トイレを流そうとしたら便器内の水が急に逆流してきて水が流れず、焦ってしまっていませんか?
「さっきまで普通に流れていたのに…」と、いきなりトイレが詰まってしまうと慌ててしまいますよね。
「いきなり水道屋さんに修理を依頼するのも面倒だし、余計なお金がかかりそうで不安…。」そんな気持ちよくわかります。
そこで、この記事ではプロがおすすめするトイレつまりを手軽に直すことができる道具6選についてトイレの詰まりを解消する水道修理のプロが解説していきます!
絶対に知っておくべき正しい使用方法と注意点についてもご紹介しますので、是非ご覧ください。
【この記事を読んで欲しい人】
- トイレつまりが頻繁に起きて困っている
- 自分でトイレつまりを直したい
- トイレつまりを解消する道具の種類が知りたい
- トイレつまり解消の工具の価格や使い方を知りたい
- できるだけ安くトイレつまりを直したい
道具があれば軽度なトイレつまりは自分でも直せる
トイレを流した時に詰まってしまい水が逆流してくると、つい焦ってパニックになってしまいますよね。
できるだけ早く直したいと思うはずですが、お金をあまりかけたくない…というのが正直なところかもしれません。
軽いトイレの詰まりであればいきなり業者に依頼しなくても、トイレ詰まりは軽い詰まりの症状であれば、自分で直すことができます。
以下では、【自分でも直せる軽度のトイレ詰まりの症状の見分け方と原因について】解説していきます。
軽度なトイレつまりの症状の見分け方と原因
もしもトイレを流した時に詰まってしまったら、焦ってパニックになる前に、しっかりとトイレを観察して症状を確認してみましょう。
一般的に以下のようなトイレ詰まりの症状の場合は、自分でトイレ詰まりを解消できる可能性があります。
便器内に紙が残る
水を流して一度はちゃんと流れたように見えても、水が流れ切った後にも要注意して確認してみてください。
便器内にトイレットペーパーなどがきちんと流れ切らずにまだ残っている場合は、典型的なトイレ詰まりの症状です。
気が付いたら便器内の水が少ない
ふと、便器内を確認してみると「いつもよりも水が少なくない…?」トイレが詰まったときの典型的な症状が水位が下がるということです。排水管にトイレットペーパーや汚物がつまっている可能性が高いです。
コポコポ音がする
トイレの水を流した場合に通常は正常であれば、「ザーッ」と音がするはずです。
時折トイレの排水管から「コポコポッ」って音が聞こえてきたら、排水経路のどこかで詰まりが生じて水の流れを妨げている可能性があります。
水を流すと水位が上がるが時間が経てば引いていく
用を足し終わって水を流したときに徐々に水位が上がっていき、あふれ出るんじゃないかと不安になった経験がある方も多いはず。便器内の水位が上がってくる場合は、トイレが詰まりかけている合図のひとつです。
やってはいけないトイレの節水対策
トイレタンクの中に節水のため、ペットボトルや瓶を入れているといったケースがありますが、これはおすすめできません。
近年のトイレは1度流す際の水量は、『洗浄のため必要な水量設計』として精密に計算された設計になっています。
この水量を人為的に少なくしてしまうと、排水管に排泄物を送る力が激減し、トイレ詰まりを起こしやすくなってしまいます。
トイレの1回で流れる水の量は、排泄物を排水管に送るため適切な水量となっているため、タンクの中に物を入れないようにしましょう。
トイレつまり解消の6つの道具と使用方法
突然のトイレの詰まりって焦ってしまいますよね。でもまずは落ち着いてトイレ詰まりの対処するようにしましょう。
上記で紹介した4つのような、軽度のトイレの詰まりを解消するには以下の6つの道具のうちどれかが必要となります。
それぞれの【トイレ詰まりを直す道具の特徴と使用方法】などをご紹介するので、ご自身に合った道具を探してみましょう。
ラバーカップ
ラバーカップというといまいちピンとこない方も多いかもしれませんが、スッポンと呼んでいる方も多いです。このラバーカップは、手軽にトイレのつまりを解消するもっとも有効な手段のひとつです。
ラバーカップの価格帯
ラバーカップは、ホームセンターや薬局で【 約500円~1,500円 】前後で購入することができます。
