排水溝の流れが悪い！自分で直す方法と水道業者に依頼したほうが良いケース

水まわりの排水溝の流れが悪くて困っていませんか？

排水溝が設置されている水まわり設備によって、流れが悪くなる原因と対処方法は異なります。

この記事では排水溝の中でも、『詰まりが発生しやすい場所』に焦点を当て、原因別の対処方法と水道修理業者に依頼すべきケースをご紹介します。

【この記事を読んで欲しい人】

排水溝の流れが悪い
排水溝の詰まりを解消する方法を知りたい
完全に詰まってはないけれど流れるのが遅い
蛇口の水を流すとシンクに水が溜まる
排水溝の流れが悪くなる原因を知りたい

排水溝の流れが悪くなりやすい3つの場所と原因

排水溝は、お家の中にある水まわり設備のすべてに備わっていますが、特にその中でも排水の流れが悪くなりやすい場所があります。

詰まりやすい場所としては『キッチン』『お風呂』『洗面台』の3つです。

この3つ箇所の排水溝ごとに、詰まりが発生する原因は異なります。

適切に対処するためにも、排水溝の流れが悪くなってしまう原因を確認して普段からお手入れをしておくようにしましょう。

それぞれの排水の流れが悪くなる原因を紹介します。

キッチン

キッチンの排水の流れが悪くなる原因として多いのが、ゴミ受け部分の汚れによるものです。

ゴミ受け部分には、料理をしたときの食材カスや油汚れが溜まってしまいます。

小まめに掃除をしないと排水溝にヘドロが発生して、排水の流れが悪くなるため注意しなければなりません。

わずかな汚れがの蓄積が原因で水を塞き止めてしまい、排水が追いつかずシンクに水が溜まってしまうこともあります。

また、油汚れは洗い物を行うときの油汚れが、排水トラップや排水管に蓄積してしまい、排水の流れを阻害してしまいます。

特に冬場は気温が下がるので、油汚れが固形化して詰まりの症状が現れやすくなります。

キッチンでは以下のような原因で排水の流れが悪くなります。

キッチンの水の流れが悪くなる主な場所は以下の3つです。

ゴミ受け周辺の汚れ

キッチンの排水の流れが悪くなる原因としてよくあるのが、ゴミ受け部分の汚れによるものです。

ゴミ受け部分には、料理をしたときの食材カスや油汚れが溜まってしまいます。

小まめに掃除をしないと排水溝にヘドロが発生して、排水の流れが悪くなるため注意しなければなりません。

わずかな汚れがの蓄積が原因で水を塞き止めてしまい、排水が追いつかずシンクに水が溜まってしまうこともあります。

排水トラップの詰まり

キッチンの排水溝に設置されている『ワントラップ』と呼ばれる排水トラップは、その名の通りお椀をひっくり返したような形です。

このワントラップに一定の水が溜まることで、下水管からの悪臭や害虫被害を防ぐ役割を果たしています。

排水トラップ部分はキッチンの中でもっとも汚れが蓄積しがちな場所なので、小まめに掃除しないと排水詰まりの原因になってしまいます。固形物や異物などによって詰まりが発生することが多い箇所の1つです。

