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散水栓から立水栓への変更したい!工事費用と手順を詳しく解説

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庭の散水栓を立水栓に変更したいとお考えの方に向けて、変更工事の全体像から費用相場まで分かりやすくご説明いたします。
水の救急隊では、水道工事の現場で多くのお客様から「使いやすさを向上させたい」「見た目をすっきりさせたい」「犬の足洗い場が欲しい」というご相談をいただいてきました。

この記事では、散水栓から立水栓へ変更するメリット、変更工事の具体的な手順、材料費を含めた詳細な費用相場を実際の施工経験をもとに詳しく解説しています。
立水栓への変更を検討する際の参考としてお役立ていただければと思います。

目次

散水栓と立水栓の基本知識

散水栓と立水栓の基本知識

散水栓から立水栓への変更をお考えの皆様に、まず基本的な知識をお伝えします。
立水栓へ変更することで得られるメリットとデメリットを理解したうえで変更工事を検討しましょう。

散水栓とは?特徴とメリット・デメリット

散水栓とは、地中に埋められたボックスの内部に設置されている水栓のことです。
一般的に建物の出入口付近に設置されることが多く、使用時はボックスのフタを開けて、水栓にホースを取り付けて使用します。

項目詳細内容
設置方法地中のボックス内に水栓を収納
使用方法フタを開けてホースを接続
設置場所建物出入口付近が一般的

散水栓のメリットは、蛇口やハンドルが地中に埋められているため外観がすっきりしていることです。
フタを閉めればその上を歩くことも可能で、場所をとらないのが大きな魅力です。

一方で散水栓のデメリットは、使用時にフタを開けてホースを取り付ける手間がかかることです。
別途、シャワーホースを繋げて家の周囲の掃除や洗車には適していますが、散水栓にホースを取り付ける手間があるので手軽に使いたい場面ではやや不便さを感じることがあります。

立水栓(水栓柱)とは?特徴とメリット・デメリット

立水栓は、柱に蛇口が付いているタイプの水栓で、別名水栓柱とも呼ばれています。
地面に立てた柱状の水道管に蛇口が設置されるタイプが一般的ですが、製品によっては柱がなく、外壁や塀などから蛇口だけが飛び出ているデザインのものもあります。

高さタイプ寸法適用用途
標準タイプ1,200mm立ったまま使用、手洗い、庭の水やり
低床タイプ900mmしゃがんで使用、ペットやおもちゃの洗浄

立水栓のメリットは、柱の上部に蛇口が設置されており、ホースを付けなくても直接使えることです。
フタの開け閉めも不要で、手洗いや洗い物に気軽に利用できる便利さが魅力です。

立水栓のデメリットは、地中に埋もれている散水栓に比べて地上に一定のスペースが必要なことです。
また、蛇口や柱が露出しているため、通行時に邪魔にならないか、ボールや車が当たる心配はないかなど、設置場所を慎重に検討する必要があります。

どちらを選ぶべき?用途別の判断基準

散水栓と立水栓、どちらを選ぶべきかは使用目的とお住まいの環境によって決まります。
これまでの経験から、以下の判断基準をお勧めします。

使用目的おすすめ理由
洗車・庭の水やり中心散水栓ホース使用がメインで、スペース効率が良い
手洗い・簡単な洗い物立水栓フタの開閉不要で手軽に使用可能
ペットの足洗い立水栓(低床タイプ)しゃがんで作業しやすい高さ
庭でのバーベキュー立水栓食器を洗ったり、炭の火を消したりできる

設置スペースがあるのであれば立水栓のほうがメリットが多いですが、寒冷地にお住まいの場合は凍結対策が必要になります。
立水栓は散水栓と比べて水道管が地上に露出している分、凍結のリスクが高くなります。
北側や風が強く当たる場所への設置を検討されている場合は、寒冷地仕様や不凍水栓柱を選択することをお勧めします。

このように、「散水栓・立水栓」にはそれぞれに特色がありますので、皆様のライフスタイルや設置環境に合わせて最適な選択をしていただければと思います。
次の章では、実際に変更工事を検討する理由やタイミングについて詳しく解説いたします。

