急に起きてしまう水のトラブルの中には、「壁からの水漏れ」があります。
「えっ?!壁からなんで水漏れするの?」と聞こえてきそうですが、壁・天井・床下には配管(給水管・給湯管・排水管)が通っています。
このいずれかの配管で水漏れが起きると、壁から水漏れしてくるんです。
壁面の水漏れは壁紙や壁材にダメージを与えてしまうだけでなく、建物本体を傷める危険性があります。
室内で水漏れしていると、他にも精密機器である家電製品の故障や、漏電による火災なども心配ですよね。
壁からの水漏れは一刻も早く対処する必要がありますが、「素人では水漏れの原因特定が難しい」のが現実です。
壁の水漏れは、水道修理業者や設備業者に調査を依頼して対処していきましょう。
この記事では、『壁から水漏れが発生したときの原因』『水漏れ時の応急処置の方法』『業者に依頼したときの費用相場』についてご紹介します。
【賃貸アパートや集合住宅で水漏れが発生した場合の対処方法】についても併せてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事を読んで欲しい人】
- 壁から水漏れして困っている
- なぜ壁から水漏れするのか、原因を知りたい
- 賃貸アパートの壁から水漏れして困っている
- 水道業者に依頼したときの費用を知りたい
- 水道業者の選び方を知りたい
壁から水漏れしたときの応急処置の仕方
突然壁から水漏れが発生すると、「どうすればいいの!?」と焦ってしまいますよね。
まずは水漏れ被害を最小限に留めるために、以下の応急処置を行うようにしましょう。
応急処置①水道の元栓を閉める
壁から水漏れが発生したときは、まず第一に『水道の元栓を閉める』ことを行いましょう。
水道の元栓を閉めることで、家全体への給水を一時的に止めることができます。
水道の元栓は、戸建ての場合には玄関外の地面に埋設されているのが一般的です。
マンションやアパートの場合は、パイプスペースに設置されていることが多いです。
水道の元栓を見つけたら、時計方向にいっぱいまで回せば閉めることができます。
水道管は安定して水の供給を行う必要があるために、配管の内部にはかなりの水圧がかかっています。
そのため、水道の元栓を閉めてもすぐには壁の水漏れは収まりませんが、数分~数十分も経てば水の勢いは弱まってくるはずです。
応急処置②自己融着テープを巻き付ける
手の届く範囲で、給水管や排水管から水漏れが発生しているときには、水漏れしている部分に自己融着テープを巻き付ければ応急処置を行うことができます。
ただし、自己融着テープを使っても水漏れの根本的な解決にはなりません。
自己融着テープを巻き付けることは、あくまで一時的な応急処置だということを覚えておくようにしましょう。
壁の水漏れは、給排水管のどの部分から発生しているのか判断しにくいのが特徴です。
はっきりと水漏れの原因が分からない場合は、水道の元栓を閉めた後は、すぐに専門の水道業者に相談するようにしましょう。
応急処置③水漏れを拭き取る
水道の元栓を閉め、水道業者を呼んだあとは、壁から染み出ている水分を拭き取るようにしてください。
壁からの水漏れを拭き取らずに、そのまま放置していると壁紙や下地が傷んでしまったり、カビが発生してしまうリスクがあります。
水漏れ修理だけでなくその他の修繕費用がかかってしまうと大きな出費になるため、できる限りのことをしていきましょう。
また、壁からの水漏れが家電類に飛び散ると危険です。
壁からの水漏れに気づいたときは、家電類を別の部屋に運んで避難させましょう。
「重たくて持ち上げられない」といった場合は、ビニールシートや養生シートを被せて対処することをおすすめします。
大きめのごみ袋も利用できます。
賃貸アパートやマンションの壁から水漏れしたときにはどうすればいい?