排水管や排水桝の不具合

排水管や排水マスも詰まりの不具合が発生しやすい場所です。

ゴミ受けや排水トラップで受けきれなかった油汚れや食べカスなどが流れて、排水管に蓄積してしまうことが排水管の不具合の原因です。

排水マスに屋外の植物の根が侵入して排水の流れを妨げてしまうこともあります。目視で確認できない汚れなので、定期的に排水管の掃除を行わなければなりません。

また、汚れだけでなく『地盤沈下で生じた逆勾配』が原因で排水の流れが悪くなることもあります。

このような場合には、いくら排水管の掃除を行っても排水詰まりの症状を解消することはできません。

家の中で行った排水でゴポゴポと空気を含む異音が頻繁に鳴るときには、排水管周辺の不具合を疑うようにしましょう。

お風呂

お風呂の排水溝の流れが悪くなるのは髪の毛がヘアキャッチャー（ゴミ受け）に溜まることが原因です。

人の髪の毛は1日に50本〜100本は抜けると言われています。

ヘアキャッチャーの髪の毛を取り除いても水の流れが悪い場合は、排水トラップなどの排水溝内部で詰まりが発生している可能性があります。

ヘアキャッチャーで取り切れず、そのまま排水溝に流れていった髪の毛に石鹸カスや体を洗った時の皮脂汚れが付着しヘドロ状になります。

ヘドロ状の汚れが排水トラップや排水管にこびり付いていると、排水が追いつかず、足元に湯水が溜まってしまうような状態になることもあります。

洗面台

キッチンやお風呂に次いで、排水溝の流れが悪くなる水まわりは洗面台です。

洗面台では排水栓やヘアキャッチャーに絡まった髪の毛が原因で、排水詰まりが発生してしまいます。

排水栓を取り外して中を確認してみるとヘドロがこびり付いていることも多いです。この頑固な汚れによって排水の流れが悪くなるのが、洗面台の詰まりの特徴です。

洗面台で排水の流れが悪くなると、蛇口の水を流しても洗面ボウルに汚水が溜まってしまいます。

排水溝の流れが悪い場合の対処方法

キッチンや洗面台をいつも通り使っているはずなのに「なんだか排水の流れが悪い気がする」という場合には以下の方法で対処するようにしましょう。

ラバーカップで詰まりを解消する

排水溝の流れが悪いときには、まずラバーカップ（すっぽん）を使って詰まりを解消するようにしましょう。

比較的軽い詰まりはラバーカップを使うことで対処することができます。

ラバーカップを使った詰まり解消方法は以下の通りです。

ラバーカップを使った詰まり解消の手順

排水溝にラバー部分をあてる
ゆっくりと押し込む
一気に引き抜く
1～3の作業を繰り返す

排水溝にラバー部分をあてるときには、隙間ができないようにしましょう。

ラバーカップを使って排水詰まりを解消するコツは、押し込むときはゆっくり！引き抜くときは勢いよく！です。

詰まりが上手く解消されたときには「ゴボッゴボッ」と音がして水が流れていくはずです。

ラバーカップはホームセンターや100均などで購入することができます。

ただし、排水溝の大きさに合わせてサイズを選ばなければなりません。

トイレ用と分けて購入しておくようにしましょう。

代用案～ペットボトルで代用する方法～

排水溝の詰まりはラバーカップで対処できることをお伝えしましたが、自宅にラバーカップがないという方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときには、ラバーカップの代わりにペットボトルを使う方法があります。

