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ウォシュレットは後付けできます|取付方法や賃貸住宅での注意点も

ウォシュレットは後付けできます|後付け出来ないトイレや注意点|賃貸物件の注意点も トイレ
トイレ

普段からトイレのウォシュレットを使い慣れている方は、引っ越し先のトイレにウォシュレットが付いていないと残念ですよね。
でも大丈夫、ウォシュレットは基本的に後付けできます。

ウォシュレットの設置には必ず電源コンセントが必要となりますが、ウォッシュレットには電源不要の温水洗浄便座もあります。

ただし、ウォシュレット取付時の注意点やウォシュレットが後付けできない場合もあるので、取付先のトイレをよく確認しておきましょう。

この記事では、【ウォシュレットを後付けできる条件と賃貸物件での対処法】も合わせて解説しています。

【この記事を読んで欲しい人】

  • ウォシュレットを後付けしたい
  • ウォシュレットを取付できる条件が知りたい
  • トイレに電源が無くて困っている
  • なんとかしてウォシュレットを取り付けたい
  • 自分でウォシュレットの取付できるか悩んでいる
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  1. 結論:ウォシュレットは後付けできることがほとんど
    1. ウォシュレットを後付けできないケース
  2. ウォシュレットが取り付けできるトイレ
    1. 背中側にタンクがある洋式トイレ
  3. ウォシュレットの後付けができないトイレ
    1. タンクレストイレ
    2. デザイン便器
      1. 後付けできないデザイン便器の品番
    3. ワンピース便器
      1. 後付けできないワンピース便器の品番
    4. バリアフリー便器
    5. 旧型のスワレット
  4. ウォシュレットを後付けできるTOTO製便器の見分け方と品番
    1. TOTOの便器サイズは2種類
    2. 品番を確認する
      1. エロンゲート型
      2. レギュラー型
  5. LIXILのシャワートイレを後付けできる便器一覧
      1. シャワートイレの取付可能表
  6. ウォシュレットの取付に必要なもの
  7. 条件ありでウォシュレットが取り付けできるトイレ
    1. 隅付タンクのトイレ
    2. フラッシュバルブのトイレ
    3. 和式トイレ
  8. 引っ越しに伴うウォシュレットの取り外し取り付け
  9. ウォシュレットを後付けする際に確認すること
    1. コンセント(電源)の有無
    2. 取り付けスペース(寸法)に余裕はあるか
  10. ウォシュレットを選ぶ
    1. ウォシュレットの『貯湯式』『瞬間式』の違いとは?
      1. 貯湯式のウォシュレット
      2. 瞬間式
  11. トイレにコンセント(電源)がない場合
    1. トイレ内にコンセントを新設する
    2. 延長コードをトイレ内に引き込む
  12. 電源を引く工事は電気工事店・リフォーム業者などに相談
  13. 賃貸のユニットバスは要確認
    1. 大家さんには事前に確認を
    2. 感電の恐れがあるのでコンセント(電源)の引き込みができない
    3. 電源を用意する場合は大掛かりな工事が必要
    4. 電源不要の電池式洗浄便座なら後付けできる
  14. 自分でウォシュレットを取り付ける事は可能
    1. 自分で取り付けるメリット
    2. 自分で取り付けるデメリット
  15. 水道設備業者に依頼したほうが早くて確実
    1. 業者で取り付けるメリット
    2. 業者で取り付けるデメリット
    3. ウォッシュレットの後付けに必要な道具
  16. SNS上のウォシュレットの後付けに関する感想や口コミ
  17. ウォッシュレットを後付けしてからやっておきたいメンテナンス
    1. 毎日のトイレ掃除で汚れをふき取る
    2. ノズル掃除
    3. カビの発生につながる
  18. まとめ|ウォシュレットは後付けできます|後付け出来ないトイレや注意点|賃貸物件の注意点

結論:ウォシュレットは後付けできることがほとんど

賃貸や古い中古物件にはウォシュレットが付いてないトイレが多いです。
ですが、TOTOやLIXILの一般的な洋式トイレ(ロータンク)であれば、ウォシュレットのサイズに気を付ければ後付け可能です。ただし、小さい便器の場合は見た目が悪くなることがあります。

また、和式トイレでも、TOTOのスワレットなら『洋式へ変更+ウォシュレットの設置』が可能です。

ウォシュレットを後付けできないケース

ウォシュレットの後付けは100%可能ではありません。
サイズ・形状・コンセントの有無など、状況によっては設置が難しくなるケースがあります。

  • ハイタンクのトイレ(天井付近にトイレタンクがある)
  • 狭いユニットバス
  • トイレ内にコンセントがない
  • 汲み取り式(ぼっとん便所)
  • 便器の長さが440㎜以下の便器

