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水道蛇口の交換方法と費用|DIYでできる手順と注意点

水栓・蛇口
水栓・蛇口

水道蛇口が古くなったり、故障すると、水漏れ水圧低下などの不具合が発生することがあります。

水道蛇口にも寿命があるため、水道蛇口が古くなったり故障した場合は、蛇口の交換が必要です。

しかし、水道蛇口の交換は「蛇口の交換作業はプロに頼んだほうがいいのか?」「DIYできるのか?」初めての人にとっては悩ましい問題です。

そこで、今回の記事では、水道蛇口の交換方法と費用について詳しく解説します。
DIYで蛇口を交換する手順や注意点についても紹介するので、DIYが得意な方も必見です。

【この記事を読んで欲しい人】

  • 水道蛇口の交換方法を知りたい
  • 水道蛇口が古くなってきたので交換を考えている
  • 自分で水道蛇口を交換したい
  • 水道蛇口を交換するときの注意点が知りたい
  • 水道蛇口の交換を依頼したときの費用が知りたい
  1. 水道の蛇口交換はDIYでも可能
    1. 蛇口交換に必要なもの
      1. 新しい蛇口
      2. シールテープ
      3. ドライバー
      4. モンキーレンチ
      5. ウォーターポンププライヤー
      6. 歯ブラシ
      7. タオル
    2. 大まかな蛇口交換の流れ
      1. 水道の元栓・止水栓を閉める
      2. 古い蛇口を取り外す
      3. 掃除する
      4. 新しい蛇口を取り付ける
      5. 止水栓を開けて水漏れしないか確認する
    3. DIY作業時の注意点
      1. 取付タイプによって難易度が変わる
      2. 古い蛇口は処分方法に注意する必要がある
      3. 水道の仕組みを理解していないと事故が起きる
      4. 後からじわじわと水漏れすることがある
  2. 水道の蛇口の寿命と交換のサイン
    1. 蛇口の寿命は10年前後
    2. 蛇口本体の交換を検討する5つのサイン
      1. 水漏れしている
      2. 蛇口がグラグラする
      3. 蛇口本体やレバーハンドルに亀裂や破損がある
      4. レバーハンドルが固い、動かない
      5. 蛇口を閉めても水が止まらない
  3. 蛇口の種類と交換手順
    1. 単水栓とは
      1. 単水栓の価格
      2. 単水栓の交換方法
    2. 台付きツーホール混合水栓とは
      1. 台付きツーホール混合水栓の価格
      2. 台付きツーホール混合水栓の交換方法
    3. 壁付きツーホール混合水栓とは
      1. 壁付きツーホール混合水栓の価格
      2. 壁付きツーホール混合水栓の交換方法
    4. デッキタイプとは
      1. デッキタイプ水栓の価格
      2. デッキタイプの交換方法
    5. 台付きワンホール混合水栓とは
      1. 台付きワンホール混合水栓の価格
      2. 台付きワンホール混合水栓の交換方法
    6. コンビネーションタイプとは
      1. コンビネーションタイプの価格
      2. コンビネーションタイプの交換方法
  4. 自分で水道の蛇口が交換できない時は業者に依頼するのがおすすめ
    1. 水道の蛇口の交換を業者に依頼するべきケース
      1. 自分で交換が難しいと感じる場合
      2. 水道設備自体が老朽化している場合
      3. 緊急性が高い場合
      4. 水道管が金属製の場合
    2. 水道修理業者の蛇口交換費用の相場
    3. 水道屋さん以外で水道の蛇口を交換する方法
      1. ホームセンターで交換依頼する
      2. 住宅設備屋に依頼する
      3. シルバーセンターに依頼する
  5. 業者に水道の蛇口交換を依頼するときのポイント
    1. 必ず事前見積もりを取る
    2. 蛇口交換費用の相場を知っておく
    3. アフターフォローがある業者を選ぶ
    4. 水道局指定工事店のほうが安心
    5. 交換後の保証期間や内容を確認しておく
  6. まとめ