排水詰まりを解消するために空気圧を利用するという点では同じです。

ペットボトルを使った詰まり解消方法は以下の通りです。

ペットボトルを使った詰まり解消の手順

排水溝にフタを外したペットボトルを差し込む
隙間ができないようにする
ペットボトルをペコペコする
詰まりが解消されたか確認する

この方法を使えば、ペットボトルで排水管内部の水圧を上げて詰まりを解消しやすくなります。

ペットボトルは2Lタイプのものがおすすめですが、洗面台などは排水溝が小さいため500mlのものでも大丈夫です。

できるだけ柔らかめのペットボトルを使うのがポイントです。

排水溝のサイズに合わなかったり、うまく詰まりを解消することができない場合もあるかもしれません。

そんな場合はペットボトルを横半分に切って、押し込んだ後に引き抜く方法を試してみてください。

ワイヤー式パイプクリーナーで詰まりを解消する

ワイヤー式パイプクリーナーは、ワイヤーの先にブラシが取り付けられている道具です。

空気の圧力で詰まりを解消するラバーカップとは違って、直接詰まりの原因を掻き出すことができるため高い効果が期待できます。

ただし、ワイヤー式パイプクリーナーを使って詰まりを除去するときには、力任せに作業してしまうと排水管を傷付けてしまいます。

ワイヤー式パイプクリーナーは塩ビ管などの排水管の詰まりには有効ですが、蛇腹状のホースなどに使用すると穴が開くこともあります。

作業をするときには細心の注意を払って行うようにしましょう。

ワイヤー式パイプクリーナーを使った詰まり解消の手順

ワイヤーブラシを排水溝に差し込む
ゆっくりと奥へ進める
詰まり箇所に達したら上下、回転させて貫通させる
水を少しずつ流し入れて詰まりが解消されてか確認する

ワイヤー式パイプクリーナーはホームセンターやネットショップで購入することができます。

長さや太さなどを間違えてしまうと使用することができません。

必ず自宅の排水管の種類などを確認してから購入するようにしてくださいね。

代用案～ハンガーで代用する方法～

ご自宅にあるハンガーを代用する際はペンチなどでハンガーを切断し、真っすぐに伸ばして使用します。

先端部分で排水管を傷付けないように先端を輪っか状にして丸めましょう。

使い方はワイヤー式パイプクリーナーと同じです。

ただし、無理にハンガーを押し込まないように注意してください。

なかなか詰まりが解消できない場合には、無理に作業を行わずに水道修理業者に依頼するようにしましょう。

排水溝の流れが悪いのを放っておくと起きる3つのトラブル

「排水溝の流れが悪い」「少しずつしか水が流れない」という軽度の詰まりは、人によってはそのまま放置してしまうケースも多いのではないでしょうか？

完全に排水がつまってから対処しようとしている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、今の状況をそのまま放置してしまうと深刻なトラブルに繋がってしまう可能性があります。

