といった方は、温水洗浄便座なしの最新トイレもあります。
充実した機能の違い
近年のトイレには充実した機能が多く付加されているため、20年前のトイレと比較しても使い勝手や快適性は比べ物にならないほど向上しています。
従来のトイレは狭い空間の真ん中に便器がドンと置かれているだけでしたが、近年のトイレは限られたスペースを広く使えるようにさまざまな工夫が施されています。
そのためトイレ内のスペースを大きくすることなく室内を広々と使えるようになり、立ち上がりやすく座りやすい構造になっていたりします。
またオート機能が充実しており、ハイグレードタイプのものだとセンサーが自動で人の動きを感知してフタを開け閉めしてくれたり、水を流してくれるものもあります。
従来のトイレのイメージはただ用を足すために使用する空間でしたが、近年のトイレは1人の時間を過ごすことができる快適空間になっています。
メンテナンス性の違い
従来のトイレで多くの方が悩んでいたのが、掃除の大変さではないでしょうか?
便器のフチの裏側や温水洗浄便座のノズルなど、掃除をしにくい箇所が多いため、しっかりと掃除したつもりでも尿石などの汚れがこびり付いて黒ずみになってしまうこともあります。
近年のトイレはフチレス構造のものがほとんどで、シートなどでサッとひと拭きするだけでキレイに保つことができます。
また、掃除をする時間がないという方でも、便器に汚れが付着しないようにトイレの使用前後に除菌ミストを噴射するものもあります。
またPanasonicなどは陶器ではなく有機ガラス系の素材を使用しており、わずかな水流でもしっかりと汚れを洗い流すことが可能です。
シャワーノズルも自動で使用後に洗浄するようなオート機能が付加されているため、日頃のお手入れにかかる労力はほとんどありません。
トイレのリフォームにかかる費用相場
最新トイレのメリットをお伝えしてきましたが、やはり一番のネックはトイレ交換の費用だと思います。
トイレリフォームは一般的に15万円~30万円が費用相場となっています。
その中でも15万円~20万円台の割合が多く、思ったよりもリーズナブルな価格でリフォームできると感じる方も多いかと思います。
トイレのリフォームは工事内容や本体のグレードなどによって変動するため、スタンダードモデルを選んでクッションフロアなど比較的安い素材を選ぶことでリフォーム費用を大きく節約することができるのが特徴です。
ハイグレードタイプを選んだり、壁や床のリフォームまで行うのであれば50万円以上かかる場合もありますので、必要なもと必要のないものを事前に決めておくと良いと思います。
また、トイレをリフォームするときにはトイレ本体と床材やクッションフロアの張替えする方が多いです。
スタンダードモデルを選んだ場合には約10万円~20万円前後、ハイグレードタイプを選んだ倍には約30万円~50万円が費用相場となります。
トイレ本体と床材だけでなく、壁紙や天井などトイレの空間全体をリフォームする場合にはスタンダードモデルで約15万円~25万円、ハイグレードモデルで31万円~54万円が費用相場となります。
トイレ本体と床材のみを交換する場合とそこまで大きな差は生じないため、トイレをリフォームするときにはトイレの空間全体を新しくするのがもっともおすすめの方法です。
床を張り替えると費用は少し上がってしまいますが、床を交換するときには便器の脱着が必要になります。
この便器の脱着の工賃が高い為、床をクッションフロアにしたい場合はトイレ交換時にまとめて行うことで費用を抑えることができます。
特にタイル張りの床やコンクリートの床の場合は、クッションフロアに張り替える事で足元がかなり暖かくなります。
トイレリフォームで費用に差が出るポイント
トイレ費用の相場は15万円~50万円と大きく異なります。
しかし「もっとも安く済ませることができる場合と高くなる場合で3倍以上も差が出るのはどうして?」と感じる方も多いかもしれません。
どういったところで費用に差が出てしまうのか知っておくことで、余計な費用をかけずにリフォームすることができるようになります。
以下ではリフォーム費用に差が出るポイントについてご紹介します。
トイレのタイプによる費用差
トイレのリフォーム費用で、もっとも大きな差が生じてしまう原因の1つはトイレの種類が原因です。
トイレには大きく分けると「組み合わせトイレ」「一体型トイレ」「タンクレストイレ」の3つがあります。
