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トイレの止水栓が固くて回らない|簡単に直せる方法と予防法を解説

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「トイレの水が流れっぱなし!トイレの水を一旦止めたいけれど止水栓を回しても固くて回らない!」お客様からこんなご相談が弊社にも毎日のようにあります。

トイレの水が流れっぱなしになってしまうと焦ってしまいますが、力任せに無理に止水栓を回そうとするのは危険です。

この記事では「トイレの止水栓の直し方」「止水栓が固着しないようにする予防法」を解説しています。

トイレの止水栓が回らない時でも、『止水栓の直し方や止水栓を回す方法』はあります。
トイレの水トラブルに続き、止水栓が固くて回らないと焦ってしまいますが、まずは落ち着いてできることから確認していきましょう。

【この記事を読んで欲しい人】

  • トイレの止水栓が固くて回らない
  • なんとかトイレの水漏れを止めたい
  • トイレの止水栓以外の応急処置を知りたい
  • 止水栓が固着しないようにメンテナンスをする方法を知りたい
  • トイレの止水栓の修理費用が知りたい
  1. トイレの止水栓が回らなくなる原因
    1. よくある止水栓が回らなくなる原因➀ 止水栓がサビで固着して回らない
    2. よくある止水栓が回らなくなる原因➁ 全開に開いていて水圧が高い
    3. よくある止水栓が回らなくなる原因➂ 凍結で回らない
    4. よくある止水栓が回らなくなる原因➃ 止水栓を回す方向が逆
  2. トイレの止水栓が回らない時の応急処置
    1. 大元の止水栓を閉める
  3. 固くて回らない止水栓を直す方法
    1. ウォーターポンププライヤーを使う
    2. 水栓用のマイナスドライバーを使う
    3. 大元の止水栓を閉めてから回してみる
    4. 寒い日はドライヤーで温める
    5. ハンマーで軽く叩く
    6. 『ネジすべり止め液』を使う
    7. 止水栓に『シリコングラス』を塗る
  4. 作業するときの注意点
    1. 2次災害にならないように大元の止水栓を閉めておく
    2. 止水栓を回す方向に間違いがないか確認
    3. ねじ穴がなめてしまわないように注意
    4. 給水管を破損しないように気を付ける
    5. ハンマーを使う場合は傷を付けないように注意
  5. どうしても止水栓が回らない時は
    1. トイレの止水栓ごと交換する
    2. 水道屋さんに依頼する
  6. トイレの止水栓の交換費用
    1. 止水栓の値段の目安
    2. 作業工賃の目安
  7. 止水栓の固着を防ぐ方法3選
    1. 定期的に止水栓を回す
    2. サビ取り剤で定期的に掃除する
    3. 古い止水栓は早めに交換しておく
  8. トイレの止水栓選び方
  9. トイレの止水栓が回らないときのSNS上の声
  10. 「トイレの止水栓が固くて回らない」まとめ

トイレの止水栓が回らなくなる原因

トイレの止水栓が回らなくなる原因


【トイレの止水栓が回らなくなる原因】は、大きく分けて以下の4つです。

  • 止水栓がサビで固着して回らない
  • 止水栓が全開に開いていて水圧が高い
  • 凍結して止水栓が回らない
  • 止水栓を回す方向が逆

上記のように、止水栓は様々な要因で回らなくなってしまいますが、一番多いケースはやはり「止水栓がサビついて固着する」ケースです。

「トイレの止水栓」はトイレの水の給水を止める栓の役割をしていますが、普段触ることはまずないですよね。
その結果【何年も触らずにいた結果止水栓が固着し、トイレの水漏れが起きた時に止水栓を回せない】といったトラブルが起こります。

また、定期的に止水栓を回している場合でも、普段触れることのない止水栓は年々サビの増殖や劣化が起きてしまいます。

よくある止水栓が回らなくなる原因➀ 止水栓がサビで固着して回らない

止水栓は長期間動かさないでいると、スピンドル(先端のネジ部分)がサビて固着してしまいます。
このスピンドルがサビると、少し力を入れただけではネジが動かず、結果的に止水栓が回らなくなってしまうんです。