100円均一ショップでも購入することができるため、ご自宅のトイレ用に一本用意しておくことをおすすめいたします。
ラバーカップの使い方
ラバーカップを排水口をふさぐようにかぶせて、ゆっくりと静かに押し込んで思い切りグッと引き抜く!たったこれだけです。
溜まっている水が少ない場合には、カップが隠れるくらいまで水を入れましょう。
ラバーカップの効果と注意点
ラバーカップは排水口に吸盤のように、吸い付いて真空に近い状態にすることができます。
そして、引き抜くときに引き寄せられた水の勢いで原因を動かして、排水口の詰まりを解消するもっとも効果的な方法です。
ラバーカップを使う方法はシンプルで非常に簡単ですが、引き抜く際に便器内の水が飛び散ってしまうことがあるので注意しましょう。
真空式パイプクリーナー
真空式パイプクリーナーの原理はラバーカップと同じです。レバーを引けば内部に吸い込み、押すと内部を押し出す。
仕組みは非常にシンプルですが、ラバーカップよりもパワーが強力だという特徴があります。
真空式パイプクリーナーの価格
【 1,500円~3,000円 】
真空式パイプクリーナーの使い方
真空式パイプクリーナーはレバーを押し引きすることで筒内部の空気や水を吸い込んだり押し出す仕組みです。
真空式パイプクリーナーを使うポイントは、ゴム状のカップを排水口にピッタリと合わせるようにすることが大切です。
トイレが詰まっている段階ではレバーが固く感じますが、詰まりが解消されたら軽くなるのを感じるはずです。
真空式パイプクリーナーの効果と注意点
真空式パイプクリーナーはラバーカップよりもはるかに吸引力が強く、効果的に排水口に圧力をかけてつまりの原因を解消することができます。
ご家庭の軽度のトイレ詰まりであれば、真空式パイプクリーナーがあればほぼ解消されるはず。
真空式パイプクリーナーの扱い方も簡単で、ホームセンターに行けば購入することが可能です。
真空式パイプクリーナーの選び方
真空式パイプクリーナーは、ラバーカップと同じように先端のカップが大きい方が吸引力が強いと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、真空式パイプクリーナーの吸引力の大きさには、筒の部分の大きさが重要になります。筒が大きいことで吸引できる水の量が多くなるためです。真空式パイプクリーナーの先端カップは対象物にフィットしやすいように設計されています。
真空式パイプクリーナーの購入を検討されている場合は、筒の大きさに注目してみることをおすすめします。
ローポンプ(圧縮ポンプ)
ローポンプ(圧縮ポンプ)は掃除専門業者が扱うプロ仕様の道具です。
原理としてはレバーを押し引きして、その圧力でトイレ詰まりの原因を押し出すというものです。
ラバーカップや真空式パイプクリーナーとどう違うの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本原理は同じです。
ラバーカップや大きな違いはただひとつ。それは、ローポンプはラバーカップや真空式パイプクリーナーよりも遥かに強いパワーでトイレつまりを解消できるということです。
ローポンプはプロ仕様の道具であるため値段が高いです。サイズも真空式パイプクリーナーと比べると高く大きいという特徴があります。
ローポンプの価格帯
【 10,000円~25,000円 】
ローポンプの使い方
ローポンプの使い方はラバーカップや真空式パイプクリーナーと同じです。
トイレの排水口部分にしっかりとラバーアタッチメントを密着させてレバーを押し引きするだけです。
強力な圧力で詰まりの原因を押し出してくれるため、軽度のトイレのつまりであれば、あっという間に解消してくれます。
また、ローポンプはラバーカップや真空式パイプクリーナーと違い、便器内の水位が低くても効果を発揮することができます。
ローポンプの効果と注意点
ローポンプは軽度のトイレつまりであればほぼ確実に解消することが可能であるため、プロの業者が使用する本格的な道具のひとつです。
しかしトイレ詰まりに高い効果を発揮する分、値段も高価で手軽に購入できる道具ではありません。
継続的に利用する可能性がない場合は、専門業者に依頼されることをおすすめいたします。
