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トイレタンク内の水漏れの原因と対処法!自分で修理する方法

トイレタンク内の水漏れの原因と対処法!自分で修理する方法 トイレ
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トイレのタンク内で水漏れが起きる原因として多いのが、フロートバルブ」「ボールタップ」「オーバーフロー管」の不具合や故障です。


トイレタンクの中の水漏れは、そのまま放置していると水道代が一気に高くなってしまうことになります。

そこでこの記事では、トイレタンク内から水漏れが発生する原因対処方法についてご紹介します。

トイレタンク内の水が流れ続けてしまう原因と修理方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【この記事を読んで欲しい人】

  • トイレのタンクから水漏れの音がする
  • トイレタンクを自分で直したい!
  • 水漏れで水道代が心配
  • タンク内部の水漏れの原因を知りたい
  • 修理をしたことがなくて不安

トイレタンク内の水漏れを放置する危険性

トイレタンク内の水漏れを放置する危険性

トイレタンク内の水漏れを放置しているとわずか1ヵ月で約7,600円程の無駄な水道料金がかかってしまうと言われています。

わずか1ヵ月放置してしまうだけで修理代とほぼ同等の金額が掛かってきてしまうと考えると、今すぐにでも対処することがなによりも重要な事です。

また、水道料金だけでなくもっとも危険なのが、タンク外への水漏れです。基本的にトイレの水漏れは放置しておけば、さらに部品は劣化していきます。

フロートバルブやボールタップが原因ではなくオーバーフロー管が故障している場合には、タンク外に水漏れしてしまって床や壁などを傷めてしまうリスクもあるので危険です。

トイレタンク内の水漏れの主な原因は3つ

トイレタンク内の水漏れの主な原因は2つ
  • ボールタップ
  • フロートバルブ
  • オーバーフロー管

トイレタンクには様々な部品が設置されており、役割を複合することで「水を流して溜める」という一連の流れを担っています。

この3つの部品が水漏れの原因でない場合は、他の部品の劣化による故障や不具合を考えなくてはなりません。

以下では、この3つの部品の役割について解説します。

主な原因1.ボールタップ

タンクのレバーを引くとタンク内の水が流れて空になりますが、このとき給水する働きをするのがボールタップです。

トイレのレバーを回すとタンク内の水が便器に流れて空になりますが、タンク外の給水管と繋がったボールタップが水を溜める役割を担う大切な部品です。

ボールタップには浮き玉がついています。

その浮き玉が上がったり下がったりすることで水の給水・止水を行っているため、ボールタップが壊れてしまうと給水を止めることができません。

そのため、いつまでたってもョロチョロと水が流れ続けてしまうことになります。

ボールタップは給水設備で別名「低水位弁」「フロート弁」と呼ばれることがあります。

主な原因2.フロートバルブ

フロートバルブはタンク内の水が便器内に流れていかないように、排水弁を塞ぐ役割をしている部品です。

フロートバルブは排水弁を塞いでいるゴム玉部分と、それを持ち上げるチェーン部分で構成されています。

しかし、チェーンが絡まってしまったり、他の部品に干渉してしまって常にゴム玉部分が持ち上がった状態になっていると便器内に水が流れ続ける原因になります。

主な原因3.オーバーフロー管

オーバーフロー管は樹脂製で、筒状の形をしています。

トイレタンク内の水が適正水位を超えたときに、タンクの外に水が溢れるのを防ぐための部品です。

オーバーフロー管の管の先端から2〜3㎝のところに「WL」と書かれた線が刻まれています。

この「WL」の線が刻まれている場所がトイレタンク内の適正水位です。

オーバーフロー管が破損するとトイレの水が止まらなくなったり、タンクに水を溜めておくことが出来なくなってしまいます

トイレタンク内の水漏れの原因を確認する方法

トイレタンク内の水漏れの原因を確認する方法

まずはタンク内の水漏れの原因を特定する必要があります。

トイレタンクの蓋を開ける方法、水漏れの原因を特定する方法については以下で詳しくご説明します。

トイレタンクの蓋の外し方

トイレタンクの蓋は上に持ち上げるだけで簡単に取り外すことができます。

注意点としては、手洗い管に給水ホースが繋がっているので、蓋を外す前に止水栓を必ず閉めておくようにしてください。給水ホースが外れてしまうと水が噴き出してしまいます。