また、止水栓を開けた状態で長期間放置した場合、ネジ部分の汚れや劣化によって動かなくなる可能性が高いです。
ネジ以外にもパッキンの劣化によって固着が発生し、止水栓を無理に動かそうとすると部品の破損漏水など、二次被害に発展することもあります。

止水栓にサビや劣化がみられる場合は無理に止水栓を動かそうとせずに、状況に合わせて対処しましょう。

よくある止水栓が回らなくなる原因➁ 全開に開いていて水圧が高い

止水栓が全開に開いている状態だと、水圧が高くなりネジが回らなくなります
水圧が高い状態で無理矢理に止水栓を回そうとすると圧力がかかりすぎてしまい、部品が破損するリスクが高いです。
止水栓が全開に開いている状態から対処するためには、ゆっくりと止水栓を閉めましょう。
止水栓内部にかかっている水の圧力を減らすことで、スムーズに止水栓を回せるようになります。

よくある止水栓が回らなくなる原因➂ 凍結で回らない

止水栓が凍結した場合は、力を加えただけではハンドルが回らなくなります。

特に冬の時期は夜間の気温低下により、トイレを使用していない間に止水栓が凍結してしまうことがあります。
止水栓が凍結してしまうほど気温が下がる地域に住んでいる場合は、トイレメーカーの説明をよく読み、水抜きを行いましょう。
北海道などの寒冷地では「お出かけ前に水抜き栓で水を抜く」ことを覚えておいて下さい。
給水管の内部の水を抜くことで、長時間使用しない状態でも水道管の破裂を防げます。

よくある止水栓が回らなくなる原因➃ 止水栓を回す方向が逆

止水栓を回す方向が逆、もしくは回し方が間違っている場合は当然ですがハンドルが回りません。

トイレの止水栓は住宅に入居してから触らないことも多い部分となるため、回し方や方向を知らない人も多いかもしれません。
間違った方向に止水栓を回し続けていると、トイレの水漏れや破損につながってしまいます。
考えている方向に止水栓を回しても水が止まる気配がない場合は、止水栓の回す方向が本当に正しいか確認してみましょう。

基本的に止水栓を閉める方向はペットボトルのフタを閉めるのと同じ時計回りです。

トイレの止水栓が回らない時の応急処置

トイレの止水栓が回らない時の応急処置


前述の通り、トイレの止水栓はさまざまな原因で回らなくなってしまいます。
止水栓が固くて回らずトイレの水トラブルにすぐ対処できない場合は、応急処置を行いましょう。
以下では、【トイレの止水栓が回らない時の応急処置方法】について解説します。

大元の止水栓を閉める

トイレの止水栓が回らない時は、大元の止水栓を閉めましょう。
大元の止水栓を止めることでトイレに水が供給されなくなるため、一時的に水漏れを防ぐことが可能です。
ただし、大元の止水栓を止めてしまうと、トイレだけではなくキッチンやお風呂場の水道も使えなくなります。
ご自宅に自分以外の住居者がいる場合は、いきなり大元の止水栓を止めるのではなく、事前に住居者に確認を取りましょう。

また、大元の止水栓は建物によって設置場所が異なります
例えば、「一戸建ての場合は屋外水道メーターの近くに設置」されていることが多いです。
一方、「マンション・集合住宅なら玄関横のパイプスペースに設置」されています。

固くて回らない止水栓を直す方法

固くて回らない止水栓を直す方法


トイレの水漏れが発生した場合、トイレタンクの部品交換や修理のために止水栓を回します。
しかしながら長期間止水栓を開けっぱなしにしていると、サビによる固着などの理由で止水栓が固くなるケースが多いです。
このように、【固くて回らない止水栓を直す方法】は以下の通りです。

  • ウォーターポンププライヤーを使う
  • 水栓用のマイナスドライバーを使う
  • 大元の止水栓を閉めてから回してみる
  • 寒い日はドライヤーで温める
  • ハンマーで軽く叩く