水道の蛇口交換はDIYでも可能

水道の蛇口交換はDIYでも可能
水道の蛇口に重大な不具合が発生したときや寿命が来ているときには、蛇口の交換が必要になります。

水道の蛇口のトラブルが初めての方は、自分で交換するのも少し怖く感じてしまいますよね。

ですが、ご安心ください!水道の蛇口本体の交換は、正しい手順で行えばDIYが可能です。

以下では、水道の蛇口交換に必要な知識とDIYをする上での注意点についてご紹介します。

蛇口交換に必要なもの

蛇口本体を交換するときには、一般的に以下のものが必要です。

  • 新しい蛇口
  • シールテープ
  • ドライバー
  • モンキーレンチ
  • 各種レンチ
  • ウォーターポンププライヤー
  • 歯ブラシ
  • タオル

既設の蛇口の種類によって、事前に準備しておくべきものは異なります。

蛇口のタイプによって必要なものや、交換作業の手順後ほど詳しくご紹介していきます。

新しい蛇口

交換に必要な新しい蛇口は、今使っている蛇口と同じタイプのものを選ぶようにします。

壁付きタイプツーホールタイプなど、タイプによって選ばなければならない蛇口は異なるので注意が必要です。
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シールテープ

シールテープは給水管との接続部分の隙間を埋める際に、ネジ山に巻き付けて使用します。

シールテープを購入するときは、使用する蛇口のサイズに適したものを選ぶようにしましょう。

ドライバー

ドライバー止水栓のネジを回したり、ハンドルのネジを取り外すときに使います。

交換する蛇口の種類に応じて、プラスドライバー(+)マイナスドライバー(-)を使い分けます。

ドライバーは100円均一などでも購入できますが、安いドライバーで固着している部品に力を加えると、ネジ山が潰れてしまうこともあります。

できればホームセンターなどで、しっかりしたものを購入しておくと安心です。

モンキーレンチ

モンキーレンチは、固定ナットボルトを回すために使う工具です。

一般的なスパナと同様の使い方ですが、スパナはサイズが決まっています。

その点、モンキーレンチは下顎を動かせばサイズを変更できるので便利です。

ウォーターポンププライヤー

ウォーターポンププライヤーは、ナット蛇口本体を掴むために使う工具です。

開口部が大きく大きな部品でも、しっかりと掴んで滑らないのが特徴です。

歯ブラシ

歯ブラシは、取り外した蛇口給水管のネジ山などに、付着したゴミや汚れを取り除くために使います。

ネジ山に古いシールテープが付いたまま新しい蛇口を取り付けると、水漏れの原因になってしまいます。ブラシを使って付着した汚れやゴミをしっかり落としましょう。

タオル

蛇口を交換するときの残留水が床に垂れるのを防止したり、蛇口の汚れを取り除くために使用します。汚れてもいいタオルを数枚程度用意しておくことをおすすめします。

大まかな蛇口交換の流れ

蛇口のタイプによって交換方法は異なりますが、大まかな流れはどのタイプも同じです。

蛇口の交換は、以下の手順で行います。

【蛇口の交換手順】
  1. 水道の元栓・止水栓を閉める
  2. 古い蛇口を取り外す
  3. 掃除する
  4. 新しい蛇口を取り付ける
  5. 止水栓を開けて水漏れしないか確認する