蓋の下にタンクカバーが取り付けられている場合もありますが、どちらも取り外しましょう。

蛇腹ホース式=蓋側についているナットをレンチを使って取り外す
ゴムホース式=蓋側についているバンドを緩めて取り外す

タンクによっては手洗い栓部分の金具が固定されている場合がありますが、接合部分のナットをレンチで回せば取り外すことができます。

タンクの蓋は陶器でできているため重く、誤って床に落とすと割れてしまうことがあるので注意しましょう。持ち上げる際は必ず大人2人以上で行ってください。外したトイレタンクを置けるようにあらかじめ厚めのタオルを敷いておくと安心です。

水位の高さをオーバーフロー管で確認する

タンクの蓋を取り外せたら、タンク内に筒状の棒でオーバーフロー管と呼ばれる部品が縦に設置されているのが確認できます。

オーバーフロー管はタンクに水を給水する際に、タンク外に水が溢れてしまうのを防ぐために設置されている排水管です。

オーバーフロー管には管の先端から2㎝〜3㎝のところに「WL」と書かれた線が刻まれています。

その線がトイレタンクの適正水位です。

トイレタンクの水が溜まっている状態のときに線より水位が下なのか上なのかで、トイレタンク内の水が適正水量よりも多いか少ないかを判断することができます。

  • 水位がWLの線よりも高い=ボールタップの不具合やよる故障
  • 水位がWLの線よりも低い=フロートバルブの不具合や劣化による故障

樹脂製のオーバーフロー管は常に水に浸かっている状態のため、折れやすい部品です。誤って手が当たって折れてしまわないように、確認するときは慎重に行ってください。

このオーバーフロー管を確認する際にヒビや破損があった場合は、オーバーフロー管本体を交換する必要があります。

オーバーフロー管の修理については以下の記事でまとめています。

水位が高い場合はボールタップの故障の可能性

トイレタンク内の水位が適正水位よりも高くなっている場合は、ボールタップが原因の可能性が高いです。

水漏れの原因が浮き球ではなくボールタップにあるかどうか確認するためには、浮き球を持ち上げます。

浮き球を持ち上げて、水が止まれば正常な働きをしている証拠です。

浮き球を持ち上げても水が流れ続ける場合は、ボールタップ本体のバルブが劣化していると判断できます。

浮き玉を持ち上げても水が流れ続ける場合は、ボールタップ本体のバルブが劣化しているという判断基準になるため、交換する必要があります。

水位が低い場合はフロートバルブの故障の可能性

タンク内の水が通常よりも低い場合はフロートバルブが原因である可能性が考えられます。

フロートバルブによってトラブルが引き起こされているかどうか確認するには、チェーン部分を確認してみましょう。

通常であればチェーンに不具合が起きる可能性は少ないです。

ただ、節水のためにペットボトルなどを入れていたり、タンク内の掃除を行った際にトラブルが引き起こされていることがあります。

フロートバルブのチェーンに問題がなかった場合は、タンク底の穴を塞いでいるゴム玉部分を確認しましょう。

フロートバルブを触ってみて確認する

水位の高さなどで判断できなかった場合は、フロートバルブを直接触ってみましょう。

フロートバルブのタンク底にあるゴム部分が劣化しているとゴムが剥離し、ちょっと触っただけで手に黒いゴムが付着します。

この症状が確認されるのであれば、ゴムフロートが劣化して交換が必要な状況なので交換するようにしましょう。

チェーンが絡まっている、もしくは切れている

トイレのタンク内のチェーンが切れている場合、新しいものと交換する必要があります。

チェーンが絡まっている場合はほどくことで改善されることが多いです。

タンク内に節水のためにペットボトルなどの異物を入れている場合、このチェーンが引っかかりやすくなってしまいます。

また、トイレのレバーのチェーンが外れる多くは、水を流すときにレバーを勢いよく回していることが原因です。

トイレの水を流すときはレバーを勢いよく回さずに、ゆっくり回すように心がけることで予防できます。

トイレタンク内の水漏れが発生したらまず止水栓を閉めよう

トイレタンク内の水漏れが発生したらまず止水栓を閉めよう

トイレタンク内の水漏れに気づいたときにまずすべきことは「とにかく水を止める」ということです。

トイレタンク内の水漏れを放っておくと、タンクから水があふれてしまうリスクがあります。

また、水が常に流れ続けてしまうために高額な水道代が請求されてしまうことにも繋がりかねません。

止水栓と元栓の場所

