







ご家庭の水回りを便利にするために、自動水栓(タッチレス水栓)の導入を考えている方も多いのではないでしょうか?
自動水栓は、手をかざすだけで自動的に水が出る便利な機能を持ち、衛生面でも優れています。
既存の水栓に後付けすることも可能です。
今回は、自動水栓を簡単に後付けする方法と、自動水栓を取り付けるメリットについてご紹介します。
手軽に取り付けられる方法や、自動水栓の利点について詳しく解説しますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
【この記事を読んで欲しい人】
センサー式の自動水栓は、蛇口の先端部分に手をかざすとセンサーが反応して、自動で水を出す機能が付いている水栓のことです。
タッチレス水栓と呼ばれる蛇口も、一般的にはセンサー式自動水栓と同じものを指します。
手が汚れていたり、蛇口のハンドルを触ることに抵抗がある方でも、衛生的に水道を使うことができるのが大きな特徴です。
センサー式自動水栓はお湯を使うこともできますが、ほとんどの製品は60℃~80℃の耐熱性となっています。
蛇口本体を交換するとランニングコストがかかりますが、後付けタイプなら費用を抑えて蛇口の利便性を高めることができます。
後付けタイプのセンサー式自動水栓には、乾電池式と充電式のものがあります。
以下では、センサー式の水栓を後付けすることによって得られる5つのメリットをご紹介します。
手動式の蛇口は、蛇口のレバーやハンドルは汚れた手でそのまま触るため、手垢や油汚れが蛇口に付きやすいのが特徴です。
また、水が付着した後に残るミネラル分の汚れや、石鹸カスで蛇口が汚れやすいです。
反対にセンサー式の自動水栓は、手で蛇口のハンドルやレバーを操作する必要がありません。
センサー式自動水栓を取り付けることで水が飛び散りにくくなり、蛇口に汚れがつかず、水回りを衛生的に保つことができます。
蛇口のお手入れが楽になるだけでなく、キレイな状態を維持することが可能です。
センサー式自動水栓は手をかざすことでセンサーが反応し、自動的に排水します。
そのため握力が弱い高齢者の方や、小さな子供でも蛇口を捻らずに簡単に水道を使うことができます。
オートストップ機能の付いたセンサー式自動水栓は、センサーから手を離せば自動的に水が止まるため、水の出しっぱなしを防ぐことができます。
中には手を洗ったり、歯磨きをしている最中は水を出しっぱなしにしている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、歯を磨いている間に1分間水を流しっぱなしにしているだけで、12Lの水が無駄になっている計算になります。
これを1年間で換算すると、4,380Lの水量にもなってしまいます。
キッチンや洗面台で何気なく水を出しっぱなしにしている方にとっては、センサー式自動水栓を後付けするだけでも大きな節水対策になります。
センサー式自動水栓は手を近付けるだけで、両手が塞がっていても水を出すことができます。
両手で鍋を持っていたり、手が泡だらけの場合でもハンドルやレバーを操作することなく簡単に水を出せるのは大きなメリットです。
センサー式自動水栓はハンドルやレバーを手で触る必要がないため、衛生的です。
蛇口のレバーやハンドルを操作し、せっかく手を洗っても、再び雑菌まみれのレバーやハンドルを操作すれば意味がありませんよね。
センサー式自動水栓は、健康面でのトラブルを予防するためにも非常に頼れる存在だといえるでしょう。
近年の感染症問題では、とくに洗面所の蛇口が感染経路とみられる集団感染が多発しました。
キッチンは生肉を触った手で蛇口を操作することが原因の、食中毒のリスクもあります。
以下では、この3つのタイプについてそれぞれ詳しく解説します。
後付けできるセンサー水栓の中で、もっとも一般的なタイプが『吐水口に取り付ける』センサー水栓です。
排水口に取り付けるセンサー水栓は、吐水口の形状やサイズが適していれば、ほとんどのタイプの蛇口に取り付けることが可能です。