散水栓から立水栓に変更する理由とタイミング

散水栓から立水栓に変更する理由とタイミング

経験上、散水栓から立水栓への変更をご検討されるお客様には明確な理由があることがほとんどです。
どのような理由で立水栓に変更されたのか事例をご紹介します。

立水栓への変更を検討する一般的な理由

散水栓を立水栓へ変更するかたは、使い勝手の向上が最も多い変更理由です。
散水栓は地面に埋まったボックス内にあるため、使用のたびにフタを開けてホースを接続する手間がかかります。

特に以下のようなシーンでご不便を感じられる方が多いです。

利用シーン散水栓の不便さ立水栓のメリット
手洗いホース接続が必要そのまま使用可能
ペットの足洗いホース接続が必要立ったまま作業できる
水を溜めることもできる
ガーデニング用品の清掃毎回フタを開閉しなければならない
手が汚れる
すぐに使用開始
子供の外遊び後の清掃ホースの接続に時間がかかるノズル付ならすぐに対応可能

また、デザイン性を重視されることも変更理由の一つです。
最近の立水栓は機能性だけでなく、お庭の景観に調和するおしゃれなデザインが豊富に用意されています。

変更に適したタイミング

お客様におすすめしているのは、以下のタイミングでの変更です。

立水栓の設置は外構工事やリフォームと同時に行うのが最も効率的で費用も抑えられます
庭の整備、駐車場の拡張、フェンスの設置などと一緒に工事することで、工事費用の削減と工期の短縮が可能です。

また、散水栓の故障や老朽化も絶好のタイミングです。
修理費用と立水栓への変更費用を比較検討すると、長期的には立水栓への変更の方がお得になるケースが多いです。

季節的には春先(3月〜5月)と秋(9月〜11月)が工事に適しています。
気候が安定しており、コンクリートの養生期間も適切に確保できるためです。

立水栓への変更前に確認すべきポイント

変更工事をご検討される前に、必ずお客様にお聞きしている確認事項があります。

設置場所の確認が最重要です。
立水栓は地上にスペースが必要なため、通行の妨げにならない場所を選ぶ必要があります。
また、車の出し入れや自転車の通行を考慮した位置選定が大切です。

水圧と給水能力の確認も欠かせません。
既存の散水栓から距離が離れる場合、配管の延長により水圧が低下する可能性があります。
水の救急隊では現地調査で水圧測定を行い、必要に応じて配管径の変更をご提案しています。

排水処理の検討も重要なポイントです。
立水栓周辺の水はけが悪いと、使用後に水たまりができてしまいます。
立水栓へ変更した場合は、基本的に排水設備や排水管が必要になります

寒冷地にお住まいの場合は、凍結対策も考慮しなければなりません。
一般用と寒冷地用では仕様が大きく異なるため、お住まいの地域に適した製品選びが必要です。

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立水栓の種類と選び方

立水栓の種類と選び方

立水栓への変更工事を満足のいくものにするためには、商品選びが大切になってきます。
蛇口の高さ、機能、デザインの3つの観点から選ぶことで、お客様に長くご満足いただける設備にすることができます。
それぞれの特徴を詳しく解説いたします。

蛇口の高さ別の立水栓の種類

立水栓の高さ選びは、日常の使いやすさを左右する最も重要なポイントです。
用途に合わない高さを選ぶと、地味ですが結構なストレスになってしまいます。

1200mm標準タイプ

高さが1200mmの標準タイプの立水栓は、立ったまま快適に使用できる最も一般的な立水栓です。
お客様におすすめする機会が最も多いタイプでもあります。

このタイプの最大のメリットは、腰をかがめることなく手洗いや軽い洗い物ができることです。
例えば、ガーデニング後の手洗い、ホースの取り付け、食器のの洗浄などに最適です。
また、高齢の方にもおすすめの高さです。

