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排水溝がなんだか臭い!悪臭が発生する場所と対策方法

排水口がなんだか臭い!悪臭が発生する場所と対策方法 給排水設備
給排水設備

キッチン・お風呂・洗濯機置き場・洗面所など、水まわりの排水溝から嫌な臭いがして困っていませんか?

排水経路は定期的に掃除を行わないと、汚れが溜まって悪臭を放ってしまうことがあります。

水まわりの設備によって、汚れの原因や悪臭がする場所も変わってくるので、排水溝の悪臭を無くすにはそれぞれの対策が必要です。

どれだけ小まめに水まわりの掃除を行っていても排水溝から嫌な臭いがしてしまうこともあるので、まずは「なぜ排水溝から悪臭が発生するのか?」を確認しておきましょう。

この記事では『排水溝から臭いがする原因』と『原因別の対策方法』について詳しくご紹介します。

排水溝からの嫌な臭いにお悩みの方はぜひ最後までご覧になってくださいね。

【この記事を読んで欲しい人】

  • 排水溝から悪臭がして困っている
  • 排水溝の臭い対策を知りたい
  • 排水溝の悪臭を自分で予防したい
  • 排水溝の臭いの原因を知りたい
  • シンク下や洗面台の下が臭い

排水トラップの仕組みと排水溝から悪臭が発生する原因4つ

排水トラップの仕組みと排水溝から悪臭が発生する原因4つ

キッチンやお風呂などの水まわりの設備には、排水管や下水から下水臭が上がってくるのを防ぐために『排水トラップ』と呼ばれる設備が設置されています。

排水トラップは排水管からの悪臭だけでなく、害虫やネズミなどが排水溝を通じて上がってこないようにするための役割も担っています。

排水トラップは、キッチン・お風呂・洗濯機置き場・洗面所などの水道設備には必ず設置されていまて、場所によって形状やタイプが異なって見えますが大まかな仕組みや設置されている目的はすべて同じです。

排水トラップの不具合は、排水溝から悪臭がしてしまう大きな要因の1つであるため、排水トラップの仕組みや構造について確認しておきましょう。

排水トラップの仕組み

ご家庭で使われている水まわり設備の排水溝には、排水トラップという仕組みが取り入れられています。
排水トラップは排水経路に『封水』と呼ばれる水を張ることで、排水溝と配水管の間を遮断する構造になっています。
なんだか難しく感じるかもしれませんが、要は水溜まりを作って害虫や悪臭を防ぎましょうといった形です。

排水トラップが設置されていないと、排す管や下水からの悪臭がダイレクトに室内に放たれてしまうため、快適な日常生活を送る上でとても重要な役割を持っているんです。

想像してみてください。
肥溜めやぼっとん便所とキッチンが、直接パイプで繋がっていたらどうなると思いますか?