以下では、上記の【固くて回らない止水栓を直す方法】についてそれぞれ順に詳しく解説します。

ウォーターポンププライヤーを使う

固くて回らない止水栓を回す際は、ウォーターポンププライヤーが有効です。
ウォーターポンププライヤーとは、水道管やガス管などの配管工事に特化したプライヤーのことです。
掴みづらいナットも滑らずロックできるため、固くなった止水栓も回すことができます。

ウォーターポンププライヤーにもさまざまな種類が存在します。例えば、壊れやすい素材に特化した『プラスチックタイプ』やしっかり掴める『コブラ型』などがあります。
ウォータープライヤーを購入される際は、サイズや価格感だけではなく、使用用途に合わせて選ぶことをおすすめいたします。

水栓用のマイナスドライバーを使う

専用の水栓用マイナスドライバーを使うことで、固着したトイレの止水栓を回せることがあります。
水栓用ドライバーは通常よりも先端が幅広になるため、止水栓を回すときにより強い力を込めることが可能です。
まず、『水栓用のマイナスドライバーの持ち手部分』に『プラスドライバー』を差し込みます。

差し込んだ『プラスドライバー』をハンドルのように回すことで、固くなった止水栓でもスムーズに回すことができるはずです。
ただし、水栓用のマイナスドライバーでも止水栓にサビが広がっている場合は、力を込めても回すことができないケースもあります。

サビによって固着した止水栓を無理に回し続けると、配管ごと壊れてしまう恐れがあります。
水栓用のドライバーで容易に止水栓が回らない場合は、自分で対処せずに修理業者に依頼しましょう。

大元の止水栓を閉めてから回してみる

ウォーターポンププライヤーや水栓用ドライバーでも止水栓が回らない場合は、大元の止水栓を閉めて対応してみましょう。
大元の止水栓を止めることでトイレの水漏れを防ぐことができ、トイレの止水栓にかかっている水圧を抑えられます。
ネジ部分の故障やサビがなければ大元の止水栓を止めるだけで、スムーズにトイレの止水栓を回すことが可能です。

ただし、大元の止水栓を止めてからすぐにトイレの止水栓を開けてしまうと、タンク内の水があふれてくることがあります。
この場合は、タンク内の浮き球を押し下げながら止水栓を徐々に開くことで水漏れを防ぐことができます。

寒い日はドライヤーで温める

凍結が原因で止水栓が固い場合は、止水栓にドライヤーで暖かい風を当てることで氷を徐々に溶かすことができます。
ただし、水道管にドライヤーを当てる際は、タオルや布を巻き付けて水道管に直接熱風を当てないようにしましょう。
水道管に直接熱風を当ててしまうと、急激な温度上昇によって破裂する恐れがあります。
ドライヤーと水道管の距離が近すぎるのも破裂に繋がるため、作業中は熱風の当て方に気をつけましょう。

給水管が凍結している場合はトイレタンクに水が流れてこず、排水管が凍結しているとトイレの便器が流れません。
どの部分が凍結しているかわからない時は、どこに水が流れてきていないのかを確認してみましょう。

ハンマーで軽く叩く

止水栓に溝がある場合は、ハンマーで軽く止水栓の溝を叩くといった方法も有効です。
『マイナスドライバー』を止水栓の溝に当て込み、柄をハンマーで軽く叩きます。

ハンマーで叩いた振動で、止水栓内部のサビや汚れが落ちて止水栓がスムーズに動くことがあります。

ただし、ハンマーで強く止水栓の溝を叩きすぎると内部の部品がずれたり、部品自体が破損してしまう恐れがあります。

ハンマーで止水栓の溝を叩く方法を行うときは、軽くハンマーで叩いて止水栓の回転がよくなるかどうかを確認しましょう。
ハンマーで数回軽く叩いても止水栓の動きがよくならない場合は、別の対処法を試すことをおすすめいたします。

