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油を流してしまったら要注意!排水溝に油を流してはダメな理由と対処法

油を流してしまったら要注意!排水溝に流したらダメな理由と対処法 キッチン・台所
キッチン・台所

料理が終わって後片付けをするつもりが、ついうっかり揚げ油をそのまま流してしまった…なんてことありますよね?

環境にも悪く、キッチンまわりの設備を傷めてしまう原因にもなるので油をシンクに流してしまうのは絶対に避けなければなりません。

この記事では使い終わった油の正しい捨て方排水溝に誤って油を流してしまったときの対処法についてご紹介します。

料理で使った油をなぜ流してはいけないのか?どんな危険性があるのか?ということも併せてご紹介するので必ず最後までご覧になってください。

【この記事を読んで欲しい人】

    • 知らずに排水口へ油を流してしまった
    • 油の捨て方を知りたい
    • 油詰まりの対処法を知りたい
    • 油詰まりの予防方法を知りたい

油を排水溝に流してはいけない理由

油を排水溝に流してはいけない理由

使い終わった油を排水溝に流してはいけない理由ってはっきりと答えられますか?

なんとなく環境に悪そうだし、設備にも悪そうというイメージを持っている方も多いかもしれません。

日常生活を送る上で、必ず知っておかなければならないことである『なぜ油をそのまま流してはいけないのか?』という理由についてこの機会にしっかりと理解しておくようにしましょう。

油は冷えると固まり詰まりの原因になる

油は冷えると固まり詰まりの原因になる

排水溝に油を流してしまうと排水管の中で冷やされ固まってしまい詰まりの原因になってしまいます。

さらに固形化してしまった油はベットリと排水管の中にへばりついてしまうことになりま。

その結果、流れることができずにそのまま残飯のカスなどを吸着してしまいどんどん大きくなってしまうので取り除くことが困難になってしまうので注意が必要です。

台所洗剤や水と混ざりドロドロになり排水管を塞ぐ

油をそのまま排水溝に流してしまった場合、すべては流れ切らずに一部が塩ビ管の側面に吸着してしまいます。

台所用洗剤を使用して流していくうちに塩ビ管に吸着した排油と液体洗剤の成分が混ざり合い、ドロドロのヘドロ状の物体がこびりついていってしまいます。

このヘドロ状の油と洗剤の固まりのせいで水の排水能力は低下し、水の流れが悪くなってしまったりする可能性があります。

環境汚染になる

排水溝に油を流してはいけない最大の理由は環境汚染問題です。家庭で使われる油は動植物性油です。

この動植物油は微生物による分解スピードが遅く河川や海に流れ込んでしまった場合に分解しきれない油が酸化し水中の酵素を取り込み生態系に大きな悪影響を与えてしまいます。

時間の経過とともにオイルボールと呼ばれる浮遊物になり悪臭の原因になることもあります。

時間が経つと悪臭が発生する

排水溝に油を流してしまい塩ビ管の中で固まってドロドロとした状態になってしまうと、流れてきた残飯などが付着し腐敗してしまった結果、悪臭を放ってしまうようになります。

キッチンを綺麗に掃除していても排水溝の中から腐敗臭がするような生活環境で料理はあまりしたくないですよね?

