トイレつまりは、日常生活で起こるトラブルの一つですが、適切な予防策を取ることで回避することが可能です。突然トイレが使えなくなってしまったということがないように、普段から予防対策をすることをおすすめします。
そこで本記事では、日常生活でできるトイレつまりの予防策をご紹介していきますので、皆さんもぜひ実践してみてください。
- トイレつまりを予防したい
- トイレに流していいものを知りたい
- もしトイレつまりが起きたときの対処法を知りたい
トイレのつまりを予防する方法11選
トイレつまりは、トイレの使い方への意識を少し変えるだけで十分予防することができます。「トイレが使えない」「汚水があふれて大変なことになった」といったことを起こさないために、普段からできる予防策を実践してみましょう。
ここでは、トイレつまりにならないための予防策をご紹介していきます
トイレットペーパー以外は流さない
トイレットペーパー以外のものをトイレに流すことは避けましょう。例えば、ティッシュペーパー、おむつ、生理用品、コットン、ペーパータオルなどは流すことでパイプがつまる原因となってしまうからです。これらの物はゴミ箱に捨てましょう。
また、水に溶けると記載された製品も、大量に流すことでつまりの原因になってしまうことがあります。少量であれば問題ありませんが、大量に使用した場合はトイレに流すのではなく、ゴミ箱に捨てるようにしてください。
洋服のポケットの中身に気を付ける
洋服のポケットに入っているものがトイレに流れ込まないように注意しましょう。かたい物や小さなものでもパイプをつまらせる可能性があるからです。
特に最近では、スマートフォンをもったままトイレに行く方も多く、誤ってスマートフォンをトイレに落としてしまったという事例も少なくありません。可能であれば、スマートフォンはトイレに持ち込まないようにしましょう。
トイレ内に小物を置かない
トイレには、芳香剤や消臭剤、おしゃれにアレンジするための雑貨や飾り石などといったインテリアを置く方も多くいると思います。それらが何かの拍子や地震などで便器やトイレタンク内に落ちる可能性もあります。そのため、トイレ内には必要なもの以外は置かないようにしましょう。
また、お子様がいるご家庭では、子どもがトイレに興味を持ち、遊び感覚で何かを流すことがあるので注意が必要です。
トイレットペーパーはシングルにする
トイレに大量のトイレットペーパーを流さないために、シングルのトイレットペーパーを使うのも効果的です。水にも溶けやすいですし、トイレつまりの予防策としては効果的といえます。
トイレットペーパーを使いすぎない
トイレットペーパーの過剰な使用は、つまりの原因となります。シングル、ダブルに関わらず必要な量を適切に使うよう心掛けましょう。
もしどうしても大量のトイレットペーパーを使った場合には、何度かに分けて流すようにしてください。
国産トイレットペーパーを選ぶ
最近は使い心地の良さから、外国製のトイレットペーパーを使用する方が増えました。しかし、実は外国製のトイレットペーパーは、水に溶けにくい性質を持っているので注意が必要です。
特に日本の家庭用トイレでは、外国製のトイレットペーパーの性質に適していないケースも多く、トイレがつまる可能性が高い傾向にあります。もしトイレつまりが心配なのであれば、安心して使用できる国産トイレットペーパーを選ぶよう心掛けましょう。
間違った節水をしない
節水は環境への配慮とコスト削減のためには重要なことですが、過度な節水は逆にトイレつまりのリスクを高める可能性があるので注意してください。適切な節水を心掛け、十分な水量で流すことで、トイレの効率的な排水を保つことができます。
水洗レバーを使い分け
トイレには、大と小の2つの水洗レバーがありますが、トイレを使用する際、どのような場合でも小しか使わないという方も多くいます。この場合、流したものが流れきらずに排水管に残った状態で、次の排泄物を流すということが繰り返され、最終的にはつまりを生じさせてしまうことがあり、注意が必要です。
そのため、小のレバーは排泄物が少ない場合や尿だけの場合に使用しましょう。一方、大のレバーはしっかりとした排水が必要な場合に使用します。このように適切なレバーを使い分けることが大切です。
排泄物1回、トイレットペーパー1回と分けて流す
排泄物とトイレットペーパーは分けて流す習慣をつけましょう。一度に大量のトイレットペーパーを流すと、トイレつまりの原因になるからです。
尿石付着防止の清掃を欠かさない
尿石は、尿の成分が残留し乾燥することで発生します。そのため、尿石がたまらないように、定期的にトイレを清掃し尿石の付着を防ぎ、トイレを常に清潔に保つことが大切です。
古いトイレは一度点検する
古いトイレは、排水効率が低下している可能性があります。定期的に点検し、必要に応じて修理やリフォームを行いましょう。
特に「最近流れが悪い」と感じているのであれば、一度点検してみてください。場合によっては、新しいトイレへの交換も検討する必要があります。
トイレに流してはいけないもの
トイレは日常生活では欠かせない存在で、言うまでもなく排泄物を処理するための重要な役割を果たしています。しかし、トイレに流すべきでない特定のものをしっかりと把握していますか?
トイレに流すべきでないものを流してしまうと、トイレつまりを引き起こすだけではなく、下水道システムにも損害を与える可能性があるため注意が必要です。
ここでは、トイレに流してはいけない物や物質について詳しく説明します。
ティッシュペーパー
ティッシュペーパーはトイレに流しても大丈夫と思われている方も多くいますが、それは誤った認識であることをご存知でしたか?