『ネジすべり止め液』を使う

止水栓のネジが固くて回せないときは、ネットやホームセンターで【300円〜500円前後】と安価で購入できる『ネジすべり止め液』を使うのも一つの手です。

ネジすべり止め液はあらゆる種類のネジに使用することができます。すでに『ネジなめ』してしまったネジも回すことも可能です。

使い方は簡単で、ネジ溝もしくはドライバーの先端にネジすべり液を1、2摘つけて回すだけです。

使用後は軽く拭き取るだけで、ネジがサビる心配もありません。

止水栓に『シリコングラス』を塗る

止水栓がサビている、もしくは経年劣化によって固着して回せないときは、『水栓シリコングラス』を塗るといった対処方法があります。

水栓シリコングラスは、その他の水回り部品交換の際にも活用でき、ネットやホームセンターで1,500円前後で購入可能です。

使い方は止水栓の表面やフチの汚れを拭き取り、止水栓の可動部分に指や綿棒を使ってシリコングラスを塗るだけです。シリコングラスが止水栓の可動部分になじんだら、可動部の動きがスムーズになるはずです。

ただし、クレ556などのスプレーは使用しないように注意してください。

効果自体はそれほど期待できず、油汚れや臭いが強く残ってしまいます。

作業するときの注意点

作業するときの注意点


トイレの止水栓で作業を実施する際は、以下5つのポイントに注意しましょう。

  • 2次災害にならないように大元の止水栓を閉めておく
  • 止水栓を回す方向に間違いがないか確認
  • ねじ穴がなめてしまわないように注意
  • 給水管を破損しないように気を付ける
  • ハンマーを使う場合は傷を付けないように注意

以下では、【トイレの止水栓の作業を行う際に注意すべきポイント】について具体的に解説していきます。

2次災害にならないように大元の止水栓を閉めておく

トイレの止水栓で作業を行う際は、必ず大元の止水栓を閉めましょう。

「大元の止水栓が止まっていない」状態でトイレの止水栓を開閉してしまうと、タンク内の水が溢れ出す2次災害が発生する可能性が高いためです。

大元の止水栓を止めておくことで、止水栓からトイレタンクまでの給水がなくなるため、水漏れを防ぐことができます。万が一給水管や止水栓を破損してしまっても「水が噴き出す」ことはありません。

止水栓を回す方向に間違いがないか確認

トイレの止水栓で作業する際は、止水栓を回す方向に間違いがないか確認しましょう。
止水栓の回し方や方向は、止水栓の種類や形状によって異なります。
トイレの止水栓ごとの回し方は、以下の通りです。

トイレの止水栓|回し方
  • 外ネジタイプ:時計回りで「止水」・反時計回りで「給水」
  • 内ネジタイプ:時計回りで「止水」・反時計回りで「給水」
  • ※溝が突き出ていないことが外ネジとの違い
  • ハンドルタイプ:時計回りで「止水」・反時計回りで「給水」
    ※工具不要で開閉できる

どのタイプの止水栓でも時計回りで「止水」反時計回りで「給水」が基本となっており、必要な工具や回し方に違いがあります。

「外ネジ・内ネジタイプ」では、開閉時にマイナスドライバーが必要です。
特に内ネジタイプは溝が深く幅が広いため、水栓用ドライバーを使うことをおすすめいたします。

ハンドルタイプの止水栓は蛇口のハンドル式のため、開閉に工具を必要としないメリットがあります。

しかしながら普段の生活の中で、手が当たったりしたときに蛇口が回って止水栓が開閉してしまう注意点があります。

ご自宅のトイレの止水栓がハンドルタイプの止水栓の場合は、作業中も手や工具がハンドル式の蛇口部分に当たらないようにご注意ください。

ねじ穴がなめてしまわないように注意

トイレの止水栓が固くて回せないときに必要以上に力を入れてしまい、ねじ穴がなめてしまうことがあります。
ねじ穴がなめてしまうと通常よりも溝が広がり、ドライバーを差し込んでもねじ穴から滑って外れてしまいます。

「ネジ穴に合致しないドライバーを使ってしまった」ことなどで起きやすい現象でもあります。

ねじなめを繰り返すと溝が広がりすぎてねじ頭が壊れてしまい、ドライバーでは止水栓を開閉できなくなるため注意が必要です。

給水管を破損しないように気を付ける

トイレの止水栓の作業を実施する場合、給水管を破損させないように注意しましょう。
特に止水栓や給水管が凍結している場合、急激な温度変化で破裂してしまう恐れがあります。
給水管にドライヤーやお湯を当てて氷を溶かす場合は、直接熱風やお湯をかけるのではなく濡れタオルや布で覆いながら作業しましょう。
また、給水管は固定されていない事が多く、作業時の揺れで配管の継手部分に負荷が掛かります。
極力、「配管を動かさないように」慎重に作業して下さい。

