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キッチンの排水詰まりの原因は?自分で直せる解消法5選

日常的に料理や洗い物をするキッチンは、水回り設備の中でも特に排水詰まりが起きやすい特徴があります。

重度の詰まりとなれば水道修理業者への依頼が必要となりますが、費用がかかってしまうことからできれば自分でなんとかしたい方も多いはずです。
そこで本記事では、【キッチン詰まりの原因と解消法5つと、キッチンが詰まらないようにする予防策】までイラストで分かりやすく徹底解説いたします。

お家の中で使えるものから、詰まり抜きの専用工具でできる対処法もご紹介しますので、キッチンの排水詰まりにお困りの方は必見です。

【この記事を読んで欲しい人】

  • キッチンの排水の流れが悪い
  • キッチンの排水詰まりの原因を知りたい
  • 排水口に油を流して詰まっている
  • 排水口に異物を流した
  • 詰まりを自分で解消したい

https://clearlife-net.com/kitchen/kitchen-clogged/

目次

キッチンが詰まる原因

キッチンの詰まりやすい場所

キッチンの詰まりは、排水口・排水管・下水管といった、排水経路のどこかで詰まることによって起こります。

そのため詰まる原因や、排水経路についてあらかじめ把握しておけば、これから対策していくことも可能です。

キッチンが詰まる原因としては、主に以下7つです。

キッチンが詰まる原因
  • 排水トラップの汚れや詰まり
  • 排水桝のつまり
  • 油が冷えて固着している
  • 排水口に流れた野菜の切り屑などの固形物
  • 排水管のサビ
  • 床下の排水管が詰まっている
  • 洗剤のキャップなど異物を落とした

以下では、この7つの原因について詳しく解説していきます。

原因➀排水トラップの汚れや詰まり

蓄積するとキッチンの排水詰まりになる原因

キッチンの排水溝が詰まる原因としてもっとも多いのが、排水トラップ部分に溜まる食べかすなどの汚れです。
食べかす以外には、『石鹸かす』『髪の毛』『繊維くず』『ぬめりなどが考えられます。
特に食べかすや繊維くずなどは「これくらいの食べかすなら流しても大丈夫だろう」と思っていても、積み重なると大きな固形物になってしまいます。

原因➁排水桝のつまり

排水桝のつまり


キッチンが何度も詰まるひどい悪臭がする場合は排水マスの詰まりが原因かもしれません。

自宅の水回り設備の排水溝、排水管から流れた水は『排水桝』に流れて集まります。

『排水桝』とは下水を、『異物』『汚れ』『水』と分離し、水だけを排水管へ流す仕組みになっているものです。

集合住宅の場合は、管理会社が定期的にメンテナンスを行っているはずです。
ただし、戸建てにお住まいの方は個人で管理が必要なので注意が必要です。
排水桝に油や異物が詰まると、流れてきた汚水を堰き止めてしまい、排水できなくなってしまいます。

排水桝は一般的には年に1度、家族が多い家庭の場合は半年に1度、排水桝に溜まった汚泥を取り除いたり、掃除をする必要があります。

原因➂油が冷えて固着している

油が冷えて固着している

キッチンの排水詰まりの原因として最も多いのが、油が冷えてキッチンの排水口に固着してしまうケースです。

どうしても油の量が多くて処理に困ったときには、牛乳パックなどの紙パックに入れて処理してみるのも一つの手です。

自然発火などの火災事故を防ぐために、水を少し浸したキッチンペーパーや新聞紙などに油を含ませて処理します。

また、キッチンのシンクで頻繁に洗顔をしている場合は、顔の皮脂が汚れとしてたまってしまうことも考えられます。

油はシンクから排水口に流れたと思っていても、時間が経って冷えると固まる性質があります
この固まりが徐々に大きくなると、排水詰まりの原因となってしまいます。
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原因➃排水口に流れた野菜の切り屑などの固形物

排水口に流れた野菜の切り屑などの固形物


キッチンの排水が詰まる原因には、野菜の切りくずなどの固形物も含まれます。
野菜の切りくずなどは、ある程度大きさがあるとゴミ受けにたまります。
しかし、ゴミ受けの網目より小さなものはどうしても排水口から排水管へと流れてしまうのです。
また、野菜の切りくずなどの固形物は、1回で流す量は少なくても石鹸かすと同じように日々蓄積されます。
この蓄積された固形物は気づかないうちに大きくなりますので、排水がうまくできない原因になってしまいます。