水道の元栓・止水栓を閉める

蛇口の交換を行うときは必ず水道の元栓、もしくは蛇口の止水栓を閉める必要があります。

元栓や止水栓は、時計回り(右回り)に回して閉めます。

給水をコントロールする元栓止水栓を開けたまま蛇口を取り外すと、勢いよく水が噴き出してしまいます。

古い蛇口を取り外す

既設の古い蛇口を取り外すときは、片手で蛇口をしっかり抑えながら、もう片方の手で反時計回り(左回り)に回して蛇口を取り外します。

蛇口が固着している場合は、モンキーレンチなどの工具を使って取り外しましょう。

掃除する

蛇口給水管の接続部分に残った汚れや、古いシールテープを取り除きます。

異物が残ったまま新しい蛇口を取り付けると、水漏れの原因になるので注意が必要です。

新しい蛇口を取り付ける

蛇口を取り付ける準備が整ったら、蛇口本体を交換します。

時計回りに回しますが、調整のために反対方向に回してしまうと水漏れが発生します。

反時計回りに回してしまった場合は、シールテープを1から巻き直さなくてはなりません。

止水栓を開けて水漏れしないか確認する

蛇口の交換を済ませたら、止水栓を開けて水が正常に出るか確認します。

しばらく放水を行ってみて、水漏れがなければ作業完了です。

DIY作業時の注意点

蛇口の交換をDIYするときは、以下の4つの注意点があります。

DIYで蛇口の交換を行ったことを後悔しないためにも、あらかじめ注意点について知っておいてくださいね。

取付タイプによって難易度が変わる

蛇口は取り付けタイプによって、作業の難易度が大きく変わります。

洗濯場などの単水栓はシンプルな構造なので、取り付けも比較的簡単です。

しかし、複雑な構造の蛇口取り付け方法が難しいです。初心者の方は戸惑ってしまうことも多いかもしれません。

古い蛇口は処分方法に注意する必要がある

蛇口の交換をDIYで行う場合は、蛇口の処分方法を事前に調べておく必要があります。

ほとんどの地域では資源ゴミや普通ゴミとして処分可能ですが、自治体によって処分方法は異なるので注意しましょう。

水道の仕組みを理解していないと事故が起きる

給水管との接続や、部品の設置方法適当に行うのは危険です。

蛇口の交換を自分で行うときは、ある程度水道の仕組みや構造を理解しておく必要があります。

水道の仕組みを理解していないと、すぐに蛇口にトラブルが発生したり、せっかく買った蛇口をすぐに本体ごと交換しなくてはならないこともあります。

後からじわじわと水漏れすることがある

蛇口の交換が無事に済んでも、後からじわじわと水漏れが発生することがあります。

よくある原因としては、蛇口を水道管に接続するときにシールテープがうまく巻けていなかったことが挙げられます。

蛇口から水漏れしてしまうと、作業を1からやり直さなくてはならないので注意しましょう。

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水道の蛇口の寿命と交換のサイン

水道の蛇口の寿命と交換のサイン
蛇口には、水道本体ごと交換する必要があるタイミングがあります。

以下では、蛇口の寿命や、蛇口本体の交換を検討する5つのタイミングについて解説していきます。

蛇口の寿命は10年前後

蛇口の寿命は、使用環境や家族構成による使用頻度によっても寿命は異なりますが、一般的に10年前後だと言われています。

設置してから10年が経過している蛇口は、水漏れや操作性のトラブルが発生しやすいので注意が必要です。

蛇口の部分的な不具合は、対応している部品に交換することで対処できます。

ですが、部分的な不具合を直せたとしても、蛇口本体も同様に劣化している可能性が高いことを知っておいてください。

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蛇口本体の交換を検討する5つのサイン

蛇口には様々なトラブルが発生する可能性がありますが、蛇口本体の交換を検討する5つのサインを見逃さないようにしましょう。

以下の5つのサインが現れた場合は部品の交換するよりも、蛇口本体を交換した方が安心して水道を使うことができます。

水漏れしている

蛇口はハンドルを開け閉めすることで吐水と止水の操作を行うため、経年劣化によって内部部品が磨耗して水漏れが発生します。

