タンクレストイレの最も大きな特徴は、その名の通り「トイレタンクがない」ことです。
さらに水の流れを制御するバルブを本体に内蔵することで、スタイリッシュなデザインになり、省エネ性能にも優れています。
そこで今回の記事では、タンクレストイレのメリットについて、革新的なデザインや省エネ性能、お手入れのしやすさなどを詳しく解説します。
タンクレストイレに興味がある方や、新しいトイレへの交換を検討している方は必見です!
【この記事を読んで欲しい人】
- タンクレストイレに変えようか迷っている
- タンクレストイレのメリット・デメリットを知りたい
- タンクレストイレとタンク式トイレの違いを知りたい
- タンクレストイレの注意点について知りたい
- タンクレストイレの仕組みや構造が気になる
- タンクレストイレの後悔しない選び方を知りたい
タンクレストイレとは?構造と特徴
タンクレストイレとは、便器の背面に貯水タンクがないタイプのトイレです。
トイレに水道管を直接繋いで、水圧をコントロールすることによってトイレの排水を行います。
日本では、TOTOのタンクレストイレ『ネオレスト』が1993年に初めて販売されました。
優れたデザインや高い節水効果が人気となり、現在では各メーカーから、さまざまなシリーズのタンクレストイレが販売されています。
タンク式との違い
従来型の組み合わせトイレであるタンク式トイレと、タンクレストイレの大きな違いは排水の仕組みです。
『タンク式トイレ』『タンクレストイレ』排水の仕組み
- タンク式トイレ :トイレタンク内に溜めた水の重みを利用して排水
- タンクレストイレ:繋がれている水道管から直接排水
タンク式トイレは一度トイレの水を流すと、再びタンク内に水が溜まるまでトイレの水を流すことができません。
対して、タンクレストイレは水道管に直接繋がれているため、繰り返し排水を行うことが可能です。
タンクレストイレの7つのメリット
タンクレストイレの主なメリットは、以下の7つがあります。それぞれ詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
節水効果が高く水道代が安くなる
タンクレストイレの大きなメリットの1つとして、『節水効果の高さ』が挙げられます。
20年程前のトイレでは、1回の洗浄に15L以上の水が必要でした。
対して、最新のタンクレストイレは約3分の1の3L程度の水量で洗浄が可能です。
では実際にどのくらいの節水効果があるのかを、TOTOのトイレで比較してみましょう。
トイレのタイプ:タンク式【CS380BP】 | |
洗浄水量 | 大10L/小8L |
1日あたりの洗浄水量 | 136L |
トイレのタイプ:タンクレストイレ【ネオレストLS】 | |
洗浄水量 | 大3.8L/小3.0L |
1日あたりの洗浄水量 | 51.2L |
同じTOTOのトイレでも、60%以上も使用水量を抑えることができます。
タンクレストイレに変更するだけで、年間に7,300円も水道代が安くなるってすごいことですよね。
トイレのタイプによっては、年間で1万円~2万円の水道代が浮くこともあります。
デザイン性が高くおしゃれ
タンクレストイレは従来のトイレと比較してもデザイン性が高いため、トイレ空間にこだわりたい方に人気です。
近年では用を足すためだけでなく、インテリアとしてのトイレの在り方が重要視されるようになってきました。
これまではクリームカラーやホワイトカラーのトイレが一般的でしたが、現在では様々なカラーバリエーションも展開されています。
トイレが広く感じる
タンクレストイレに変更することで、トイレが広く感じられます。
比較的狭くなりがちなトイレですが、タンクレストイレはタンクがないので、限られたスペースを有効活用できます。
具体的には、奥行きに10㎝前後の余裕が生まれ、高さも30㎝前後低くなります。
トイレタンクがないことで、座ったときに壁面から圧迫感を感じないのも大きなメリットです。
お手入れや掃除が楽になる
タンクレストイレに変えることで、これまでのタンク式トイレに比べて、毎日のトイレ掃除やお手入れが簡単になります。
タンクレストイレは従来の組み合わせトイレと比べて、接合部分や余計な凸凹がないフラットな作りなので掃除がしやすいのも魅力の1つです。
汚れが付着しにくい特殊コーティング加工がされているタイプや、奥まで手が届くように便座がリフトアップする機能が付いているタイプもあります。
機能性が高い
タンクレストイレは、トイレの中でもっともグレードが高く、温水洗浄便座が標準装備となっています。
従来のトイレには付いていなかった、様々な機能が非常に充実しているのが特徴です。
例えばトイレ中にリラックスミュージックが流れたり、夜中に利用しても明るさで目が覚めにくいライトが付いているものもあります。
トイレメーカー各社がタンクレストイレに最新技術を取り入れ、独自の機能を充実させています。