原因➄排水管のサビ

排水管のサビ


原因としてはあまり多くみられないケースではありますが、排水管のサビが原因でキッチンが詰まってしまうケースもあります。
近年では、排水管は『ポリエチレン管』『HIVP管』といった、金属ではない素材を使用した施工がほとんどになっています。
しかし、それまでは『鉄管』が各ご家庭の排水管として一般的に使用されていました。
金属製とは言っても錆びにくい鉄を使った排水管にはなりますが、経年劣化により錆びてしまうことがあります。
その錆びが排水管に蓄積することによって、キッチンの詰まりが起きてしまうケースもあります。

築年数が古いご自宅にお住まいで不安な方は、一度専門業者に相談されることをおすすめします。

原因➅床下の排水管が詰まっている

床下の排水管が詰まっている


キッチンの排水が詰まって水がうまく流れない原因として、排水管が詰まっている場合もあります。
シンクの排水口をのぞくと排水トラップが見えると思います。
排水トラップから先は、排水管となります。
排水管はシンクに流されたさまざまな汚れによって詰まってしまいます。
排水管の内径は細いため、大きな固形物であればあるほど水の流れはどんどん滞ります。

原因➆洗剤のキャップなど異物を落とした

洗剤のキャップなど異物を落とした


排水口部分に洗剤のキャップなどの異物を落とした場合も、排水詰まりの原因になることを知っておきましょう。

シンクの掃除などをしていて、掃除用のスポンジを誤って流してしまい水が流れなくなったケースあります。

他にはフォークやスプーン、割りばし等を排水口に落としてしまうことがあります。

女性の方であれば指輪やネックレスを洗い物の際に外していて、そのまま落としてしまったケースも。

極力キッチンには小さいものは持ち込まず、キャップやフォーク、スプーンなどが落ちないように、排水口にネットを付けるといった対策が必要です。

キッチンの排水で詰まりやすい場所

キッチンの排水で詰まりやすい場所


続いては、【キッチンの排水で詰まりやすい場所】についても把握しておきましょう。
詰まりやすい場所がわかれば、今後詰まらせないように気をつけることも可能ですよ。

排水トラップで詰まる

キッチンの排水でつまりやすい箇所と言えば、排水トラップです。
排水トラップとは、下水の悪臭や害虫が上がってこないように水が溜まっている部分をさします。
キッチンで流された水は、排水トラップを通って排水管へと流れていきます。
排水トラップは、こまめにきれいにしていないと食品や油などの汚れやぬめりで詰まってしまうことがあるので要注意です。

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床下の排水管で詰まる

キッチンの排水は排水口からすぐの排水管だけでなく、床下の排水管で詰まることもあります。
排水管はシンク部分からキッチンの床下部分にまでつながっていますが、床下の排水管が詰まってしまうと、排水の流れもスムーズにいきません。
キッチンの排水口部分や、排水口から見える部分に異物や汚れが詰まっていれば解決しやすいです。

しかし、床下部分の排水管が詰まってしまうと知識を持っていない人には解決が難しいでしょう。

キッチンの詰まり|家にあるものでできる解消方法

家にあるものでできるキッチンの詰まりの解消方法5つ


ここでは、【家にあるものでできる、キッチンの排水詰まりを解消する方法】を解説します。

排水詰まりの解消策は1度やってみて変化がない場合、何度か繰り返し試してみることもおすすめです。
何度が試して解消しなかった場合は、この記事でご紹介している他の方法を試してみてください。

重曹+クエン酸を使う

重曹とクエン酸を使った詰まりの解消手順

キッチンの排水が詰まったら、まずはよく知られている重曹とクエン酸を使った方法を試しましょう。
重曹とクエン酸は100円ショップでも手に入るので手軽に試すことが可能です。

重曹とクエン酸を使ってキッチンの排水詰まりを解消する方法は以下の通りです。

重曹とクエン酸を使った詰まりの解消手順
  • 排水口に重曹150CCをまんべんなく振りかける
  • 200CCのお湯(50~60度くらい)にクエン酸大さじ2杯を溶かす
  • 重曹とクエン酸が反応してシュワシュワの泡が出たら10分ほど時間をおく
  • 200CCのお湯(50~60度くらい)を流す
  • 10分ほど時間をおく
  • 大量の水を一気に流す