めちゃくちゃ臭くて部屋の中には居られないと思います。
これを防いでいるのが封水(水溜り)なんです。

排水溝が臭い4つの原因

排水溝の悪臭対策をするためには、まず原因を知る必要があります。

排水溝が臭くなってしまうのには、主に以下の4つの原因が考えられます。

  • 排水溝内部の汚れ
  • 排水トラップの封水切れや不具合
  • 排水管の汚れやつまり
  • 排水管や排水経路の間に隙間ができている

排水溝から臭いがする原因は配管の汚れだけでなく、排水トラップなどの排水設備や排水経路にトラブルが発生していることもあります。

悪臭対策や予防をするためには、原因に応じて対処しましょう。

排水溝から放たれる悪臭の4つの原因をそれぞれご紹介します。

排水溝内部の汚れ

生活排水を下水管に流すための排水溝は、汚れがもっとも溜まりやすい部分です。

例えば、キッチンの場合は「油汚れ」「洗剤」「料理後に出る細かい生ごみ」が排水溝に流れ、絡み合いながら蓄積していきます。

洗剤や油は、冷えたり化学変化で固形化していくこともあります。

浴室や洗面台では、排水溝のヘアキャッチャーに髪の毛や皮脂汚れが溜まっていきます。

洗面台はオーバーフロー用の空間があり、カビや雑菌が繁殖して内部にバイオフィルムができてしまうこともあります。

排水溝まわりの汚れを放置していると、このような悪臭の原因になってしまうため小まめに掃除を行う必要があります。

排水溝のフタを触ってみたときにヌルヌルしているようであれば、汚れが溜まっている証拠です。

せめて目に見える部分の排水溝を掃除して、臭いの原因を解消するようにしましょう。

排水溝が汚れている場合には、その奥の排水管内部も同じく汚れている可能性が高くなります。

排水溝の掃除をするときには、市販の薬剤やパイプクリーナーなどで排水管内部の洗浄も行いましょう。

排水トラップの封水切れや不具合

排水トラップは様々な形があります。

例えば、キッチンの排水トラップにはゴミ受けの下に『椀(ワン)』が設置されていたりS字状の排水トラップが設置されていることが多いです。
この排水トラップで、シンクに害虫や悪臭が排水管から上がってくるのを防いでいます。

ここでよくある悪臭の原因が、なんらかの形で排水トラップに隙間ができてしまっていることです。
ワントラップがきちんと取り付けられていなかったり、経年劣化によって破損したりしていると1ミリ程度の隙間でも悪臭が上がってきてしまいます。
特に最近の住宅は室内の空気が循環するように作られていますので、隙間があると室内へ下水の空気を引き込んでしまいます。
まずは「排水トラップに不具合がないか?」「隙間ができていないか?」確認してみましょう。

また、排水トラップには一定量の水が溜まるような仕組みになっており、この封水が排水管からの悪臭や害虫を防いでくれています。

封水はただ水が溜まっているだけなので、長期間放置しておくと蒸発して水がなくなってしまいます。
これを『封水切れ』と呼びます。

排水溝が封水切れになってしまうと、前述したとおり排水管や下水からの悪臭がそのまま部屋に上がってくるため注意しなけれなりません。
空き家の場合は要注意です。
空き家で、1年後に来てみたら部屋中が臭くてコバエの死骸が大量に床に落ちていたケースもあります。
長期間(2ヶ月以上)水まわりを使わないようなときは、封水切れ対策をしておきましょう。

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また、排水トラップが経年劣化によって破損してしまったり、パッキンの劣化があると封水の水が漏れてしまことがあります。
他にもマンションなど集合住宅の場合には、誘因現象によって他の部屋の排水に引っ張られるように封水が流れていくこともあります。

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封水切れが頻繁に起こる場合には『封水がなくなってしまう原因』を確実に突き止めましょう。

排水管の汚れやつまり

排水溝から漂う悪臭の原因が、排水管の中に蓄積された汚れや詰まりである可能性も考えられます。

キッチンの排水管には洗い物を行った際の油汚れだけでなく、食材の切れ端や洗剤などの汚れが溜まっていることがあります。

洗濯場では、繊維の塊や洗剤が塊となって排水管の中にこびりついていることがあります。

他にも「最近排水の流れが悪い気がする…」といった場合には、排水管の中で詰まりが生じている可能性もあります。

排水経路に詰まりが発生してしまうと雑菌が繁殖したりして悪臭の原因になってしまうため、排水管の洗浄が必要になってきます。

排水管は詰まりは、年を追うごとに発生しやすくなりますので数十年間水まわりのメンテナンスをされていないような方は、一度点検されて見るのも良いと思います。

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排水管や排水経路の間に隙間ができている

排水トラップや排水経路の掃除をしっかりとしているのにも関わらず、排水溝の臭いが気になる場合には排水管や排水トラップの繋ぎ目に隙間ができている可能性があります。

キッチンや洗面台下の収納部分には、排水溝から床下の排水管まで伸びる排水トラップが設置されています。

床の接続部分の丸形のカバーは『排水カバー』といって、下水からの悪臭や害虫をある程度防ぐための役割を果たしています。

この排水カバーを外してみると、排水管と床下の塩ビ管の連結部分を確認することができます。

通常は臭いを遮断するための防臭キャップが取り付けられていますが、補修テープや防臭ゴムを使用している場合には、経年劣化によって臭いが漏れ出てしまうことがあるので注意しなければなりません。
防臭キャップをされていないお家もまだまだよく見かけます。

このような隙間が原因の場合には、対応しているサイズの防臭キャップを購入して取り付けることで悪臭を解消することができます。

排水溝から悪臭の対策方法(箇所別)