はじめからプロのトイレ詰まりに対応してくれる業者に依頼するのが、もっとも楽でコストパフォーマンスのいい方法だと言えます。
ローポンプの扱は簡単ですが、ローポンプ自体が重くサイズも大きいので収納場所に困ってしまうのは間違いないでしょう。
ワイヤー式パイプクリーナー
ワイヤーパイプ式クリーナーは、トイレの排水口のつまりである原因を直接的に除去してくれる道具です。
ラバーカップなどの圧力で、間接的に詰まりに働きかける道具とは異なります。
ワイヤーの先端にブラシがついたものはすべて同じものです。
ワイヤーブラシや、ワイヤードレンブラシなど様々な呼ばれ方をされています。
家庭用のものと業務用のものに分かれますが業務用のものについては、「トーラー」と呼ばれ特徴も異なるため後述します。
ワイヤー式パイプクリーナーの価格
【 1,000円~3,000円 】
ワイヤー式パイプクリーナーの使い方
ワイヤー式パイプクリーナーを使うときは、まずは床が汚水が溢れて濡れないように、養生シートや大きめのゴミ袋を使って養生します。
ワイヤー式パイプクリーナーの固定ネジ(蝶ボルト)を緩めてワイヤーをグリップ部分に通してしっかりと固定します。
そのままワイヤーを便器の排水口へ押し込んでいきましょう。
すると、ワイヤーの先端の螺旋状のブラシ部分につまりの原因が当たり、それ以上進まなくなります。そこで、固定ネジを緩めてグリップ部分を回転させながら奥へ進んでいきましょう。詰まりによる抵抗を感じなくなったら、ゆっくりとワイヤーを引き抜き汚れを拭き取ります。
水を流してトイレの詰まりが解消されたか確認したら作業は完了です。
ワイヤー式パイプクリーナーの効果と注意点
ワイヤー式パイプクリーナーはラバーカップや真空式パイプクリーナーなどと違ってブラシで直接的につまりの原因を取り除くことができます。
軽度のトイレの詰まりであれば、自分自身で対処することが可能です。
しかし、引き抜いたワイヤーとブラシ部分の掃除をしなければならず手間が非常にかかってしまう道具であるためあまりおすすめはできません。
トイレの詰まりの原因が軽度のものではない場合は、ワイヤーブラシ部分を便器に無理やり押し込むことは危険です。
やみくもにワイヤーで便器内の奥へと押し込んでしまい、さらなるトラブルに発展してしまうこともあるので注意しましょう。
トーラー(手動・電動)
トーラーは、トイレの排水管のつまりを直接的に除去することができる道具です。ワイヤー式パイプクリーナーとほぼ同じで5〜10mのワイヤーの先にブラシがついています。明確な名称の違いは決まってはいませんが、家庭用で使われるものをワイヤー式パイプクリーナー、業務用で使われるものをトーラーと区別されています。
大きな違いは、トーラーの方が耐久性が高く操作性に優れ、つまりを解消する効果が高いということです。
トーラーは手動で操作するものと電動タイプのものがありますが、高額なため家庭用として購入することはあまりおすすめできません。
トーラーの価格帯
■手動タイプ:10,000円~
■電動タイプ:150,000円~
トーラーの使い方
トーラーの使い方は、ワイヤー式パイプクリーナーと同じです。
固定ネジでワイヤー部分をグリップに固定し、トイレをしっかりと養生してトイレの排水管へ挿入していきトイレのつまりの原因を取り除きます。
電動式のトーラーであれば、より強力にトイレの詰まりの原因を解消することができます。
詰まりの原因を除去できたら、ゆっくりとワイヤーを回収して便器の水を流して確認して完了です。
家庭用のワイヤー式パイプクリーナーと同じで、引き抜く際に床や壁などに飛び散らないように気を付けましょう。
トーラーの効果と注意点
トーラー自体の効果はほぼワイヤー式パイプクリーナーと同じですが、電動タイプのものだと強力な除去能力があります。
ワイヤー式パイプクリーナーよりも強い強度があり、柔軟剤に優れているため複雑な構造をした排水管もしっかり奥まで進めることができることが可能。
そのためトーラーは一般家庭用ではなく、業務用として使用されることが分かるはずです。
しかし、強度が高すぎるため排水管を傷つけてしまう危険性があります。
そうなった場合は、便器を取り外して大掛かりな工事となってしまう危険性があることに注意しましょう。
高圧洗浄機
トイレの詰まりを解消するために高圧洗浄機を使う場合もあります。