蛇口の先端部分にセンサーユニットを取り付けて、蛇口の開け閉めを行います。
『蛇口にセンサーユニットを被せて使う』センサー水栓は、ハンドル式単水栓のみに取り付けできるタイプです。
蛇口に被せるタイプのセンサー式自動水栓は、吐水口部分のパイプが回転するかどうかによって、対応している製品が異なります。
実際に取り付けを検討するときは、既存の蛇口を確認してから取り付けるようにしましょう。
『センサー内蔵型の自動水栓』(タッチレス水栓)は蛇口本体の交換をする必要があるため、後付けできません。
蛇口本体にセンサーユニットが内蔵されているため、蛇口の見た目に違和感がないのが特徴です。
既存の蛇口の取り付け穴のサイズやホール数か適合していれば、蛇口を交換することが可能です。
センサー内臓型は、本格的なセンサー式自動水栓を日常生活の中に取り入れたい方におすすめのタイプといえます。
自動水栓を後付けしたい場合は、既存の蛇口のタイプをあらかじめ確認しておくようにしましょう。
パイプが回転するタイプや先端が膨らんでいないタイプの蛇口は、センサーユニットの取り付けができません。
その他に吐水口にセンサーユニットを取り付けできない蛇口のタイプは、以下の通りです。
シャワーヘッドの付いたシャワーホースタイプの水栓は、先端部分にセンサーを取り付けできません。
具体的には洗面台で使われているコンビネーションタイプの水栓や、キッチンなどで設置されているシャワーヘッド付きの混合水栓などです。
シャワーホースタイプからセンサー式にしたい場合は、蛇口本体ごとセンサー内蔵型の自動水栓に交換して対応します。
既存の蛇口の吐水口が四角や楕円形の場合、先端部分に固定するタイプのセンサー式自動水栓を設置できません。
ですが、ハンドルを取り外して被せるタイプの自動水栓であれば吐水口が四角や楕円形でも、後付けできる場合もあります。
吐水口に取り付けるタイプのセンサー式自動水栓は、蛇口の先端にある泡沫キャップ部分にアダプターをはめて後付けします。
蛇口の吐水口に固定するタイプのセンサー式自動水栓は、泡沫キャップが付いていないタイプの蛇口には取り付けできません。
取り付けに必要な泡沫キャップのネジ部分がないと、センサー式自動水栓を固定できないためです。
センサー式の自動水栓にする場合、2パターンがあります。
まずは後付けタイプのセンサー式自動水栓で、実際の使用感を確認してから、本格的にタッチレス水栓を導入を検討するのもおすすめです。
センサー内蔵型のタッチレス水栓については、こちらの記事でもご紹介しています。
本格的なタッチレス水栓の導入を検討している方は、是非参考にしてみてください。
以下では、後付けタイプのセンサー式自動水栓の取り付け方法についてご紹介します。
取り付け方法は、センサー式自動水栓の製品によって異なります。
新しく取り付ける自動水栓の取扱い説明書を参考にしながら作業するようにしましょう。
蛇口の先端にセンサーユニットを取り付けるタイプの、センサー式自動水栓の後付け方法は以下の通りです。
センサーユニット内部に異物が入ってしまうと、動作不良を起こしてしまう可能性があります。
センサー式自動水栓を既存の蛇口に取り付ける前に30秒ほど放水を行って、蛇口の中を洗い流すようにしましょう。
既存の蛇口の吐水口に泡沫キャップが取り付けてある場合は、パッキンと一緒に取り外します。
パッキンは蛇口の吐水口側に残っていることがあります。吐水口側も確認して、パッキンが残っていないかしっかり確認するようにしましょう。
センサー式自動水栓を取り付ける蛇口の吐水口に、アダプターを取り付けます。
蛇口の吐水口にアダプターを設置することができたら、センサーユニットを固定します。
センサー式自動水栓を後付けするときは、センサーの位置に注意して取り付けを行いましょう。
センサー式自動水栓の取り付けが完了したら、ハンドルを開けて水漏れがないか確認しましょう。