トイレタンク内に給水するための止水栓は、トイレの横か床付近にあります。

止水栓の形状は主に2種類です。

・内ネジ式
・ハンドル式

内ネジ式はマイナスドライバーを使って、ハンドル式は手で直接回します。

止水栓を閉めるときに回す方向は時計回り(右)です。止水栓を開ける時は反対に、反時計回り(左)に回します。

閉めるときに何回回したかを覚えておくと、止水栓を開ける時に同じ回数回せば開けることができます。

しかし、長年使用していない止水栓は錆び付いて閉めることができないことがあります。

止水栓が固くて回せない場合は、家の外に設置されている元栓を一時的に閉めて対処するようにしましょう。

トイレタンク内の水漏れの修理方法

トイレタンク内の水漏れの原因がボールタップかフロートバルブなのか特定できたら、実際に部品を交換して水漏れを改善させましょう。

ボールタップとフロートバルブの交換方法とそれぞれの注意点についてご紹介します。

ボールタップの交換方法と注意点

部品を購入する前には、必ず対応しているボールタップの製品番号などを確認しておくようにしましょう。

平均の価格帯は2,000円〜5,000円ですが、トイレメーカーなどによって種類も多いため、お使いのトイレに適したボールタップを購入する必要があります。

設置してから10年以上前のトイレなどは製造販売が中止され、メーカーなどの保有部品が手に入らないケースがあります。

トイレの部品は取り付けできると判断して確認せず購入してしまうと、お使いのトイレタンクに対応していないというケースもよくあります。

準備するもの

ボールタップを交換する際に準備しておくものは以下の3つです。

  • 新しいボールタップ
  • マイナスドライバー
  • モンキーレンチ

ボールタップ交換の手順

ボールタップは浮き玉が付いているオーソドックスなタイプのものであれば比較的簡単に修理交換をすることができます。

作業時間の目安は約30分程度で交換することができるでしょう。

  • 止水栓を閉める
  • タンク内の水を抜いておく
  • モンキーレンチを使って給水管を取り外す(給水管のツバ付きナットと袋ナットを外す)
  • ボールタップをタンクの内側に引っ張って取り外す
  • 新しいボールタップを取り付ける
  • 止水栓を開けて取付の確認

シートパッキンの上下をしっかりと確認して、直径が大きい方をピストンバルブにはめ込み交換します。

バルブをボールタップに差し込んだことを確認して蝶ネジを時計回りに回して閉めます。

ボールタップをタンクの内側に、取付け取り外しとは逆の手順でツバ付きナットと袋ナットを取り付けましょう。

取付が完了したら止水栓を開いて給水を行い、適正水位に保たれるか確認しましょう。水位が低すぎたり高すぎたりする場合には調整弁で水位を調整します。

ボールタップ交換の注意点

ボールタップを交換して実際に動作確認をしたときに、給水量が少なすぎたり多すぎたりする場合は、調整弁で水量を調整するようにしましょう。

ボールタップ根元にある調整弁を回すことで水量を調整することができるので、オーバーフロー管の先から2cm~3cmのラインを基準に調整します。

実際に水を流してみて水位が適正水位であるかどうか確認すれば、ボールタップの交換は完了です。

ボールタップの水位調整はメーカーやボールタップの形状や種類によって異なる場合があるため、説明書やメーカーのホームページ等で確認するようにしましょう。

フロートバルブの交換方法と注意点

フロートバルブはホームセンターやネットショップなどで500円〜1,000円前後で購入することができます。

フロートバルブはゴムフロートやゴム玉と呼ばれることもありますが、最近のトイレのフロートバルブの材質はプラスチックである場合も多いです。

劣化したフロートバルブは、ゴム部分が劣化しているため黒く手についてしまい、洗ってもなかなか汚れが落ちないので必ずゴム手袋などをつけて作業します。

トイレを交換して保証期間内である場合にはメーカーに故障修理を対応してもらえる場合もあります。まずは保証期間内であるかどうかを確認してみてもいいでしょう。

準備するもの

フロートバルブの交換修理に必要なものは以下の3つです。

  • 新しいフロートバルブ
  • マイナスドライバー
  • 手袋

フロートバルブの交換手順

  • 止水栓を閉める
  • タンク内の水を抜いておく(レバーの動作確認を同時に行い、チェーンやレバー部分に不具合がないかも一緒に確認)
  • フロートバルブを取り外す
  • 新しいフロートバルブを取り外したときと逆の手順で取り付ける