圧力の力で排水管につまった汚物やトイレットペーパーを勢いよく押し流してしまうことが目的です。
しかし、トイレが詰まってしまった場合にいきなり高圧洗浄機を使うのは余計な手間と費用がかかってしまいます。
トイレ詰まりが起きたときは、まずはラバーカップなどの手軽なタイプを試してみることをおすすめいたします。
それでもダメだった場合に、高圧洗浄機を使用するという流れになります。
高圧洗浄機を使う上で注意するポイントや最低限の知識は抑えておくようにしましょう。
高圧洗浄機の価格帯
■高圧洗浄機本体:10,000円~30,000円
■パイプクリーニング専用ホース:5000円~20,000円
※付属品の棒状のアタッチメントだけではトイレのつまりは解消できないので注意
高圧洗浄機の使い方
高圧洗浄機を使う場合は、漏電防止のため必ずウォシュレット等の電源は抜くようにしてください。さらに濡れないようにコンセント部分にビニールを被せ、壁と床もしっかりと養生しておく必要があります。
そしてパイプクリーニング専用ホースを取り付けた高圧洗浄機のホースをトイレの排水口の奥へとしっかり差し込み、電源を入れ噴射して詰まりの原因を一気に押し流します。
このとき間違えても電源を入れたまま排水口にホースを差し込まないようにしましょう。
ホースを取り出すときも、必ず電源を切ってから取り出さないと大変なことになってしまうので注意してください。
最後にトイレの水を流して、トイレの詰まりを解消できたか確認して完了です。
高圧洗浄機の効果と注意点
トイレの詰まりを高圧洗浄機で解消する場合、あまりに高い水圧のものは避けなければなりません。
もっともポピュラーな高圧洗浄機のケルヒャーであればK2〜K5のタイプがありますが、K2タイプの水圧で十分です。
逆に、水圧が高すぎると便器が破損してしまう可能性があるため、注意するようにしましょう。
トイレつまりは薬剤で手を汚さず直せる?
ここまで、トイレ詰まりの解消に有効な道具についてご紹介しました。
トイレが詰まったときはできることなら薬剤を使って、手を汚さずに直したいって思いますよね。
実際に調べてみるといろんな薬剤を使ってトイレのつまりを解消できた!という記事がありますが、ひとつだけ注意しておいてほしいことがあります。
それは、「トイレのつまりを解消することができる薬品はごく一部」ということです。
薬剤の使い方としては、便器の排水口部分に薬剤を振りかけてお湯を流し放置するという方法です。
ですがこの方法は、薬剤の効果ではないことがほとんどです
以下の薬剤は、トイレのつまりそのものには効果に期待できません。
- パイプユニッシュ
- ピーピースルーF
- デオライト
- サンポール
これらは排水口とパイプを掃除してトイレのつまりを予防するためにこまめに使用するものです。詰まりそのものを直すための薬剤ではありません。
トイレのつまりの原因となる汚物やトイレットペーパーなどを溶かすことができるのは酸性の薬剤が有効です。
その他の薬剤は、尿石によるこびりつきや髪の毛などを除去する力しかないんです。
薬剤単体で詰まりを解消することができるものは「医薬用外劇薬」に指定されているので、取り扱いにも注意が必要です。
さらに「医薬用外劇薬」は、購入にも記名と捺印が必要となってきます。
そこまでの手間を取るぐらいであれば最初からトイレ専門の業者に依頼するか、ラバーカップなどの物理的につまりを解消する方法を試すのがもっとも効果的です。
道具を使ってトイレのつまりを直すメリットとデメリット
トイレ詰まりは軽度の詰まりであれば自分で直すことも可能です。
しかしながら「自分でトイレ詰まりを直そう」と、やみくもに道具を購入して対処してしまうのは危険です。
例えば排水管に傷を付けてしまうなど、取り返しのつかない事態に陥ってしまうことも考えられます。
自分でトイレ詰まりの対処を行う際は、メリットとデメリットをしっかりと把握して自己責任で行うようにしましょう。
以下では、自分でトイレのつまりを直すメリットとデメリットについてご紹介します。
道具を使ってトイレのつまりを直すメリット
- 軽度なつまりは安く済む
- 同じ症状が起きても安心
- 他人に見られずに恥ずかしくない