上記のパターンに当てはまる場合は、購入前にウォシュレットの後付けが可能か、店員さんに確認するようにしましょう。

ウォシュレットが取り付けできるトイレ

ウォシュレットが取り付けできるトイレ


ウォシュレットは、一般的な洋式トイレ(国内メーカーの便器)であれば、ほぼ取り付け可能です。
販売されているウォシュレットの多くは、一般的なトイレにサイズが合うように造られています。
そのため、トイレとウォシュレットのメーカーが違ってもサイズが合えば取り付け可能です。
ただし、トイレの種類や電源の状況によってはウォシュレットの取り付けが難しい場合もありますので、事前に確認作業が必要です。
以下では、【具体的なウォシュレットの取り付け可能なトイレ・取り付け不可能なトイレ】について説明をします。

背中側にタンクがある洋式トイレ

背中側にタンクがある洋式トイレは、ウォシュレットを後付けできます。
このタイプは、一般家庭で最も普及しており、独立した便器・タンク・便座を組み合わせて作られています。
そのため、ウォシュレットの後付けウォシュレットが壊れた際の交換も簡単です。
なお、背中側にタンクがある洋式トイレで、「便器・タンク・便座」が1つになった『一体型トイレ』ウォシュレットのみの後付けはできません。
ですが、機能部(ウォシュレットや暖房便座とタンク)を交換することでウォシュレットにすることができます。

以前の一体型トイレは、一部が壊れてしまうとトイレ全体を交換しなければなりませんでした。
それが今では、機能部のみ交換ができるトイレが増え、大変便利になっています。

ウォシュレットの後付けができないトイレ

タンクレストイレ

タンクレストイレは、ウォシュレットのみを後付けすることができません
背面に貯水するためのタンクがないタンクレストイレは、一体型トイレ同様、便器と機能部(ウォシュレットや暖房便座とタンク)がセットになっています。
そのため、タンクレストイレでウォシュレットを使用したい場合は、機能部の取り換えが必要ということになります。
ウォシュレットの後付けに注意が必要なトイレは、以下の通りです。

ウォシュレットの後付けに注意が必要なトイレ

  • 年代の古いトイレ
  • 海外製のトイレ
  • ハイタンクのトイレ
  • 汲み取り式のトイレ

もし、ご自宅が上記のようなトイレにあてはまる場合は、ウォシュレットを取り付けられないこともありますので、トイレのメーカーサイトで確認するか、下記の表を参考にして下さい。

デザイン便器

おしゃれでデザイン性の高い便器は、ウォシュレットの後付けができません。
理由としては、ウォシュレットと設置面の形状が合わないからです。

あてはまるのは《デザイアシリーズ》《ロマンシアシリーズ》《エバジオンシリーズ》《ZAZAシリーズ》です。品番は下記を参考にして下さい。

【デザイアシリーズ】【ロマンシアシリーズ】【エバジオンシリーズ】【ZAZAシリーズ】
C810B
C811B
C830
C831P
C835系
C837BH系
C850系C906系
CZA906系
C961系
CZA961系
C962系
CZA962系
C960系
CZA960系