用途使いやすさ理由
手洗い立ったまま使用可能
ガーデニング作業水やり、食器洗いに最適
洗車ホース接続は必要ですが、手が汚れにくい
犬の足を洗う小型犬には高すぎる場合がある
水はねで濡れやすい

900mm低床タイプ

900mm低床タイプは、しゃがんで作業することを前提とした実用的な立水栓です。
特に小さなお子様やペットのいるご家庭で重宝されています。
2口タイプを選べば、用途に合わせての使い勝手が良くなります。

このタイプの特長は、低い位置での作業に適していることです。
例えば、泥だらけになった靴を洗ったり、小型犬の足洗い、低い位置にある植木鉢への水やりなどに便利です。
また、設置スペースの制約がある場合にも選ばれることが多いタイプです。

玄関脇の狭いスペースや隣家との境界近くに設置する際に、この高さが重宝されることがよくあります。

機能別の立水栓の種類

立水栓を選ぶ際には、設置地域の気候条件も考慮しておく必要があります。
例えば、寒冷地用の立水栓を選ばなければ冬場に配管が凍結したり破裂してしまう重大なトラブルに発展する可能性があります。

一般地用立水栓

一般地用立水栓は、年間を通じて氷点下になることが少ない地域に適した標準的なタイプです。
コストパフォーマンスが良く、メンテナンスも簡単なのが特徴です。

このタイプは構造がシンプルで、故障が少なく、部品交換も容易です。
関東や西日本でお客様にご提案する際は、ほとんどの場合このタイプをおすすめしています。
平野部では、一般地用で十分です。

寒冷地用・不凍水栓柱

寒冷地用・不凍水栓柱は、東北や北海道など冬季に氷点下になる地域では必須の立水栓です。
水抜き機能により、配管内の水を排出して凍結による配管の破裂をを防ぎます。

この不凍水栓中の最大の特長は、凍結しない位置に止水弁があることです。
使用後に水抜きハンドルを操作することで、地上部分の配管内の水をすべて排出できます。
例えば、北海道、東北地方、長野県、群馬県の山間部などでは、この機能がなければ冬場の使用が困難になります。

「少し寒い程度だから大丈夫」と判断されて一般地用を設置し、後で凍結トラブルに見舞われるケースをよく見てきました。
迷った場合は、安全を重視して寒冷地用を選択することをおすすめします。

デザイン・素材による選択肢

立水栓のデザインは、お庭を美しく見せるために重要です。
お客様にご提案する際は、住宅の外観との統一感も考慮に入れています。

素材別の特徴を整理すると、以下のようになります。

素材耐久性価格帯メンテナンス性デザイン性
樹脂製(ポリエチレン)安価
ステンレス製高価
アルミ製中価格
人工木製中価格

樹脂製は軽量で施工が容易、価格も手頃ですが、紫外線による劣化や変色が避けられません。
一方、ステンレス製は耐久性に優れ、モダンな住宅によく合いますが、初期コストが高くなります。

経験上、多くのお客様が「機能重視で予算を抑えたい」とおっしゃる場合は樹脂製を、「長期間美観を保ちたい」とお考えの場合はステンレス製をお選びになります。
また、木調の外壁材を使用されている住宅では、人工木製の立水栓が非常に人気です。

選択の際は、住宅の外壁色、庭のテイスト、メンテナンスにかけられる時間なども総合的に考慮して決定することをおすすめします。

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散水栓から立水栓への変更工事の流れ

散水栓から立水栓への変更工事の流れ

散水栓から立水栓への変更工事は、水道屋さんへ依頼すればそこまで難易度の高いものではありません。
DIYでの工事も可能ですが、素人の方が作業する場合はかなり難しい工事になります。
実際にはどのような工事になるのかご紹介します。

工事前の準備と現地調査

立水栓への変更工事を開始する前に、事前調査を行います。
また、水道の元栓の位置を確認し作業前には必ず閉栓します。

次に、散水栓ボックスの位置と深さ、周辺の配管ルートを把握します。
特に既存の配管がコンクリートで固められている場合は、コンクリートをはつるための専用工具が必要になえいます。