油は燃えるごみとして捨てることが地球のためにも家のためにも大切なことです。

正しい油の捨て方

油の正しい捨て方

料理が終わったときにあなたはどのように油を処理していますか?ここでは油の正しい捨て方を紹介します。

環境のためにも正しい油の捨て方をしっかりと守ってあげるようにしましょう。

また自治体によっては資源ごみとして回収される場合もあるので、リサイクル回収を行っている自治体にお住いの方は積極的に利用してみるようにしましょう。

詳細は自治体のホームページで確認できます。

市販の油処理剤(凝固剤)を使う

もっとも手軽な油の捨て方は市販の凝固剤を使用して油をしっかり固めてしまってポリ袋に入れて捨ててしまうという方法です。

使用方法は異なりますが、ほとんどの場合は油が暖かいうちに凝固剤を入れて溶かして固まるのを待つというだけです。

一度にたくさんの油を使用した場合などに備えて凝固剤を常備しておくようにしましょう。

ペーパータオルで吸い燃えるゴミに出す

炒め物や揚げ焼きをした後のわずかな残り油をシンクに流してしまう方は必ずペーパータオルや新聞紙で一度、残り油を吸わせてから鍋を洗うようにしましょう。

少ない油だから大丈夫と思っていても一年を通して排水されてしまう油はかなりの量です。

ペーパー類で拭きあげてから洗うだけでも油汚れが落ちやすく楽に洗い物ができるようになるはずです。

大量の油は牛乳パックを使う

揚げ油に使用した廃油などはしっかりと冷ました後に、新聞紙やペーパータオルを詰め込んだ牛乳パックに流し込んで口をガムテープでしっかりと止めて燃えないゴミで出すようにしましょう。

気温の高い夏場などは水も一緒に入れておかないと発熱して自然発火してしまう危険性もあるので注意しましょう。

片栗粉を入れて固める

凝固剤の代わりに片栗粉を使って油をどろどろとした状態にまで固めてポリ袋に入れるのも有効な方法です。

鍋に残った油と同量の片栗粉を熱いうちに入れて混ぜるだけで簡単に処理ができますが、油の量が多い場合には片栗粉を大量に使わなければならないため、ちょっともったいないかもしれません。

凝固剤がなくてどうしても代用として使う場合にはオススメの方法です。

台所に油を流してしまった時の効果的な対処法4つ

台所に油を流してしまった時の効果的な対処法4つ

台所に誤って油をそのまま流してしまった時には以下の4つの対処法を行うようにしましょう。

そのままにしておくと詰まりの原因になってしまい最悪の場合には大掛かりな工事になってしまう可能性もあります。

うっかり油を流してしまった時には分からなくても後々、厄介なことになってしまうので早めの対処が必要です。

お湯(55℃)を一気に流す

台所に油を流してしまってすぐに水を流してしまったら急激に冷えて油が塩ビ管に固着してしまう原因にもなります。

まずは55℃くらいのお湯をたっぷりと流して油をしっかりと洗い流すようにしましょう。

翌日以降にも定期的にお湯を流してあげることで徐々にではありますが、排水管にまとわりついた油を除去することができるはずです。

詰まり抜きの工具を使う

油を台所にそのまま流してしまい油が凝固してつまってしまった時には、つまりを解消するための工具で解消することができます。

ラバーカップやパイプクリーナーなどホームセンターで購入できるものを試してみるようにしましょう。

どちらも1,000円程度で購入できるため、ラバーカップでつまりを解消した後にパイプクリーナーでしっかりと汚れを除去してあげるようにしましょう。

パイプクリーナーの使い方を徹底紹介!種類別の手順と注意点
「キッチンやお風呂の排水口が詰まってしまった」そんなときに役立つアイテムがパイプクリーナーです。 薬剤・ワイヤー・空気圧の力を用いて排水管の詰まりを解消できます。 でもパイプクリーナーには種類がたくさんあって、どれを選べばいいのかわからない方も多くいらっしゃいます。 この記事ではパイプクリーナーの種類別の使い方と特徴を詳しく解説していきます。