ハンマーを使う場合は傷を付けないように注意

外ネジ・内ネジの止水栓をドライバーで開閉する際、ハンマーを使用して止水栓内側のサビや汚れを落とすことがあります。
ただ、ハンマーを使用して止水栓に反動を与える場合は、ハンマーで強く叩いて止水栓を傷つけないように注意が必要です。

止水栓をハンマーで強く叩いてしまうと、ねじなめや止水栓が破損する可能性が高くなってしまいます。

また、ハンマーを叩いたときの強い振動によって止水栓内部の部品の噛み合わせがずれてしまい、水漏れが発生することがあります。
止水栓の開閉にハンマーを使用する際は、止水栓に傷を付けないように気をつけて扱いましょう。

どうしても止水栓が回らない時は

どうしても止水栓が回らない時は


内部の固着や部品故障によってどうしても止水栓が回らない時は、以下2つの対処法を実践してみましょう。

■トイレの止水栓ごと交換する
■水道屋さんに依頼する

それぞれ順に解説します。

トイレの止水栓ごと交換する

止水栓内部のサビや汚れを原因とした固着が発生した場合、トイレの止水栓ごと交換するのも方法の一つです。
止水栓内部の部品が劣化している場合は、止水栓本体を交換しなければ水漏れが改善されないことがあります。

特にパッキンが劣化している場合は、止水栓を回した際に水漏れが発生してしまいます。パッキン部分もしくは止水栓自体の交換が必要です。
しかしながら部品交換で水漏れが一時的に解消したとしても、再度水漏れしてくる可能性があります。
止水栓は内部パーツも含めておよそ10年程度が寿命です。

ご自宅の入居から10年以上経過している場合は、トイレの止水栓本体の交換をご検討いただいた方がよいかもしれません。

止水栓の価格は【約2,000円〜4,000円度】なので、修理するよりも止水栓本体を交換したほうが安く済むこともあります。

水道屋さんに依頼する

自分で対処しようとしてもトイレの止水栓を開閉したことがない場合は、「部品が多すぎて何から対処したらいいのかわからない」ですよね。

また、自分で修理できたとしても「本当に水漏れが改善しているのか不安」などといった疑問が出てくるかもしれません。

どうしても止水栓が回らない場合や、自分で直すことが難しい場合は水道屋さんに依頼してみましょう。
トイレの水トラブルが発生した状態で、無理に自分で対処すると止水栓や給水管が破損してしまう恐れがあります。

専門的な知識・経験を持つ水道屋さんに依頼することで迅速な修繕対応が可能です。
もちろん水漏れの対応やトラブルが発生した原因も探ってくれるため、今後どのような対応が必要なのかについても相談できます。
自分でトイレの止水栓を回せないと感じた際は、早めに水道屋さんに依頼して対処するようにしましょう。

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トイレの止水栓の交換費用

トイレの止水栓の交換費用

トイレの止水栓の修理や交換の費用は、ご自宅に設置されている止水栓の種類や止水栓の状態によって異なります。

また、水道業者は全国に数多く存在するため、業者によって費用相場や対応が異なります。

「業者に依頼したいけれどトイレの止水栓の交換費用ってどれくらいかかるの?」といった不安がある方も多いかもしれません。

以下では、【止水栓の価格や作業工賃の目安など費用】についてご紹介します。

止水栓の値段の目安

止水栓本体は、ホームセンターやネットショップで【2,000円〜4,000円程度】で購入が可能です。
ウォシュレット付きのトイレには分岐金具が必要となるため、【プラス1,000円〜2,000円】で手に入れられます。

ただし、止水栓にもさまざまな規格が存在し、トイレのメーカーや止水栓の形状によって費用も異なります。

自宅のトイレに設置してある止水栓と異なる形状の止水栓を購入してしまうと、うまく交換できないことがあります。
止水栓の交換時はパッキンやその他の内部部品が必要となるケースが多いため、事前に何を使用するのか把握しておきましょう。