チェーン部分を交換するときには、適切な長さとなるようにレバーを実際に動かしながら調整するようにしましょう。

チェーンの穴が2つ分くらいの遊びがあるのが目安です。

フロートバルブ交換時の注意点

フロートバルブを交換したらゆっくりと回して止水栓を全開にし、ほんの少しだけ閉めるのがポイントです。

止水栓を開けたらしっかりとタンク内に適正水位の水量が溜まっているか確認した後、トイレの水漏れが止まっているかも確認しましょう。

修理してもチョロチョロと水漏れする場合の原因と対処法

修理してもチョロチョロと水漏れする場合の原因と対処法

修理を行っても直らない場合、タンクと便器隙間のゴムパッキンの劣化が原因の場合があります。

このゴムパッキンはネットショップやホームセンターなどで購入することができます。

ただし、タンクと便器隙間のゴムパッキンの交換は非常に難しい作業です。

タンクを取り外すだけでなく、取り外すべき部品も多いため、取り外した後に組み立てることができずに八方塞がりになってしまうケースも考えられます。

さらにタンクや便器にヒビ割れなどが発生してしまうと、トイレ本体を交換しなくてはならなくなってしまうリスクもあります。

タンクを取り外す作業を伴う部品交換は必ず専門の水道修理業者に依頼するようにしましょう。

タンクレストイレの水漏れが止まらない場合の原因と対処法

タンクレストイレの水漏れが止まらない場合の原因と対処法

しばらくしたら水の音が鳴りやむ場合は、便器の搭載機能によるものですので、水漏れの心配はありません。

タンクレストイレは自動で水が流れたり、便器を洗浄する機能が付いているものが多いです。

ですが、水が止まらず水漏れのような現象が起きる場合は、電子基板が故障している可能性があります。

電子基板の修理は水道修理会社には不可能ですので、メーカーや取り付けをした施工会社に相談しましょう。

トイレタンクの水漏れは業者に任せるのが安心

トイレタンクの水漏れは業者に任せるのが安心

トイレの修理に関して不安点が大きいという方は最初から水道修理業者に依頼してトイレの修理を行ってもらうのがおすすめです。

トイレ修理は一度部品を取り外してしまうと、その部品を交換修理するまでは水を流すことができなくなってしまうため、あまり長い時間をかけて修理することができません。

また、タンク内は他の部品も多く存在しているため1つの部品を取り替えようとして他の部品を破損させてしまうリスクもあります。

トイレそのものが陶器だということもあり、モンキーレンチなどを落として便器を割ってしまうとトイレごと交換が必要となるケースもあります。

修理業者に依頼することで部品を自分で探す手間もなく、修理にかかる時間と手間をかけずに最短でトイレタンクの水漏れを修理することができます。

sns上のトイレタンク内の水漏れに関する感想や口コミ

トイレタンク内の水漏れに関するsnsの感想や口コミ

まとめ

まとめ

トイレタンク内の水漏れは放置しておくと水道料金が高くなってしまうだけではありません。

トイレのタンク外へ水漏れする原因にもなってしまうため、早急に修理する必要があります。

この記事でご紹介した、トイレタンク内で水漏れする原因や修理方法を参考にしてもらえれば幸いです。

自分で修理できない、難しいとお困りの際は水道修理業者に相談することもご検討ください。

水の救急隊は24時間年中無休でトイレの水漏れや水回りのトラブルに対応しています。
水道トラブルにお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

水道修理業者を判断する材料として、口コミサイトや公式サイトの修理実績などを確認するのもおすすめです。水道屋さんの口コミをまとめたサイトも多くあるので、そちらを確認したり、SNSを確認するのもいいかもしれません。

一刻を争うような水のトラブル発生している場合、水道修理業者をじっくり選んでいる場合ではないと思われる方もいるかもしれません。そんな時は、地域密着型の水道屋さんを選ぶといいでしょう。家の近くの水道修理業者を見つけておけば、早ければ30分以内に修理を始めてもらえるかもしれません。

近くの水道屋さんなら市区町村単位で近くの水道屋さんを探すことができます。

お役立ちコラムの監修者
中村 覚信
株式会社 クリアライフ

株式会社クリアライフは水道設備修理の駆付けサービスの提供を開始して9年目。
水道屋さんとして創業23年。累計60万件の水道修理を行ってきました。
対応エリアは日本全国です。
「突然の水のトラブルからお客様を救いたい!困っている人の役に立ちたい!」そんな気持ちから水の救急隊お役立ちコラムを立ち上げました。
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設立   :2015年
組織   :株式会社クリアライフ
メール  :mail@clearlife-net.com
電話番号 :0120-225-779
記事監修者:中村 覚信
役職   :WEB戦略企画室 室長
商標①:水の救急隊(ロゴ):第5660450号
商標➁:水の救急隊(標準文字):第5681573号
商標➂:株式会社クリアライフ(標準文字):第5660393号

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