油専用の洗浄剤を使う

油を流してしまって、つまってしまった場合には液体パイプクリーナーなどの油専用の洗浄剤が役に立ちます。

油汚れはアルカリ性の水酸化ナトリウムで分解することができるため、水酸化ナトリウムの含有量が多いパイプクリーナーを選ぶようにしましょう。

オススメは水酸化ナトリウム濃度が1%以上の濃厚タイプのものです。

ホームセンターにも1.8%~2.0%程度の水酸化ナトリウム濃度のパイプクリーナーが販売されているのでそれらを選ぶようにしましょう。

水酸化ナトリウム濃度が1%未満のものでは油汚れを効果的に除去する効力は低いので注意が必要です。

温めた重曹水を使う

誤って台所の排水溝に油を流してしまった場合、55℃程度のお湯に重曹を入れたものを排水溝に流し込むことで油汚れを洗い流すことができます。

重曹はアルカリ性なので油を分解する働きがあるためです。ただ、排水溝がつまってしまうほどの頑固な汚れの場合にはほとんど意味がありません。

またアルミ鍋を使用してしまうとアルミと重曹が化学反応を起こしてアルミ鍋が傷んでしまうことになるので注意するようにしましょう。

揚げ物油は再利用できる

揚げ物油は再利用できる

料理に使った揚げ油を1回で捨ててしまったりしていませんか?揚げ油は数回であれば正しく保存しておくことで再利用することが可能です。

天ぷらや唐揚げなどで使用した揚げ油の保存方法と保存期間、再利用回数についてご紹介します。

保存方法

天ぷらや唐揚げなどを作ったあとの揚げ油は、熱いうちに揚げカスなどを網じゃくしなどで丁寧に取り除いて、こし器やキッチンペーパーでこしながら保存容器に移し替えます。

保存方法は冷暗所で保存します。

保存期間と再利用回数

揚げ油は食材などによって異なりますが、2~4回は再利用することができます。

黒く濁らず透き通っているようであれば、おいしく調理することが可能ですが黒く濁っているようであれば油が酸化してしまっているので使わないようにしましょう。

揚げ油を再利用できる期間は使い始めてから2週間~3週間と長いですが、あくまでも目安ですので油の状況を確認して再利用できなさそうであれば新しい油を使うようにしましょう。

劣化した油は使わない

油が劣化してしまうと加熱時に塗料のような不快な臭いを感じたり、180℃程度で煙が出てきたりします。

また劣化してしまった油は濁っているので、おいしく調理することはできません。

また酸化してしまった油は食材の風味を損ねるだけでなく、食中毒の原因になってしまったり、多量に摂取した場合には健康を損ねてしまう可能性もあるので注意が必要です。

油汚れに対する予防法

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シンクに油を流してしまったり、毎回ちゃんと燃えるゴミとして油を処分していた場合にもシンクには油汚れが必ずついてしまうはず。

油汚れをそのまま放置してしまうと徐々に蓄積されて行って排水管のつまりになってしまうことがあるので定期的にしっかりと除去する必要があります。

以下の方法を定期的に行って排水管のつまりや悪臭を予防するようにしましょう。

定期的にお湯(55℃)を流す

固まってしまった油汚れはお湯である程度は洗い流すことができます。55℃程度の温めたお湯をゆっくりと排水溝に流し込んで油汚れを除去してあげましょう。

このお湯の温度は高ければ高い方がいいというわけではなく、沸騰したお湯を排水管に流してしまうと塩ビ素材を傷めてしまう可能性があるので注意しましょう。

悪臭などがある場合にはパイプクリーナーを使用しこびりついた油汚れを洗浄することで悪臭の原因を取り除くことができます。

月に1回は温めた重曹水を流す

55℃程度に温めた重曹水をシンクに流すことで、油汚れを落とす効果があります。

ただ、パイプクリーナーなどと違って強力な洗浄力ではなくあくまで予防にすぎません。

毎月1回は定期的に重曹水を流すようにしてこまめに排水管を掃除することが大切です。

不安なときは水道修理業者へ依頼する

不安なときは水道修理業者へ依頼する

油を流してしまったことが原因でつまってしまったり、汚れが不安な場合には水道修理業者に依頼してキレイに掃除してもらうのがオススメです。

自分でパイプクリーナーやラバーカップなどを使用して掃除してもあくまで応急処置にしかならず、根本的な原因を取り除くことが難しいケースが多いので業者に依頼してスッキリしてしまいましょう。