基本的に水漏れしたときは、パッキンカートリッジなどの部品を交換することで水漏れの症状を改善できます。

しかし、交換部品の製造が終了して手に入らない場合や、蛇口本体が老朽化している場合は蛇口ごと交換するのがおすすめです。

蛇口がグラグラする

蛇口の操作を乱暴に行ったり、取り付け台座のビスが歪むと、蛇口がグラついてしまいます。

とくにシングルレバータイプの蛇口は、1つのレバーを上下左右に操作して使用するため、劣化しやすいです。

蛇口本体やレバーハンドルに亀裂や破損がある

蛇口は余程のことがない限り、亀裂が入ったり破損することはありません。

しかし蛇口本体レバーハンドルに不具合が発生してしまうと、操作性に問題が出るだけでなく、水漏れの原因にもなるので注意が必要です。

蛇口が破損した場合は部分的な交換を行うのではなく、蛇口本体ごと交換して対処します。

レバーハンドルが固い、動かない

10年以上使い続けた蛇口は、ハンドル部分のネジが緩んでいたり、サビによって固着している可能性があります。

部品の磨耗が原因でレバーハンドルが固い、もしくは動かない場合は部品交換で修理できます。

しかし、サビによって不具合が発生している場合は、蛇口ごと交換する必要があります。

蛇口を閉めても水が止まらない

蛇口を閉めても水が流れっぱなしになる場合は、パッキンカートリッジを交換しても根本的な原因を解消できません。

ポタポタとした水漏れは部品交換で対応できる場合もありますが、蛇口本体を交換した方が安心して水道を使うことができるかもしれません。

蛇口の種類と交換手順

蛇口の種類と交換手順
蛇口は、【キッチンお風呂洗面所洗濯場】など、取り付ける場所によって種類が異なります。

取り付けタイプによっても選ぶべき蛇口は異なるので、まずは既設の蛇口を確認しておくようにしましょう。

以下では、蛇口のタイプごとの特徴と交換方法についてご紹介します。

単水栓とは

単水栓の特徴は、以下の通りです。

単水栓

    • 水、もしくはお湯のみを出す
    • 洗濯機用の給水や、屋外の散水栓として利用されることが多い
    • 構造もシンプルで、取り付け方法も比較的簡単

単水栓の価格

単水栓は、一般的なタイプのもので1,000円~3,000円前後で購入できます。

最近はデザイン性の高いオシャレなタイプも販売しているため、設置場所に応じて好みの単水栓を選ぶこともできます。

単水栓の交換方法

単水栓の交換は、以下の手順で行います。

【単水栓の交換手順】
  1. 元栓を閉める
  2. 単水栓を取り外す
  3. 給水管内の汚れを取り除く
  4. シールテープを巻き付ける
  5. 蛇口を取り付ける
  6. 元栓を開ける

単水栓が壁付けの場合は止水栓がないため、必ず水道の元栓を閉めてから作業しましょう。

蛇口の取り外しは、給水管を軸にして反時計方向にひねれば取り外せます

シールテープを巻き付けた蛇口を取り付けるときは、逆方向に1度でも回してしまうと水漏れの原因になるため注意しましょう。

台付きツーホール混合水栓とは

台付きツーホール混合水栓の特徴は、以下の通りです。

台付きツーホール混合水栓

    • 穴が2つある混合水栓
    • 比較的古いタイプのキッチンでよく見かけるタイプ
    • キッチンの天板やステンレスプレートなどの台に取り付けられている
    • 交換自体はあまり難しい作業ではない

台付きツーホール混合水栓の価格

台付きツーホール混合水栓は7,000円~20,000円前後で販売されています。費用は2ハンドルタイプシングルレバータイプかによって大きく異なります。

蛇口の利便性を重視される方には、シングルレバータイプがおすすめです。

台付きツーホール混合水栓の交換方法

台付きツーホール混合水栓の交換の流れは以下の通りです。

【台付きツーホール混合水栓の交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. シンク下の給水アダプタを取り外す
  3. 蛇口の根本のナットを取り外す
  4. 蛇口本体を取り外す
  5. 逆の手順で蛇口を取り付ける
  6. 止水栓を開ける