デザイン便器で、どうしてもウォシュレットを取り付けたい場合は、トイレ一式の交換が必要となります。

ワンピース便器

ワンピース便器はサイズ的な制限があり、ウォシュレットの取付のできない便器が多いです。
下記品番を参考にして下さい。

【ワンピース便器】【静穏ワンピース便器】【ミドルシルエット便器】
C306CS806BE
CS806BEM
CS806BEP
CS860BE
CS806BPE

一部のワンピース便器は、ウォシュレットの後付けができるものもあります。
CB806BやCS806BMは取り付け可能です。

バリアフリー便器

バリアフリー便器もウォシュレットの後付けが難しくなります。
理由としては《サイズが合うウォシュレット製品が無い》ためです。

ウォシュレットは取付できませんが、通常の普通便座は取替可能です。

旧型のスワレット

旧型のスワレット(CS500)は便器の長さが足りない為、ウォシュレットの後付けができません。
ですが、新型の(CS501)であれば可能です。

ウォシュレットを後付けできるTOTO製便器の見分け方と品番

TOTOの便器サイズは2種類

まずは便器のサイズを確認しましょう。
サイズは大きく分けて『エロンゲート型(大型)』『レギュラー型(普通サイズ)』があります。

エロンゲート型のサイズ表とレギュラー型のサイズ表

■便器が長いほう(470㎜)がエロンゲート型
■便器が少し短い(440㎜)がレギュラー型
となります。

品番を確認する

便器のサイズが確認できたら、便器の品番を確認しましょう。
以下の表に記載があればウォシュレットの取付が可能です。

【C***】【CU***】【CS***】【CFS***】
C150E系,C21系,C48系,C48A系,C406系
C423,C450,C454PVR
C480系,C480A系,C490,C550系
C710系,C713BH,C720系,C721P,C725系
C742PV,C743PVN,C780系,C790系
CU714VCS100BP系,CS110系
CS20系,CS22系,CS200系,CS205系,CS210系,CS215BP系
CS220B系,CS230B系,CS232B系,CS260系,CS280B系
CS30系,CS325BP系,CS320B系,CS330B系
CS350系,CS380B系,CS390B系
CS400B系,CS406系
CS460系,CS464系,CS465系,CS469系
CS491系,CS494系,CS497系,CS498系
CS50系,CS565BP,CS595B系,CS597B系,CS590BM
CS60系,CS680系
CS70系,CS781B,CS791B
CS80系,CS81系,CS82系,CS806系,CS880B
CS90系
CFS366B,CFS497系,CFS498系
CFS800系,CFS802系,CFS880系
【C***】【CS***】
C14系,C416系,C420,C426系,C47系
C730系,C760系,C770系
CS140系,CS270系,CS430系,CS670系

LIXILのシャワートイレを後付けできる便器一覧

ウォシュレットとシャワートイレは、どちらも温水洗浄便座です。
名称が違うのは、製造メーカーが違う為です。詳しくは、温水洗浄便座とは?メーカーごとの呼び方の違いと特徴をご覧ください。

シャワートイレをご利用の方向けに、後付けできる便器の品番を掲載しておきます。
下記の表に記載があればシャワートイレの後付けが可能です。

【BC**】【C-**】【その他】
BC(DC)-850S系,BC(DC)-851S系,BC(DC)-880S系
BC(DC)-881S系,BC-120系,BC-130系
BC-140系,BC-160S,BC-170S
BC-220系,BC-240系,BC-270系
BC-320系,BC-340系,BC-360P系
BC-370系,BC-371系,BC-600S
BC-B10系,BC-BA10系,BC-P20S系
BC-P110系,BC-P112,BC-Z10系
BC-ZA10系,BC-Z30系,BC-B30系
C-20系,C-22系,C-23系
C-25PU系,C-26U,C-44系
C-45PU系,C-4系
C-54SU系,C-56K系,C-5K系
C-5R系,C-82S
C-89S,C-P12系
C-P15系,C-P16系
C-P17P,C-P18系
C-P25系,C-P111系
DC-4580S
DC-4880S
BC(DC)-3580系
BC(DC)-3880系
NC-99系
C-P19H系

表の中に記載がなくても、後付けるできる便器も一部あります。
正確に知りたい方は、メーカーサイトでご確認下さい。

ウォシュレットの取付に必要なもの

ウォシュレットの取り付けに必要な工具は、以下のとおりです。

  • プラスドライバー(必須)
  • マイナスドライバー(必須)
  • モンキーレンチ(あると便利)
  • ウォータープライヤー(あると便利)

なお、ウォシュレットの取り付けにかかる時間はおよそ1時間です。
取り付け方に関しては、ウォシュレットについている説明書を見ながらすすめましょう。
ウォシュレットの本体価格は、1万円台から10万円を超えるものまでさまざまです。省エネ商品や除菌・脱臭など多機能なものほど値段は高くなります。

自分や家族のニーズに合わせて、必要な機能が搭載されているウォシュレットを選びましょう。

次に、「条件ありでウォシュレットが取り付けできるトイレ」について説明します。

条件ありでウォシュレットが取り付けできるトイレ

条件ありでウォシュレットが取り付けできるトイレ


【条件ありでウォシュレットが取り付けできるトイレ】は、以下の通りです。
以下でご紹介するタイプのトイレは、一般的な洋式トイレよりもウォシュレット取り付けの難易度が上がります。

以下3つに該当する場合は、業者にウォシュレットの取り付けを依頼することをおすすめいたします。

隅付タンクのトイレ

貯水タンクが三角形の『隅付タンクのトイレ』にウォシュレットを取り付ける際は、止水栓から貯水タンクまでの距離が12㎝以上あるか注意が必要です。

止水栓から貯水タンクまでの距離が12㎝以上ない場合、別売りの接続用金具を購入する給水管の加工が必要になります。

止水栓=(故障やメンテナンス時に水を止めたり、水量の調整を行ったりする水栓)