連続でトイレの水を流せる
タンクレストイレは水道管に直結しているため、連続でトイレの水を流すことができます。
従来のタンク型は、水を流してから再び水が溜まるまでに約2分程度の時間が必要でした。
ですが、タンクレストイレは朝のバタバタとした時間帯も連続してトイレを使用できるため、これまでのようなストレスを感じることがありません。
流す音が静かになる
タンクレストイレはトイレタンクがないため、水流をコントロールして吸い込むように排水する必要があります。
従来のトイレは排水時の音が大きいというイメージでしたが、近年のタンクレストイレはこの問題を解決して水を流すときの音が静かになっています。
タンク式のトイレは、排水時に加えて貯水の際に水音が鳴るため、音が気になる方も多かったかもしれません。
その点、タンクレストイレは水道管から一気に排水を行う機械的な音なので、不快感は少なく感じるはずです。
タンクレストイレの7つのデメリット
タンクレストイレには、メリットだけでなくデメリットもあります。
組み合わせトイレからタンクレストイレへの交換を検討されている方は、以下の7つのデメリットについて知っておくようにしましょう。
電化製品のため電源が必要不可欠
タンクレストイレは、家電製品なので必ず電源が必要です。
したがって、温水洗浄便座を設置したことがないご家庭や、和式便所からタンクレストイレに変更する場合は電源工事が必要です。
また、既存のコンセントを設置している場合でも消費電力が異なります。
タンクレストイレの設置を検討する際は、別途工事が必要かを確認しておくようにしましょう。
停電時は手動で水を流さないといけない
タンクレストイレは電気を使って水を流すため、停電した場合は手動レバーなどを使って排水する必要があります。
また、メーカーによっては電池やパーツを別途購入する必要があるケースもあります。
手洗い管が付いていない
洗面所が隣接していれば洗面所で手を洗えるため、あまり問題はありませんが、タンクレストイレには手洗い管が付いていません。
トイレで手を洗いたい場合は、別で手洗い器をつける必要があります。
水圧が弱いと設置できないケースもある
タンクレストイレは、高層マンションや水圧が弱い建物では設置できないケースもあるため注意しましょう。
水圧が足りない物件では、ブースターを設置して対処できることもあります。
タンクレストイレの設置を検討している場合は、あらかじめに水圧のチェックが必要です。
温水洗浄便座のみの交換ができない
タンクレストイレは便器と温水洗浄便座が一体になっている構造なので、温水洗浄便座のみの交換ができません。
温水洗浄便座が故障した場合は、トイレ本体を交換しなければならないケースもあります。
タンク式より本体価格が高額
タンクレストイレは従来のタンク式と比較すると本体価格自体が高く、リフォームにかかる費用が高額になりやすいのが特徴です。
追加で必要となる工事内容や、オプションによっても最終的な価格に大きな影響を与えるため、こだわればこだわるほど高額になってしまいます。
トイレが詰まりやすい
タンクレストイレは少ない水量で排水を行うため、従来のタンク式のトイレよりも詰まりが発生しやすいデメリットがあります。
1度に大量のトイレットペーパーを流したり小のみで洗浄を行ってしまうと、トイレ詰まりの原因になりやすいため、注意しましょう。
後悔しないタンクレストイレを選ぶポイントと注意点
古いトイレを最新のタンクレストイレに変更した場合、すべての方が満足するわけではありません。
場合によっては、「タンクレストイレに交換しなければよかった…」と後悔してしまうケースもあります。
以下では、後悔しないタンクレストイレを選ぶためのポイントと注意点についてご紹介します。
選び方のポイント
タンクレストイレを選ぶときは、以下の5つのポイントを確認するようにしましょう。
サイズと設置スペースの広さを確認しておく
タンクレストイレで立ち座りをする場合に必要な最低寸法は、便座の先から扉までが50㎝以上です。
また、手洗い器や手すりなどを新たに設置する場合は、十分なスペースを確保できるかチェックしましょう。
排水方式を確認しておく
タンクレストイレを選ぶときには『排水芯の位置』を確認しておく必要があります。
トイレの排水方式は、『床排水』『壁排水』の2種類あり、それぞれ測り方が異なります。
・『床排水』
排水管が壁に接続されておらず、排水管が見えないタイプ。
便器と床の接地面のキャップから、壁までの位置を測ります。
・『壁排水』
排水管が壁や立管に繋がっているタイプ。
床から排水管の、真ん中までの高さを測るようにします。
メーカーによって排水芯の位置は異なるため、タンクレストイレに交換する場合には必ずチェックするようにしましょう。
水圧を確認しておく
タンクレストイレを設置するときには、事前に水圧を確認しておく必要があります。
タンクレストイレに必要な最低水圧は0.05Mpa(1分間に10Lの水量を流動させることのできる水圧)です。