道具を一度購入してしまえば同じ症状が今後起きてしまったときに、自分で対応できるようになります。
ラバーカップひとつ数百円で購入できるもので対処できるのであれば、とても大きなメリットですよね。
トイレの詰まりが起きた際に業者を呼ぶにも、トイレ掃除もできない状態で呼ばなくてはいけなくなります。
その状態でトイレを業者に見られるのは、はずかしいといった思いをしてしまう方もいるかもしれません。
しかし、自分で対応できるのであれば恥ずかしい思いをする必要もありません。
道具を使ってトイレのつまりを直すデメリット
- 作業中や後片付けが不快
- 事態が深刻化して大掛かりな工事
- 根本的な原因を取り除けず繰り返す
トイレの詰まりを直すには便器に道具をいれて処理する必要があります。
中には便器の中に道具を入れて作業することや、後片付けするときに大きな不快感を感じる方も多いかもしれません。
また、自分でトイレ詰まりを直そうと道具を購入したのに、トイレの詰まりが直らないどころかトイレ詰まりが悪化してしまう可能性もあります。
例えば、排水口の奥深くに押し込んでしまって便器を外す工事が必要になるケースなどです。
さらに応急処置として詰まりを解消できたとしても、排水管にこびりついた汚れが頑固な場合もあります。
排水管にこびりついた汚れが頑固な場合は、一時的に詰まりを解消できたとしても繰り返し詰まってしまう可能性も高いので注意が必要です。
メリットに対してデメリットが大きい
上記のメリットデメリットから実際に自分自身でトイレのつまりを直すのは、よほどの軽い詰まりでない限りデメリットのほうが大きいです。
詰まってしまった原因が本人や家族の場合はまだいいのですが、一番大変なのは来客があった場合です。
大切な友人や、知人が恥をかいて申し訳ない思いをしてしまうことにもなりかねません。
トイレの詰まりが頻繁に起きているようであれば、一度本格的にトイレ詰まり修理の専門業者に依頼することをおすすめいたします。
業者に依頼して安心して使えるトイレに直してもらうのがもっともおすすめな方法です。毎日使うトイレだからこそ、リラックスして使える空間にしましょう。
道具を使用してもトイレつまりが直らない時
トイレが詰まった場合に、上記で紹介した道具を使ってもトイレ詰まりが解消されないこともあります。
「結局トイレ詰まりが直らなかった…」と頭を抱えてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
軽度のトイレ詰まりは、汚物が排水管に詰まってしまったり、大量に流してしまったトイレットペーパーの紙が原因であることがほとんどです。
今回のトイレの詰まりを自分自身の力でなんとか対処できたとしても、また次にトイレを流した時に同じように詰まってしまう可能性があります。
一度詰まってしまった排水管は頑固な汚れや、その他の原因によって排水管が【常に詰まりやすい状態】になっている可能性が高いです。
「流したらまた詰まってしまうかもしれない…」と小さな不安とストレスを抱えたまま生活することになってしまうかもしれません。
排水管の奥深くであったり、こびりつくように汚物と紙が詰まった場合など、トイレ詰まりが深刻な場合は専門業者に依頼するようにしましょう。
水道設備業者に依頼が必要なケース
トイレ詰まり解消の方法をいろいろ試しても、トイレの詰まりが解消されない場合もあります。
実は軽いトイレの詰まりではなく、もっと深刻な問題が引き起こされている可能性があります。
大量のトイレットペーパーや、排水管の掃除をしたばかりでトイレが詰まる原因が思い当たらないという場合もあるかもしれません。
以下の3つが原因で詰まりが引き起こされている可能性がある場合は、早急に水道設備業者に依頼するようにしましょう。
屋外からつまりが起きている
トイレつまりの原因が屋内ではなく、屋外からのつまりが原因だったといったケースもあります。
厳密にいえばすべて屋内からの排出物が下水管内で蓄積していった結果、水が流れなくなってしまうというものです。
また、台所から流れ出た油は下水管内で固着し徐々に固形化していきます。
そしてそこに、トイレから流れてきた汚物がこびりついてさらに詰まりの状況は悪化していく…ということも考えられます。