フラッシュバルブのトイレ

主にビル等の商用施設で見かける、フラッシュバルブのトイレにウォシュレットを取り付けるには、専用の分岐金具を使います。

使用する専用金具フラッシュバルブトイレの型式によって異なります。

和式トイレ

和式トイレに直接取り付けられるウォシュレットはありません
そのため、和式トイレをウォシュレットにする方法は限られています。
例えば、代表的な商品として「TOTOのスワレット」というものがあります。
スワレットは、サイズが合えば大きな工事をすることなく、和式トイレから洋式トイレに変更することが可能です。
スワレットを設置する際は、現状の和式トイレにスワレットのサイズが合うか確認します。
(スワレットは、設置できる和式トイレの形状や内寸・便器の中の排水穴の位置などが決められています)

スワレットの便座は別売りです。ウォシュレット付き便座を選択すれば、和式トイレをウォシュレットに変更することができます。

引っ越しに伴うウォシュレットの取り外し取り付け

引っ越しなど住居の移転の際は、温水洗浄便座は取り外して新たにウォシュレット便座に取り付けすることも可能です。
ただし、古い温水洗浄便座の場合は一部取り付けができないこともあります。
また、引っ越し先がユニットバスの場合も取り付けが不可能です。

賃貸住宅では、ウォシュレット便座を取り付けたい場合は必ず『大家さん・管理会社』に相談する必要があります。
引っ越し先によってはトイレ内にコンセントが無く、電源工事が必要なケースも考えられます。
賃貸住宅の場合は、引っ越しの際に便座を元の状態に戻す(原状復帰)が必要なことがほとんどです。

場合によっては、そのまま退去してもいいと言われることもありますので、退去時に置いても必ず『大家さん・管理会社』に相談しましょう。

ウォシュレットを後付けする際に確認すること

ウォシュレットを後付けする際に確認すること


ウォシュレットを後付けする際は、事前に次の2点を確認しておきましょう。

コンセント(電源)の有無

まず、ウォシュレットを取り付ける時は、コンセント(電源)の有無を確認します。
ウォシュレットは電化製品のため、トイレ室内にコンセントが必要です。
基本的にウォシュレットは、トイレ室内のコンセント(電源)によって作動するため、コンセントの有無はウォシュレットを取り付ける際の大前提です。
コンセント(電源)がない場合については、後ほどお伝えします。

ウォシュレットのコードの長さは、どのメーカーも約1mです。
ウォシュレットのコードが約1mで届かない場合は、電源コードが長いウォシュレットを購入します。

取り付けスペース(寸法)に余裕はあるか

ウォシュレットを取り付ける際は、取り付けスペース(寸法)に余裕があるかも確認します。
ウォシュレットは、便座側面に操作パネルがあり、便座部分に電子部品が入ってるので普通便座よりも大きめです。
具体的にはウォシュレットを取り付けた時に、左右の壁と便座のスペースが30cm以上確保できれば取り付け可能です。

ウォシュレットを取り付けてもドアの開閉に問題がないか、前もって確認しておきます。

トイレ室内がもともと狭い場合、ウォシュレットの取り付けは困難になります。
また、取り付けスペースの確認とともに、ウォシュレットを購入する前は、便器のサイズも確認しておきましょう。

便器のサイズに合わないウォッシュレットは、取り付けできたとしても便器が便座と安定しないため、不安定なバランスになってしまいます。

ウォシュレットを購入する前に、まずは以下のサイズを確認しましょう。

  • 便器の中央から向かって右側の壁(またはドア)までの距離
  • 便器の中央から向かって左側の壁(またはドア)までの距離
  • 便器の先端から壁(またはドア)までの距離
  • 便器のサイズ(縦と横の長さ)
  • 止水栓からタンクまでの距離

なお、便器には大型サイズ(エロンゲート)と普通サイズ(レギュラー)の2種類があります。

■大型サイズ(エロンゲート) 開口部たて 355~380㎜  便器の長さ たて470㎜
■普通サイズ(レギュラー)  開口部たて 320~350㎜  便器の長さ たて440㎜

ウォシュレットを選ぶ

トイレのサイズを確認したら、後付けするウォシュレットを事前に決めておくようにしましょう。
近年のウォシュレットには様々な機能が付いたものがあります。ウォシュレットを選ぶ際は、自分が欲しい機能の付いたウォシュレットを選びましょう。
例えばわかりやすいウォシュレットの違いとしては、『貯湯式』『瞬間式』といった『給湯システム』の違いです。
上記2つのウォシュレットは、使い勝手やランニングコストが変わってきます。

ウォシュレットの『貯湯式』『瞬間式』の違いとは?