賃貸アパートや、マンションの場合でも壁から水漏れすることがあります。
マンションやアパートなどの集合住宅では、管理会社や大家さんによって対処が変わりますので、まずは大家さんか管理会社に連絡を取りましょう。
賃貸アパートやマンションなどの集合住宅では、水漏れを修理までに時間がかかってしまう可能性があります。
理由としては、水漏れ箇所を特定するために他の部屋に入る必要があったり、なかなか水漏れ箇所が特定できない事があるからです。
自衛のため、賃貸住宅の水漏れ時には大事な家財が濡れないように移動しておきましょう。
また、集合住宅にお住まいの方は、以下の3つのポイントを確認しておくようにしましょう。
被害状況の確認
賃貸アパートやマンションの壁から水漏れしたら、まずは水漏れの状況確認を行います。
万が一、上の階の居住者の過失による水漏れの場合は、確実な証拠を残しておく必要があります。
『どこからどの程度の水漏れが発生しているか?』『床や家財道具などに被害が及んでいないか?』を確認しましょう。
水漏れの状況の確認ができたら、写真や動画を撮って記録に残しておくようにしてください。
あとあと役に立つことがあるはずです。
大家さんや保険会社に聞かれる事は、「いつから」「どのくらいの水量」「水濡れ被害にあったもの」「水漏れ気づいた直後の行動(すぐに大家さんに連絡したか?など)」が挙げられます。
また、水濡れ被害あった家財は、個別に写真を撮っておきましょう。
管理会社か大家さんに連絡
水漏れの被害状況の確認後は、『管理会社か大家さん』に連絡しましょう。
壁から水漏れが発生すると、「上の階の人にすぐに言わなきゃ!」と焦ってしまう方も多いかもしれません。
しかしながら、個人で行動してしまうと住民同士のトラブルになる可能性があります。
上の階から水漏れしている場合は、必ず管理会社や大家さんを通して連絡してもらうようにしてください。
水漏れ被害が拡大してしまうと、修理までに時間がかかるだけではありません。
水漏れに気付いていたのに、何もしないでいると退去時の現状回復にかかる費用を請求されてしまうリスクも考えられます。
壁の水漏れに気付いたら、すぐに管理会社や大家さんに連絡して対応してもらうようにしてくださいね。
保険内容の確認
上の階(専有部分)で水漏れが発生して水漏れの被害に巻き込まれてしまった場合は、加害者(水漏れの原因を作った住人)に賠償を求めることができます。
中には、住民同士のトラブルを避けるためにも「損害賠償の請求を行うことは避けたい」という方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、『契約している火災保険に水漏れ保障が特約として付いているかどうか』を確認してみましょう。
水漏れ保障が付いていれば、他人の部屋の住人の過失が原因で水漏れ被害が発生した場合でも、保障してもらえる可能性があります。
ただし、家財道具にまで水漏れ損害が及んでいる場合は、家財も保障対象である必要があります。
契約している火災保険の内容を、今一度確認しておくことをおすすめします。
「うっかり火災保険の契約更新を忘れていた」なんて方も、結構多くいらっしゃいますが、火災保険は必ず加入しておきましょう。
壁から水漏れする原因
次に、「なぜ壁から水漏れするのか?」について、解説します。
壁から水漏れする原因は、主に『給水管や給湯管の破損』『排水管の破損』『外壁や屋根の破損』『上階からの水漏れ』『雨漏り』の5つです。
以下では、壁から水漏れする5つの原因について、詳しく解説していきます。
給水管や給湯管が破損している
壁から水漏れするときは、給水管や給湯管の破損が原因の可能性が考えられます。
近年の配管の素材は、給水・給湯のどちらにも対応可能な『架橋ポリエチレン管』や『ポリブデン管』が主流です。
古い建物の中には、『鉄管』や『鉛管』など金属製の給水管や、給湯管を使用していることもあります。
鉄管や鉛管は、経年劣化によって管内にサビが発生すると耐久性が下がり、水道管が破裂したり水漏れしてしまうことがあります。
配管同士をつなぐ継手部分も、劣化してくると水漏れしてしまうので定期的なメンテナンスが必須です。