・止水栓が床にある場合 :4L以上
・止水栓が壁側にある場合:4.5L以上
最近では水圧の弱さをカバーできるブースターもあるため、水圧が不安な方は気軽に専門業者に相談してみましょう。
自分に必要な機能を決めておく
タンクレストイレのリフォームは従来のタンク式へのリフォームと比べても高額になりやすいです。リフォームを行う前に、あらかじめ必要なタンクレストイレの機能を決めておくようにしましょう。
タンクレストイレは一見便利な機能が多いですが、日常的に使わない機能は避けることも重要なポイントの1つです。
掃除方法を確認しておく
タンクレストイレを選ぶときには、ご希望のトイレの掃除方法についてきちんと確認しておくようにしましょう。
タンクレストイレはお手入れや掃除がしやすいのが特徴ですが、操作が思った以上に難しく感じてしまうこともあります。
掃除方法は各メーカーのタンクレストイレごとに異なるので、自分に合ったタイプのものを選ぶようにしましょう。
タンク式のメリットと比較する
タンク式のトイレから最新のタンクレストイレに交換を検討している方は、必ずタンク式とのメリットを比較するようにしましょう。
タンクレストイレは、多機能でハイグレードなトイレです。ですが、故障した場合に修理費用が高いなど、どうしてもランニングコストがかかってしまいます。
対して、組み合わせトイレであるタンク式は、温水洗浄便座に不具合が発生しても交換で対処することが可能です。
タンクレス式と、タンクレス式のメリットをそれぞれ比較した上で、どちらを選ぶか総合的に判断するようにしましょう。
タンクレストイレの注意点
タンクレストイレを選ぶときは、以下の注意点について知っておく必要があります。
自分で修理や部品交換ができない
タンク式のトイレは水が止まらなかったり水漏れが発生した場合、ボールタップなどの部品を交換して、自分で修理交換できます。
しかし、タンクレストイレは水漏れなどのトラブルが発生しても、自分で部品交換ができません。
部品はメーカーから直接取り寄せする必要があり、一般的な修理業者では対応できないケースも多いです。
電源がない場合はコンセントの設置工事が必要
タンクレストイレは、専用コンセントがトイレにないと設置できません。
これまで温水洗浄便座などを設置していた場合には問題ありませんが、電源がない場合はコンセントの設置工事が必要です。
人気メーカー別|2023年最新タンクレストイレの紹介
タンクレストイレは、各メーカーから様々なシリーズが販売されています。
メーカーごとにどのような違いがあるのか分からないと、どのタンクレストイレを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
以下では、人気メーカー別の最新タンクレストイレをご紹介します。
TOTO:【ネオレストシリーズ】NX
TOTOタンクレストイレの最上級モデル『ネオレストNX』は、トイレをキレイに保ちたい方、トイレにこだわりがある方におすすめです。
高級感のあるデザインに、最先端の技術を使った機能が充実しているのが大きな特徴です。
トイレを使用する前に自動で便器に除菌ミストを吹き付けて、汚れの付着を防止します。
使用中にしっかりと脱臭を行うので、ストレスフリーなトイレ環境を手に入れることができます。
トイレを使っていないときでも、独自のきれい除菌水で洗浄や除菌を行うため、常に清潔なトイレを保つことが可能です。
LIXIL:【サティスシリーズ】サティスG
LIXILの最新技術を駆使したサティスシリーズ『サティスG』は、『G8』『G6』『G5』の3つの異なるグレードが販売されています。
最上位のG8は部屋暖房、リラックスミュージックを搭載。
便座だけでなくトイレ空間全体を暖め、着座すると自動で音楽が再生します。
トイレを第2のリビング空間に感じられるほど贅沢な仕様のサティスGは、他にない特別なトイレをお探しの方にピッタリです。
『フルオート便座』『フルオート便器洗浄』『便フタ閉後洗浄』モードも搭載しているため、トイレを流し忘れる心配もありません。
Panasonic:【アラウーノシリーズ】L150
パナソニックの『アラウーノL150』は、タイプ0~2の3種類のグレードから選ぶことのできる最新タンクレストイレです。
激落ちバブルやオゾン水散布、パナソニック独自のナノイーXなどの機能を搭載。
アラウーノL150は便利と健康をサポートする、『アラウーノアプリ』に対応しています。
スマートフォンと連携することで、『トイレのお手入れ時期』『お通じモニタ』『みまもりモニタ』が利用可能です。
ご年配のご家族や小さなお子さまがいるご家庭でも、安心のタンクレストイレがL150の大きな特徴です。
タンクレストイレにリフォームする際の費用相場と期間
タンクレストイレにリフォームする際の費用相場と、工事にかかる期間が気になる方も多いのではないでしょうか?