トイレのウォシュレットは、『貯湯式』『瞬間式』の二種類あります。
どちらのタイプを選択するかによって、メリットやデメリットの違いが出てきます。
ウォシュレットの『貯湯式』『瞬間式』の違いについて】は、以下にて解説していきます。
ご家庭に合ったトイレのウォシュレットを選ぶ判断材料にしてみてください。

貯湯式のウォシュレット

貯湯式ウォシュレットの構造は、「一人暮らしの方」や「ウォシュレットの初期費用を抑えたい方」におすすめできます。

『貯湯式』=タンク内で常に水を沸かし続けて温水を貯めこむシンプルな構造。
  • 【貯湯式のメリット】

メーカーにもよりますが、瞬間式と比べて初期費用が安価です。
貯湯式ウォシュレットの費用相場は【約15,000円〜30,000円前後】で、高価であっても【約40,000円〜60,000円前後】になります。

  • 【貯湯式のデメリット】

年間での電気代が約4,000円前後と、毎月の電気代が高くなることです。
水を沸かすのに約5分〜10分程かかるため、消費電力が大きくなってしまいますが、貯湯式はシャワーの水の量に制限がありません。
「トイレをするときにシャワーの水の量が少ないと嫌だという方」は貯湯式がおすすめです。
ただし、貯湯式はタンク内で常に水を沸かし続けて貯めこむ構造です。
このタンク内の温水を使い切ってしまうと、その後すぐには温水を使用できません。

メーカーによって異なりますが、貯湯式のウォシュレットは、約40秒〜50秒程度で温水が切れてしまいます。

瞬間式

瞬間式ウォシュレットは、「同居者が居る方」や「節電して毎月の電気代を抑えたい方」におすすめです。

『瞬間式』=瞬時に水を加熱し温水を作る構造。
  • 【瞬間式のメリット】

タンク内で常に水を沸かして貯めこむ貯湯式とは異なり、トイレを使用しない間の待機電力を抑えることができます。
そのため、電気代が年間約2,000円〜 3,000円以内と比較的安くなります。

  • 【瞬間式のデメリット】

瞬間式のデメリットは初期費用が高価になることです。
瞬間式ウォシュレットの費用相場は【30,000円〜100,000円程】になります。
瞬間式はシャワーの水量をあまり多くすることはできませんが、連続でトイレを使用しても温水を利用できます。

トイレにコンセント(電源)がない場合

トイレにコンセント(電源)がない場合


トイレにコンセント(電源)がない場合、以下2つの対処法があります。
簡単な方法もありますので、ご参照ください。

トイレ内にコンセントを新設する

一つ目の対処法は、トイレ内にコンセントを新設することです。
通常、コンセントの新設を行う時は、すでにほかの場所で使われているコンセントの配線を延長してコンセントを設置します。
同時に、感電防止のためアース線も接続できるようにします。

延長コードをトイレ内に引き込む

二つ目の対処法は、延長コードをトイレ内に引き込みます。
トイレの室外から電源を引き込むことで、ウォシュレットの使用が可能になります。
例えば、トイレに接する廊下のコンセントに延長コードをさしこみ、延長コードとウォシュレットをつなぐ方法です。
この「延長コードをトイレ内に引き込む」方法は、大掛かりな工事を必要としないため、誰でも簡単にできます。
ただし「延長コードをトイレ内に引き込む」には、以下のようなデメリットもあります。

  • 扉が最後まで閉まらない
  • 延長コードを扉で挟んでしまい痛める危険性がある
  • 見た目が悪い

デメリットがさほど気にならなければ、ウォシュレットの電源を確保するもっとも簡単な方法です。

電源を引く工事は電気工事店・リフォーム業者などに相談

温水洗浄便座の取り付けには、コンセントが必須になります。
中にはご自宅のトイレ内に、コンセントが無い場合もあるかもしれません。
その場合は、トイレのコンセント増設工事によってウォシュレットの取り付けが可能になります。
また、温水洗浄便座は電気製品のため、漏電や感電を防ぐための『アース設置』が必要です。
コンセントの電源を引く増設工事の費用相場は、【約4,000円〜30,000円程】になります。