給湯管でよく使われている銅管は、配管に針で穴を空けたような『ピンホール』というトラブルが起きることがよくあります。
ピンホールは経年劣化だけでなく、別の金属との間に起こる電蝕が原因でサビの進行が早まります。
壁の中にはネジや釘などの金属部品が多いです。
絶縁状態になっていないと、給湯管を設置してから間もない場合でも、水漏れすることがあることを知っておきましょう。
塩ビ管であれば、このような心配はありませんが、継手が外れたりすることで水漏れすることがあります。
凍結によって水漏れが発生することもある
給水管や給湯管は、設置されている場所や環境によっては凍結することがあります。
水道管の内部は、常に水があります。
そのため、水を使わず流動性がない状態で、夜間に気温が下がり冷え込むと、水道管の一部が凍結してしまい水道管が破裂します。
凍結すると、水は膨張する性質があるためです。
水が凍るときには、体積が10%程度増えるため、凍結の圧力の力で配管が破裂してしまうんです。
特に、古くなった塩ビ管は硬化して割れやすくなっています。
寒冷地以外で凍結対策を取っていない場合は、水道管の凍結による水漏れに気を付けるようにしましょう。
排水管が破損している
壁からの水漏れが発生している原因が、給水管でない場合に考えられるのは『排水管の破損』です。
排水管から水漏れが発生するのには主に、経年劣化による破損が考えられます。
排水管の耐用年数は10年程度とされています。
しかしながら、汚れが蓄積して環境が変化したり、異物によってpH値が変化することで劣化が早まることもあります。
排水管は定期的に高圧洗浄などを使って掃除することが重要ですが、経年劣化した排水管は掃除しても水漏れを解消することはできません。
根本的な解決策として、排水管の交換を行う必要があります。
排水管は複数の配管を繋げて排水を行っているため、接合部分が多いのが特徴です。
排水管本体は劣化していなくても、配管同士を繋げている接合部分に不具合が起きて水漏れが発生することもあります。
地震の影響や施工不良が原因となって、接合部分の金具が緩み排水時に負荷が大きくかからことで破損してしまいます。
排水管の水漏れは、給水管からの水漏れと比べてカビや悪臭が発生するリスクが高いです。
衛生的にもよくないので、色付きの水が壁に染みているときは、今すぐ対処しましょう。
排水管の水漏れを目視で確認できる場合は、自己融着テープなどで一時的な対処を行うことができます。
ですが、前述でもお伝えしたとおり自己融着テープは応急処置です。
根本的な水漏れ原因の解決にはなりません。応急処置後は専門の水道修理業者に依頼して対応してもらうようにしましょう。
外壁や屋根が破損している
壁の水漏れが雨の日に限って発生する場合は、『外壁や屋根が破損している』可能性が考えられます。
外壁や屋根が破損して雨水が侵入している場合は、建物の構造の基礎部分にダメージを与えてしまうリスクがあります。
雨水がさまざまな箇所を伝って、最終的に壁の一部分から水漏れが発生するため、原因箇所の特定が難しいのが特徴です。
壁は定期的に外壁塗装を行わなければ、塗装部分にひび割れのようなクラッキングが発生し、雨水が侵入する原因になってしまいます。
屋根はスレート部分のサビや劣化、瓦のわずかなズレが原因となって雨漏りを発生させます。
外壁や屋根の破損が原因となる壁からの水漏れは、わずかな期間放置するだけでも大きな被害をもたらしてしまうリスクがあるため危険です。
2階の水まわり設備から水漏れしている
2階建ての建物の場合は、2階部分にキッチンやお風呂、トイレなどを設置しているご家庭もあるかもしれません。
これらの水まわり設備にトラブルが発生している場合、水漏れが床下から1階へ伝わり、壁から水漏れを起こしてしまうことがあります。
また、バルコニーを掃除するときの排水が追い付かずに水漏れしてしまうといったケースもあります。
2階に設置している水まわり設備が原因だと考えられる場合は、止水栓を閉めて水漏れが止まるかどうかをまずは確認してみましょう。
壁から水漏れ!DIYで修理することはできる?