排水口にタオルをつめて抜く

キッチンの詰まりが起きた時の対処方法として、一番簡単なのがタオルとお湯を使う対処方法です。

排水口にタオルをつめて抜く

ただし、60℃以上の熱湯は使用しないように注意が必要です。60℃以上の熱湯の場合、排水管自体を傷めてしまう可能性が高くなります。

排水トラップなどを取り除いた排水溝にタオルを詰め込み、40℃〜50℃程度のお湯をシンクに溜めます。
詰め込んだタオルを、一気に引き抜いて作業は完了です。

固形物を流したことが原因のキッチンの詰まりは、この対処方法では改善できません。

ピーピースルーを使う

ピーピースルーを使う手順

ピーピースルーは、排水管のつまりを解消することができる強力な薬剤です。
ピーピースルーは約1500円〜2000円でネットやホームセンター、薬局などでも購入できます。

一般家庭向けで販売されているのは『ピーピースルーF(顆粒状)』『ピーピースカット』の2点になります。
ピーピースルーFは一般の方向けに販売されているので少し安心ですが、水道業者が使うピーピースルーKは危険物の取扱になります。危険物に近い薬剤といった事は頭に入れておいてください。

以下では、ピーピースルーの注意点について紹介していきます。

絶対に素手で直接触らない

ピーピースルーは強力な薬剤です。
温水や冷水に溶けることによって反応熱を出し、高濃度のアルカリ溶液になります。
粘膜や皮膚に対する強い腐食性があるため、取り扱いには厳重な注意が必要です。

必ずゴム手袋や、目を守るために保護用眼鏡を用意しましょう。ゴーグルでも代用できます。

また、ピーピースルーはアルミニウムに対しても腐食性を発揮します。
キッチンにアルミ製品がある場合は、先に片づけておきましょう。

必ず部屋の換気をする

ピーピースルーを使うと、ツンとした激臭がします。
直接臭いを大きく吸い込むことは危険です。
ピーピースルーを扱うときは、必ず換気扇を回すか部屋の窓を開けるなどして、部屋の喚起を行うようにしましょう。

温水、または水の温度を確認する

ピーピースルーの製品には、使用する際の温水または水の温度について記載されています。
説明書に記載された温度を守って使用しないと、効果を発揮できなかったり、時間差で急に反応をおこす危険があります。

直接配管に入れない

ピーピースルーは、説明書の温度通りの温水、または水で溶かしながら使用することで効果を発揮します。
ピーピースルーをそのまま直接配管に投入してしまうと、配管本体を傷めてしまう危険性がありますので注意してください。

ピーピースルーの使い方

ピーピースルーの使用方法自体は、パイプユニッシュと大差はありません。
ですが、必ず付属の説明書もしくは本体に記載された使用方法、容量を守った上で作業を行うようにしてください。

ピーピースルーを使う手順
  • ピーピースルーを排水溝周りに振りかける
  • 40℃〜50℃程度のお湯をかける
  • しばらく放置する(約1時間程度放置)
  • 水を流す(5分程度流しっぱなしにする)

排水口からワイヤー(ハンガーなど)を入れてみる

排水口からワイヤー(ハンガーなど)を入れてみる

キッチンの排水詰まりには、排水口に直接ワイヤーやワイヤー製のハンガーを入れて解消する方法もおすすめです。
ワイヤーは排水管づまり用のものも売られていますが、皆さんが日常的に使っているワイヤー製ハンガーを使ってもできます

【排水口からワイヤーを入れて排水詰まりを解消する方法】は以下の通りです。

ワイヤハンガーを使って詰まりを解消する手順
  • ワイヤーやワイヤー製ハンガーをまっすぐにした状態にする
  • ワイヤーを排水口に入れる
  • 詰まりの原因を感じた箇所でワイヤーをクルクルと回して汚れを取る

油汚れの場合はお湯を流す

油汚れをお湯で流す手順

油汚れが原因で排水詰まりを起こしている場合は、排水口にお湯を流す方法もぜひお試しください。

お湯を出して数分間、排水口から流れていくのをチェックしてみましょう。

ペットボトルで空気を送り込む

キッチンの排水が詰まった時、場合によっては水だけでなくペットボトルで空気を送り込む方法も有効です。

ペットボトルで排水口に空気を送り込み、排水詰まりを解消する方法は以下の通りです。

ペットボトルを使って詰まりを解消する手順
  • 排水トラップ(水がたまっている部分)が見える場合は、排水トラップ部分にある器具を手で持ち上げて外す
  • ペットボトルの口をすき間がでいないように配管の口に合わせる
  • ペットボトルの側面をペコペコと押して、排水管に空気圧をかける
  • ペットボトルを抜く
  • 水が流れるかチェックする
  • (水をある程度ためてから一気に流すことも試す)
  • 排水口の詰まり具合によっては上記の手順を繰り返す