台付きツーホール混合水栓の交換は、ワンホールタイプとほとんど変わりません。

新しい蛇口を取り付けるときは、取り付け穴に蛇口を置いて『パッキン→座金→ナット』の順に取り付け脚に固定します。

壁付きツーホール混合水栓とは

壁付きツーホール混合水栓の特徴は、以下の通りです。

壁付きツーホール混合水栓

    • 壁の2つの穴から、水とお湯を混合させて吐水する
    • キッチンやお風呂で使用されることが多い
    • 蛇口の交換作業は比較的簡単

壁付きツーホール混合水栓の価格

壁付きツーホール混合水栓は、10,000円~20,000円前後の価格で販売されています。

台付きと同じく、2ハンドルかシングルレバータイプに分かれるため、設置場所に合わせて使いやすい方を選ぶようにしましょう。

壁付きツーホール混合水栓の交換方法

壁付きツーホール混合水栓の交換は、以下の流れで行います。

【壁付きツーホール混合水栓の交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. 古い蛇口を取り外す
  3. 取り付け脚を反時計回りに回して取り外す
  4. ネジまわりの汚れを取り除く
  5. シールテープを巻く
  6. 取り付け脚を設置する
  7. 新しい蛇口を取り付ける
  8. 止水栓を開ける

取り付け脚を取り付けるときは、八の字になるくらいまで回します。

取り付け脚は蛇口を取り付けた後に調整を行うので、最後までネジを締める必要はありません。

デッキタイプとは

デッキタイプの特徴は、以下の通りです。

デッキタイプ

  • お風呂の浴槽に直接取り付けられている台付きタイプの蛇口
  • 止水栓と蛇口本体が一体化しているのが特徴
  • 形状が異なるだけで、台付き混合水栓の交換方法と変わらない

デッキタイプ水栓の価格

デッキタイプの蛇口は、15,000円~30,000円前後の価格で購入できます。

サーモスタットタイプのものは高額ですが、温度調整を毎回行う必要がなく非常に便利です。

複雑な温度調整を行う必要がないので、ご高齢の方やお子さまがいるご家庭でも安心して利用できます。

デッキタイプの交換方法

浴室で使用されるデッキタイプの混合水栓は、以下の手順で交換します。

【デッキタイプの交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. 固定ナットを取り外す
  3. 混合水栓を取り外す
  4. 新しい止水栓を取り付ける
  5. 逆の手順で蛇口を取り付ける
  6. 止水栓を開ける

デッキタイプの混合水栓は、浴槽付近に点検口があり、給水ホース止水栓が入っています。

温水と冷水のそれぞれに止水栓があるので、どちらもドライバーを使って閉めておきましょう。

台付きワンホール混合水栓とは

台付きワンホール混合水栓の特徴は、以下の通りです。

台付きワンホール混合水栓

    • シングルレバーを上下することで吐水と止水の操作を行う
    • 左右にひねれば温度調整ができる
    • キッチンや洗面台に設置されることが多い
    • 取り付け方法は比較的難しい

台付きワンホール混合水栓の価格

台付きワンホール混合水栓は、8,000円~20,000円前後の価格で販売されています。

シンプルなタイプは価格も6,000円~と比較的安く、ランニングコストを抑えての交換が可能です。

お掃除やお手入れが楽になりますが、吐水口部分のシャワーヘッドがホースになっているタイプは、8,000~20,000円前後と高くなってきます。

台付きワンホール混合水栓の交換方法

台付きワンホール混合水栓の交換方法は、以下の通りです。

【台付きワンホール混合水栓の交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. シンク下の給水アダプタを取り外す
  3. 蛇口の根本のナットを取り外す
  4. 蛇口本体を取り外す
  5. 逆の手順で蛇口を取り付ける
  6. 止水栓を開ける

キッチンの止水栓は、シンク下の給水管に設置されているのが一般的です。

化粧板などで止水栓が隠蔽されていることもありますが、その場合は水道の元栓を閉めて対応します。

コンビネーションタイプとは

コンビネーションタイプの特徴は、以下の通りです。

コンビネーションタイプ

    • 蛇口とハンドルレバーが独立しているのが特徴
    • シャワー部分を伸縮して使用できる
    • カウンター天板や、洗面ボウルに2つの穴を開けて取り付けるタイプ
    • 交換難易度は高い