壁からの水漏れは、給水管や給湯管、排水管のいずれの場合も自分で修理することは難しいです。
「自分で行うDIYで安く修理したい」とお考えの方も多いかもしれませんが、壁からの水漏れは原因によって修理方法が異なります。
壁からの水漏れは専門的な知識と技術力が必要なため、応急処置に留めて水道修理業者に相談されることをおすすめします。
DIYで修理することが難しい3つの理由
DIYで壁からの水漏れを修理することは、一般の方にはおすすめできません。
壁からの水漏れをDIYで修理することが難しい理由は、3つあります。
以下では、【DIYで修理することが難しい3つの理由】について詳しく解説していきます。
原因箇所の特定が難しい
壁からの水漏れは、原因を特定することが非常に難しいのが大きな特徴です。
蛇口などの目視で確認できる水漏れと違って、壁の中の水漏れ状況を素人の方が簡単に判断することはできません。
場合によっては、水漏れしている箇所とは離れた場所にある給水管や排水管が、水漏れの原因となっていることもあります。
漏水調査を行い、水漏れ箇所とその原因の特定をした上で対処しなければ、壁からの水漏れが解消されることはありません。
壁からの水漏れは対処までに時間がかかってしまうと、水漏れによる被害が深刻化してしまうリスクもあります。
壁からの水漏れに気付いたときは、すぐに水道修理業者に漏水調査を依頼するようにしましょう。
壁を壊す必要がある
壁からの水漏れは、壁の中にある給水管や、排水管が経年劣化や不具合によって水漏れしている場合があります。
その場合は壁を壊して、中にある給水管や排水管の修理交換を行うのが一般的です。
水漏れの量によっては、大きく壁を開口する必要があるため、DIYで修繕を行うと壁を元の状態に戻すことが困難になります。
正確な漏水調査を行わずにDIYを行い、壁を壊すのはリスクが大きいです。
壁の中に、ある程度のスペースがある場合は、塩ビ管や銅管の一部交換は可能です。
しかしながら、鉄管などは十分なスペースを確保しなければ作業を行うことができません。
水漏れしている箇所の壁を壊したとしても、その中にある給水管・排水管が確実な原因かどうかは判明するとは言えません。
給水管・排水管の交換は素人には難しい
水漏れしている給排水管の一部交換を行うときには、専門的な技術と知識が必要です。
素人の方がDIYで給排水管の工事を行うと、水漏れ被害が深刻化してしまうリスクが高くなるだけではありません。
結果的に余計なコストがかかる可能性も考えられます。
給排水管の経年劣化が原因で水漏れしている場合は、配管の一部交換では対応できず、全体を交換しなくてはならないこともあります。
壁から水漏れが発生している状況や環境は、ご家庭によって大きく異なります。
確実に壁からの水漏れを修理するためには、プロの水道修理業者に依頼して対応してもらうことをおすすめします。
壁からの水漏れを放置する危険性
ここまでは、【壁からの水漏れしている場合の考えられる原因】や【水道業者に依頼する必要性】について解説してきました。
壁からの水漏れトラブルは、費用はかかりますが安心の為にも水道修理業者に相談して修理しましょう。
それでは逆に、「壁からの水漏れを放置する」とどのような危険性があるのでしょうか?