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費用の目安

業者に依頼して排水溝のつまりを取り除いてもらう場合、つまりの箇所や状況によって費用は異なってきます。

油の固着によってつまりが発生しポンプで解消できる軽度なトラブルであれば6,000円〜8,000円程度の費用です。

しかし、油汚れの固まりを薬剤などを用いて除去する場合には、8,000円〜13,000円程度の費用がかかることがあります。

また、排水ホースを交換しなければならない場合には交換費用として2,000円~4,000円がかかってしまうケースもあるので理解しておくようにしましょう。

トーラーと呼ばれる削り取る工具を用いた場合には8,000円~15,000円程度、高圧洗浄などを用いた場合にはさらに高額になり25,000円~60,000円程度の金額になる場合もあます。

依頼時に必ず金額を見積もってもらうようにしましょう。

キッチン・台所の修理費用|症状別の費用の目安と割引情報|水の救急隊
水の救急隊のキッチン・台所の修理費用についてご案内しています。キッチン/台所のトラブルの「症状別の費用」「無料で行える範囲」「料金が発生するポイント」「割引情報」など、キッチン・台所の修理費用を紹介しています。基本料金5,500円~]

作業時間の目安

水道修理業者に依頼した場合、軽度なつまりであれば15分から30分程度で作業が完了する場合がほとんどです。

しかし、高圧洗浄などを用いた作業になる場合には1時間~2時間以上かかる場合もあるので理解しておくようにしましょう。あくまで油汚れのつまりの状況次第となります。

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油を流してしまったことに関するよくある質問

油を流してしまったことに関するよくある質問

油を台所に流してしまったらどんな影響があるのか?って不安になってしまいますよね。

他の方も同じように不安になって様々な質問をしています。油を流してしまったことに関するよくある質問を以下で紹介します。

排水溝の油は重曹で溶かすことはできる?

排水溝に油を流してしまって油が固まったことが原因のつまりを溶かすほどの洗浄力は重曹には期待できません。

水酸化ナトリウム濃度が2%程度のパイプクリーナーを使用すれば油を効率的に分解することができるのでオススメです。

重曹は定期的な掃除用として使用すると清潔に排水溝を保つことができます。

排水溝の油汚れに熱湯をかけてもいい?

排水溝の油汚れに沸騰したての熱湯をかけることは絶対にしてはいけません。

排水の塩ビ管は熱に弱く、熱湯を流し込んでしまうと傷んでしまって損傷する原因にもなりかねません。

油汚れを除去するのであれば55℃の熱いお湯で流してあげるようにしましょう。

油をトイレに流したらどうなる?

油をシンクにながしてしまうと不安だからトイレに流せば大丈夫なんて思っていませんか?

トイレに油をそのまま流してしまうと環境破壊だけでなく、トイレの排水管に油が固着してしまいトイレが流れなくなってしまうだけでなくある日突然トイレを使用できなくなってしまうことにも繋がってしまいます。絶対にやめましょう。

洗剤で油を溶かすことはできる?

食器などに付着した油汚れなどは洗剤で落とすことができます。

しかし、油をシンクに流してしまった場合の汚れや、つまってしまった場合の油の固まりに洗剤を流し込んでしまうと、洗剤の成分が油を反応して固形化して余計に症状がひどくなってしまう可能性があります。

パイプクリーナーを使用するか、水道修理業者へ依頼するようにしましょう。

SNS上のキッチンの排水溝に油を流してしまったについての感想や口コミ

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まとめ

まとめ

油を流してしまった場合の対処法や、油をそもそも流してはいけない理由についてこの記事では紹介しました。

何気なく流してしまっていた方は自治体の処分方法に従うようにしましょう。

そして誤って油を流してしまったという方は55℃程度のお湯や重曹水、パイプクリーナーなどで油汚れをしっかりと除去してつまりが発生しないように気を付けましょう。

         
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