確認項目チェックポイント必要な対応
水道の元栓位置と閉栓作業前に必ず閉める
散水栓ボックス深さと周辺の土質掘削方法を決定
配管ルート既存配管の材質と経路接続方法を計画
設置場所十分なスペースがあるかサイズの計測

散水栓の撤去作業

止水栓を閉め、水道の流れを止めたら作業開始です。

初めに行うのは散水BOXと散水栓の撤去です。
まずボックス周囲の土をスコップで掘り起こし、ボックス全体を取り外せる状態にします。

既存の蛇口部分をパイプ用ノコギリでカットし、残った配管部分は後の接続作業で使用します。
コンクリートで固められている場合は、コンクリートカッターや電動ハンマーが必要になりますが、この作業は危険を伴うため、難しいと感じた場合は専門業者にご相談ください。

配管工事と立水栓の設置

次に行うのは、立水栓までの配管の延長です。

既存の配管と新しい塩化ビニール管を継手と専用接着剤で確実に接続し、設置場所まで給水管を引き込みます。
接続部分の水密性は非常に重要で、接着が不十分だと後で水漏れの原因となります。

次に立水栓を設置し、給水管を繋いでいきます。
蛇口が付いていない場合は、単水栓も取り付けていきます。
蛇口の取り付け部分には、シールテープを時計回りにしっかりと巻き付けます。
隙間やシワがあると水漏れの原因になるため、丁寧な作業とコツが必要です。

立水栓本体を設置位置に仮置きし、高さと傾きを調整します。
この段階で最終的な位置を決定するため、使い勝手を考慮して慎重に位置を決めてください。

排水処理と周辺整備

給水管の接続と設置位置が確定したら、排水管を接続していきます。
立水栓周辺の排水処理は必ず必要な工事です。
少量の水使用であれば自然排水で対応できますが、立水栓を取り付けるのであれば大量の水を使うと思いますので、排水工事が必要になります。

もし、自然排水でいく場合は、立水栓の足元に防草シートを敷き、その上に砂利を敷き詰めます。
砂利の厚さは10cm以上確保し、水が地中に浸透しやすいようにします。

洗車やペットの洗浄など大量の水を使用する場合は、ガーデンパンを設置し排水管につなぎます。
排水管の接続は、勾配の調整も必要になりますので、水道屋さんへ依頼するのが確実です。

基礎工事とコンクリート打設

立水栓の設置。給水管の接続、排水管の接続まで完了したら、コンクリートで固定していきます。
立水栓を安定させるため、しっかりとした基礎工事が欠かせません
セメント、砂、砂利を1:3:6の比率で混合し、適度な硬さのコンクリートを作ります。
まず材料を空練りし、その後少しずつ水を加えて練り上げます。
スコップですくっても流れ落ちない程度の硬さが目安です。
立水栓の周囲にコンクリートを流し込み、垂直を保ちながら固定します。
コンクリートが硬化するには、最低でも24時間以上必要です。
数日間は完全に硬化するまで立水栓に力を加えないよう注意してください。

動作確認と完成検査

すべての工事が終了したら、「キチンと水が出るか?」「排水は問題ないか?」しっかり確認しましょう。
水道の元栓を開き、立水栓から正常に通水されることを確認します。

水漏れがないか、水圧は十分か、排水は正常に行われるかをチェックします。
特に接続部分からの水漏れは重要な確認ポイントです。

また、立水栓本体にぐらつきがないか、蛇口の開閉がスムーズに行えるかも確認します。
異常があった場合は、原因を特定して修正作業を行います。

最終的に、周辺の清掃を行い、工事完了となります。

立水栓への変更工事の費用相場

立水栓への変更工事の費用相場

散水栓から立水栓への変更工事を検討する際、多くの方が最も気になるのが費用面だと思います。
結論から申し上げると、立水栓への変更工事の総費用は5万円~15万円程度が一般的な相場となります。
ただし、工事内容や設置条件により変動するため水道屋さんへ依頼する場合はしっかりと見積もりを取りましょう。
また、ある程度の相場感を知っておくことも大切です。

