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【キッチンや台所の給水管から水漏れしているときの対処法】考えられる原因や注意点も徹底解説!

キッチン・台所
キッチン・台所水漏れ

キッチンや台所のシンク下にある配管の1つである給水管からの水漏れも多く発生していることをご存知ですか?

そこで本記事では、給水管から水漏れが起こった時の正しい応急処置や対処法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

【この記事を読んで欲しい人】

  • キッチンや台所の給水管で水漏れをしている人
  • 給水管の水漏れを直したい人
  • 給水管からの水漏れ対策を行いたい人

給水管とは?

給水管とは?

給水管といっても、どれを給水管と呼ぶのかわからない方も多いのではないでしょうか。シンク下にある配管のうち、給水管はキッチンや台所に新しい水を送り込むためのもので、カーブを描かず直線的な構造になっているのが特徴です。

温水と冷水の二つの給水管があるのが一般的で、赤と青で色分けされていることもあります。これらの特徴を踏まえシンク下を見てみると、どれが給水管かは一目瞭然です。

キッチンや台所の給水管から水漏れしている原因

キッチンや台所の給水管から水漏れしている原因

キッチンや台所の給水管から水漏れがしている場合に考えられる原因は以下の通りです。

  • ナットの緩み
  • パッキンの劣化
  • シールテープの劣化
  • 給水管本体の亀裂
  • 止水栓の故障
  • 自然災害による影響

ナットの緩み

排水管や排水ホースの接続部分から水漏れが確認できる場合には、ナットの緩みが考えられます。ナットは、長い間使用していると徐々に緩みが生じるため、触って確認し、緩んでいたら締め直してください。

パッキンの劣化

パッキンも経年劣化により、正常な働きをしなくなっていることがあります。こちらは止水栓との接続部分に使用されており、劣化が激しければ水漏れの量も多くなっていくのが特徴です。

シールテープの劣化

シールテープは、蛇口と給水管の接続部に使用されており、本来水漏れを防ぐ役割を担っています。こちらも年数が経つことで徐々に剥がれ落ちてしまい、水漏れを引き起こす原因となります。

給水管本体の亀裂

何らかの衝撃が加わり、給水管自体が破損していることも考えなくてはいけません。特に、シンク下を収納に使用している場合、収納物が給水管にあたるなどして破損の原因となっている可能性があります。

止水栓の故障

水漏れが起きたときには、被害を拡大させないために止水栓を閉めることを推奨されていますが、止水栓自体が水漏れの発生源になっている場合もあります。

止水栓が故障しているケースの原因としては、経年劣化によるものが多く、止水栓内にあるパッキンの劣化、もしくは止水栓本体の故障が考えられます。

自然災害による影響

大きな地震などの災害が起きたときには、ガス漏れなどが起きることがありますが、同じように水漏れを引き起こす可能性もあることを覚えておいてください。もし、災害等が起こった後に水漏れが発生したのであれば、シンク下にある配管部分が破損しているかもしれません。

給水管からの水漏れを自分で対処する方法

給水管からの水漏れを自分でできる対処方法

給水管から水漏れを確認したら、応急処置を施したうえで、修理する必要があります。自分でできる作業が多いので、覚えておくと万が一の時にもスムーズに対処することができるはずです。

ナットが緩んでいる場合は締め直す

接続部にあるナットが緩んでいる場合は、モンキーレンチを使って締め直します。空回りして締まらない場合は、ナット自体の寿命かもしれませんので、ナットを取り外し、同じものを購入して取り付けるようにしてください。ナットはホームセンターなどで簡単に購入できます。

パッキンを新品と交換する

パッキンを新しいものと交換するためには、止水栓を取り外さなくてはいけません。まず、止水栓との接続部分にあるナットを緩め取り外してください。止水栓についているパッキンを新しいものと交換し、再度取り付ければ修理完了です。

パッキンには、さまざまな種類やサイズのものがあるため、必ず同じ物を用意してください。もし不安であれば、取り外したパッキンをホームセンターなどに持っていき見比べながら購入することをおすすめします。

シールテープの劣化は巻きなおす

シールテープが剥がれているのであれば、新しく付け直す必要があります。蛇口と給水管の接続部にあるナットを外し、古いシールテープをきれいに剥がした後に、新しいシールテープを付け直し、元に戻せば修理完了です。

止水栓の修理

止水栓内のパッキンを交換するときには、水の元栓を閉めてから行うようにしてください。まず、止水栓と給水パイプをつなぐナットを外し、止水栓を反時計回りに回して外します。止水栓の中のコマパッキンを新しいものに交換し、元に戻せば作業終了です。

止水栓本体は自分で交換するのは無理なので、専門業者に依頼してください。

工事内容費用相場
止水栓調整(ナットの締め直しなど)6,000円〜15,000円
パッキンの交換8,000円~10,000円程度(部品代含む)
止水栓本体の交換9,000円~24,000円程度(部品代含む)

給水管の劣化は新品と交換する

給水管に破損が生じている場合は、交換する以外に方法はありません。給水管の交換は自力で行うのは難しいため、専門業者に依頼することをおすすめします。構造が複雑なうえ、慣れていなければ他の部品を破損させてしまう恐れがあり、被害を拡大させてしまいかねないからです。