排水溝から悪臭の対策方法(箇所別)

家の中の排水溝は、主に『キッチン』『お風呂』『洗濯機』『洗面所』などの水道設備ですが、それぞれの場所によって排水トラップの形状やタイプが異なります。

ここからは、排水溝が設置されている場所ごとに『原因別の対策方法』について以下でご紹介します。

キッチンの排水溝が臭い原因

キッチンで設置されていることの多いワントラップタイプの排水溝は、フタを外すとゴミ受けがあり、その下にお椀を逆さまにしたような『ワントラップ』というパーツが設置されています。

キッチンの排水溝を真上から見ると排水管のまわりには、水が溜まった凹んだ部分があり、そこにフタをするような形で設置されたワントラップが下水管からの悪臭を防いでくれています。

蛇口から水を出す度に排水トラップに溜まった水は循環していきます。

しかし、洗い物に付着した油汚れや食べカスが原因となり、排水溝の側面に臭いの原因が蓄積していくため注意が必要です。

日頃から掃除を小まめに行うことで悪臭の発生を防ぐことができます。

キッチンの排水溝が汚れてしまう原因は主に以下の4つがあります。

  • 洗い物に付着した油汚れや酸化した油
  • 生ゴミ
  • 食べカス
  • 洗剤カス
  • 雑菌・カビ

キッチンの排水溝から悪臭がする場合に、もっとも効果的な対策方法は排水溝の掃除を行うことです。

キッチンの排水溝の臭い対策①排水溝を重曹とクエン酸で掃除する

キッチンの排水溝が臭くなってしまうヌメリの正体は、細菌やバクテリアによって形成されたバイオフィルムという膜です。

バイオフィルムによるヌメリを放置してしまうと、鼻を突くような悪臭の原因になってしまうため、徹底的に掃除していきましょう。

排水溝に発生するヌメリは酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹を使って油分を分解して効果的に掃除することが可能です。

重曹とお酢を使って掃除する方法についてご紹介します。

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準備するもの

  • 重曹 1カップ
  • クエン酸(お酢) 小さじ2杯
  • お湯(60℃前後)
  • 歯ブラシ
  • スポンジ
  • ゴム手袋

歯ブラシやスポンジは使い古しのものを用意するようにしましょう。

クエン酸の代わりにお酢を利用することもできます。

重曹とクエン酸は天然の素材なので身体に害もなく安心して使うことのできる便利なお掃除グッズです。

【重曹とクエン酸で排水溝を掃除する手順】
  1. 排水溝のフタとゴミ受けを外し、次にワンを左に回して外す
  2. 排水溝に重曹をそのまま振りかける
  3. クエン酸水(クエン酸 小さじ2+お湯1カップ)を重曹にかける
  4. 30分放置する
  5. スポンジと歯ブラシでしっかりとこすり洗う
  6. ぬるま湯で洗い流す

軽度のヌメリや汚れなら重曹とクエン酸を使って簡単に落とすことができます。

排水溝だけでなく排水管や排水トラップを同時に掃除することもあると思いますが、塩素系漂白剤を使用するときには、酸性と混ぜてしまうと有毒ガスが発生する危険性があります。

クエン酸やお酢などを一緒に利用しないようにしましょう。

キッチンの排水溝の臭い対策②排水トラップを塩素系漂白剤で掃除する

排水溝のフタやゴミ受けの掃除を定期的に行っているという方や、こまめにパイプユニッシュなどの薬液で排水ホース内の掃除をしているという方は多いかもしれません。

排水トラップにも蓄積した汚れが付着しているため、塩素系漂白剤などを使って浸け置き洗いを行うようにしましょう。

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塩素系漂白剤で排水トラップを掃除する手順は以下の通りです。

準備するもの

  • 塩素系漂白剤
  • お湯(60℃前後)
  • ワントラップが入る容器
  • 歯ブラシ
  • ゴム手袋
【漂白剤で排水トラップを掃除する方法の手順】
  1. 排水溝のフタやゴミ受けを外しワントラップを取り外す
  2. 塩素系漂白剤とお湯を入れた容器に分解した部品をすべて浸け置きする
  3. 指定された時間放置する(10分~30分程度)
  4. 歯ブラシで汚れを落とす
  5. しっかりと洗い流してワントラップを装着する

