キッチンまわりから突然の水漏れ。床が一面水浸しになっていたら、焦ってしまうのは当然ですよね。どうしていいか分からず、すぐに専門業者に連絡しようと考える方もいるのではないでしょうか。ただし、キッチンや台所の水漏れ修理は症状によっては高額になることもあり、家計を圧迫しかねません。
実は水漏れ修理はDIYで直せるものも多くあり、費用を抑えられる場合があることをご存知でしょうか?
そこで本記事では、キッチンまわりの水漏れをDIYで直す方法をご紹介していきます。
- 水漏れをDIYで修理しようと思っている人
- DIYで直せる水漏れの原因を知りたい人/li>
- 業者にお願いした方がいい水漏れの原因を知りたい人/li>
キッチンや台所の水漏れはDIYできる?
キッチンや台所の水漏れにはさまざまな要因が考えられますが、自分で修理することができるケースがあります。キッチンまわりの水漏れの原因となるのは、蛇口かシンク下にある配管のどちらかであることが多いため、まずはこの2箇所を確認してください。
ただし、すべての症状を自分で直せるわけではないので、まずは自分で直せる水漏れかどうかをチェックする必要があります。
自分で直せる水漏れかどうかをチェック
まず、水漏れの状況がにじみ出ている程度なのか、ポタポタ流れているのか、それとも床が水浸しになるほど水が流れっぱなしなのか、水漏れの状況を把握することで、自分で対処できるものかどうか判断できます。
もし自分で対処できなくても、業者に状況を詳しく伝えることができるので、動画などの記録をとっておくのもいいかもしれません。
DIYするときの注意点
作業に入る前に、被害を拡大しないための注意点をご紹介します。
気を付けてほしい注意点は以下の3点です。
シンク下の物をすべて出し止水栓を閉める
調理用具やキッチン用品など、シンク下を収納に使用しているご家庭も多いと思います。漏れた水が掛かる可能性がありますし、作業のしやすさにもつながるので、シンク下の物をすべて取り出してください。
また、修理中に水が溢れてくるかもしれないので、止水栓は閉めましょう。
交換する部品は同じものを用意する
次に水漏れの原因となっている部分を特定してください。修理をする前に、水漏れの原因なのかを把握することで、修理のために必要なものがわかります。なお、部品の交換が必要な場合は、同じメーカーのものでもサイズが違っては正常な働きをしてくれないので、必ず同じものを用意してください。
キッチンまわりに使用されている部品は、ホームセンターなどで手軽に購入できます。
何らかの問題が発生した場合は自己責任
水漏れのDIYは、何が起きても自己責任になることを忘れないでください。DIYしたことによって、新たな水漏れが発生した、部品を破損した、修理に失敗したなどが起こっても、すべて自己負担で修理する必要がありますので注意してください。
DIYに必要な道具
水漏れの修理に必要な道具はそこまで多くない上、専門的な道具もないので、初心者でも使いこなせます。
必要な道具は以下の通りです。蛇口とシンク下に分けてご紹介しているので確認してください。
蛇口のDIYに必要な道具
モンキーレンチ | ナットを緩めたり締めたりします |
ピンセット | 小さな部品を取るときに使用します |
プラスドライバー | ネジを外すのに使用します |
シンク下のDIYに必要な道具
モンキーレンチ | ナットを緩めたり締めたりします |
ワイヤー式パイプクリーナー | 排水管がつまっている時に使用します |
ゴム手袋 | 滑り止めの役割を果たします |
雑巾とバケツ | 配管に残っている水もが漏れるかもしれないので、念のため用意しておきます |
どれも100円ショップやホームセンターなどで購入できますので、修理前に必ず用意してください。
蛇口から水漏れしたときのDIY
蛇口は多くの部品で作られており、その中のケレップもしくはカートリッジの経年劣化が水漏れの原因であることが多く、新しいものに交換することで水漏れが解消するケースが多い傾向にあります。
ちなみに、ケレップは蛇口をひねることで一緒に回り水をせき止める役割を果たしており、カートリッジは水温や水量を調節するための部品になるので、どちらも蛇口には欠かせないものです。そのため、交換しなければ水漏れを止められないだけでなく、蛇口も正常に稼働しなくなってしまいます。
蛇口のタイプによって原因は違う
蛇口には「単水栓」「2ハンドル混合水栓」「シングルレバー混合水栓」と3つのタイプがあり、どの蛇口タイプを使っているかによって水漏れの原因が異なります。
単水栓と2ハンドル混合水栓はケレップ、シングルレバー混合水栓はカートリッジが原因と考えて修理するようにしてください。
シンク下から水漏れしたときのDIY
シンク下には、配管や排水ホースなどの設備があり、水漏れの原因もさまざまです。しかし、どれも自分で対処できるものばかりなので、正しい対処法を覚えることで、費用を抑えて修理することができます。
DIY出来るシンク下の水漏れ修理は、ナットやパッキンの交換、パッキンの交換、排水ホースの交換、排水管つまりの除去になります。専用の工具も必要としないので、初心者の方でもDIYで修理することは可能です。
シンクの破損や床下からの水漏れなどはDIYできない
シンク下で起こる水漏れの中には、DIY出来ないものもあります。シンクの破損による水漏れや床下から溢れ出てくるような水漏れ、給水管や給湯管の故障は、自分で対処することはできないので、専門業者に対応してもらってください。