火災や漏電などの事故につながる恐れがあるため、コンセントの電源を引く増設工事は、『電気工事士』の資格が必要です。

コンセントの電源を引く増設工事が必要な場合は、「電気工事店・リフォーム業者など」に相談してみてください。

温水洗浄便座には『電源不要の電池式洗浄便座』もあるため、工事が面倒だという方は検討の視野に入れていただいても良いかもしれません。

水の救急隊なら、まとめて電気工事も可能です。温水洗浄便座の取り付けを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談下さい。

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賃貸のユニットバスは要確認

賃貸のユニットバスは要確認


賃貸のユニットバス(お風呂・トイレ・洗面台が1つの室内に収まっている)の場合、事前にどのような工事を行うのか要確認です。
ユニットバスは、さまざまな理由からウォシュレットの取り付けが難しいです。
また、入居者が大家さんや管理会社の許可なく壁に穴をあけて勝手にウォシュレットを取り付けてしまうと、退去時に修繕費を請求される可能性があります。
現代では、賃貸のユニットバスにウォシュレットをどうしても取り付けたい場合、電気を使わない便利なウォシュレットもあります。
以下では、【賃貸のユニットバスにウォシュレットを取り付ける際の確認事項】について解説していきます。

大家さんには事前に確認を

賃貸のトイレにウォシュレットを取り付ける際は、必ず大家さんに事前確認しましょう。
なぜなら、賃貸物件の所有者は大家さん(管理会社)だからです。
また、入居時の賃貸契約書には借主は退去時に部屋を入居前の状態に戻す「現状回復義務」について書かれています。

現状回復義務とは、賃貸で借りた部屋を出るときに「その部屋が本来存在した状態」に戻すことを言います。

大まかにいうと、「入居時の状態に戻す」ことです。
したがって、ウォシュレットを取り付けた場合は、入居時のトイレに戻す必要があります。

もとの便座と取り付け金具等は、ビニール袋に入れて大切に保管しましょう。

ウォシュレットの取り付け許可が得られたら、退去時に現状回復する必要があるかどうかも、合わせて聞いておきます。
もちろん、大家さんや管理会社によりますが、自己負担であればウォシュレットの取り付けを認められるケースが多いようです。

感電の恐れがあるのでコンセント(電源)の引き込みができない

ユニットバスはコンセント(電源)の引き込みができません
なぜなら、ユニットバスは湿気がこもりやすく、コンセントに水分がかかると感電や漏電のリスクがあるためです。
一般的にユニットバス内には、もともとコンセントが設置されていないことが多いです。
そのため、ユニットバスのトイレにウォシュレットを取り付けることは、困難がともないます。

電源を用意する場合は大掛かりな工事が必要

ユニットバスに電源を用意する場合は、大掛かりな工事が必要です。
ユニットバスにウォシュレットを取り付けるには、専用の防湿タイプ(ホテル仕様)のウォシュレットを使用します。
しかし、防湿タイプ(ホテル仕様)のウォシュレットは、直結で電源を接続するようになっています。

直結で電源を接続するには、壁に穴をあけてユニットバス外にあるコンセントに電源コードをつなぐ大掛かりな工事が必要です。

壁に穴をあけることになるので、基本的には退去時に原状回復することができません。
大家さんや管理会社に相談し、許可が得られれば取り付け可能ですが、現状は難しい場合が多いようです。
また、防湿タイプ(ホテル仕様)のウォシュレットは、通常のウォシュレットよりも高額になります。

電源不要の電池式洗浄便座なら後付けできる

コンセント(電源)がなくても取り付けられる、電源不要の電池式洗浄便座があります。
電池式洗浄便座は電気に頼らず、水圧によってウォシュレットを出す仕組みになっています。
また最近では、電池交換が不要なタイプもあり、需要が高まっているそうです。
電池交換が不要であれば、突然の電池切れで困ることもありませんね。
コスト面でも電池式洗浄便座なら、電源を用意するよりもお得にウォシュレットを取り付けることができます。
大掛かりな工事を必要としないので、賃貸のユニットバスにウォシュレットを取り付けるおすすめの方法です。

ユニットバスのトイレに電池式温水洗浄便座を取り付ける際は、サポートが充実しているところを選びましょう。例えば、「取り付け可能か相談に乗ってくれる」「操作説明をしてくれる」などです。

自分でウォシュレットを取り付ける事は可能

自分でウォシュレットを取り付ける事は可能


以上のことから、基本的には自分でウォシュレットを取り付けることができます
DIYが得意な人・慣れている人にはおすすめですが、反対にあまり得意でない・慣れていない人は専門業者にお任せした方が安心です。
次に、【自分でウォシュレットを取り付ける際の、メリットやデメリット】についてご紹介します。