アルカリ濃度の強い塩素系漂白剤は材質によって使用できないものもあります。

必ず使用前に取扱説明書を確認し、正しく作業を行うようにしましょう。

塩素系漂白剤は酸性と混ざると有害なガスが発生するため、酸性洗剤やクエン酸と一緒に使用しないようにしましょう。

キッチンの排水溝の臭い対策③排水管や排水トラップの隙間をふさぐ

排水管や排水トラップの繋ぎ目の隙間が原因となって悪臭が発生している場合には、防臭ゴムで隙間を塞ぎます。

防臭ゴムはサイズの合うものを確認して、ホームセンターやネットで購入するようにしましょう。

防臭ゴムは排水ホースを塩ビ管から取り外して取り付けるだけなので簡単に設置することが可能です。

塩ビ管の口径が分からなかったり、取り外しが難しい場合には配管用のパテを使って隙間を埋めるようにしましょう。

お風呂の排水溝が臭い原因

お風呂は汚れが溜まりやすい場所なので排水溝の掃除を行わなければ、すぐに臭くなってしまいます。

お風呂の汚れには以下の5つがあります。

  • 髪の毛
  • 皮脂汚れ
  • 石鹸カス
  • カビ
  • 水垢

皮脂汚れや石鹸カスは酸性の汚れ、水垢や石鹸カスはアルカリ性の汚れです。

それぞれの汚れに合わせてアルカリ性洗剤や酸性洗剤を使うことで効果的に臭いの原因となる汚れを落とすことができるでしょう。

比較的軽度の汚れの場合には中性洗剤を使って掃除することもできます。

しかし、臭いが発生してしまうほどの汚れが溜まっている場合には塩素系漂白剤を使って徹底的に掃除するようにしましょう。

お風呂の排水溝の臭い対策①排水トラップのゴミやヌメリを掃除する

排水トラップにはバクテリアなどが原因のピンクヌメリや水垢が溜まりやすいため、臭いがするときには部品を取り外して掃除します。

排水溝の汚れは比較的簡単に落とすことができるため、お風呂用洗剤や食器用洗剤などの中性洗剤で対処することが可能です。

準備するもの

  • 中性洗剤
  • 歯ブラシ
  • スポンジ
  • ゴム手袋
【ヘアキャッチャーの掃除手順】
  1. ヘアキャッチャーのゴミを取り除く
  2. 排水トラップを分解する
  3. 排水トラップの部品を中性洗剤で掃除する
  4. 排水溝の入り口付近を歯ブラシで掃除する
  5. 排水トラップを取り付け完了

排水トラップを掃除するときには左回りに少し回すと部品を引き抜くことができます。

排水トラップが汚れているときには排水管内部にも臭いの原因となるヌメリが発生していることが考えられます。

排水トラップだけでなく塩素系漂白剤やパイプクリーナーを使って内部洗浄も同時に行うのがおすすめです。

お風呂の排水溝の臭い対策②排水管を掃除する

お風呂が臭いのは排水溝だけが原因ではありません。

排水管の中に石鹸カスや皮脂汚れが蓄積していると髪の毛などが絡まって臭いが生じてしまいます。

排水トラップを掃除するときには必ず排水溝内部もパイプユニッシュなどの薬液を利用して洗浄するようにしましょう。

準備するもの

  • パイプユニッシュ(洗浄剤)
  • ゴム手袋
【排水溝を掃除する手順】
  1. 排水トラップを取り外し掃除する
  2. パイプユニッシュを排水溝に流し込む
  3. 規定時間放置する
  4. シャワーでしっかりと洗い流す