材料費

立水栓変更工事の材料費は、選ぶ立水栓の種類によって大きく左右されます。
お客様にお勧めしている材料費の目安をご説明いたします。

材料名標準価格帯備考
立水栓本体(標準タイプ)15,000円~30,000円高さ1,200mm、ステンレス製
立水栓本体(寒冷地仕様)25,000円~45,000円不凍水栓柱、水抜き機能付き
塩化ビニール管1,000円~3,000円延長距離により変動
継手・接着剤2,000円~5,000円エルボ、T字継手等含む
コンクリート材料5,000円~8,000円セメント、砂、砂利
ガーデンパン(必要時)8,000円~20,000円排水工事が必要な場合

立水栓本体の価格は材質やデザインによって幅があり、アルミ製や樹脂製なら比較的安価で、ステンレス製や天然石調のものは高価になります。
寒冷地にお住まいの方は、凍結対策として不凍水栓柱を選択されることをお勧めします。
また給水管の保温作業もしておくと安心です。

水道修理業者へ依頼した時の工事費用

水道業者に工事を依頼する場合の費用は、作業内容によって変わってきます。
特にコンクリートをはつったりする場合は費用がかさみます。
おおよその相場費用をお伝えします。

標準的な工事費用

標準的な散水栓から立水栓への変更工事では、以下の費用が発生します。

作業項目費用相場作業内容
散水栓撤去作業8,000円~15,000円ボックス撤去、配管カット
配管工事15,000円~25,000円塩ビ管接続、延長工事
立水栓設置工事12,000円~20,000円本体設置、蛇口取り付け
基礎工事10,000円~18,000円コンクリート打設、固定
排水処理5,000円~12,000円砂利敷設、防草シート

標準的な工事では材料費込みで8万円~12万円程度が相場となります。
工期は通常1日で完了しますが、コンクリートの乾燥時間を考慮すると、完全に使用可能になるまで2~3日程度お待ちいただく場合があります。

追加工事が必要な場合の費用

設置条件によっては追加工事が必要となり、費用が上乗せされることがあります。
経験上、以下のケースでは追加費用が発生します。

追加工事項目追加費用必要となるケース
コンクリート破砕工事20,000円~40,000円散水栓周囲がコンクリート舗装
排水管接続工事25,000円~50,000円ガーデンパンから下水道接続
配管延長工事3,000円~5,000円/m設置場所変更時の配管延長
地盤改良工事15,000円~30,000円軟弱地盤での基礎強化
既存構造物撤去10,000円~25,000円ブロック塀や既設物の撤去

特に、散水栓ボックス周囲がコンクリートで固められている場合のコンクリート破砕工事は費用が高額になります。
この作業は専用機械が必要で、騒音も発生するため、近隣への配慮も含めて慎重な計画が必要です。

費用を抑えるコツ

立水栓への変更工事を検討されている方に、実際にお客様にお伝えしている費用節約のポイントをご紹介します。

まず最も効果的なのは、複数の業者から見積もりを取得して比較検討することです。
同じ工事内容でも水道業者によって2~3万円の差が生じることがよくあります
ただし、極端に安い見積もりには注意が必要で、後から追加費用を請求されるケースもあります。

材料費を抑える方法として、立水栓本体のグレードを見直すことをお勧めします。
機能面で大きな差がなければ、デザイン性の高い高級品よりも実用的な標準品を選択することで1~2万円程度の節約が可能です。

工事時期の調整も費用削減に有効です。
水道工事業者の繁忙期は夏季と年末年始前で、この時期を避けることで工事費用を10~20%程度抑えることができます。
特に秋季から冬季前半は工事費用が安くなる傾向があります。

DIYでの施工を検討される方もいらっしゃいますが、配管工事は専門知識と技術が必要な作業です。
不適切な施工による水漏れやトラブルのリスクを考慮すると、コンクリート破砕や排水工事が必要な場合は専門の水道業者への依頼をお勧めします。

最後に、工事保証の内容も費用対効果を判断する重要な要素です。
多少費用が高くても、しっかりとした保証がある水道業者を選ぶことで、長期的には安心してご利用いただけます。