作業工賃の目安

トイレの止水栓に関する修繕を水道屋さんに依頼する場合、以下が作業工賃の目安になります。

作業内容作業工賃目安
調整作業・パッキン交換など8,800円~11,000円+部品代(パッキンなど)
タンク内部品交換(タンク脱着なし)8,800円~11,000円+部品代
タンク内部品交換(タンク脱着あり)22,000円~33,000円+部品代
追加修理作業(上記作業に追加)現場見積
出張・見積り・キャンセル料無料~5,500円
割増|夜間・早朝(※20:00~07:59)無料~25%
※依頼する修理業者によって料金体系は違うので、事前見積が必須です

上記の通り、基本的には【10,000円前後の作業費】にパッキンやネジなど、【修理に必要な部品代】が別途必要です。
トイレの止水栓を修繕する場合、壊れがちなパッキンの交換だけでも技術面での対応が求められます。
2,000〜4,000円で購入できるパッキンや1,000円程度のパッキン交換でも、上記のような費用が相場となります。

上記の費用を見て思ったより高いと感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、水道屋さんの費用の多くは人件費が占めていますので、どうしても自分で修理するよりか費用が高くなってしまいます。

止水栓を正しく開閉できる場合や、簡単なパッキンなどの部品の交換程度であれば自分で対応することができます。
ただし、『タンク内部の脱着・交換』や『フラッシュバルブの修繕』に関しては、素人の方だと修理することが難しいケースが多いです。
小さな部品交換だけでも、トイレの止水栓は一歩間違えるだけで水漏れの原因となります。
水トラブルが起きたに際「自力で修理することが難しい」と感じられた場合は、できるだけ早く水道屋さんに依頼しましょう。

トイレの修理費用|症状別の費用の目安と割引情報|水の救急隊
水の救急隊のトイレの修理費用についてご案内しています。 トイレのトラブルの症状別の費用・無料で行える範囲・料金が発生するポイント・割引情報などの詳細です。 トイレの水漏れ修理やトイレの詰まり修理の費用感が知りたい方はこちらを参考にして下さい...

止水栓の固着を防ぐ方法3選

建物に入居してから止水栓の開閉を行なっていない場合、内部のサビや劣化で止水栓が固着している可能性が高いです。
止水栓が固着している状態だと、水漏れなど緊急のトラブルが発生したときに、すぐに止水栓の開閉をすることができません。

水のトラブルが発生しても止水栓の固着を未然に防ぐことで、スムーズに対応することができます。

止水栓の固着を防ぐ方法】は、大きく分けて以下の3つです。

  • 定期的に止水栓を回す
  • サビ取り剤で定期的に掃除する
  • 古い止水栓は早めに交換しておく

それぞれ順に解説します。

定期的に止水栓を回す

止水栓が固着してしまう原因は、長期間止水栓を回していないことからサビや劣化が起きるためです。
定期的に止水栓を回しておくことで、止水栓内部にサビが発生していても少しの力で回すことができます。
止水栓を回すのは3ヶ月〜半年に1回程度で問題ないため、定期的にトイレの止水栓を時計回りに回して固着を防ぎましょう。

トイレが水トラブルのない正常の状態であれば、止水栓を反時計回りに回して元の状態へ戻すことで、水漏れが発生する心配もありません。
事前に止水栓の回し方や方向を確認しておくことで、万が一水のトラブルが発生した時でもスムーズに対処することが可能です。
止水栓の劣化を確認するためにも、定期的に止水栓は回すようにしておくことをおすすめいたします。

サビ取り剤で定期的に掃除する

止水栓の固着を防ぐためには、定期的に止水栓を回す際に合わせてサビ取りがおすすめです。

止水栓のサビを掃除する際は、以下の用具を準備しておきましょう。

用意するもの
  • 拭き取り用の布
  • サビ取り剤
  • 綿棒
  • マイナスドライバー(ウォーターポンププライヤー)
  • 布を使って止水栓全体の汚れを拭き取り、止水栓の可動部分に綿棒でサビ取り剤を塗り込みます。