さらに排水マスからほんの数ミリの木の根が入り込み下水を養分として成長して、下水の流れを完全に止めてしまうケースも非常に多いです。
浄化槽がつまっている
トイレつまりの原因として浄化槽がそもそもつまってしまっている可能性もあります。浄化槽は大きく分けて2種類あります。
トイレの汚水のみを処理する「単独処理浄化槽」、トイレや台所や浴室から出るすべての汚水を浄化槽によって浄化する「合併処理浄化槽」です。
単独処理浄化槽は、トイレからの汚水や汚物をバキュームカーによって汲み取る必要があります。そのため、トイレの汚水のみを浄化することしかできません。
台所の油や、その他の排水はそのまま流されていき固着や固形化によってつまりが起きやすくなってしまいます。
平成13年以降は単独処理浄化槽の新しい設置はできなくなったため、浄化槽が原因のトイレのつまりは減ってはきています。
しかしながら、古い戸建てなどは浄化槽のつまりが原因の可能性もあるということを頭の隅に置いておきましょう。
逆勾配になっている
水は高いところから低いところに向かって流れていきます。
しかし、排水管がなんらかの影響で歪んでしまい勾配が逆になってしまうと、うまく排水することができません。
そのため、トイレ詰まりとなってしまうケースがあります。
排水管そのものに原因はなく見た目に問題がなくても、管内で油や汚物、その他の異物が固着して逆勾配になってしまっていることもあります。
そういった場合は、自分で対処することはまず不可能なので、速やかに水道設備業者に連絡して根本的な原因を解決してもらうようにしましょう。
水道修理業者のまとめサイトで口コミや評判を確認しよう
水道修理業は参入障壁が低く、誰でも簡単に仕事を始めることが可能です。
そのため、日本全国の水道修理業者や職人さんの技術や対応力の差はかなり大きいです。
サービス・知識・技術・経験・対応力など、同じ水道修理会社の中でも人によって大きな差があるのも事実です。
修理費用を払う以上、《丁寧》で《知識》が豊富で《技術》の優れた人に修理に来て欲しいものですよね。
そんなときは口コミやまとめサイトを活用してみるのも一つの手段です。
ただし、全ての口コミを鵜呑みにするのではなく、できるだけ多くの口コミを見た上で《良い》《悪い》の判断をするようにしてください。
また、弊社ではお友達の紹介などで『修理スタッフの名前』を指名して頂くことも可能です。
『次回もこの人に修理して欲しい』『丁寧な人だったから友達に紹介したい』など、ご希望がございましたら受付スタッフにお申し付けください。
まとめ|トイレつまりを直せる道具6選|工具の正しい使い方と注意点
トイレのつまりはいつ引き起こされるか誰にも予想ができないこと…。そしてトイレは毎日確実に使うものだからこそしっかりとした対策を知っておきたいですよね。
もし、軽度なトイレ詰まりが起きてしまった場合は、今回紹介したトイレ詰まりを解消することができる道具を使って自分自身で対処してみるようにしてみましょう。
しかし、トイレはあなたが思っているよりももっと別の原因で詰まりが引き起こされている可能性もあります。
そんなことも知らずに、無理やり力ずくでトイレ詰まりを解消しようとして、取り返しのつかない事態に…なんてことにならないようにしましょう。
自分で対応するのは無理だと感じたら、すぐに専門のトイレ修理業者に依頼することがなによりも大切です。
水のトラブルなら水の救急隊へ
水の救急隊なら即日対応可能です!
口コミや実績から水道修理業者を比較しよう
水道修理業者を判断する材料として、口コミサイトや公式サイトの修理実績などを確認するのもおすすめです。水道屋さんの口コミをまとめたサイトも多くあるので、そちらを確認したり、SNSを確認するのもいいかもしれません。
地域密着型の修理業者を選べば安心
一刻を争うような水のトラブル発生している場合、水道修理業者をじっくり選んでいる場合ではないと思われる方もいるかもしれません。そんな時は、地域密着型の水道屋さんを選ぶといいでしょう。家の近くの水道修理業者を見つけておけば、早ければ30分以内に修理を始めてもらえるかもしれません。
近くの水道屋さんなら市区町村単位で近くの水道屋さんを探すことができます。
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