500ミリリットルなどのペットボトルより、2リットルサイズのペットボトルを使うほうが排水詰まりに対する効果を期待できます。
また、ペットボトルは硬い素材より手で押してペコペコとへこむ柔らかい素材を選ぶのもポイントです。柔らかい素材のペットボトルを使うことで、容器内に空気を入れやすくなります。

完全に詰まっていない時は市販の薬剤を使う

キッチンの排水溝は、週1回定期的に掃除することで詰まりを予防できます。

少し水の流れが悪い」「つまりそう」と気づいた段階で、すぐにパイプクリーナーを使用して掃除しましょう。

第一前提として、パイプクリーナーはつまりを予防するために使用するものです。

キッチンの排水パイプが完全に詰まってしまったときは、パイプクリーナーを使用しても効果が得られないことがあります。

パイプクリーナーを使用する手順
  • 手を守るためにビニール手袋をつける
  • 排水口に薬剤を注ぐ
  • 説明の通りに1~2時間時間をおく
  • 水をある程度の量流す

排水詰まりを工具を使って解消する方法

工具を使って排水詰まりを解消する方法


キッチンの排水詰まりの解消法として、工具などの【道具を使って排水詰まりを解消する方法】もあります。
工具がある人や買える人限定の解消方法にはなりますが、さまざまな解消法を試してもこれといった効果がなかった方にはおすすめです。

スッポン(ラバーカップ)で押し流す

ラバーカップを使った詰まりの解消手順

工具などの道具の中でも、まずはスッポン(ラバーカップ)を使って排水詰まりの解消を試してみましょう。
スッポンを使った排水詰まり解消法は以下の通りです。

ラバーカップで吸引する手順
  • スッポンを排水口に対して垂直に当てる
  • 水を少量ためる
  • スッポンをグッと下に押す(強く押しすぎない)
  • スッポンを一気に引っ張る
  • (水が流れて詰まりが解消されなければ、上記の流れを繰り返す)

スッポンもペットボトルと同じで、空気の圧力を利用した排水詰まり解消法です。
排水口だけでなく洗面台やトイレの詰まりなどにも使えるので、一家に一台あると重宝します。

トーラーで詰まり解消

トーラーで排水詰まりを解消する手順

キッチンの排水詰まりには、トーラーを使う方法もあります。

この方法は、ワイヤーを使って詰まりの原因をかき出せる以外にも、排水管内をきれいに掃除できるメリットがあります。
トーラーは、ハンガーやスッポンなどを使っても取れない排水管の詰まりにアプローチできるのが特徴です。

家庭用高圧洗浄機で詰まり解消

高圧洗浄機で排水詰まりを解消する手順

家庭用高圧洗浄機でもキッチンの排水口の詰まりを取り除くことが可能です。

水道の蛇口に高圧洗浄機のホースをはめこみ、クルクル回しながら排水管の中にホースを入れていきます。
高圧洗浄という名の通り、高圧洗浄機を使えば強力なパワーで水を吹き付けて排水管内を掃除することが可能です。
ボコボコと音が聞こえたら排水管内の固形物が取れている証拠になります。

排水溝の配管を直接取り外して詰まりを解消する

排水溝が詰まってしまったとき、市販のパイプクリーナーや高圧洗浄機で解消できない場合は、排水溝の配管を直接取り外して詰まりを解消する方法があります。
ここでは、【排水溝の配管を直接取り外して詰まりを解消する方法】についてご紹介します。

準備するもの
  • ビニールシート
  • ドライバー
  • パイプレンチ
  • バケツ
  • ペーパータオル
  • 洗剤
  • パッキン
排水溝の配管を外して清掃する手順
  • 水を止める
  • 排水溝の配管を直接取り外す前に、水道の蛇口を閉めて水を止めます。
  • 排水溝の配管を外す
  • 配管を外す前に、配管が固定されている部分にあるネジを外します。
  • その後、パイプレンチを使って配管を外します。
  • 配管から汚れた水が出るため、バケツを用意しておくことが必要です
  • 配管を清掃・洗浄する
  • 配管を清掃したら、元の位置に戻します。
  • ネジを締め込んで配管を固定し、水を流して正常に動作するか確認します。
  • この際、必ずパッキン交換をして下さい。
古いパッキンを使った場合、水漏れする確率が高くなってしまいます。