以下では、【壁からの水漏れを放置すると起こりうる3つのリスク】について解説していきます。
カビやシロアリが発生する
壁からの水漏れを放置すると、建物内の湿度が高くなってしまい、カビが発生しやすくなります。
カビはアレルギーやシックハウス症候群の原因となり、住居者が健康被害を受けてしまうリスクがあるため注意する必要があります。
また、壁からの水漏れは住居者への健康被害だけでなく、建物にも大きな悪影響を与えてしまいます。
さらに水漏れによって室内の湿度が上がると、シロアリ被害が発生するリスクが高くなります。
シロアリは日当たりが悪く通気性の悪い場所を好み、強靭なあごを使って柱などの建材を食い潰してしまいます。
壁からの部分的な水漏れを放置してしまうと、家全体に大きな被害を与えてしまうリスクが大きいです。
修理費用が高くなる
壁からの水漏れを放置していると、クロスにシミができるだけでなく、壁材や床材がペコペコと軋んだように腐食してしまいます。
水漏れの原因となっている給水管や排水管の修理だけで済んだはずが、大工工事が必要になってしまうため、修理費用が高くなるリスクがあります。
水道修理業者だけでなく、内装リフォームも行う場合は、数十万円の費用がかかってしまうため注意しましょう。
一般的には、賃貸アパートでは経年劣化やメンテナンス不足による水漏れは、「大家さん・管理会社」負担で修繕対応してもらうことができます。
しかしながら、水漏れ被害を認知した上でそのまま放置してしまうと、現状回復時に多額の修繕費用を請求されてしまうケースもあります。
お住まいが「戸建て・集合住宅」に関わらず、壁からの水漏れは少量であっても、絶対に放置しないようにしましょう。
漏電による感電や火災のリスクがある
壁からの水漏れ時に最も怖いのは、『漏電による感電や火災のリスク』です。
通常、電気配線や電気器具には絶縁処理が施されていますが、湿度や水滴によって電気が他へ流れてしまうことを漏電といいます。
壁からの水漏れによって漏電が発生してしまうと、壁の内部の木材やホコリなどが発火し火災が発生する恐れがあります。
ご家庭の分電盤には、漏電遮断機が付いているから安心だと思っている方も多いかもしれません。
しかし、アース線をアース端子に取り付けていない場合は、漏電遮断機が正常に機能しません。
漏電遮断機が正常に機能していないと、自動で電気が止まらないこともあるので注意する必要があります。
壁の水漏れ修理を水道修理業者に依頼したときの費用相場
壁からの水漏れを、水道修理業者に依頼する必要性についてお伝えしました。
しかしながら、「水道修理業者に依頼する場合はどのくらいの費用がかかるのか心配…」ですよね。
壁からの水漏れは、修理が必要な内容によって修理費用が大きく変わってきます。
以下では、『給排水管の修理交換にかかる費用』と『壁の修繕にかかる費用』について紹介します。
給排水管の修理にかかる費用
配管の経年劣化による破損や不具合が原因で水漏れしている場合は、修理内容によって費用はさまざまです。
水漏れの原因となっている配管を部分交換のみで対応することができる場合は、2万円前後で修理することができる可能性もあります。
ただし、配管全体を交換しなければいけない場合は30万円~50万円以上の費用がかかることもあります。
また、古い配管を撤去するにも費用が万単位で必要です。
この様な場合は、古い配管は設置したまま使わないようにして、新しく配管を引き直すような方法もあります。
壁の修繕にかかる費用
壁から水漏れが発生している場合、壁の一部を取り壊して水漏れの原因となっている箇所を修理交換する必要があります。
被害状況によって壁の修繕範囲は異なりますが、壁紙だけでなく下地の修繕も必要な場合にはさらに費用がかさんでしまいます。
小さな壁穴を修繕する費用相場は、1万円~3万円程度です。
大きな壁穴を修繕するには5万円~10万円前後の費用が必要になる場合もあります。
さらに壁のクロスの種類によっても費用が高くなる可能性があります。
そのため、概算の修理費用をお伝えするのが難しいですが、数万円~数十万円は必要になると思います。
