どうしても自力で解決できないトイレつまりが発生したときには、専門の水道業者に頼ることになります。
しかしインターネットで調べてみると数多くの業者がヒットするため、どの業者を選んだらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
また、トイレ詰まりに業者を利用した人の中には、「高額な金額を請求された」など、悪徳業者に引っ掛かってしまった被害の声も上がっています。
そこで本記事では、トイレつまり向けの業者を見つけたいと思っている方向けに、失敗しない業者の選び方を詳しく解説していきます。
併せてどんな時に業者を利用するべきか、悪徳業者の事例などもご紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
トイレつまりを業者に依頼するタイミングとは?
まずは、トイレつまりを業者に依頼する際の適切なタイミングについて詳しく説明します。
特に自力で解決が難しいケースでは、無理に自分で対処せずに専門業者に依頼することでスムーズにつまりを解消できるでしょう。
長期間解決しないトイレつまり
トイレがつまっている状態が長期間続いている場合、もはや自力では解決できない可能性が高いです。
特に一般的な手段や市販の薬剤で解決できない場合には、トイレつまりの原因が複雑なものである可能性があり、業者に依頼することが有効といえます。
排水管に異常が起きている、トイレ本体の劣化など様々な原因が考えられますが、水道修理業者であれば的確に判断してもらう必要があります。
繰り返しトイレつまりが起こる場合
トイレが繰り返しつまっている場合、排水管に何らかの問題が生じていることが多く、根本的な解決が必要となります。
繰り返すつまりの原因を正確に特定し、将来的な再発を防ぐためにも、経験豊富な専門業者に依頼してください。
トイレの部品が破損している場合
トイレは様々な部品が連動して使用できる構造です。したがって、部品が破損しているなどの不具合が起きていると水量が足りずに詰まりやすくなってしまいます。
また、トイレタンクの中の部品の寿命は10年程度とされているため、経年劣化によって新しく部品交換が必要な場合もあります。
トイレ本体においても10~15年使用している場合は新しく交換を検討するべきタイミングです。
水道修理業者に依頼する前に確認しておくべきこと
トイレのトラブルが発生した際に、業者に依頼する前に自身で確認しておくべきポイントを以下に詳しく説明します。
確認作業を進めることでトイレつまりが起きている原因を特定できるため、修理や対処がスムーズに進むでしょう。
つまりの原因を明確にする
まずはトイレのつまりの原因を明確にしてみましょう。トイレが詰まる原因として思い当たるものはないかどうか確認してみてください。
トイレットペーパーは水にほぐれやすく造られていますが、一度に大量に流すとトイレが詰まる要因になってしまいます。
ティッシュペーパーや生理用品、おむつは水に溶けないため、直接便器から取り除かなければなりません。早急に水道修理業者に依頼する必要があります。
トイレがつまる原因については以下で詳しくまとめています。気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください。
簡単な対処法を試してみる
トイレのつまりが軽度であれば、まずは簡単にできる対処法を試してみましょう。
トイレットペーパーや便が原因であれば、しばらく時間を空けてみることで自然と解消されるケースもあります。
また、軽度のトイレ詰まりであればラバーカップを使用して解消できることも多いです。
水に溶けない異物を流してしまった場合はラバーカップを使用しないようにしてください。排水管の奥に押し込んでしまい、返って詰まりが悪化するリスクがあります。