以上が、排水溝の配管を直接取り外して詰まりを解消する方法です。
詰まりがひどく自分で取り外すのが難しい場合や、安全面を考慮する場合は、プロの水道業者に依頼することをおすすめします。
また、作業前に必ず水道の蛇口を閉めることビニールシートを敷くことを忘れずに行いましょう。

自分で詰まりの解消を試すときの注意点

自分で詰まりの解消を試すときの注意点

キッチンの詰まりは自分で解消することも可能ですが、注意するべきポイントももちろんあります。

以下では、排水の詰まり解消法を試すときの注意点をお伝えします。

長時間放置するのではなく何度も繰り返す

パイプユニッシュは、「洗濯物や洗い物のように長時間け置くほど効果が出るのではないか」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、パイプユニッシュを長い間放置するとパイプユニッシュの液体と汚れが固まってヘドロ状になってしまいます。

ピーピースルーなら1時間程度、パイプユニッシュ15〜30分程度で洗い流すことが正しい使い方です
頑固な汚れの場合は、丸一日など長時間放置するのではなく、何度か上記の作業を繰り返して対処してみましょう。

できれば排水トラップは取り外さない

キッチン排水口の水がたまった部分・排水トラップは、パッキンがなければ取り外さないほうが良いです。
理由は、一度排水トラップを外すとパッキン(すき間ができないようにはさむゴム製で輪っか状のもの)交換をしなければならないからです。

経験者でパッキンの替えを用意している人や専門知識がある人以外は、排水トラップを取り外さないようにしましょう。

熱湯は使わない

キッチンの排水詰まりを解消するのにやりがちなことの1つに、お湯を流す方法がありますが、熱湯は使わないようにしてください。
熱湯は塩ビ製など排水管の素材によっては排水管自体を傷めてしまう可能性があるからです。
60度くらいまでのお湯を使えば、キッチンの排水管を傷める心配もありません。
キッチンの排水詰まりの解消に使うお湯の温度だけでなく、ふだん使うお湯の温度設定も60度くらいまでにしましょう。

力任せに作業しない

排水詰まりを解消させたいからと、力任せに作業をすることも避けましょう
力をこめて作業をしてしまうと、排水管を傷めたり汚物が飛び散ったりすることもあるからです。
キッチンの排水詰まりが解消されても、排水管を傷めたり壊してしまうと元も子もありません。
固形物を早く取り除きたい気持ちはわかりますが、排水詰まり解消のためにする作業は、力を入れすぎずゆっくり行ってくださいね。

詰まりの原因が1度で取れないとあきらめず、粘り強く繰り返しやってみることがおすすめです。

排水口に固形物を落とした場合の対策

キッチンの排水口の構造


排水口に固形物を落とした場合、まずは排水口の上からのぞいてみて詰まりの原因が見えているか確認しましょう。
固形物が見えている場合は、ハンドピッカーなどの道具を使ってそっと取り出します。

手間はかかりますが、これからお伝えする手順通りにおこなえば、排水詰まりが解消されることもあります。

固形物を落としてしまったとき

  • 1.シンク下の排水管がどのタイプなのかを確認
  • 2.排水管別に必要なものを準備する
  • 3.排水管のタイプ別に作業をする

蛇腹ホース

まずは、排水管のタイプを確認します。【蛇腹ホース】の場合はウォーターポンププライヤーがあると便利です。

ジャバラホースの詰まりを抜く流れ
  • 素手もしくはウォーターポンププライヤーで、袋ナットを回して外す
  • ホースを引き抜く
  • 詰まりの原因を取り除く

S字ストラップ

【S字ストラップ】の場合は、ウォーターポンププライヤーに加えてノコギリ、新たに取り付ける塩ビ管を用意します。

S字ストラップの詰まりを抜く流れ手順
  • ノコギリで塩ビ管を切る
  • 詰まりの原因を取り除く
  • 新たな塩ビ管を取り付ける

塩ビ管直付けタイプ

【塩ビ管直付けタイプ】の場合、ウォーターポンププライヤー・タオル・バケツを用意します。

塩ビ管を付けタイプの詰まりを抜く流れ手順
  • バケツを近くに準備しておく
  • 手もしくはウォーターポンププライヤーで袋ナットを回して外す
  • バケツに水を流す
  • 詰まりの原因を取り除く
いずれの場合も、水漏れを予防するために排水管(ボース部分)はしっかりと取り付けすることが重要です。

排水溝つまりを完璧に直すなら水道業者への相談がオススメ!