立水栓のメンテナンスと管理方法

立水栓のメンテナンスと管理方法

適切なメンテナンスを行えば、立水栓は20年以上も問題なく使用できます
逆に、メンテナンスを怠ると10年程度でも水漏れや不具合が発生することもあります。
立水栓を長く利用するためには、日頃からの管理は気にかけておきましょう。

立水栓は屋外に設置されているため、雨風や紫外線、気温変化など過酷な環境にさらされています。
そのため、屋内の水栓よりも劣化が進みやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。

日常的な清掃とお手入れ

立水栓の清掃は月に1回程度を目安に行うことをおすすめします
屋外に設置されているため、雨風や排ガス、砂埃などの影響を受けやすく、汚れをそのまま放置していると見た目が悪くなるだけでなく、サビや腐食が生じて寿命が縮まる原因となります。

軽い汚れなら、柔らかいブラシやスポンジなどを使って水洗いすれば十分落とせます。
汚れがひどい場合は、水で薄めた中性洗剤をブラシやスポンジに含ませ、擦り洗いした後に水でしっかりとすすぎましょう。

清掃箇所清掃方法使用道具頻度
蛇口本体中性洗剤で拭き取り、水で洗い流す柔らかいスポンジ、マイクロファイバークロス週1回
水栓柱上から下に向かって水で流しながら清拭柔らかいブラシ、雑巾月1回
排水部分詰まりがないか確認、ゴミや落ち葉を除去手袋、小さなほうき月2回
周辺の砂利水で洗い流し、必要に応じて砂利を補充ホース、スコップ3ヶ月に1回

清掃後は蛇口や柱に歪みやヒビ、がたつきなどが生じていないかどうかを点検することが大切です。
早めに異常を発見して補修すれば、水漏れなどの被害を未然に防ぐことができます。
特に、接続部分のナットの緩みや、蛇口のハンドル部分の動きに注意を払いましょう。

また、立水栓周辺の排水処理も重要なポイントです。
砂利が流れ出していないか、水たまりができていないかを確認し、必要に応じて砂利の補充や整地を行います。

季節別のメンテナンス

立水栓のメンテナンスは、季節に応じた対策が必要です。
特に、冬の凍結対策と夏の劣化チェックは立水栓を長持ちさせる重要なポイントとなります。
それぞれの季節に応じた適切な管理方法を実践することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

冬季の凍結対策

立水栓は屋外にあるため、屋内の水栓よりも凍結のリスクが高くなります。
気温がマイナス4度を下回ると水道管が凍結する危険性が高まりますので、冷え込みが厳しくなる前に凍結防止策を講じることが大切です。

対策方法効果実施タイミング費用目安
保温材の巻き付け配管の温度低下を防ぐ気温5度以下の予報時1,000〜3,000円
水抜き作業配管内の水を完全に除去氷点下予報の前日無料(手作業)
少量水流し水の流れで凍結を防ぐ氷点下の夜間水道代数十円/日
凍結防止ヒーター設置電熱で配管を保温冬季設置5,000〜15,000円

具体的には、柱や蛇口の部分にタオルや専用の断熱材などを巻き付けて保温したり、夜間に水を細く出し続けるといった方法が有効です。
また、寒冷地仕様や不凍水栓柱の場合は、水抜きハンドルを操作すれば配管の中の水を抜くことができます。

ただし、水を抜くタイミングが遅いと凍結してしまうため、天気予報をチェックして早めに対策を行うようにしましょう。
それほど頻繁に立水栓を使用しないという場合は、冬季中は基本的に水を抜いておき、使用時のみ通水するという方法もおすすめです。

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夏季の点検ポイント

夏は高温や強い紫外線により、立水栓の各部品が劣化しやすい季節です。
特に樹脂部品やゴム製のパッキンは熱による劣化が進みやすいため、重点的にチェックが必要です。

まず、水漏れの早期発見が重要になります。
立水栓の水漏れの主な原因は、パッキンやシールテープの劣化、そしてナットの緩みです。
パッキンは吐水口がある部分のパイプや、レバーまたはハンドルの付け根などにあるため、ある程度の年数が経過したら新しいものに交換しましょう。