工事内容費用相場
給水管を部分的に交換1万円程度
給水管全体を交換15万円~20万円程度

破損状態にもよりますが、部分的な破損の場合は1万円程度、全体に劣化が及び、給水管全体を交換しなければいけない場合は15万円~20万円程度の修理費用が必要になります。

給水管からの水漏れを放置するのは危険

給水管からの水漏れを放置するのは危険

給水管はシンクの中でも下の方に位置しているので、見つけるのが難しい場所とされています。

また、大きな破損以外はひどい水漏れになることが少ないため、放置する方も多い箇所です。しかし、水漏れがひどくないからこそ徐々に浸透していき、想定以上の被害を発生させることがあるので注意しなければいけません。

給水管からの水漏れによって、どのような被害を被るかをまとめたので参考にしてください。

シンク下が水浸しになる

水漏れが続くと、知らないうちにシンク下が水浸しになっていることがあります。ひどくない水漏れだからこそ、収納物でせき止められてしまい、気付くのが遅れてしまうのです。

発見した時には収納しているものが使えなくなってしまうことがあり、食材などを保管している場合には、ゴキブリなどの害虫の発生を促してしまう恐れもあります。

掃除にも時間がかかりますし、使えなくなった収納物を破棄しなければいけないことも考えると大きな被害になってしまうといえます。

床下まで水が浸透する

水漏れに気付かないまま時間が経過してしまうと、床下まで水が浸透してしまう恐れがあります。床が濡れる程度であれば自分で対処できますが、染みた水のせいで床下が腐ったりすると、自分で対処できないだけでなく、多大な費用をかけて修繕しなければいけません。

また、階下に水漏れ被害が拡大する恐れもあるため、専門業者を呼んで早急に対応する必要があります。

日頃からできるキッチンの水漏れ予防策

日頃からできるキッチンの水漏れ予防策

ここまで水漏れの解消方法や二次被害についてご紹介してきましたが、水漏れを引き起こさなければ問題はありません。長年使用したことで起こる経年劣化以外の原因は、普段の生活から予防対策を施すことが可能です。

それでは、どのような予防策があるのかご紹介していきます。

排水管のつまりを予防する

水漏れの原因の一つに排水管のつまりがあります。キッチンや台所の排水管のつまりは、油や食べ物のカスが原因です。油は少量でも排水管で固まり、時間をかけて塞いでいきます。そこに食べ物カスやゴミなどが絡まり、完全に塞いでしまいます。

油を排水管に流さないために、洗う前に拭き取る、食べ物カスは生ごみに捨てるなどを徹底することで排水管のつまりを予防できます。

排水管のつまりによる水漏れは過失になるので、どんな事情があっても自己負担になります。できることは徹底して行い、排水管のつまりを引き起こさないようにしてください。

キッチン下の掃除を定期的にする

シンク下にキッチン用品や調理器具などを収納している場合、収納物が給水管に当たり、破損させてしまうことがあります。特に、鋭利なものや尖ったものなどを収納している場合は気を付けなければいけません。

また、破損しやすい状態になっていると、ちょっとした衝撃も危険なので、シンク下は十分なスペースを保ち、給水管をはじめとした部位に当たらないよう気を付けてください。

排水パイプの劣化・破損を予防する

排水パイプも給水管と同じようにシンク下にあるため、破損しやすい部位です。排水ホースはゴム製のものがほとんどで、経年劣化によりゴム内の水分が蒸発し固まることで、破損しやすい状態になっています。ちょっとした衝撃でも破損しやすくなっていますので、十分気を付けるようにしてください。

また、前述したとおり、熱湯を流さないようにすることで劣化を防げます。

給水管の使用年数を確認する

今のキッチンや台所は設置してどのくらい経過しているでしょうか。給水管などの設備は、いつまでたっても劣化することはないと思われがちですが、どんなに大事に使用していても15年程度が寿命といわれています。

使用頻度が高ければ、さらにその年数は短くなるため、何も手を入れていないキッチンや台所ならリフォームを考えてもいいかもしれません。

賃貸の場合は管理会社に連絡を入れる

集合住宅の場合は、他の住居に被害を拡大させてしまう恐れがあります。水漏れが起こっているのを確認したら、すぐに管理会社、もしくは大家に連絡を入れるようにしましょう。

一般的には、水漏れの修理は管理会社や大家が行います。もし自分で修理し、水漏れの事情を事後報告すると、すべて自己負担になることもあるので、まずは報告することをおすすめします。管理会社や大家の指示に従って行動してください。

まとめ

この記事では、キッチンや台所の給水管で起こる水漏れの対処法や正しい応急処置の方法を解説してきました。

給水管の水漏れは、ナットやパッキンの劣化、破損などによって引き起こされます。大きな水漏れが起きない分、発見するのが遅れてしまう箇所になるので、特に長い期間使用しているキッチンや台所は、定期的にシンク下をチェックすることをおすすめします。

万が一水漏れを発見した時は、今回ご紹介した応急処置や対処法を試し、解決しない時は、専門業者に修理依頼してください。