トイレタンクに問題はないか確かめてみる
トイレのつまりは便器に流したものだけではなく、トイレタンクの部品に異常が起きていることで水量が足りないことも原因として挙げられます。
例えば節水の為にペットボトルをタンクに入れている、節水グッズを複数使用しているなどです。
トイレは1回の洗浄で流し切れるように水量を設計されています。
トイレつまりを解消|水道修理業者選びのポイント
トイレつまりの際に適切な水道修理業者を選ぶことは、効率的かつ満足のいく修理をしてもらうために非常に重要です。
また、適当に選んでしまったばかりに、悪徳業者に引っかかってしまったなんていうこともなくなります。
ここからは、スムーズにトイレのつまりを解消してくれる水道修理業者選びのポイントを詳しく説明します。
自治体の水道局指定工事店を探す
まず最初に考慮すべきポイントは、地域の水道局が指定する水道局指定工事店か否かです。
注意ポイントとしては、自治体が認定している指定工事店を選びましょう。
お住いの地区の水道局指定工事店については、自治体水道局のHPから確認することができます。
料金相場を確認する
トイレつまりの修理には一般的に、基本料金が2,000~4,000円、作業料金が4,000~8,000円という業者が多いです。
また、つまりの状態にもより、簡単なものであれば高くても8,000円、重度なものであれば35,000円前後必要になるので覚えておくといいでしょう。
業者の評判や口コミを確認する
インターネットを活用して、検索エンジンや専門サイトでトイレつまり修理の業者の口コミや評価を調査することも大切です。
実際にサービスを受けた人々の意見や評価を参考にすることで、信頼できる業者を選びやすくなるでしょう。
ただし、良い口コミだけで判断するのではなく、賛否両論を参考に総合的な判断をすることが重要です。
相見積もりをとる
トイレ詰まりの修理に適正な相場を知るためには、見積もりを無料で行っている業者を2~3社選んで相見積もりをとってみましょう。
修理の費用や内容や提供されるサービスの違いを比較し、適切な業者を選ぶ基準とすることができます。
なお、複数の業者に見積もりを依頼する際には、事前に「他の業者からも見積もりを取っている」と伝えておきましょう。
相見積もりによって別途料金が発生するケースも存在します。
HPに会社情報が記載されているか
信頼できる業者であるかを判断するためには、業者のHPにに会社情報がしっかりと記載されているか確認しましょう。
悪徳業者の特徴として、足がつかないように何度も業者名を変えるために、会社概要をしっかり記載していないことが挙げられます。
また、電話番号や所在地が確認できなければトラブルが起きた後に泣き寝入りとなってしまうことも。
運営会社の取引先や、これまでの実績なども確認できれば安心です。
対応エリアや時間帯を確認する
トイレのつまり修理を依頼するときには、業者の対応エリアや営業時間帯が自身のニーズに合っているかに確認しておきましょう。
例えば地域密着の業者はすぐに駆けつけ出来る可能性が高いですが、24時間年中無休で対応はできない場合もあります。
大手の水道会社はいつでもすぐに対応してもらえるという安心感はありますが、別途割増料金などがかかることによって高額になりやすい特徴があります。
水の救急隊なら24時間年中無休で水道トラブルに対応しています。電話でのご依頼から最短15分でお伺いすることが可能です。
保険や保証について確認する
修理作業後の保証や、作業中に発生する可能性のある事故や損害に対する保険について確認することも重要です。
また、修理を依頼したその後に、またすぐ詰まりが発生した場合アフターフォローに対応してもらえるかどうかも確認しておきましょう。
トイレつまりの修理は悪質業者に注意!