自分で取り付けるメリット

  • 費用がおさえられる(工具を除けばウォシュレットの本体費用のみ)
  • 慣れていればすぐに作業に取り掛かることができる

自分でウォシュレットを取り付けるメリットとして一番は、費用が抑えられるといった点です。
業者に依頼すると作業費用が必要ですが、自分で取り付けできれば取り付けるウォシュレットの費用のみで済みます。
また、DIYに慣れている方であれば比較的すぐに作業に取り掛かることができるはずです。

自分で取り付けるデメリット

  • 失敗する可能性(破損や水漏れ)がある
  • 工具がないときは購入費用がかかる
  • 通常は慣れていないため、時間と労力がかかる
  • 間違って便器に合わないウォシュレットを購入してしまう可能性がある

ウォシュレットを取り付けるときに、誤って部品を破損させた場合、破損や水漏れなどを引き起こしてしまう恐れがあります。
さらに間違って便器に合わないウォシュレットを購入してしまい、時間と労力がかかることも考えられます。
また、工具を所持していない場合は別途工具費用が必要です。

水道設備業者に依頼したほうが早くて確実

水道設備業者に依頼したほうが早くて確実


次に、業者に依頼した場合の「メリット」・「デメリット」について考えます。

業者で取り付けるメリット

  • スピーディー(時間の節約になる)
  • 失敗がほとんどなく、確実に取り付けてもらえる
  • 経験と専門知識があるため安全に行ってもらえる
  • ウォシュレットの操作について分からないことがあれば質問できる

業社にウォシュレットを取り付けを依頼することで、全ての作業を安心して任せられます。
経験と専門知識がある業者は、迅速に作業を行うことが可能なため、時間の節約にもなります。
ウォシュレットに関する操作などの疑問などを、その場ですぐに質問できるのも大きなメリットです。

業者で取り付けるデメリット

  • 費用がかかる
  • すぐに取付できなことも

ウォシュレットの取り付けを業者に依頼すると、およそ1〜2万円程度です。

※ウォシュレットの本体価格を除きます。
※業者や作業内容によって料金はことなるため、あくまで目安です。
※いくつかの業者に、見積もりをお願いしましょう。

業者で取り付けるデメリットとして「費用がかかる」とあります。

しかしながら、「自分で取り付けるデメリット」と「業者で取り付けるメリット」を考えると、大きな差は見当たりません。

何といっても専門業者は、スムーズにウォシュレットの取り付け作業をおこなうことができるため、時間の節約になります。
少しでも不安に感じる方は、専門の水道設備業者に依頼することをおすすめします。

ウォッシュレットの後付けに必要な道具

以下では、ウォシュレットを、自分で後付けするときに必要な道具を紹介します。

ウォッシュレットの後付けに必要な工具

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー付きスパナ
  • モンキーレンチ
  • ボックスレンチ
  • ウォータープライヤー
  • 便座取り外し工具
  • プラスドライバー』
  • 『マイナスドライバー付きスパナ』

この2つは、便器にウォシュレットを取り付けるのに必ず必要になります。
止水栓の開閉時や、ナットを外すときにも使用します。

  • モンキーレンチ』
  • 『ボックスレンチ』
  • 『ウォータープライヤー

この3つは無くてもウォシュレットの後付け作業は可能ですが、作業時にあると便利な道具です。

  • 便座取り外し工具』

便座取り外し工具は、便座を取り外すための専用工具です。
無くてもウォシュレットの後付け作業は可能ですが、便座取り外し工具があれば、簡単に便座のボルトを外すことができます。
ネットやホームセンターで、700円〜1500円前後で購入できます。

SNS上のウォシュレットの後付けに関する感想や口コミ

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ウォッシュレットを後付けしてからやっておきたいメンテナンス

ウォシュレットの寿命は約7〜10年ですが、家族が多い場合や日々のお手入れの方法によっては、寿命が短くなることもあります。
日々のお手入れによって、温水洗浄便座を清潔に長く使用することができます。
ウォシュレットを掃除するときは、必ず電源を切るかコンセントを抜くようにしてください。
また、衛生対策としてゴム手袋を用意しておくことをおすすめします。
以下では、ウォシュレットのメンテナンスの方法について紹介していきます。

毎日のトイレ掃除で汚れをふき取る

ウォシュレットは電気製品です。
汚れがたまってしまうと、まだ寿命を迎えていないのに作動しなくなることがあります。
毎日のトイレ掃除で汚れをふき取ることが大切です。