はじめてのリフォームの場合は、とくに費用相場や工事期間の目安が分からないと心配ですよね。
以下では、タンクレストイレにリフォームする際の具体的な費用相場と工事期間について詳しくご紹介します。
タンクレストイレの設置費用の目安
タンクレストイレの交換には10万円~15万円前後の工事費用がかかります。
さらに手洗い器を設置する場合は、以下のとおりです。
- 本体価格:4万円~10万円
- 設置工事:3万円
- 配管工事:3万円程度
タンクレストイレの設置費用は、選ぶトイレのグレードや必要工事によって大きく異なります。
必ず事前に見積もりを取り、詳しい内訳を確認するようにしましょう。
急ぎでない場合は、複数の業者に見積もりを依頼する『相見積もり』がおすすめです。
相見積もりを行うことで適正な費用相場や、作業内容を具体的に比較できます。
設置完了までの工事期間
タンクレストイレの設置は、2~3時間程度で完了します。
- 既存のトイレが和式トイレの場合 :1日~3日程度
- 壁や床の張替え作業を追加で行う場合:1~2週間程度
タンクレストイレの設置完了までの工事期間は、現在取り付けているトイレの状態や、理想とする完成形によって異なります。
タンクレストイレに交換する場合の水道業者の選び方
タンクレストイレの設置を依頼する際の、業者の選び方が分からずお困りではありませんか?
業者によって費用は異なりますが、価格だけで選んでしまうと悪質業者に騙されてしまうリスクもあるので注意する必要があります。
タンクレストイレの交換を依頼する場合の水道修理業者の選び方は、以下の3つのポイントに注意するようにしましょう。
アフターフォローがあるか
タンクレストイレの設置を依頼するときには、アフターフォローが充実している水道修理業者を選ぶようにしましょう。
万が一ですが、タンクレストイレのリフォームが完了した後に不具合が起きることも考えられます。
トイレ本体の初期不良だけでなく、取り付け時の施工不備なども考えられるので注意が必要です。
アフターフォローがしっかりしている業者を選んでおけば、一定期間内は無料で修理対応してもらえます。
水道局指定工事店かどうか
水道修理業者には水道局指定工事店と、非指定工事店の2種類があります。
水道局指定工事店は、各自治体の水道局から『適切に給排水設備を設置することができる』と認められた業者です。
非指定工事店は部品交換などの軽微な作業を行うことはできますが、給排水管設備に伴う修理や工事は行えません。
対して水道局指定工事店は、万が一給排水管設備に不具合が発生したときもすぐに対応できます。
水道修理業者を選ぶときは、指定工事店かどうかを依頼前に必ずチェックしておくようにしましょう。
見積もり内容が分かりやすいかどうか
業者に見積もりを依頼するときには『見積もり内容が分かりやすいかどうか』についてもきちんと確認しておく必要があります。
見積もり書は、依頼主が安心して施工を任せることができるように作成される書類です。
見積もりを依頼した時点で、見積もり書の内訳が分かりにくい業者には注意しましょう。
タンクレストイレのメリットに関するよくある質問
以下では、タンクレストイレのメリットに関するよくある質問についてまとめています。
タンクレストイレへの交換を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
タンク式と比べて水道代はどれくらい変わる?