見積もりを行う場合は、内訳をしっかりと確認しておくようにしましょう。
水道修理業者の選び方
水道修理業者に依頼することになる「壁からの水漏れトラブル」ですが、依頼する業者は慎重に選びましょう。
水道修理業者によって「技術」「料金」「修理方法の幅」「アフターフォロー」が変わってきます。
悪徳業者に騙されないためにも水道修理業者を選ぶときは、以下の3つのポイントを守るようにしましょう。
ホームページの内容が分かりやすい
インターネットを使って水道修理業者を探すときは、公式ホームページの内容が分かりやすい業者に依頼することをおすすめします。
特に料金設定は、水道修理業者によって大きく異なるので注意しましょう。
ホームページの内容が薄く、料金が格安(数百円~など)の場合には、依頼しないようにしてください。
ほとんどの水道業者のホームページには、『作業内容ごとの費用目安』についての記載があるはずです。
格安な基本料金だけをアピールして集客し、修理後に相場とかけ離れた多額の作業費用を請求してくる可能性があります。
ホームページを見るときは、必ず保有資格や指定工事店かどうかも確認しておくようにしましょう。
水道局指定行工事店は『給排水設備を適切に扱うことができる』と、各自治体の水道局に登録されている業者のことを指します。
見積もりが丁寧で安心できる
見積もりを行うときは、内容を分かりやすく説明してくれる水道修理業者に依頼するようにしましょう。
水漏れ修理の見積もりを行ったときに『水漏れ修理一式~円』といった曖昧な内容しか記載されていない場合には注意してください。
『内訳がきちんと記載されている見積もり書』を提示してくれる業者を選ぶことが大切なポイントです。
壁の水漏れ修理は比較的高額になりやすいため、複数の業者に見積もりを取ってもらう『相見積もり』がおすすめです。
相見積もりを行えば、費用の比較や業者の対応の良し悪しを判断することができます。
相見積もりを行うときは、信頼できそうな業者を3社程度に絞りて見積もりを依頼するようにしてくださいね。
実績があり地域密着型である
水道修理業者は全国に数多く存在していますが、実績数と地域密着型かどうかを確認することが重要なポイントです。
実績はホームページに記載されている『施工実績』や『創業年数』を確認しましょう。
「年間にどのくらいの修理を行っているのか?」を確認しておくことで技術力をある程度、判断することができるかもしれません。
また、水道修理業者によって対応エリアは異なります。
地域密着型の業者を選ぶことで対応スピードも早く、安心して任せることができるでしょう。
まとめ
この記事では、【壁から水漏れが発生する原因や具体的な対処方法】についてご紹介しました。
壁からの水漏れは、その他の水漏れよりも原因の特定が難しく対処が遅れてしまいがちなのでとくに注意が必要です。
壁からの水漏れは少しでも放置していると、大きな損害が発生するリスクがあるので、早めの対処を心がけるようにしましょう。
最後に、壁からの水漏れは自分で応急処置はできても根本的な解決は難しいです。
水漏れ被害が広がって修繕費用が膨らまないためにも、早めに水道修理業者に相談されることをおすすめします。
この記事が、ご自宅の「壁からの水漏れのお悩み」においてお役立ちできれば幸いです。
ここまでご覧いただき、有難うございました。
水のトラブルなら水の救急隊へ
水の救急隊なら即日対応可能です!
口コミや実績から水道修理業者を比較しよう
水道修理業者を判断する材料として、口コミサイトや公式サイトの修理実績などを確認するのもおすすめです。水道屋さんの口コミをまとめたサイトも多くあるので、そちらを確認したり、SNSを確認するのもいいかもしれません。
地域密着型の修理業者を選べば安心
一刻を争うような水のトラブル発生している場合、水道修理業者をじっくり選んでいる場合ではないと思われる方もいるかもしれません。そんな時は、地域密着型の水道屋さんを選ぶといいでしょう。家の近くの水道修理業者を見つけておけば、早ければ30分以内に修理を始めてもらえるかもしれません。
近くの水道屋さんなら市区町村単位で近くの水道屋さんを探すことができます。