水に溶けやすいトイレットペーパーとは異なり、ティッシュペーパーは分解が遅く水に溶けにくい特性を持っており、トイレをつまらせる原因となる場合があるためです。
したがって、ティッシュペーパーはトイレでは使用しないようにしましょう。
残飯
残飯もトイレに流すべきでないものの一つです。食べ物や油脂が水中で凝固し、排水管をつまらせる恐れがあるからです。そのため、食べ残しや食器洗いの際には、残飯はトイレに流さずゴミ箱に捨ててください。
また、何らかの理由でトイレに嘔吐してしまうこともあるかもしれません。すでに原形をとどめていない嘔吐物であれば問題ないですが、原形をとどめている嘔吐物に関しては、つまりの原因になる可能性があるので、流さず早めに取り除くようにしてください。
タバコの吸い殻
タバコの吸い殻もトイレに流すべきではありません。吸い殻は非常に分解が遅く、環境にも悪影響を与えるうえ、排水管をつまらせる可能性があるため、タバコの吸い殻はゴミ箱に捨ててください。
また、タバコの吸い殻をトイレットペーパーなどに丸めてトイレに流すというのもご法度です。トイレットペーパーだけが先に溶け、結局はタバコだけが残る形になるからです。
どのような形であっても、タバコの吸い殻はトイレに流さないようにしましょう。
水に流せる系グッズ
おしり拭きやトイレシートなどといった製品の一部には「水に流せる」と表示されていますが、それが全てのトイレや下水道システムで適切に処理されることを意味するわけではありませんので注意してください。
もちろん水に溶けないわけではありませんが、大量に流すと溶け残りが排水管に残り、繰り返すことで、トイレのつまりを発生させてしまうことにつながります。よって、安全のため水に流せるとされている製品であっても、なるべくゴミ箱に捨てることをおすすめします。
薬品
錠剤などの薬品は、環境や下水道に悪影響を与える可能性があるため、トイレに流してはいけません。特に使わなくなった薬品は、適切な方法で廃棄することが大切です。
薬品回収場所や薬局で廃棄するなど、地域ごとの適切な方法で処理しましょう。
油脂類
油や脂肪は冷えると固まり、排水管をつまらせる原因となります。そのためトイレに油を流すことは避け、凝固剤をしようするなどして適切な処理方法で廃棄することが重要です。
食事のときに使った天ぷら油などを、そのままトイレに流す行為もやめましょう。
生理用品や紙おむつ
生理用品や紙おむつは、吸水性が高いため水中で膨らみ、トイレつまりの原因となります。そのため、生理用品や紙おむつはトイレではなく、ゴミ箱に捨てましょう。
もし誤ってトイレに落としてしまった場合はすぐに拾い上げ、適切な方法で処理してください。
布類やガムなど
布類やガム、またはその他の不溶性の物質は、水に溶けずに排水管をつまらせてしまう可能性があるのでトイレに流さないようにしてください。
特にガムは普通の水温だと固まり、排水管の中で水の引張力から逃れてしまいます。もちろんたった一つではつまるようなことはありませんが、水に溶けないものが幾つか堆積すればつまる原因になります。
もし誤って便器内に落としてしまった場合は、こちらもすぐに拾い上げごみ箱に捨てるようにしましょう。
ペットの糞
同じ排泄物だからとトイレにペットの糞を捨てる方もいますが、これもつまりの原因になります。散歩した後のペットの糞には、小石や葉っぱなどの不純物が含まれているケースがあるからです。
一方、散歩をしていないペットの糞に関しては、トイレに流すのは可能ですが、複数回に分けて流すようにしましょう。
また、トイレに流せる猫用のトイレ砂なども、一度に流すのではなく複数回に分けて流すようにしてください。
髪の毛
髪の毛は水中で絡まり、トイレの排水管をつまらせる可能性があります。特に長い髪の毛は絡まりやすく、だんだんと網状となって、小さなごみを受け止める役割となり、時間が経つにつれ細菌などによりヘドロ化していき、さらにつまりやすくなってしまいます。
さらに髪の毛は薬剤などで溶かすことができません。そのため、一度蓄積してしまうと、そのまま残り続けるということになります。
掃除などで大量に出てきた髪の毛を、そのままトイレに流そうと考える方もいるかもしれませんが、つまりの大きな原因となるのでやめましょう。
予防対策をしていてもトイレつまりの予兆が出たら
トイレつまりの予兆が出た場合に放置しておくと、トイレの更なるトラブルや状況の悪化を招く可能性があります。そのため、予兆を見逃さず、適切な対応を早急に取ることが重要です。
まず、トイレが流れにくくなったり、水が溜まりやすくなったりしたら、なぜそのような現象が起きているのか、すぐに確認をするようにしてください。例えば、トイレットペーパーや排泄物がつまっている可能性があります。手早く状況を確認し、必要に応じてつまりの原因を取り除きます。
また、水が異常に溜まるなどの現象は、つまりが発生した時の典型的なパターンです。この場合、排水管に何らかの障害がある可能性が考えられます。このケースでは、排水管の状態を確認し、必要に応じてつまりの解消を試みたり専門業者に相談したりすることが重要です。
適切な対応がトイレつまりを未然に防ぐ鍵となります。
まとめ
この記事では、トイレつまりの予防策について詳しく解説してきました。
日常生活において、トイレは欠かすことができないものです。そのトイレが何らかの原因でつまり、使用できなくなるのは大きなストレスとなります。
そのため、トイレに流してはいけないものは流さない、普段からのメンテナンスを欠かさない、そして、トイレの正しい使用方法を今一度理解することが重要です。
今回ご紹介した内容を参考に、トイレつまりを起こさない生活を心がけてください。
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