もっとも価格帯の安い組み合わせトイレはオーソドックスなタイプの便器でタンクや便器、温水洗浄便座などがセパレートになっているため費用を抑えてリフォームすることができます。
部品が壊れてしまった場合にも交換しやすく、メンテナンス性が高いことがメリットです。
一方、タンクレストイレは給水を直接行うためタンクがありませんので、スタイリッシュなデザインで空間を広々と保つことができます。
機能性も優れており近年の主流となってきているトイレタイプなので清掃性も高く人気がありますが選ぶグレードによっては比較的費用が高くなってしまいがちです。
またマンションの高層階などは水圧の関係で設置できない場合もあるので注意が必要です。
温水洗浄便座の機能の違いによる費用差
温水洗浄便座は付加されている機能によって費用に大きな差が生じます。
一般的に標準装備されている洗浄機能や暖房機能があるシンプルなタイプは、リーズナブルな価格で販売されています。
しかし、オート洗浄や脱臭機能などが付加されているタイプは高くなりがちなので自分が本当に必要だと思う機能が付いたものを選ぶことが大切だということを理解しておきましょう。
貯湯式や瞬間式はランニングコストが大きく異なりますが、長期的なことを考えると圧倒的に瞬間式の方が電気代や機能面で感じるメリットは多くなります。
迷っているのであれば瞬間式の温水洗浄便座を選ぶのがおすすめです。
リフォーム箇所による費用差
トイレのリフォームを行う場合には一般的に「本体のみ交換」「本体+床材」「本体+床材+天井や壁」の3つの中から選ぶことになります。
もっとも安く済ませることが可能なのは本体のみの交換ですが、長年使用してきたことで床材なども傷んでしまっていたり壁紙に悪臭がしみついているようなこともあるかもしれません。
そういった場合には、トイレ全体のリフォームを行うことで新しいトイレ本体と全体のバランスが崩れるようなことがないので安心です。
天井や壁に汚れが全くなくリフォームの必要がない場合には、便器と床材の交換のみで対応すれば安く済ませることが可能です。
トイレリフォームの依頼先はどこを選ぶべき?
トイレのリフォームを行う業者を実際に探してみると、さまざまなところが見つかるとは思いますが、実際にどこに依頼すればいいのか迷ってしまいますよね。
それぞれの特徴を理解しておくことで後悔してしまうようなことがなくなるため、この機会にトイレのリフォームを行う業者の特徴について理解しておくようにしましょう。
以下ではトイレリフォームを手掛ける業者の特徴とメリットやデメリットについてご紹介します。
リフォーム業者の特徴とメリットとデメリット
トイレリフォームを検討するときに真っ先に思いつくのがリフォーム業者なのではないでしょうか。
リフォームを専門に行う業者はトイレ本体の交換よりも、水まわり設備全体の交換や間取り変更などの中規模工事を得意とする業者が多いという特徴があります。
トイレ交換のみを行う場合には、その他の業者を利用するのがおすすめです。
壁や床の張り替えを行う場合や、キッチン、洗面台など他の部分のリフォームも検討している場合には、リフォーム業者に依頼するとスムーズにリフォームを行うことができるでしょう。
業者ごとに得意なジャンルやそうでないジャンルもあるため、あらかじめホームページなどでチェックしておきましょう。
工務店の特徴とメリットとデメリット
工務店は地域密着型の小規模工事を担う設備会社で、地元の方に選ばれる傾向がある業者です。
相談から引き渡しまでを一貫して行っていることが多いため、要望がそのまま施工に反映されるのも安心出来るポイントなのではないでしょうか。
最新機種のトイレなどに対応していないケースも多く、選べる商品が限られていることも多いというのがデメリットです。
工務店に依頼して親身に相談に乗ってもらって信頼はとてもしているけれど、選べる商品が少ないというケースもあるためあらかじめ確認するようにしましょう。
家電量販店やホームセンターの特徴とメリットとデメリット
最近ではケーズデンキやエディオンなどの家電量販店や、カインズなどのホームセンターなどでもトイレリフォームを行っています。
店舗で実物の商品などが展示されており、どのようなデザインで使い勝手を事前に知ることができるのはとても気軽で大きなメリットがあります。
ただ、施工に関しては下請け業者が行うことになるため、業者の技術力などに差が生じてしまいやすいというデメリットがあることを理解しておかなくてはなりません。