排水溝つまりを完璧に直すなら水道業者への相談がオススメ!

「どうしてもキッチンの排水溝詰まりの原因が分からない」場合や、「自分で対処するのは難しい」と感じる方は、専門の水道業者に相談されることをおすすめします。
業者は排水溝のつまりを解消するための、専門的な知識や技術を持っています。

最新の道具や機器を使用して、キッチンのつまりを完璧に解消することが可能です。
また、水道修理業者に依頼することで、排水溝のつまり以外にも問題がある場合も対応してもらえます。

排水管が老朽化している場合や破損している場合など、排水つまりだけではなく他の問題がある場合もあります。

https://clearlife-net.com/clearlife/mail/

キッチンが詰まらないようにする予防策

キッチンが詰まらないようにする予防策


最後に、皆さんにキッチンの排水が詰まらないようにする対策をお伝えします。以下の対策について知っておけば、今後キッチンの排水詰まりで困ったりあせったりすることもありませんよ。

料理や洗い物以外の作業はしない

排水を詰まらせないためにも、キッチンでは料理や洗い物などの作業のみしか行わないように徹底しましょう。

例えば、歯磨きや洗顔、洗髪などです。歯磨き粉や洗顔の成分、髪の毛は排水詰まりを引き起こす要因となります。

これまでキッチンで全て済ませていたという方は、キッチンでは料理・洗い物のみを行うことを徹底することで排水詰まりを予防できるはずです。

なお、洗面台、お風呂の詰まり予防については以下の記事をご覧ください。

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油分を拭き取ってから食器を洗う

前述の通りキッチンで油を流すのはNGです。

ですが、油を直接排水口に流さないよう気を付けていても、食後の食器にベッタリと油が付着していることもあります。

この場合はそのまま食器を洗う前にキッチンペーパーなどを使用して、付着している油分を拭き取ることをおすすめします。

事前に油分を拭き取るだけで油分が排水と流れるのを防げると同時に、食器洗いで汚れを落とすのも楽になります

定期的にお湯を流す

キッチンの排水部分の汚れを落とすためには、定期的に60°ぐらいまでのお湯を流すこともおすすめです。
定期的にお湯を流すことで、油汚れが排水部分に固まるのを防ぐことができます。

排水ネットを必ず使う

排水口に専用のネットをかけていないご家庭は、専用のネットを使うことがおすすめです。
排水口専用ネットを使えば、ネットが野菜くずや落とし物が排水管に流れ込むのを阻止してくれます。
皆さんの中には定期的に排水用ネットを取り替えるのは手間だと思う方もいるかもしれませんが、排水が詰まるよりも手間は少ないはずです。
まだ排水口用ネットを使っていない人は、ぜひ使ってみてください。

SNS上の「キッチンの詰まりを自分で修理した」に関する感想や口コミ

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まとめ|キッチンの排水詰まりの原因は?自分で直せる解消法5選

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キッチンの水が流れづらくなる排水詰まりは困りますね。
しかし、排水詰まりの原因、解消策、対策がわかれば安心できます。
皆さんも、この記事でご紹介したことをぜひ参考にしてください。
もしもキッチンの排水が詰まって自分ではどうしようもできない場合は、専門業者にまかせるほうが安心です。
水回りのプロである水の救急隊は、キッチンやトイレなどのトラブルに年中無休で対応しています。
お見積もりやご相談のみを希望する方も、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。

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水のトラブルなら水の救急隊へ

水道修理業者を判断する材料として、口コミサイトや公式サイトの修理実績などを確認するのもおすすめです。水道屋さんの口コミをまとめたサイトも多くあるので、そちらを確認したり、SNSを確認するのもいいかもしれません。

一刻を争うような水のトラブル発生している場合、水道修理業者をじっくり選んでいる場合ではないと思われる方もいるかもしれません。そんな時は、地域密着型の水道屋さんを選ぶといいでしょう。家の近くの水道修理業者を見つけておけば、早ければ30分以内に修理を始めてもらえるかもしれません。

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