    サビ取り剤が止水栓の稼働部分に馴染んだ後にネジを回します。
    止水栓内部の汚れが気になる場合は、サビ取り剤を内側にも塗り込むことでサビ付きや劣化を未然に防ぐことが可能です。
    1年に一回だけでもサビ取り剤で止水栓を掃除しておくことで、サビや劣化を感じさせることなく長期間止水栓を利用することができます。

    古い止水栓は早めに交換しておく

    止水栓自体が古い場合は定期的に手入れしたとしても、経年による劣化が原因で固着することがあります。
    止水栓全体がサビている場合や、力を入れてもドライバーが回りにくいようであれば、トラブルが起きる前に交換しておきましょう。


    トイレの止水栓は水道屋さんに依頼すれば費用がかかるものの、30分〜1時間程度で交換できます。
    水のトラブルが発生した後だと事後処理も含めて費用がかさむため、止水栓の老朽化を感じた場合はできるだけ早めの交換がおすすめです。

    トイレの止水栓選び方

    交換する新しい止水栓を選ぶ際は、ご自宅のトイレの「給水管の設置タイプ」を確認してから購入するように注意しましょう。

    止水栓を新しく交換する場合は、基本的には既存止水栓と同じ設置タイプのものを取り付けます。

    止水栓が、床に給水管が設置されているのは『ストレート形止水栓』、壁に給水管が設置されているのは『アングル形止水栓』です。

    止水栓の種類としては、『内ネジタイプ』『外ネジタイプ』のネジ式と、手で回す『ハンドルタイプ』があります。

    ハンドルタイプの止水栓は、止水栓を回す際にネジ式の「ネジなめ」の心配もなく、比較的回しやすいです。

    TOTOやINAX、LIXILなどのメーカー名によっても異なるので、事前に確認してから購入されることをおすすめします。

    トイレの止水栓が回らないときのSNS上の声

    SNS上のトイレの止水栓が回らないに関する感想

    トイレタンクの溢れを直そうと止水栓をがんばってドライバで閉めようとしているけど全くまわらないこまった 厚さが合ってないのもあるけど固すぎる 明らかにほかの人も無理くりやった痕がある

    — ぐりこ (@moegiw) March 3, 2015

    朝からトイレの止水栓が破裂して大洪水に成ったのを修理に
    私が言える水まわりのアドバイス

    トイレの壁から出てる止水栓(水を送る元栓)は施工から10年以上経過してたら触ってはいけない

    ほとんどがメッキされた銅配管なんですが外見的に何ともなくても中が劣化してボロボロとか良く有ります pic.twitter.com/KTrGRF0m4b

    — ヤバーン (@Yabarn_Jin) March 13, 2022

    「トイレの止水栓が固くて回らない」まとめ

    「トイレの止水栓が固くて回らない」


    以上、【トイレの止水栓の直し方や止水栓が固着しないようにする予防法】について解説しました。

    本記事をまとめると以下の通りです。

    • 止水栓が回らなくなる原因は固着や回す方向の間違いなどさまざま
    • 水のトラブル発生中にトイレの止水栓が回らないなら、応急処置として大元の止水栓を止める
    • 固くて回らない止水栓は水栓用のマイナスドライバーやハンマーによる衝撃が有効
    • 作業する際は止水栓を回す方向、部品の破損、ねじ穴がなめてしまわないように注意
    • どうしても止水栓が回らないなら止水栓の交換や水道屋さんに相談
    • 止水栓の固着を防ぐなら、定期的にサビ取りや掃除などのメンテナンスが重要

    トイレの止水栓は新しいお家に入居してからも触れないことが多いです。
    弊社のお客様でも「止水栓なんて知らなかった」とおっしゃられることが多くあります。
    トイレで水漏れなどのトラブルが発生した際に、止水栓の固着や内部の破損で止水栓が回らないと水漏れの被害が拡大してしまいます。
    水漏れトラブルを未然に防ぐためにも、止水栓は定期的に開閉やサビ取りなどのメンテナンスを実施し老朽化が目立つなら交換を検討しましょう。

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