相談から現場調査までは基本的に家電量販店やホームセンターのリフォーム担当が行いますが、そこで契約が成立したら業者に依頼をかけるという形なので一貫性がありません。
要望はストレートに通りづらいため複雑な全体のリフォームではなく本体交換のみを交換する場合などにおすすめです。
水道修理業者の特徴とメリットとデメリット
水道修理業者は水まわりのトラブル対応やリフォームなど、水まわりの設備全般に対応しているため、トイレの全般的なリフォームも行うことができます。
リフォーム業者や工務店と比較した場合には業者によって施工実績などが少ないことも多いため、水道修理業者でリフォームしてもらう場合には施工実績の多いところを選ぶようにしてください。
水道修理業者でトイレリフォームを行う最大のメリットは、今後使い続けていくうえで水漏れやつまりなどの不具合が生じてしまった時にすぐに対応してもらえるということです。
突発的なトラブルにも緊急対応してもらえるような水道業者を知っておくだけで安心して過ごすことができるのでおすすめです。
トイレメーカーごとの特徴とおすすめモデル
トイレは各メーカーからさまざまなモデルが販売されていますが、それぞれの特徴があるのでどのメーカーを選べばいいのか迷ってしまいます。
そうならないために以下では主要のメーカー「TOTO」「LIXIL」「Panasonic」の特徴と最新の人気モデルについて、それぞれご紹介します。
TOTOのトイレの特徴
TOTOのトイレは日本国内でトップシェアを誇り、価格帯が比較的高いものが多いですが、品質も非常に高いという特徴があります。
主な違いとしては、従来の陶器とは違いナノレベルのなめらかさを実現したセフィオンテクトで汚れが付きにくく、フチなし形状で掃除がしやすいということです。
また渦を巻くような流水で、少ない水で効率よく汚れを落とせるのもうれしいポイント。
掃除にかかる手間を徹底的に省くだけでなく、毎月の水道代が驚くほど安くなるというメリットもあります。
TOTOのおすすめモデル|ネオレスト
TOTOの人気モデルはネオレストシリーズのタンクレストイレで非常にシンプルな形状で手入れがしやすいという特徴があります。
洗浄便座との一体型なので別途購入する必要もなく、オートパワー脱臭やオート便器洗浄、オート開閉などさまざまな便利機能が付加しています。
使用水量も大洗浄で3.8Lと非常に少ないのも特徴です。
LIXILのトイレの特徴
LIXILは総合建材メーカーとして有名ですが、TOTOに次ぐ高いシェア率を誇ります。
アクアセラミック製の100年クリーンという新素材の便器で、頑固な水垢や汚れも中性洗剤で簡単に落とすことができ銀イオンの力で除菌が可能です。
フチレスなので掃除もしやすく、トイレを使用するときには水の表面に泡を張ることで着水音を軽減し、男性の小便の飛び散りを防ぐ効果もあるため床が汚れません。
リフォームを意識して作られた製品が多いため、ほとんどのご自宅で導入することが可能で豊富なバリエーションやオプションからあなた好みのトイレ空間を実現することができます。
LIXILのおすすめモデル
LIXILのサティスシリーズは、他社のハイグレード機種と比較しても安いタンクレストイレで自動洗浄はもちろんオート開閉を搭載。
またおしり洗浄とビデ洗浄のノズルはセパレートであるため衛生的に心配な方でも安心して利用することができます。
アプリと連動してプラズマクラスターを用いた鉢内洗浄や、銀イオンによるノズル洗浄など豊富な機能が人気です。
Panasonicのトイレの特徴
Panasonicは陶器ではなく有機ガラス系の素材を用いた便器で衝撃に強く、長年使い続けても新品のような白さを保つことができるのがおすすめポイント。
パワフル洗浄で少ない水量をコントロールしてしっかりと便器全体を洗い流すことができます。
ハネ・タレ・モレガードによって汚れを徹底して防ぐ構造なので、床も汚れずらいという特徴があります。
家電メーカーならではの温水洗浄便座は室内を脱臭したり菌の発生を抑制するナノイーX機能、オゾン水を自動で生成してトイレの使用後に便器内やノズルに散布して除菌を行う機能など、衛生的に使い続けることができる工夫が施されています。
Panasonicのおすすめモデル
Panasonicのアラウーノシリーズで人気のS160シリーズは基本機能をすべて搭載しており、トイレパーツのコーディネートも豊富なカラーから選ぶことができます。