キッチンや台所の水漏れをDIYで直すメリット
水漏れをDIYするメリットにはどのようなものがあるのかご紹介していきます。
費用が安い
業者に依頼するよりも費用が掛からないのが最大のメリットと言えます。業者にお願いすると、数千円から症状によっては数万円かかることもあります。DIYでは材料費のみとなり、ホームセンターや100円ショップなどでも材料が購入できるので、費用を大きく軽減することが可能です。
自分に都合のよい時に工事ができる
業者にお願いすると、業者側の都合に合わせて工事をしなければいけません。お仕事などで都合が合わなければ、修理もどんどん遅くなってしまい、その間に症状が悪化する恐れもあります。
その点DIYは自分の都合で動けるため、時間や日取りを気にすることなく修理できます。
キッチンや台所の水漏れをDIYで直すデメリット
メリットがある一方でデメリットもありますので、そちらもご紹介します。
水漏れが直せない可能性がある
細かい作業が苦手な方やDIY自体を得意としてない方はもちろん、水漏れの原因や程度によっては自分で直せないこともあるので覚えておいてください。
二次被害が発生する可能性がある
何とか自分で修理をしようと無理をすると、他の設備を傷つける恐れがあり、水漏れ以外の修理も必要となり、費用がかさんでしまうかもしれません。さらに最悪の場合、自分の手では負えなくなって最終的に専門業者に修理依頼しなければいけなくなるので注意が必要です。
修理に時間がかかる
慣れない作業であれば、通常数十分で終わるような作業でも数時間かかってしまう可能性があります。DIYをするときは、時間に余裕を持って行ってください。
修理に自信がないときは修理業者に相談する
もし修理するのが無理そうだと感じたら、迷わず業者に依頼してください。無理をして結局直せなかったら本末転倒です。
水道修理業者に任せた方がいい水漏れとは?
これまでDIYの方法について解説してきましたが、専門業者にお願いした方がいい症状とはどのようなものになるのかご紹介します。
キッチンや台所を設置してから10年以上が経過している
今回ご紹介した水漏れの原因となっている部品のほとんどが寿命約10年と言われています。つまり、これまで何のメンテナンスをしていない状態で部品の劣化による水漏れが起こったのであれば、今後別の部品の劣化が原因で水漏れが今後起こる可能性があるのです。
原因不明の水漏れが発生している場合
シンク下や蛇口で起こっている水漏れは目視できるので対処できますが、床下の排水管で水漏れが起きている場合は、見えないだけでなく、自分で対処することはできないので注意してください。
センサー式などの精密水栓金具
手をかざすことで水が出るセンサー式蛇口を設置しているご家庭も多いはずです。センサー式蛇口で水漏れしてしまう場合、原因はいくつかありますが、精密機器を搭載しているため、自分で対処するのが難しい傾向にあります。
特に、センサー部の電磁ユニット内部に問題があるのであれば、自分で修理はせず専門業者へ修理依頼してください。
修理業者に任せるメリット
修理業者に任せる一番のメリットは、確実に水漏れを直してくれることです。多くの水まわりのトラブルを解決しているため、一目で原因を特定し、素早く修理に取り掛かってくれます。安心して任せることができ、時間をかけず元通りのキッチンまわりを実現してくれるので心強いはずです。
また、修理後の安全を考慮してくれるのも特徴で、アフターフォローが充実している修理業者も多い傾向にあります。修理後、同じような水漏れがすぐに発生してしまっても悩む心配もありません。水漏れしないためのアドバイスをしてくれる修理業者もあるので、予防策が立てられるのもポイントです。
修理業者に任せるデメリット
修理業者に任せると費用がかかってしまうのが大きなデメリットです。水漏れの修理は、症状や工程によって費用が変わるだけでなく、出張費などがかかってくると想像以上の出費になる場合があります。
また、適当に工事を行い高額な費用を請求してくるような悪徳業者もいるので注意が必要です。もし悪徳業者でなくても、相性が合わないことで余計な時間がかかるなど、ストレスを感じるかもしれません。
まとめ
この記事では、キッチンまわりに水漏れが発生した時の、DIYでの修理方法について解説してきました。
水漏れは自分で対処することが可能です。ただし、無理だと感じたら専門業者に修理依頼してください。
また、DIYにはメリットだけでなくデメリットもあるので、どちらも加味して水漏れが起きたときにどのように対処するか考えることが必要です。
いずれにせよ水漏れが起きたらまずは応急処置を施し、被害が拡大する前に早急に対処することをおすすめします。
水の救急隊なら即日対応可能です!
口コミや実績から水道修理業者を比較しよう
水道修理業者を判断する材料として、口コミサイトや公式サイトの修理実績などを確認するのもおすすめです。水道屋さんの口コミをまとめたサイトも多くあるので、そちらを確認したり、SNSを確認するのもいいかもしれません。
地域密着型の修理業者を選べば安心
一刻を争うような水のトラブル発生している場合、水道修理業者をじっくり選んでいる場合ではないと思われる方もいるかもしれません。そんな時は、地域密着型の水道屋さんを選ぶといいでしょう。家の近くの水道修理業者を見つけておけば、早ければ30分以内に修理を始めてもらえるかもしれません。
近くの水道屋さんなら市区町村単位で近くの水道屋さんを探すことができます。