点検項目確認方法異常の兆候対処法
パッキンの状態目視と手で触れるひび割れ、硬化、変色新品に交換
シールテープ接続部分の目視確認剥がれ、変色、水漏れ古いテープを除去し巻き直し
本体の変色・劣化全体の色合いと表面の状態白化、ひび割れ、変形専用クリーナーで清掃、必要に応じて交換
排水状況実際に水を流して確認水はけが悪い、水たまりができる砂利の補充、排水改善工事

シールテープについても、劣化するとシワや隙間、亀裂などが生じてくるため、古いテープをきれいに剥がして新たに巻き直す必要があります。
テープを巻き直す際は、古いテープが残らないよう完全に除去することが水漏れ防止のポイントです。

ナットの緩みについては、モンキーレンチを使って適度に締め直すことで簡単に対処できます。
ただし、締めすぎると配管に負担がかかるため、手で回らない程度に留めておくことが大切です。

夏季は使用頻度も高くなるため、月に2回程度は動作確認を兼ねた点検を行い、少しでも異常を感じたら早めに専門業者にご相談することをおすすめします。

散水栓から立水栓へ変更する際によくある質問(FAQ)

水の救急隊では水道修理のプロフェッショナルとして、お客様から散水栓から立水栓への変更についてたくさんのご質問をいただいています。
ここでは、特によく寄せられる質問にお答えいたします。

工事期間はどのくらい?

標準的な工事であれば、通常1日から2日程度で完成いたします作業の流れとしては、まず既存の散水栓の撤去から始まり、配管工事、立水栓の設置、そして基礎コンクリートの打設という順番で進めてまいります。

ただし、以下の場合は工事期間が延びる可能性があります。

工事内容標準工期延長要因
標準的な交換工事1〜2日
コンクリート破砕が必要2〜3日既存設備の撤去作業
排水管新設工事を含む3〜5日配管ルートの確保・掘削作業
設置場所の大幅変更3〜5日新規配管の敷設距離

コンクリートの養生期間も含めると、完全に使用可能になるまで3日程度見ておくと安心です。
水の救急隊ではでは事前調査で正確な工期をお伝えしており、お客様のご都合に合わせてスケジュール調整いたします。

マンションでも設置可能?

マンションでの立水栓設置は、管理組合の許可と建物の構造によって決まります
分譲マンションと賃貸マンションでは条件が大きく異なりますので、それぞれ詳しく説明いたします。

分譲マンションの場合、専用庭やバルコニーがあるお部屋では設置可能なケースが多いです。
ただし、共用部分への影響がある工事は管理組合の承認が必要になります。事前に管理組合への相談をおすすめいたします。

賃貸マンションでは、まず大家さんや管理会社への確認が第一歩です。
原状回復の観点から、簡易的な立水栓や移動可能なタイプを選択することが多くなります。

また、マンションの配管システムや水圧の問題もございます。
特に高層階では水圧が不足する場合があり、加圧ポンプの設置が必要になることもあります。

既存の散水栓は残せる?

既存の散水栓を残したまま、追加で立水栓を設置することは可能です
この方法を選ぶお客様も実際に多くいらっしゃいます。

散水栓を残すメリットとしては、用途に応じて使い分けができることです。
例えば、ホースを使った洗車や庭の水やりには散水栓を、手洗いや簡単な洗い物には立水栓をといった具合に、それぞれの特徴を活かした使い方ができます。

ただし、費用面では配管工事が追加で必要になるため、既存の散水栓を撤去して立水栓に変更する場合と比較すると、初期投資は高くなります。
具体的には以下のような違いがあります。

  • 散水栓撤去+立水栓新設:5万円〜15万円程度
  • 散水栓維持+立水栓追加:8万円〜20万円程度

お客様の使用頻度やご予算に合わせて、最適な方法をご相談させていただきます。
最初は両方残しておいて、実際の使用状況を見てから判断される方も多いです。

水道局への届出は必要?