悪臭被害が生じる

排水溝の流れが悪いという症状のほとんどは『排水溝や排水トラップに生じた汚れ』が原因です。

蓄積した汚れをそのまま放置してしまうと、腐敗臭などの悪臭が生じてしまいます。

とくにキッチンで生じた油汚れや残飯などがヘドロ状になった物体は嗚咽が走るほどの激臭です。

生活するうえで大きなストレスの原因になってしまいます。

水漏れ被害の可能性もある

軽度の排水詰まりはそのまま放置していると、完全に排水経路を塞いでしまい排水の逆流や、水漏れなどのトラブルが起きる危険性があります。

集合住宅などの場合は、水漏れが発生してしまうと階下にまで大きな被害を及ぼしてしまうリスクがあります。

大掛かりな修理が必要になる

排水の流れが悪いという不具合をそのまま放っておくと、排水管内部の汚れがさらに深刻化して大掛かりな工事が必要になってしまいます。

高圧洗浄やトーラー作業などを行わなければ解消できない頑固な詰まりになるリスクがあります。

水道修理業者に依頼すべき排水溝の詰まり

排水溝の流れが悪い場合には、排水溝や排水トラップを掃除することで解消することができます。

しかし、数移動業者に依頼するべき詰まりのケースもあります。

以下の3つに当てはまる場合にはプロの水道修理業者に依頼するようにしましょう。

自分で改善できないほどの詰まり

自分で改善することができないほど重度の詰まりである、排水溝が完全につまっている場合は注意が必要です。

無理をせず水道修理業者に依頼するようにしましょう。

比較的浅い部分で排水詰まりが発生していても、排水管全体に汚れが固着していることもあります。

原因がいくつも重なって生じた排水詰まりは、繰り返し詰まりの症状が発生してしまうリスクがあります。

根本的な対策が重要です。

家全体の排水の流れが悪い

家全体の排水溝からゴポゴポと音がするような場合には業者に依頼するのがおすすめです。

詰まりの原因がかなり奥の方で発生しているか、排水管そのものにトラブルが生じている可能性があります。

排水マスの詰まりが原因で引き起こされる詰まりなども、自分で対処することは難しいです。

プロの水道修理業者に依頼して掃除してもらうようにしましょう。

原因が分からない

排水溝の流れが悪い原因が分からない場合には、水道修理業者に依頼して詰まりが生じる根本的な原因を特定してもらわなければなりません。

原因の分からない詰まりに対しては、無理にワイヤー式パイプクリーナーなどで掃除してしまうと排水管を傷めてしまう可能性もあります。

水道修理業者に依頼するメリット

水道修理業者に依頼することで得られる大きなメリットは、確実に排水詰まりを解消できることです。

プロの水道修理業者は豊富な知識と技術力で、一般人では分からない排水詰まりの根本的なトラブルの原因にも的確に対処することができます。

排水詰まりを自分で修理しようとしたことが原因で、排水管を傷付けて水漏れなどの二次被害が発生してしまう場合もあります。

集合住宅で浸水被害などが発生してしまうと、重大な責任問題となってしまうリスクも考えられます。

キッチンやお風呂、洗面台などの水まわりを使えないと生活に大きな支障をきたしてしまうため、少しでも早く排水詰まりを解消したいですよね。

緊急系の水道修理業者なら、24時間どのタイミングで排水詰まりのトラブルが発生しても迅速に対処することが可能です。

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水道修理業者に依頼した場合の費用相場

排水溝の流れが悪いのを業者に依頼して修理してもらうときの費用は作業内容によって大きく異なります。

排水溝のゴミ受けの掃除や、排水トラップ内の汚れが原因で引き起こる軽度の詰まりは4,000円～10,000円程度の費用で解消してもらうことができます。

トーラー作業などを使って排水管内部の詰まりを直接除去する作業の場合は、10,000円〜30,000円前後が費用の目安になるでしょう。

トーラー作業は詰まりの原因となっているものが、どの位置にあるのかでも修理にかかる費用は大きく異なってきます。

排水管の奥深くで生じた詰まりを除去する場合には、その距離に応じて費用も上がってしまうということを理解しておきましょう。

高圧洗浄機を用いた作業の場合には戸建ての場合、15,000円〜100,000円が費用相場です。

業者に依頼すると「高額な費用が請求されそうで不安」だと感じる方も多いかと思います。

ほとんどの水道修理業者は、必ずはじめに見積もりを行い、必要となる作業に伴う料金の内訳を計算して提示してくれます。

複数の水道修理業者に見積もりを依頼する『相見積もり』がおすすめです。

相見積もりを行うことで、対応の良し悪しや費用の比較を行うことができるため、安心して修理を依頼することができます。

相見積もりを行うときには、見積もりやキャンセル料が無料の水道修理業者に依頼するようにしてくださいね。

水の救急隊は【出張費・見積・キャンセル】無料で行っています。

水道修理業者の選び方のポイント

水道修理業者を選ぶときに「どんなポイントに気を付ければいいの？」と疑問に思われている方も多いかもしれません。

水道修理業者なんて頻繁に利用するものではありませんよね？

いざトラブルが生じた場合に、どんな水道修理業者を選べばいいのか知っておかなければ後悔してしまうこともあります。

全国に数多く存在する業者の中から選ぶ場合には以下の3つにポイントに注目するようにしましょう。

水道局指定工事店から選ぶ

業者を選ぶときには必ず水道局指定工事店の中から選ぶようにしましょう。

水道局指定工事店は、「給排水設備の工事を適切に行うことができる」と各自治体の水道局から認められた業者です。

排水管の工事などが必要な場合には、水道局指定工事店でなければ対応することができないことがあります。

くらしのマーケットなどで適当に選んだ業者は、非指定業者の場合も多いので注意しましょう。

ホームページの作りこみを確認する

業者に依頼するときには、まずは必ずホームページを念入りにチェックしましょう。

ホームページは一般の方でも分かりやすいように、料金体系や修理内容の説明がされているはずです。

詳しい説明もない場合には、修理後に想定外の費用を請求されてしまう恐れもあります。

業者がどのような資格を有しているのか、料金体系はどのようになっているのかをきちんと確認しておかなければなりません。

会社情報（所在地・電話番号・代表者名）は安心して依頼するためにも重要な要素の1つなので、チェックするようにしてくださいね。

費用の安さだけで判断しない

業者に排水詰まりの修理を依頼するときに「とにかく値段が安ければいい！」という思いから修理費用だけで業者を選んでしまう方がいます。

価格だけで業者を選んでしまうのは、危険なので注意してください。

作業内容によって価格は大きく異なるということを先ほどお伝えしましたが、あまりにも価格が安い場合には悪質業者の可能性が高くなります。

修理後に身に覚えのない別料金を請求される被害も考えられます。必ず見積もりで料金の詳細を確認するようにしましょう。

水道修理業者のまとめサイトで口コミや評判を確認しよう

水道修理業は参入障壁が低く、誰でも簡単に仕事を始めることが可能です。
そのため、日本全国の水道修理業者や職人さんの技術や対応力の差はかなり大きいです。
サービス・知識・技術・経験・対応力など、同じ水道修理会社の中でも人によって大きな差があるのも事実です。

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