年間での水道代では1万円~2万円近くの違いがあるため、少しでも早めに交換した方がお得になります。
タンク式とタンクレストイレを使用水量で比較すると、60%以上の節水効果があります。
タンクレストイレの設置に必要な水圧測定はどうやる?
タンクレストイレの設置に伴う簡易的な水圧測定は、バケツを使って測定できます。
既設の止水栓にホースを取り付け、10秒間放水を行って水量を測ります。
タンクレストイレの最低必要水圧は、0.05MPaです。
- 壁に止水栓がある場合:4.5L以上
- 床に止水栓がある場合:4.0L以上
上記の水量が確認できれば、タンクレストイレの設置に必要な最低必要水圧の0.05MPaを満たしていることがわかります。
タンクレストイレで、停電時はどうやって流せばいい?
タンクレストイレは電子制御で排水を行うため、停電時は手動で流す必要があります。
例えばTOTOネオレストの場合は、サイドカバー内のレバーを30秒引き続ければ、内部電源で排水が可能です。長期間停電が続く場合は、電池を入れることで使用できます。
停電時の対処方法はメーカーごとに異なるため、取扱い説明書を確認してみましょう。
タンクありとタンクなしのどちらが良い?
タンクありのトイレと、タンクなしのトイレはどちらにもメリットデメリットがあります。
- タンクありの組み合わせトイレ:ランニングコストも安くメンテナンス性も高い
- タンクレストイレ :機能性とデザイン性が非常に優れている
こだわりがとくにない場合は、タンクありの組み合わせトイレを選ぶのがベストな選択です。
タンクレストイレは壊れやすい?
タンクレストイレは複雑な構造であるため、バルブやポンプに故障が起きても自分で修理できません。
比較的歴史の浅いタンクレストイレの信頼性は、タンク式と比べるとどうしても低く感じてしまうかもしれません。
タンクレストイレのメンテナンス方法は簡単?
タンクレストイレの基本的なメンテナンスは方法は簡単です。
中には、使用時に汚れが付着しにくいように除菌水でコーティングする機能や、自動洗浄機能が付いているものもあります。
トイレタンクがないことで、タンク式トイレでは掃除しづらい便座と便器の隙間なども掃除しやすいです。
ただし水漏れなどのトラブルがおきた場合は、自分でメンテナンスできないので注意しましょう。
タンクレストイレはなぜ流れるの?
タンクレストイレは、排水を行うための仕組みがタンク式トイレと根本的に異なります。
タンクレストイレは水道直結式で、水道水の水圧を利用して排水を行います。
連続で水を流して使用できる上に、電子制御によって少ない水量でも便器内を渦巻くように洗浄するため、節水効果が高いです。
タンクレストイレの寿命は短い?
電子部品が多く使われているため、これまでのタンク式と比べると部品の寿命が短いと言われていますが、実は寿命には関係ありません。
タンクレストイレだけでなく、タンク式トイレ、一体型トイレは8年~13年で交換を検討する必要があります。
ただ、従来のタンク式と比べると一度故障した際に修理ができず総取り換えが必要というデメリットは拭えません。
まとめ
タンクレストイレへの交換を検討されている場合は、メリットとデメリットを確認して、後悔のないトイレ選びができるようにしてくださいね。
この記事では、タンクレストイレのメリットについて深く掘り下げてご紹介しました。
ご自宅の新しいトイレにタンクレストイレを選ぶ際の、総合的に判断する材料としてお役立ちできれば幸いです。
水のトラブルなら水の救急隊へ
水の救急隊なら即日対応可能です!
口コミや実績から水道修理業者を比較しよう
水道修理業者を判断する材料として、口コミサイトや公式サイトの修理実績などを確認するのもおすすめです。水道屋さんの口コミをまとめたサイトも多くあるので、そちらを確認したり、SNSを確認するのもいいかもしれません。
地域密着型の修理業者を選べば安心
一刻を争うような水のトラブル発生している場合、水道修理業者をじっくり選んでいる場合ではないと思われる方もいるかもしれません。そんな時は、地域密着型の水道屋さんを選ぶといいでしょう。家の近くの水道修理業者を見つけておけば、早ければ30分以内に修理を始めてもらえるかもしれません。
近くの水道屋さんなら市区町村単位で近くの水道屋さんを探すことができます。