コンビネーションタイプの価格

コンビネーションタイプの蛇口は、素材やデザインによって価格は異なりますが、9,000円~30,000円前後の価格で購入できます。

先端がシャワーヘッドになっているタイプを選べば、洗面台で髪を洗ったり洗面ボウルを掃除するときに便利です。

コンビネーションタイプの交換方法

コンビネーションタイプの交換手順は、以下の通りです。

【コンビネーションタイプの交換手順】
  1. 止水栓を閉める
  2. 給水管と繋がっているナットを取り外す
  3. 台座の固定を解除する
  4. 固定具を外し蛇口とレバーを取り外す
  5. 止水栓の逆止弁を交換する
  6. 逆の手順で蛇口を取り付ける
  7. 止水栓を開ける

コンビネーションタイプの交換は比較的難しいため、DIYではなくプロの業者に依頼するのが確実に安心できる方法です。

自分で交換する場合は、作業後に水漏れが起きていないか入念にチェックするようにしましょう。

自分で水道の蛇口が交換できない時は業者に依頼するのがおすすめ

>自分で水道の蛇口が交換できない時は業者に依頼するのがおすすめ
自分で水道の蛇口が交換できない場合は、業者に依頼するのがおすすめです。

ただ、どのような場合に業者に依頼するべきなのかどのくらいの費用がかかるのか?不安に感じている方も多いかもしれません。

  • 業者に依頼すべきケース
  • 蛇口の交換費用の相場
  • 水道修理業者以外に蛇口の交換を依頼する方法

以下では、この3つのポイントについて詳しく解説していきます。

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水道の蛇口の交換を業者に依頼するべきケース

水道の蛇口の交換は、正しい手順で行えば自分で交換できます。

ただ、以下の4つに当てはまる場合は業者に依頼すると安心です。

自分で交換が難しいと感じる場合

水道の蛇口の交換はタイプによって難しく感じることも多いため、不安な方はプロの業者に依頼するのがおすすめです。

プロの水道修理業者は、様々なタイプの蛇口の交換作業を的確な判断で行うので、安心してすべての作業を任せられます。

水道設備自体が老朽化している場合

蛇口をリフォームするときに、水道設備本体が寿命を迎えていることもあります。

水道の蛇口の交換を行うときは、水道設備自体の劣化具合もきちんと確認しておく必要があります。

蛇口のみの交換で対応できるか全体を交換するべきか総合的な判断ができるのも業者に依頼するメリットの1つです。

緊急性が高い場合

蛇口から水が噴き出したり、日常生活に支障をきたすような緊急性が高いトラブルが起きたときは、すぐに業者に依頼するようにしましょう。

自分で蛇口の交換を行うと時間がかかるため、水漏れの被害が大きくなってしまうリスクがあります。

水道修理業者に依頼すれば、最短で蛇口の交換を行うことが可能です。

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水道管が金属製の場合

ご自宅の水道管が金属製の場合は、水道修理業者に依頼するのがおすすめです。

蛇口と水道管を直接繋いでいる直付け配管では、給水管をパイプソーサンダーなどの工具を使って切断する必要があります。

給水管の切断作業は、専門的な知識が必要なので業者に任せるようにしましょう。

水道修理業者の蛇口交換費用の相場

水道修理業者に蛇口交換を依頼した場合、「どのくらいの費用がかかるの?」と不安に感じている方も多いかもしれません。

蛇口の交換費用は、基本料金+作業料金+部品代』がトータルコストとなるのが一般的です。

  • キッチン:7,000円~11,000円
  • 洗面所:7,000円~10,000円
  • 浴室:10,000円~13,000円

交換する蛇口の価格によって費用だけではなく、業者によっても大きく異なります。

水道修理業者に蛇口の交換を依頼するときは、必ず事前に見積もりを依頼して工事内容や費用の内訳について確認するようにしましょう。

水道屋さん以外で水道の蛇口を交換する方法

蛇口の交換作業の依頼先は、水道修理業者だけではありません。

場合によっては水道屋さんに依頼するよりも安くなったり、手軽に依頼することができるケースもあります。