水漏れもなく、手をかざした時に正常にセンサーが反応すれば、センサー式自動水栓の取り付けは完了です。
蛇口に被せるタイプのセンサー式自動水栓は、単水栓のみに対応しています。
蛇口に被せるタイプのセンサー式自動水栓の取り付け方法は、以下の通りに行います。
センサーユニット内部にゴミやサビが入ると故障や誤作動の原因になってしまうため、ハンドルを開けて30秒程度放水を行って洗い流します。
この行程が済んだら必ず水道の止水栓を閉めておくようにしましょう。
止水栓を開けたまま作業すると、水が勢いよく噴き出してしまう可能性があります。
止水栓は給水管部分に取り付けられています。
化粧板などで隠蔽されていたりサビで固着している場合は、水道の元栓を閉めて対処しましょう。
蛇口のハンドルを反時計回りに回して取り外します。
ハンドルを取り外したら、内部にあるコマパッキンを引き抜いておきましょう。
手で外すことが難しい場合は、ハンドルの根元にあるナットをレンチで緩めて取り外します。
コマパッキンを取り外したら、センサー式自動水栓のアダプターを蛇口本体に取り付けます。
アダプターを取り付けるときは時計方向に手で回してから、レンチなどを使って増し締めするようにしましょう。
センサーユニットを、蛇口本体に被せるようにして取り付けます。
センサー式自動水栓を固定するときには、ガタつきがないかをしっかりと確認します。付属の工具を使って固定しましょう。
止水栓を開けてセンサーが正常に反応すれば、自動水栓の取り付けは完了です。
水漏れが起きた場合には本体を取り外して、アダプターに不具合がないかを確認しましょう。
センサー式自動水栓を後付けする際は、いくつかの注意点をあらかじめ知っておく必要があります。
以下では、センサー式自動水栓を後付けするときに抑えておくべきポイントについてご紹介します。
センサー式自動水栓を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
吐水口に接続するタイプのセンサー式自動水栓を後付けすると、吐水口の高さが低くなります。
センサーユニット本体の全長は8cm前後が一般的な大きさです。
シンクが浅い場合はセンサー式自動水栓を取り付けたせいで、かえって使い勝手が悪くなる可能性もあります。
実際にセンサー式自動水栓を取り付けるときには、既存の蛇口の吐水口からシンク底までの高さを確認することが大切です。
後付けするタイプのセンサー式自動水栓は、コンセントから電気を供給するのではなく、電池や充電が必要です。
電池や充電が切れてしまうと蛇口のセンサーが反応せず、操作不能になるため注意が必要です。
製品によって稼働時間は異なるため、あらかじめ電池の交換頻度や充電頻度を確認しておくようにしましょう。
センサー式自動水栓は、製品によってセンサーの反応が異なります。
そのため、手をかざしても水がでなかったり、蛇口の前を通っただけで水が出てしまうことがあります。
とくに低価格帯のセンサー式自動水栓は、センサーの誤反応や不具合が多いため注意するようにしましょう。
後付けタイプのセンサー式自動水栓を選ぶときは、製品保証が付いている大手メーカーのものを選ぶことをおすすめします。
センサーの感度が高過ぎる場合は、製品に付属されているセンサーの感度を抑えるフィルムを貼ることで対処できます。
センサー式自動水栓は3タイプに分かれますが、それぞれ価格が大きく異なります。
以下では、タイプ別のおおまかな価格帯についてご紹介します。
吐水口に後付けするタイプのセンサー式水栓は、3,000円〜8,000円の価格帯で購入できます。
ただし、相場に比べて安すぎる水栓は、誤作動や不具合が発生するリスクが高いです。
後付けタイプを選ぶときには価格の安さだけでなく、メーカーや口コミなどをきちんと確認してから購入するようにしてくださいね。
蛇口に被せるタイプのセンサー式水栓は、20,000円〜30,000円の価格帯で購入できます。
被せるタイプは吐水口の高さに影響を与えずに、使い勝手を高めることが可能です。