ここまで業者選びのポイントについて解説してきましたが、トイレつまりの修理を依頼する際には、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。なぜなら、悪質な業者によるトラブルや被害が多発しているからです。
ここでは、悪質業者に関連する事例やそれに対する注意点について詳しく説明します。
業者にまつわる悪徳事例
トイレつまりは、私たちにとって早く解消したトラブルですよね。
そのため、業者を呼んで早めに解決したいと考えるのは当然かもしれません。しかしそんなお悩みにつけこんで、ここぞとばかりに悪徳な所業をする業者も存在します。
見積書や工事の説明もなく高額な工事費を請求
通常水道修理業者は事前に見積書を提出し、工事内容や費用を明示します。
しかし、悪質な業者は見積書を提出せず、工事の途中で高額な費用を請求することが多々あるので注意してください。
見積もり書を発行したときに、何の作業・部品・項目についていくら費用がかかったのかが分かりにくい場合はしっかりその場で確認しましょう。
また、一部の悪質な業者は、事前に話した工事内容と異なる工事を勝手に行い、高額な請求をしてくることがあります。
工事の進捗を都度確認し、事前に合意した内容と一致しているか確認しましょう。
無料の調査と偽って自宅訪問
悪質な業者は「無料でトイレの調査を行います」という名目で自宅を訪れ、後に高額な料金を請求することがあります。
そもそも一般的に公的な企業は無料診断という名目で自宅訪問は行っていません。もしそのようなことに遭遇したら、無視するのが一番です。
水道局の職員と偽って訪問
水道局のHPでは、水道局の職員と偽って訪問を行う業者に注意喚起を行っています。
まず、事前に何の連絡もなく水道局職員が突然訪問してくることはありません。
万が一水道局職員を名乗る訪問があった場合には、身分証明書の提示を要求し、自治体の水道局にも直接問い合わせるようにしてください。
万が一悪徳業者に引っかかってしまった場合
悪徳な水道業者に引っかかってしまった場合には、冷静に対処することが重要です。
契約時に書面などを発行されている場合は、証拠となるため処分せずに必ず保管しておいてください。
以下に、悪徳業者に引っかかった際の対処法や注意点について詳しく説明します。
水道局指定工事店であれば水道局に相談する
水道局が指定する工事店で修理を依頼した場合、まずは水道局に相談することが重要です。
水道局指定工事店とは、その名の通り水道局から「適切な水道工事の施工ができる」と指定を受けている業者です。
したがって、水道局から違反である、悪質であると判断された場合には指定取り消しの処分が行われます。
クーリングオフも検討する
クーリングオフ制度とは、一定期間内であれば無条件で契約を解除できる制度のことです。
悪徳業者による必要のない工事やその請求については、8日以内の申請であればクーリングオフすることが可能なことを覚えておきましょう。
ただし場合によっては以下のように、クーリングオフの対象にならない、適用できないケースもあります。
法的アドバイスを受ける
悪質業者に引っかかってしまった場合は、法的アドバイスを受けることも検討してください。
弁護士や消費者センターなどに相談し、適切な法的手続きや対応方法を確認することで、問題解決に向けたアドバイスを受けることができます。
関連機関への報告や口コミ投稿信頼できる業者に再依頼する
問題が解決したのであれば、同じような被害者を出さないためにも関連機関に報告しましょう。
悪徳業者の今後の不正行為を防ぐことができるかもしれません。
また、口コミサイトやレビューサイトなどに投稿し、他の利用者へも警告してあげましょう。
まとめ
この記事では、トイレつまりを解消するために、業者にお願いするときの注意点について詳しく解説してきました。
今回ご紹介してきたように、人のピンチに付け込んだ悪徳業者も多いため、業者選びには注意が必要です。
一刻も早く解決したいからといって適当に業者を選ぶと、更なる被害を被ることになるかもしれません。
業者選びといってもたくさんあって分からないという方も多いでしょうが、まずはお住まいエリアの水道局指定工事店を探すことが一番安全な方法です。
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口コミや実績から水道修理業者を比較しよう
水道修理業者を判断する材料として、口コミサイトや公式サイトの修理実績などを確認するのもおすすめです。水道屋さんの口コミをまとめたサイトも多くあるので、そちらを確認したり、SNSを確認するのもいいかもしれません。
地域密着型の修理業者を選べば安心
一刻を争うような水のトラブル発生している場合、水道修理業者をじっくり選んでいる場合ではないと思われる方もいるかもしれません。そんな時は、地域密着型の水道屋さんを選ぶといいでしょう。家の近くの水道修理業者を見つけておけば、早ければ30分以内に修理を始めてもらえるかもしれません。
近くの水道屋さんなら市区町村単位で近くの水道屋さんを探すことができます。