以下では、水道修理業者以外に蛇口の交換を依頼できる『ホームセンター』『住宅設備屋』『シルバーセンター』の3つについてご紹介します。

ホームセンターで交換依頼する

大手のホームセンターでは、店舗で購入した蛇口の取り付けサービスを行っています。

実店舗で操作性やデザインを確認した上で、取り付け依頼を行えるのが大きなメリットです。

ただ、基本的には外注業者に委託するケースが多いため、現地調査から見積もりまでの日程調整に時間がかかる可能性があります。

住宅設備屋に依頼する

お住まいの地域にある住宅設備屋や、工務店でも蛇口の交換を行っています。

ただし、保有している在庫で対応できない場合は、蛇口の取り寄せを行う必要があることも。

蛇口にこだわりがある場合は、蛇口の交換が完了するまでに時間がかかることを知っておきましょう。

また、営業時間も業者によって異なるため、緊急性の高い蛇口のトラブルには不向きです。

シルバーセンターに依頼する

シルバーセンターとは、高年齢者の雇用安定に関する法律に定められた、各自治体に設置される自主的な団体です。

様々な業種に特化しており、専門的なサービスを手頃な価格で受けられるのが大きなメリットです。

蛇口交換なども行っていますが、実施される曜日や対応時間は自治体によって異なります。

シルバーセンターに蛇口の交換を依頼するときは、あらかじめ対応時間や曜日を確認するようにしましょう。

業者に水道の蛇口交換を依頼するときのポイント

業者に水道の蛇口交換を依頼するときのポイント
水道修理業者に蛇口の交換を依頼するときは、以下の5つのポイントを抑えておくようにしましょう。

必ず事前見積もりを取る

蛇口の交換を依頼する際は、必ず事前見積もりを取るようにしましょう。

業者の中には詳しい見積もりを行わず、作業後に多額の費用を請求する悪質業者も存在しています。

見積もりを依頼するときは、追加料金について確認しておくと安心です。

緊急性の低いトラブルの場合は、複数の業者に見積もりを依頼する『相見積もり』を行うことで、業者の対応費用を具体的に比較できます。

蛇口交換費用の相場を知っておく

蛇口の交換を業者に依頼するときは、ある程度の費用相場について知っておくと安心です。

とくに緊急性の高い水道トラブルでは、「今すぐに交換してほしい!」という理由で悪質業者に騙されてしまうリスクがあります。

一般的な費用相場と業者が実際に見積もった内訳を比較して、後悔のない業者選びをするようにしましょう。

アフターフォローがある業者を選ぶ

業者を選ぶときは、アフターフォローの有無をしっかりと確認しておくようにしてください。

蛇口の交換に不備があると、作業後に水漏れなどのトラブルが発生することがあります。

アフターフォローが充実している業者なら、一定期間は無料で対応してもらえます。

水道局指定工事店のほうが安心

蛇口の交換を業者に依頼するときは、『水道局指定工事店』に依頼するのがおすすめです。

水道局指定工事店は、各自治体の水道局から、『適切に給水設備を設置できる』と認められた業者のことです。

水道修理の専門的な知識を有しているため、非指定工事店が対応できない給水設備のトラブルにも対応できます。

水道局工事店の多くは、修理中に物品の破損や、他社に怪我をさせた場合に適用されるPL保険に加入しています。

PL保険に加入している水道局指定工事店に依頼することで、安心して蛇口の交換を依頼できます。

交換後の保証期間や内容を確認しておく

依頼する水道修理業者によっては、保証期間や内容は異なるため注意が必要です。

蛇口の交換を依頼した後に、蛇口本体に不具合が発生するケースもあります。

水道修理業者に蛇口の交換を依頼するときは、事前に交換後の保証期間や内容についてしっかり確認しておくようにしましょう。

まとめ

まとめ
この記事では、蛇口の交換を自分で行う方法や、業者に依頼した場合の費用相場と注意点についてご紹介しました。

蛇口の交換は、正しい手順で作業すれば自分でもできます。

ですが、自分で蛇口を交換する場合は、取り付ける蛇口のタイプや取り付け環境によって、作業が難しくなります。

自分で蛇口を交換するのが不安だったり、作業が難しく感じる場合は無理をせず、プロの水道修理業者に依頼するようにしましょう。