後付けタイプに比べると難易度は上がりますが、ハンドルを取り外してアダプターを設置するだけなので、比較的簡単に付けることができます。
本体内蔵型自動水栓は7,000円〜 90,000円の幅広い価格帯です。
業者に本体内蔵型自動水栓の取り付けを依頼する場合は、別途工事費(8,000円〜16,000円)がかかります。
ですが、業者に本体内蔵型のセンサー式自動水栓の取り付けを依頼すると、選べる水栓の種類が少ない可能性もあります。
業者に取り付けのみを依頼すると別途手数料がかかることもありますが、希望の商品がある方はあらかじめ準備しておくのも1つの手です。
以下では、センサー式自動水栓に関するよくある質問についていくつかご紹介します。
とくに特別な使い方はなく、操作は簡単です。
センサー部分に手をかざせば一定時間、吐水され自動的に水が止まります。
回路が信号を受けることで、電磁弁が開いて吐水を行う仕組みです。
センサーの発光ダイオードは常に同じ波長の光を照射し続けますが、その光の前に手や物をかざすと、光が反射して回路が信号を受けます。
『後付けタイプ』『被せるタイプ』『本体内蔵型』など異なるセンサー式自動水栓ですが、基本的な仕組みは同じです。
オートストップ機能がついたセンサー式自動水栓は、手をかざして一定時間が経過すると自動的に水が止まります。
センサー式自動水栓の吐水時間は製品やメーカーごとに異なるため、取扱い説明書を確認するようにしましょう。
TOTOのアクアオート(タッチレス水栓)はセンサー、手動のどちらでも1分間の吐水を行います。
カクダイのセンサー水栓は最大吐水時間が30秒となっています。
吐水時間よりも早く水を止めたい場合は、センサーに再び手をかざすだけで自動的に水が止まるので安心です。</
センサーが反応しない場合は、センサー部分に水垢が付着している可能性があります。
汚れが付いていると正常に動作することができないため、定期的にセンサー部分の拭き取りを行うようにしてください。
電池の寿命は使用頻度や製品によって大きく異なりますが、一般的には1年〜2年程度で交換が必要なものが多いです。
製品の取扱い説明書に、使用回数の目安や電池交換時期の目安について記載されているため、確認するようにしてください。
ただし、電池の寿命はあくまで目安です。
自動水栓を使っていてセンサーの反応が悪い、動作不良が起きるようになったときは、すぐに電池交換を行うようにしましょう。
既存の蛇口に後付けできるセンサー式自動水栓は、初心者の方でも簡単に取り付けが可能です。
ですが、センサー式自動水栓を検討するときは、実際に取り付けたときのことをしっかりとイメージしておく必要があります。
シンクが狭く感じてしまったり、誤作動を起こしてしまうなど、センサー式自動水栓を取り付けてから後悔してしまうかもしれません。
ぜひこの記事でご紹介した具体的なメリットとデメリットを参考に、後悔のない蛇口選びをするようにしてくださいね。
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口コミや実績から水道修理業者を比較しよう
水道修理業者を判断する材料として、口コミサイトや公式サイトの修理実績などを確認するのもおすすめです。水道屋さんの口コミをまとめたサイトも多くあるので、そちらを確認したり、SNSを確認するのもいいかもしれません。
地域密着型の修理業者を選べば安心
一刻を争うような水のトラブル発生している場合、水道修理業者をじっくり選んでいる場合ではないと思われる方もいるかもしれません。そんな時は、地域密着型の水道屋さんを選ぶといいでしょう。家の近くの水道修理業者を見つけておけば、早ければ30分以内に修理を始めてもらえるかもしれません。
近くの水道屋さんなら市区町村単位で近くの水道屋さんを探すことができます。
もちろん水の救急隊なら年中無休で24時間、全国対応可能です。
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