排水管を掃除するために選ぶ洗浄剤は排水パイプ専用のものを選ぶようにしましょう。

パイプユニッシュは水酸化ナトリウムが2%配合されているため、髪の毛やヘドロなども除去することができるため効果的に掃除することができます。

パイプユニッシュは塩素系洗剤なので酸性のものと混ぜると有害なガスが発生する恐れがあるため注意しなければなりません。

作業中は必ず換気を行い、ゴム手袋を着用して作業するようにしてください。

洗濯機の排水溝が臭い原因

洗濯機の排水溝は洗濯を行ったときの糸くずや髪の毛などが溜まりやすく臭いの原因になってしまいます。

洗濯機の排水溝はキッチンやお風呂と比較しても、排水溝の掃除を行う頻度が低い場所なので注意しなければなりません。

また、排水ホースに汚れが溜まっていることが原因で排水不良が発生して臭いがすることもあります。

放っておくと洗濯機が故障してしまうリスクもあるため、掃除をして対処するようにしましょう。

洗濯機の排水溝の汚れには以下の4つがあります。

  • 洗剤カス
  • 皮脂汚れや体液
  • 糸くず
  • 髪の毛

排水トラップ部分の汚れには中性洗剤と歯ブラシを用いて掃除を行い、排水溝内部はパイプユニッシュなどの塩素系漂白剤を使って臭いの原因を解消するようにしましょう。

洗濯機の排水溝の掃除を行うときには感電や水漏れを防ぐために、必ず洗濯機の電源を切り、給水用の水道の蛇口を閉めるようにしてください。

洗濯機の排水溝の臭い対策①排水溝・排水トラップの掃除する

洗濯機の排水溝は掃除がしづらい場所に設置してあることも多いため、まずは排水溝の位置を確認するようにしましょう。

ドラム式洗濯機はとても重いため、1人で移動させることは難しいでしょう。

排水溝が洗濯機の下にあって掃除することができない場合には、業者に依頼するようにしましょう。

洗濯機の排水溝と排水トラップを掃除するには以下の手順に沿って行ってください。

準備するもの

  • 中性洗剤
  • パイプユニッシュ
  • 歯ブラシ
  • スポンジ
  • バケツ
  • お湯(60℃)
  • ゴム手袋
【洗濯機の排水溝の掃除手順】
  1. 洗濯機の排水ホースを排水エルボから取り外す
  2. 排水トラップを左方向に回して取り外す
  3. 排水トラップのヌメリを中性洗剤を使って落とす
  4. 排水溝の中にパイプユニッシュを流し入れて規定時間放置する
  5. バケツで排水溝の中に60℃前後のお湯を流す
  6. 排水トラップを元に戻して排水ホースを取り付けて完了

排水溝の掃除をするときには、排水トラップの部品を排水溝の中に落としてしまわないように注意しましょう。

パイプユニッシュを使うときには、必ず部屋の換気を行いながら作業してください。

酸性と混ぜると有害なガスが発生するため危険です。

パイプユニッシュなどの塩素系洗剤を使用するときには、酸性のクエン酸や食酢を使って排水トラップの掃除を行ってはいけません。

必ず中性洗剤を使って排水トラップの掃除を行うようにしてください。

洗濯機の排水溝の臭い対策②排水ホースの掃除

洗濯機の排水ホースの中には、洗濯の際に流れ出た生じた糸くずや髪の毛が蓄積していることがあります。

洗濯物に含まれる皮脂汚れや体液などが腐ったような臭いの原因になることがあるので、排水ホースが汚れているときには掃除するようにしましょう。

準備するもの

  • パイプユニッシュ
  • ゴム手袋
  • ラップ
  • 輪ゴム
  • お湯(60℃前後)
【排水ホースの掃除手順】
  1. 排水ホースを洗濯機側と排水溝側どちらも取り外す
  2. 排水ホースの片方にラップをして輪ゴムで縛る
  3. パイプユニッシュを流し入れお湯で薄める
  4. 30分ほど放置する
  5. 水でしっかりと洗い流す
  6. 排水ホースを再度取り付けて完了

洗濯機の排水ホースの汚れがひどいときには新しいホースに交換するのがおすすめです。

排水ホースを洗濯機側から取り外す際には、洗濯機を少し傾けなければならない場合もあるので2人以上で作業するようにしてください。

塩素系漂白剤を使用するときには必ず換気を行い、酸性の洗剤と混ぜないように注意しましょう。

洗面所の排水溝が臭い原因

洗面所は洗顔・歯磨き・メイク・整髪・手洗いなど様々な用途で使用するため、汚れが溜まりやすいという特徴があります。

洗面台の掃除は小まめに行っていても、排水溝の掃除を怠っているという方も多いのではないでしょうか?