一般的な立水栓への変更工事では、水道局への届出は不要です
既存の給水管を利用した工事であれば、基本的に届出の必要はありません。

ただし、以下の場合は水道局への相談や届出が必要になる可能性があります。

工事内容届出の必要性理由
既存配管を利用した立水栓設置不要給水設備の変更がないため
メーターから新規配管を敷設必要給水管の新設・変更のため
口径の大幅な変更相談推奨水道料金に影響する可能性
複数の立水栓を同時設置相談推奨使用水量の大幅増加のため

水の救急隊では工事前に必要な手続きについてもしっかりとご説明いたします。
万が一届出が必要な場合でも、お客様に代わって手続きを代行することも可能です。
水道局とのやり取りに不安を感じる必要はありません。

どの業者に依頼すればいい?

立水栓の設置工事は、水道工事の資格を持った専門業者に依頼することをおすすめいたします
適切な業者選びのポイントをお伝えいたします。

まず確認していただきたいのは、以下の資格や許可を持っているかどうかです。

  • 給水装置工事事業者の指定(各自治体の水道局から指定)
  • 排水設備指定工事店(排水工事を行う場合)
  • 建設業許可(規模の大きい工事の場合)

業者選びのチェックポイントとしては、次のようなことが大切です。
現地調査を無料で行ってくれるか、見積もりが詳細で分かりやすいか、工事後の保証制度があるか、といった点を確認してください。

また、複数の業者から相見積もりを取ることも重要です。
ただし、極端に安い見積もりには注意が必要で、後から追加料金が発生するケースもあります。水の救急隊では明朗会計を心がけており、事前の説明で納得いただいてから工事を進めております。

地元の水道工事業者なら、アフターサービスも安心です。
何かトラブルがあった時にすぐに駆けつけてくれる業者を選ぶことで、長期的に安心してお使いいただけます。

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まとめ

散水栓から立水栓への変更は、使い勝手の向上と庭の美観アップという大きなメリットがあります。
工事費用は材料費込みで10万円~20万円程度が相場となっており、工期は通常1~2日で完了します。
立水栓の選択では、お住まいの地域に合わせて一般地用か寒冷地用かを判断し、設置場所の高さや用途に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。
工事は専門業者への依頼が安全で確実ですが、複数社からの見積もり取得により費用を抑えることができます。
変更後は適切なメンテナンスにより長期間快適にご利用いただけます。

散水栓から立水栓への変更でよくある質問

工事期間はどのくらいですか?

一般的な工事期間は1~2日程度です。
基礎工事が必要な場合はコンクリートの養生期間を含めて3~4日かかることもあります。

賃貸住宅でも変更工事は可能ですか?

賃貸住宅の場合は必ず大家さんや管理会社の許可が必要です。
原状回復の責任についても事前に確認しておきましょう。

既存の散水栓はそのまま残せますか?

はい、既存の散水栓を残したまま立水栓を追加設置することも可能です。
ただし配管工事の内容により費用が変わります。

水道局への届出は必要ですか?

一般的な立水栓への変更工事では水道局への届出は不要です。
ただし、新たに配管を増設する場合は確認が必要な場合があります。

水のトラブルなら水の救急隊へ

水道修理業者を判断する材料として、口コミサイトや公式サイトの修理実績などを確認するのもおすすめです。水道屋さんの口コミをまとめたサイトも多くあるので、そちらを確認したり、SNSを確認するのもいいかもしれません。

一刻を争うような水のトラブル発生している場合、水道修理業者をじっくり選んでいる場合ではないと思われる方もいるかもしれません。そんな時は、地域密着型の水道屋さんを選ぶといいでしょう。家の近くの水道修理業者を見つけておけば、早ければ30分以内に修理を始めてもらえるかもしれません。

近くの水道屋さんなら市区町村単位で近くの水道屋さんを探すことができます。
もちろん水の救急隊なら年中無休で24時間、全国対応可能です。

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