掃除のしやすさも抜群で隙間を極限まで減らしたスキマレス設計。オゾン水による便器内の洗浄や激落ちバブルによる洗浄効果で汚れを抑制する効果は非常に高いという特徴があります。
オシャレなトイレ空間が理想だという方におすすめの製品です。
トイレリフォームを安くする方法
トイレのリフォームにかかる費用は15万円~50万円前後ですが、トイレ交換に必要な追加工事やオプションなどによって高くなってしまうようなこともあります。
ただ、トイレのリフォームは少しでも安くしたいと思います。
リフォームは高い買い物なので業者がおすすめしてくるプランや商品をすべて受け入れてしまうと、実際には使わないような機能ばかりで後悔してしまうようなケースもあります。
そうならないためにも以下の3つに注意して少しでもトイレのリフォームにかかる費用を安く済ませることができるようにしましょう。
自社施工可能な業者に相見積もりする
リフォームは、業者によって金額が大きく異なってくるため注意しなければなりません。
最初から1つの業者だけに絞って依頼してしまうと、金額が適正なのかどうかも分からずに不安な思いをすることになります。
また、結果的に相場よりも高い費用や余計な追加工事代を請求されてしまうようなケースもあります。
トイレリフォームをするときには必ず複数の業者に相見積もりをしてもらうようにしましょう。
またその時に依頼する業者は、自社施工可能なところを選ぶと中間マージンなどにかかる費用を抑えることができるため、リーズナブルな価格でリフォームすることが可能になります。
業者に見積もりを依頼するときには、必ず他の業者にも見積もりをお願いしているということを伝えるようにしましょう。
助成金を利用する
トイレのリフォームを行う場合には、一定の条件を満たしていれば補助金や助成金などを利用することができる可能性があります。
要介護者、要支援者の方のためにトイレリフォームを行う場合などは介護保険の補助金制度が適用され安くリフォームすることができます。
補助金の対象となるのは、「手すりの設置」「段差の解消」「滑りにくい床材へ変更」などで最大で20万円が支給されます。
お住まいの自治体などによっても内容は異なるため、市役所に確認してみるようにしてください。
トイレのグレードを下げる
トイレをリフォームするときにはスタンダードモデルやハイグレードモデルから選ぶことになります。
ハイグレードモデルは快適に利用することができる機能が多数あるため本体価格も高いので、費用を抑えるためにスタンダードモデルを選ぶのも1つの手です。
実際に古いトイレから最新のハイグレードモデルに交換したものの、使う機能は温水洗浄くらいで脱臭やオート開閉も必要ないようなケースも多くあります。
本当に必要な機能を見極めて、使わない機能が付いているようなタイプのものは選ばないようにしましょう。
スタンダードモデルにも洗浄ノズルや掃除がしやすい工夫を施されたタイプも多く存在します。
デザイン的な部分で悩んだりすることもあるかと思います。
しかし、リフォーム費用を安く抑えるためには取捨選択をしっかりと行わなければなりません。
トイレのリフォームに関するよくある質問
トイレのリフォームを検討しているといろいろな不安や疑問が浮かんできますよね。
調べてもよく分からないことだったり、今更誰かに聞くのも恥ずかしいようなこともあるかと思います。
以下では、トイレのリフォームに関するよくある質問についてまとめています。
分からないことや不安なことがあればぜひ参考にしてみてくださいね。
トイレの寿命はどのくらい?
トイレの寿命は一般的に15年前後とされていますが、家族の人数や扱い方によっても大きく異なってきます。
無理な節水を行ったせいでつまりが生じにくくなったり、部品が劣化しやすくなってしまうケースもあるので注意しなければなりません。
またタンク内の部品などは10年も経過するとゴム部分が劣化してしまうことが原因で水漏れなどの不具合が生じます。
定期的に部品を交換しなければなりませんが、設置してから15年以上経過してしまったトイレの部品などは生産終了して手に入らず交換しなければならないようなことも多くあります。
そういった場合には急いでトイレを決めて交換するという流れになってしまうため、ゆっくりと満足いくトイレ選びをすることができません。
トイレが古くなっている場合には大きなトラブルが生じる前にトイレの交換を検討するようにしましょう。
和式から洋式に交換するのにかかる費用はどのくらい?