洗面台の排水溝の汚れの原因は以下の4つです。

  • 石鹸カス
  • 皮脂汚れ
  • 化粧品や整髪料の油分
  • 髪の毛

洗面台の排水溝には酸性やアルカリ性どちらの汚れも流れてしまうため、比較的軽度の汚れに対しては重曹やクエン酸が効果的です。

頑固な汚れや臭いに対しては塩素系漂白剤を使用して、臭いの原因を解消するようにしましょう。

洗面台下から臭いが発生している場合には、排水ホースと排水管の接続部分に隙間が生じていることがあるので、防臭キャップで隙間を防ぐようにしましょう。

洗面所の排水溝の臭い対策①排水溝とゴミ受けを掃除する

洗面台に流れた髪の毛や汚れなどを受け止めるゴミ受けや排水溝は、頑固な汚れが付着しやすい場所です。

わずかな汚れもそのまま放置してしまうと、ヌメリなどが発生して臭いの原因となってしまうため重曹とクエン酸を使って掃除するようにしましょう。

準備するもの

  • 重曹
  • クエン酸
  • お湯(60℃)
  • 歯ブラシ
  • スポンジ
【ゴミ受けの掃除手順】
  1. ゴミ受けのゴミや髪の毛を取り除き歯ブラシで掃除する
  2. ゴミ受けを戻して排水溝に重曹を覆うように振りかける
  3. クエン酸を粉のまま重曹と同量振りかける
  4. お湯を少しずつかけてそのまま20分放置する
  5. 歯ブラシやスポンジで掃除する
  6. 水を流して完了

重曹とクエン酸にお湯をかけるときには、流れ落ちてしまわないように少しずつかけるようにします。

パチパチと音がして発泡するため、そのまま放置してある程度汚れが落ちた段階で歯ブラシやスポンジを使って掃除しましょう。

洗面所の排水溝の臭い対策②排水管を掃除する

洗面ボウルを定期的に掃除していても排水管には日頃の汚れが蓄積されているため、臭いの原因となってしまうこともあります。

排水管の汚れはこびり付いて重曹やクエン酸だけで落とすことが難しいため、塩素系漂白剤を使って対処しましょう。

準備するもの

  • パイプユニッシュ
  • ゴム手袋
  • お湯(60℃)
【排水溝をパイプユニッシュで掃除する手順】
  1. 排水溝にパイプユニッシュを流し入れる
  2. 規定時間放置する
  3. お湯を流し入れて洗い流す

パイプユニッシュは髪の毛やヌメリの原因を分解する効果があるため、排水管内部の汚れに対して非常に有効です。

塩素系漂白剤を使用するときには、酸性の洗剤やクエン酸と一緒に使用してしまうと有害なガスが発生してしまうため注意しましょう。

換気をしっかりと行い、ゴム手袋を着用して作業するようにしてください。

洗面所の排水溝の臭い対策③洗面台下の臭いは防臭ゴムを取り替える

洗面台の排水溝から臭いが上がってくるのではなく、洗面台下の排水ホースと排水管の接続部分の隙間から下水臭が漂ってくることがあります。

この場合には、防臭ゴムが劣化して隙間が生じているか、防臭ゴムが最初から取り付けられていない可能性が考えられるため確認してみるようにしましょう。

防臭ゴムは排水管の口径に合ったものをホームセンターで購入します。

排水パイプの根元部分に排水プレートが付いている場合には、一度取り外してから排水ホースを引き抜いて防臭ゴムを設置してください。

sns上の排水溝が臭いに関する感想や口コミ

snsの排水溝が臭いに関する感想や口コミ

まとめ

まとめ

排水溝は排水トラップに付着したヌメリや汚れを定期的に掃除することで、悪臭の原因を予防することができます。

トイレ・キッチン・お風呂・洗面所で嫌な臭いを発生させないためには、日頃から対策を行うことがとても重要です。

臭いが発生したときには排水管の内部にも汚れが蓄積している可能性が考えられるため、そのまま放置してしまうと排水つまりなどの二次被害が発生してしまうこともあります。

排水溝の臭いが気になったら、すぐに掃除を行って対処するようにしてくださいね。

原因不明の臭いや、掃除をしても臭いが解消されない場合にはプロの水道業者に依頼して根本的な原因を解決してもらうのが手っ取り早いかと思います。

自分で掃除をするのが難しいときや、掃除をしても臭いが改善されない時には水道修理業者に依頼するようにしましょう。

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