雑巾やトイレ用のお掃除ティッシュなどで、汚れを拭き取るだけでもウォシュレットのメンテナンスになります。

ノズル掃除

ウォシュレットのノズルが反応しない原因として多いのが、ノズルの汚れです。
製品によっては、ノズルの掃除方法が異なるのでご自宅のウォシュレットの確認が必要になります。
ノズル掃除をする際も、必ずウォシュレットの電源を切るかコンセントを抜くようにしてください。

最近では、自動でノズル洗浄を行う温水洗浄便座も増えています。

カビの発生につながる

ウォシュレットからの水漏れを放置すると、床材やクロスの腐食が進んでしまうだけではありません。

水漏れしている状態だと湿度が上がった状態になるため、カビの発生に繋がってしまいます。

カビは見た目で不衛生さを感じてしまうだけでなく、健康被害に繋がる恐れもあります。

水漏れに気づいたときは、まずはすぐに水分を拭き取るようにしましょう。

水分を拭き取った後は消毒用エタノールを吹きかけて対処します。

【ウォシュレットノズルの掃除手順】
  1. ノズルを引き出す
  2. ノズルを洗浄する
  3. きれいな水で洗い流す
多くのシャワーノズルは先端に突起があるため、簡単につまみ出すことができます。
シャワーノズルを掃除するときは、シャワーノズルを力づくで引っ張らないように注意してください。

雑巾やお掃除ティッシュにお掃除クリーナーをつけて拭き取ります。掃除しづらい場所は、柔らかめの歯ブラシで代用できます。
お掃除後は、キレイな水でノズルの汚れを洗い流して下さい。最後に水拭きをして、ノズル掃除は完了です。

まとめ|ウォシュレットは後付けできます|後付け出来ないトイレや注意点|賃貸物件の注意点

まとめ|ウォシュレットは後付けできます|後付け出来ないトイレや注意点|賃貸物件の注意点


以上、「ウォシュレットは後付けできます|後付け出来ないトイレや注意点|賃貸物件の注意点」についてでした。
まとめると次の通りです。

【ウォシュレットが取り付けできるトイレ】
■背中側にタンクがあるトイレ(便器・タンク・便座がそれぞれ独立したトイレ)
■一体型トイレ、タンクレストイレは、機能部(ウォシュレットや暖房便座とタンク)を交換することでウォシュレットにできる

【条件ありでウォシュレットが取り付けできるトイレ】
■隅付きタンクのトイレ
■フラッシュバルブのトイレ
■和式トイレ

【ウォシュレットを後付けする際に確認すること】
■コンセント(電源)の有無とコンセント(電源)の位置まで、ウォシュレットのコードが届くかを確認する
■取り付けスペース(寸法)に余裕はあるかと便器のサイズを確認する

【トイレにコンセント(電源)がない場合】
■トイレ内にコンセントを新設する
■延長コードをトイレ内に引き込む

【賃貸のユニットバスは要確認】
■賃貸のトイレにウォシュレットを取り付けたい場合は、大家さんに前もって確認をする
■ユニットバスは、感電の恐れがあるのでコンセント(電源)の引き込みができない
■ユニットバスに.電源を用意する場合は、大掛かりな工事が必要となる
■大掛かりな工事を必要としない、電源不要の電池式洗浄便座なら後付けできる

【自分でウォシュレットを取り付ける事は可能】
自分で取り付けるメリット
■費用がおさえられる(工具を除けばウォシュレットの本体費用のみ)
■慣れていればすぐに作業ができる

【自分で取り付けるデメリット】
■失敗する可能性(破損や水漏れ)がある
■工具がないときは購入費用がかかる
■通常は慣れていないため、時間と労力がかかる
■間違って便器に合わないウォシュレットを購入してしまう可能性がある

【水道設備業者に依頼したほうが早くて確実】
■業者で取り付けるメリット
■スピーディー(時間の節約になる)
■失敗がほとんどなく、確実に取り付けてもらえる
■経験と専門知識があるため安全に行ってもらえる
■ウォシュレットの操作について分からないことは質問できる

【業者で取り付けるデメリット】
■費用がかかる(工事費およそ1~2万円くらい)

以上のことから、多くの場合はウォシュレットの後付けは可能です。
しかし、トイレの種類や状況によっては難しいケースもあります。
そんな時は、プロの水道設備業者にお任せしたほうが、早くて安心です。
迷ったり、悩んだりしている方は、まずは相談だけでもしてみてください。
生活環境を整えることで、より快適な暮らしが実現します。

あなたにとって、この記事が少しでも役に立ちましたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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