一般的には35万円~60万円が費用相場です。
和式から洋式に変更する場合には水洗式なのか汲み取り式なのかでも費用は異なります。
また段差があるタイプの和式トイレを解体する場合にははつり作業を行わなくてはならないため費用と時間がかかってしまうので注意しましょう。
トイレのリフォームにかかる期間はどのくらい?
トイレのタンクや便器のみを交換する場合には2時間~3時間程度で完了することが可能です。
本体の交換と床材をリフォームする場合には半日~2日程度、トイレを全体的にリフォームする場合には1日~2日程度と比較的短期間で行うことができます。
トイレのリフォームは自分でできる?
トイレのリフォームは基本的には自分で行うことは難しいと思います。
新しい便器を購入して取り付けを行おうとした場合に、排水位置が対応しておらずそもそも設置できないようなケースや陶器製である便器を割ってしまうようなこともあります。
うまく取り付けできたと思っていても、床と便器の接地面から排水が水漏れしてくるようなトラブルが発生してしまうリスクもあります。
また便器は数十キロの重さのある重量物です。
トイレは部品交換などは自分で行うことができますが、タンクや便器本体の交換は必ず水まわりのプロに依頼するようにしましょう。
トイレのリフォームのきっかけは?
トイレのリフォームを行うきっかけとして多いのは温水洗浄便座の故障です。
古い温水洗浄便座の基盤が壊れてしまうと部品交換を行うことができず本体ごと交換しなくてはなりません。
そうなると便器交換を行った方が、結果的にはトータルコストが安くなることからリフォームされる方が多いです。
また部品交換を行っても水漏れが直らない場合や、つまりなどが繰り返して生じてしまうようなケースでもリフォームを検討するタイミングだといえるでしょう。
トイレは1度設置してしまうと15年は毎日使い続けることになる設備です。
修理することができない大きなトラブルが生じてから買い替えを検討すると、限られた時間と在庫の中から急いで選ばなくてはなりません。
そうならないためにも、トイレのトラブルが起きる前にどのようなトイレに交換すべきかということを検討し早めに交換するようにしましょう。
トイレリフォームの流れは?
トイレのリフォームを行うときには、見積もりをまず行ってもらい必要な工事や部材代などを把握します。
実際に契約を行い工事内容の説明が済めば業者によってトイレの解体と設置、古いトイレの処分などを行うことが一連の流れとなります。
場合によっては追加工事などが必要となるケースもあるため見積もり時にしっかりと確認しておくようにしましょう。
トイレリフォーム中のトイレはどうすればいい?
トイレのリフォームは最短で半日程度で完了するものもありますが、場合によっては1日~2日程度かかるようなケースも。
そんなときに心配なのが、リフォーム期間中のトイレはどうすればいいの?ということですよね。
リフォーム会社が仮設トイレなどを設置することもありますが、一般的には別途レンタル料が必要となります。
近所の公共設備を利用させてもらうのが一番いいのですが、ご年配の方や小さなお子さんがいらっしゃる場合にはポータブルトイレや簡易トイレなどを用意しているケースもあります。
このあたりの対応は業者により異なってきますので、見積時に確認しておきましょう。
まとめ
近年、トイレは用を足すためだけの場所ではなく、ゆっくりとした時間を過ごすことができる快適空間というあり方へ変化しました。
トイレをリフォームするだけで限られたスペースを最大限活かした広々とした明るい空間が実現できます。
また、掃除がしやすいというだけでなく、水道代も年間で15,000円近くも安くなる節水効果が期待できます。
ただトイレをリフォームするときには費用がいくらくらいかかるのか、どんなトイレを選べばいいのかなど不安なことがたくさんあるかと思います。
この記事ではトイレのリフォームに関する費用やメーカーごとの違い、依頼するときに注意すべきポイントについてご紹介しました。
この記事をぜひ参考にして、より快適な生活を送ることができるようにトイレリフォームを検討してみてくださいね。
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